小泉淳作氏は1924年鎌倉生まれの日本画家です。2012年に87歳で亡くなりました。小泉淳作氏の代表作が京都の建仁寺法堂の天井画として描かれた「双龍図」です。「双龍図」は108畳にも及ぶ大きさがあり、お堂に入って天井を見上げると圧倒されます。そしてこの巨大な「双龍図」が描かれた場所が、北海道中札内村の廃校になった小学校の体育館でした。下の写真は小泉淳作氏が体育館で作品を制作しているようすです。絵の上に人が立つ...
これまでの北海道旅行での情報や風景を中心としたブログです。また地元の関西周辺のお出かけ見聞録も多く掲載しています
1993年に初めて北海道を訪れて以来、何度となく訪れた北海道の見聞録です。また地元の関西周辺のことも掲載しています。
道の駅「流氷街道網走」です。ここ数年連続して立ち寄っています。冬はここから流氷観光砕氷船おーろら号が出ています。夏はホエールウォッチングですが、私が乗ったときは空振りでした。売店では青い流氷ドラフトが網走地ビールとして人気です。ここの2階のレストランで昼食と思いましたが、ものすごく混んでいたので、ファーストフードで済まそうということになりました。食べたのは網走バーガーです。カラフトサーモンを網走産...
地域タグ:北海道
前回紹介した網走原生牧場です。今回は藻琴湖を巡るコースです。リーダーは下の写真のお馬さんです。名前はどんちゃんです。どんくさいからだそうです(笑)牧場に着いたときはいなかったのに、いつのまにか現れた看板猫の…名前は忘れましたm(__)m看板猫だけあって人に慣れています。でも少し頭をなでるとすぐにどこかへと出かけます。さすが猫だけあって自由気ままです。馬は柵の中で過ごしていますが、以前いつの間にか柵の外で...
地域タグ:北海道
北海道へ行くといつも立ち寄る網走原生牧場です。オホーツク海に面した高台にあります。この牧場は常連が多いような気がします。あまり宣伝していませんしね。レストランは別として、牧場は馬のおじさんの小西さんが一人でやっているのであまり多くの人が来ても対応しきれません。昔はその小西さんが馬に乗ってトレッキングコースを先導していましたが、ここ数年は東京農大オホーツクキャンパス馬術部の学生さんにまかせて、ご自分...
地域タグ:北海道
北海道むかわ町の穂別地区といえば、恐竜の全身骨格が発見され、それが2019年に新属新種と認められて話題になりました。付いた学名は「カムイサウルス・ジャポニクス」ですが、「むかわ竜」の愛称で知れ渡るようになり、むかわ町のPRにも一役買っています。2年前にむかわ竜のレプリカを展示しているむかわ町立穂別博物館を訪れ、このブログでも紹介しました。写真には「入館者数60万人達成」という幕が映っていますが、今はさらに...
地域タグ:北海道
紋別で行われている将棋の名人戦も2日目を迎え、今夜には決着がつきます。対局者の藤井名人・豊島九段の両名は紋別空港に着くや息つく暇もなく、いろいろなイベントに駆り出されていました。紋別海洋公園の中にある「オホーツクとっかりセンター」は、野生のアザラシを保護・飼育している「アザラシランド」とアザラシとふれあい体験ができる「アザラシシーパラダイス」の2つの施設の総称で、国内でも珍しいアザラシに特化した施...
地域タグ:北海道
前回紹介した北勝水産はライダーも多く立ち寄ります。彼らの目あては帆立バーガーもしくは帆立カレーです。今回私は帆立バーガー3粒入り480円を食べました。下の写真が帆立バーガー3粒入りです。ちなみに前回はBIG帆立バーガーを食べました。確かに大きなホタテでしたが、今回食べた普通サイズ3粒入り帆立バーガーでも十分に食べ応えがありました。ところで、BIG帆立バーガー1個(880円)と普通の帆立バーガー3粒入り2個(480円×2...
地域タグ:北海道
北海道のいくつかの神社で頒布されている北海道ご当地みくじシリーズ「えぞみくじ」というおみくじがあります。地元の名産品などをモチーフにしたユニークなおみくじです。前回紹介した浦幌神社の「えぞみくじ」はじゃがいもみくじです。おみくじの引き方もユニークです。じゃがいもみくじを自分で砂の中にわざわざ埋めて、それをまた掘り出します。そして掘り出したところを写真にとるというSNSを意識した引き方です。さらに引い...
地域タグ:北海道
以前このブログでも取り上げましたが、タワー六兄弟というのをご存じでしょうか。それは建築家・内藤多仲氏によって1950年代から1960年代にかけて設計された6つのタワーの総称です。具体的には名古屋テレビ塔・通天閣(2代目)・別府タワー・さっぽろテレビ塔・東京タワー・博多ポートタワーの6つで、竣工順に長男~六男ということになっています。2年ほど前に関西ローカルの番組でさっぽろテレビ塔と名古屋テレビ塔が似ているこ...
地域タグ:北海道
NHK大河ドラマ「光る君へ」で注目されている平安時代ですが、京都市には平安時代の建物は何も残っていません。すべて破却・火災・戦災で失われ、京都市に残る最古の建物である国宝の千本釈迦堂でも鎌倉時代のものです。大河ドラマに出てくる平安宮(今の御所よりも2kmほど西)もやはり建物は何も残っておらず、住宅街になっています。その中の正殿である大極殿の場所は、明治28年の実測で一応特定され、今は小さな児童公園に「大極...
地域タグ:京都市
NHK大河ドラマ「光る君へ」の巡回展を開催中なのでNHK京都放送局に行きました。エントランスを入ると出演者の全身パネルがずらっと並んでいます。これ以外にも主な登場人物のパネルがあちこちに立っていました。吉高由里子さんが着ていた主人公まひろ(紫式部)の衣装が飾ってありました。ただ先月石山寺の大河ドラマ館で見た衣装よりはシンプルなものです。おそらく普段着ですね。その衣装の横には小道具として使われたまひろと藤...
地域タグ:京都市
開陽丸は江戸幕府がオランダより導入した軍艦です。戊辰戦争で榎本武揚率いる幕府軍は最後の望みをかけて江戸から開陽丸など数隻の船で北海道までやって来たものの、1857年暴風のため江差沖で座礁・沈没してしまいました。1990年に原寸大で復元され、現在は引き上げられた多くの遺物とともに開陽丸記念館として公開されています。海底に沈んでいる開陽丸の船体および遺物は1975年日本初の海底遺跡として登録されました。毎年5月中...
現在、札幌の赤れんが庁舎(北海道旧本庁舎)は大規模改修工事中なのは以前もこのブログで取り上げました。その工事の様子は仮設見学施設で見ることができましたが、その公開も12日で終了しました。私が3か月前に見たときは、八角塔の屋根はまだ工事前のくすんだ緑青色をしていました。それが先週ニュース画像を見ると新しい銅板に葺き替えられて赤褐色に輝いていました。前回の復原工事は昭和43年といいますから50年以上前になり...
地域タグ:北海道
前回かつて小樽にあった銀行の建物を紹介しました。そのほとんどは店や会社など別の用途に再利用されていますが、旧日本銀行小樽支店は金融資料館となっており、無料で内部を見学することができます。建物の内外にフクロウの塑像があります。アイヌの守り神であるシマフクロウをモチーフにしたといわれ、合わせて30体のシマフクロウが銀行を守っています。私は遠めに見て亀のように見えましたが、説明文を読んで改めて見ると確かに...
地域タグ:北海道
前回は神戸の旧居留地のレトロ建築を紹介しましたが、今回は同じく旧居留地に残る小さな史跡です。旧三菱銀行柱頭(昭和4年築の旧三菱銀行三ノ宮支店の柱頭です)居留地内の門柱(68番館の門柱は住人だったエッチ・ショニング住居前にあったと考えられています)居留地の下水道(焼かれたレンガを使った下水道で、一部は現在も使用されています)108番 近藤商店(レンガ造りだった建物の窓周りのみが残されています)124番の碑(外...
地域タグ:兵庫県
旧外国人居留地とは、幕末に開港された後に外国の治外法権が及んでいた区域のことで、神戸では三宮から元町の南がそのエリアです。そこには現在もレトロな建築が多く残っています。旧居留地38番館(旧ナショナルシティバンク神戸支店 昭和4年)(写真左)海岸ビル(旧三井物産神戸支店 大正7年)(写真右)商船三井ビル(旧大阪商船神戸支店 大正11年)旧居留地十五番館(旧アメリカ領事館 明治14年)ニッケビル(昭和12年)...
地域タグ:兵庫県
道の駅オホーツク紋別です。ここのメインはたくさんのクリオネがいる「流氷科学センターGIZA」ですが、以前見学したことがあるので今回はパスしました。その代わりに前回は気づかなかった施設の上にある展望スペースに上がりました。目の前の紋別港が見えます。昨日のブログで紹介した巨大なカニの爪も見えます。ただこの道の駅はやはり「流氷科学センターGIZA」に入館しないとあまり意味がないということがわかりました。前回訪れ...
地域タグ:北海道
JR釧網本線の塘路駅です。駅舎はログハウスを模した外観です。小さな無人駅ですが、釧路湿原ノロッコ号の折り返し駅なので列車が来るときは多くの人でにぎわいます。相対式ホーム2面2線をもつ駅です。ホームは斜めに向かい合っていて構内踏切を通って移動します。塘路駅前には下の写真のような整備された芝生の公園もあります。芝生公園の奥には簡易展望台があり、上から釧網本線の線路と湿原の沼が見えます。前回・前々回のブログ...
地域タグ:北海道
釧路湿原のシラルトロ沼です。釧路湿原三湖(塘路湖、シラルトロ沼、達古武沼)の中では一番北にあり、場所は標茶町になります。国道沿いに駐車スペースがあります。周囲6.5km、水深2mほどの沼で、この沼も前回紹介した達古武沼と同じく海の後退でできた海跡湖です。対岸を見ると立ち枯れした木々が並んでいて、まるで野付半島のナラワラのような景色です。早朝で風も無かったので湖面に緑が映ってきれいです。達古武沼にしても...
定山渓温泉の近くにあるさっぽろ湖です。さっぽろ湖は、平成元年に小樽内川をせき止めた定山渓ダムの貯水池として誕生しました。湖の名前は札幌市民の公募で決まったそうです。定山渓ダムの直下には「定山渓ダム下流園地」が整備され、巨大なダムを真下から眺めることができるほか、園内には「定山渓ダム資料館」もあり、資料館開館時間中は堤体内の見学も可能です。道路沿いには駐車場とともに展望台が4カ所あり、下の写真は第1展...
地域タグ:北海道
大空町のメルヘンの丘です。カラマツが並ぶ丘の風景です。女満別空港の近くで、国道39号沿いにありますので、わざわざ目的地として行かなくても、北見・網走間を移動するときに自然と丘の前を通ります。前の畑の状態や天候によってかなり違った雰囲気になります。過去に撮ったメルヘンの丘の写真を並べてみました。季節はすべて夏です。2007年2008年2009年2010年2011年2012年2014年2017年2023年車窓から眺めたことはもっと多いです...
地域タグ:北海道
大津市の石山寺境内にある「光る君へ びわ湖大津 大河ドラマ館」に行きました。会場の真ん中に飾られていたのは主人公まひろ(紫式部)が舞を披露したときに着ていた衣装と扇です。またまひろが書き写した和歌集も展示されていました。もちろん紫式部が書いたものではなく、撮影に使われた小道具です。展示の半分はパネルによる説明でした。4月14日の放送でまひろがここ石山寺に参詣する場面が描かれたことをPRするパネルもありま...
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小泉淳作氏は1924年鎌倉生まれの日本画家です。2012年に87歳で亡くなりました。小泉淳作氏の代表作が京都の建仁寺法堂の天井画として描かれた「双龍図」です。「双龍図」は108畳にも及ぶ大きさがあり、お堂に入って天井を見上げると圧倒されます。そしてこの巨大な「双龍図」が描かれた場所が、北海道中札内村の廃校になった小学校の体育館でした。下の写真は小泉淳作氏が体育館で作品を制作しているようすです。絵の上に人が立つ...
定山渓に泊ったときの話が続いて恐縮ですが今回でおしまいです。もう1回だけお付き合いくださいm(__)m定山渓温泉に泊った翌朝、宿の周辺を散歩しました。温泉街の中心を流れる豊平川です。はるか向こうの奥に見える橋が、昨夜見に行った定山渓ルミナリエの折り返し地点の二見吊り橋です。こうして見るとかなり歩いたものです。宿の雪駄で歩いて後悔したのも無理ありません…このあたりにかっぱ伝説があります。その内容は…あるとき...
定山渓温泉では温泉街にある二見公園散策路でイルミネーションやプロジェクションマッピング「定山渓ネイチャールミナリエ」が開催されています。こちらの会場には定山渓温泉の宿泊客だけが入場できます。宿でチェックインしたときに無料で貰うチケットを入り口で渡します。夏は午後7時から、秋は午後6時から始まり、午後9時まで開催されています。途中には二見公園に鎮座するかっぱ大王が出迎えます。散策路には色とりどりの花が...
前回紹介した「ぬくもりの宿 ふる川」の豪華な食事です。夕食会場は大正モダン調の椅子席個室「喜庵」です。料理を少しだけ紹介しますと…お造りはボタン海老、帆立、本マグロ、サメガレイ、太刀魚などなどそのあと、かすべの唐揚げそしてメイン料理は別海和牛串焼きでした。翌朝の朝食はバイキング形式です。これは食べ過ぎる元になる形式です。もう和とか洋とか関係なく、手あたり次第に取りました。何度か料理を取りに往復した後...
今回何十年ぶりかで定山渓温泉に泊りました。泊った宿は和テイストの「ぬくもりの宿 ふる川」です。同じ系列の白老のふる川には2度泊りましたが、こちらは初めてです。1階フロント横の「であひ処」は」山小屋をイメージしたラウンジで、無料でコーヒーやジュース、温泉まんじゅうなどをいただくことができます。泊った部屋は宿で最もコンパクトな部屋ということでしたが、下の写真のように十分な広さがありました。大きなベッド2つ...
昨日はKITTE大阪にオープンした北海道のアンテナショップについて書きましたが、今回は本場のJR札幌駅構内の北海道どさんこプラザ札幌です。2023年2月にリニューアルオープンしました。3年前に大阪・天王寺にも北海道どさんこプラザができましたが、売り場面積はかなり狭いです。それに比べるとJR札幌駅の方は広く品揃えも豊富です。有名ラーメン店の商品も集めればこんなに種類が多くあるということがわかります。道内各地の特産...
7月に大阪・梅田に新しい商業施設「KITTE大阪」がオープンしました。旧大阪中央郵便局跡地です。だから名称もKITTE(切手)なのでしょう。この2階には全国15か所のアンテナショップが入っており、北海道も「北海道うまいもの館」が出店しています。これまでは天王寺に「北海道どさんこプラザ」がありましたが、さらに梅田にこのような店ができたのはありがたいです。売り場面積はそこそこの広さがあり、おもな北海道の人気商品は揃...
網走の天都山にあるフラワーガーデン「はな・てんと」です。網走レークビュースキー場のゲレンデが6月~10月は花畑になっています。この花畑はたくさんの小さな区画に分けられ、それぞれの区画を市民や団体が育てておられます。観光名所や市民の憩いの場として利用できるよう2002年から整備が始められました。訪れたときも朝早い時間でしたが手入れをされていました。入場無料ですし、終日入場できますので網走に行くと立ち寄るこ...
先日、知人の島﨑 將氏の彫刻展を見に行きました。会場は尼崎市の尼信会館(下の写真奥の白い建物)です。手前の赤煉瓦建築は尼信記念館で、尼崎信用金庫創業当時(大正10年)の本店を移築したものだそうです。会場入り口横に展示してあるのは「Love&peace」という作品で、素材は発泡スチロールです。島﨑氏の作品の素材はかつては発泡スチロールが主でしたが、新たにアトリエを設けられて素材も変化してきました。下の作品は楠と...
前回紹介した道の駅マオイの丘公園の2階にある「ピッツェリア トニーノ」というピザ専門店に入りました。本店は東京の高井戸にあるそうです。午後1時を過ぎていたので店内も空いていました。注文したのは王道のマルゲリータ。そしてビアンケッティ。しらすがトッピングされています。道の駅にはほかにシュークリームやプリンのお店もあります。いずれも私には似つかわしくなくおしゃれな雰囲気です。にほんブログ村人気ブログラン...
長沼町にある道の駅マオイの丘公園です。マオイとはアイヌ語で「ハマナスの咲く丘」という意味だそうです。敷地内には野菜の直売所が何店舗か並んでいます。2023年春に「マオイの丘 ファーマーズマーケット」としてオープンしました。以前から直売所はありましたが、明るくきれいになりました。夕張が近いということもあってか、夕張メロンが比較的安く売られていました。といってもいい値段でしたけどね。道の駅の建物の屋上は展...
四国の丸亀城に行ったのは今から11年前の2013年でした。日本に12城しかない現存天守のひとつです。標高66mの亀山に築かれた平山城なので、天守からは丸亀の町や讃岐富士が見渡せます。丸亀城が現存天守であること以上に注目されるのは石垣の高さと美しさです。二の丸の石垣はその曲線が扇を広げたように見えることから「扇の勾配」と呼ばれています。「石垣の名城」の異名もある丸亀城の立派な石垣ですが、2018年の豪雨や台風によ...
前回紹介した道の駅サーモンパーク千歳には千歳水族館も併設されています。淡水では国内最大級の巨大水槽でサケをはじめとするさまざまな淡水魚の生態を観察することができます。館内には前を流れる千歳川の中を観察できる水中観察室もあってなかなかおもしろいです。サケが遡上してくる9~10月には下の写真の観察窓がサケで埋め尽くされるそうです。1枚目の写真で水族館の前にあったインディアン水車は遡上してくるサケを捕獲する...
道の駅サーモンパーク千歳です。昨年の8月にリニューアルされてから初めて訪れました。昨日までリニューアル1周年の感謝イベントが行われていたようです。ここにはフードコート、ベーカリー、農産物直売所、お土産店などがあります。とくにフードコートは有名店も出店しており人気があります。私がここで食べたのは「TAMAGOYA 親子丼とザンギ」のザンギです。店の説明では「北海道産大豆と小麦で仕込んだ丸大豆しょうゆに、日高昆...
前回書いた兵庫県立美術館の中に建築家・安藤忠雄氏のスペースであるAndo Galleryがあります。安藤氏の設計および寄贈により2019年にオープンしました。既存の美術館の上に増築されたので、耐震構造や工事中の騒音など難しかっただろうと思います。こちらは入場無料です。上下2層の展示室では、建築模型や安藤氏による構想スケッチなどを展示しています。下の写真はパリの新現代美術館「ブルス・ド・コメルス」 の1/100模型です。...
兵庫県立美術館は、阪神淡路大震災で被災した兵庫県立近代美術館を継承する形で2002年に開館しました。愛称は「芸術の館」です。美術館の設計は、日本を代表する建築家・安藤忠雄氏によるものです。海の前にあるユニークな外観は、周囲に設置された彫刻とともに中に入る前から楽しむことができます。とくに円形テラスは形状といいコンクリートの質感といい安藤氏の特徴を色濃く表現しているように思います。この美術館は現在1万点...
十勝・清水町の美蔓パノラマパークです。日高山脈を見渡せる場所です。ただこの日は残念ながら小雨がぱらつくような天気で眺望はまったくダメでした・・やはりパノラマパークというからには晴れて眺望がよくないとテンションも上がりません。とりあえず写真を数枚撮ってあとにしました。実はここへ来たのは2度目ですが、前回も曇りでした。下の写真は前回撮ったものですが、まだ幾分明るい曇り空だったような気がします。美蔓パノ...
北海道はアンモナイト化石の宝庫として世界的にも有名で、以前掲載されていた新聞記事によるとその理由は3つあるそうです。①サハリンから北海道にかけて分布する「蝦夷層群」の存在1億年前にアンモナイトが多く生息していた海底が地表に広く露出している「蝦夷層群」が、北海道の南北を貫いており、とくに中川町・羽幌町・苫前町・三笠市あたりで多くの化石が発掘されています。下の写真は三笠市立博物館に展示されているアンモナ...
道道美唄富良野線が未開通区間の17.3kmが完成し、着工から半世紀かけてようやく全面開通しました。これで札幌から富良野まで1時間57分(117km)で着くことができます。これまでの札幌-富良野の最短は三笠ルートで2時間1分(112km)でした。わずか4分の差ですが、三笠ルートはカーブや勾配が多く、運転は今回開通した美唄ルートが快適のようです。そして今回の美唄ルートの全面開通で喜んでいるのは利用者以上に美唄市です。道央道...
昨日書きましたように今日から2日間の日程で神戸の奥座敷・有馬温泉で王位戦第5局藤井王位VS渡辺九段の対局が行われます。今から2年前の2022年7月には札幌の奥座敷・定山渓温泉で王位戦第2局藤井王位VS豊島九段の対局が行われました。会場は定山渓温泉の「ぬくもりの宿 ふる川」の離れにあたる「森乃別邸」でした。通常は下の写真のようにゆったりとした空間にソファーが配置された洋室で、静かなクラシック音楽が流れています。対...
日高町にあるおひさま牧場です。ミニチュアホース専門の牧場です。昨年たまたま近くの道の駅でこの牧場の情報を知って訪れました。そして今年も行きました。こんなに必要かと思うくらい広い敷地です。牧場にいるのが超ミニサイズの馬たちだけに余計に広く感じます。そんな広い牧場でたくさんのミニ馬たちがのびのびと生活しています。私たちも自由に馬たちと触れ合うことができます。馬たちはストレスなく自由に走り回ったりウトウ...
阪神タイガースが18年ぶりにリーグ優勝を果たしました(((o(*゚▽゚*)o)))これまでも優勝を期待させるシーズンはありましたが、8・9月のここぞという時期に大失速するのがいつもの阪神でしたので、今年もそうかもしれないと思いながら応援していました。それが今年はまさかの8月末から11連勝と一気に加速して、結局は球団史上最速の優勝決定となりました。(本日の写真は甲子園球場に行った幸運な知り合いの撮影画像です)日程上この日...
福井県敦賀市の気比の松原です。赤松と黒松が入り混じる松原が1kmに渡って続いています。先日紹介した三保の松原(静岡県)、さらに虹の松原(佐賀県)と並ぶ日本三大松原のひとつに数えられ、国の名勝にも指定されています。目の前の砂浜は夏は海水浴場として多くの人でにぎわいます。日本海に面していますが、敦賀湾の中なので波は穏やかのようです。かつては氣比神宮の神苑でしたが、織田信長によって没収され、江戸時代は小浜...
摩周湖第三展望台です。第一展望台で湖面が鏡のようになって島や外輪山を映す様子を紹介しましたが、第三展望台まで来ると青空が見えてきて、それが湖面にきれいに映っています。これまで快晴の摩周湖は見たことがありますが、ここまで湖面が鏡のようになっているのは初めて見ました。湖面だけを撮ると、まるで空を見上げて撮ったかのように見えます。下の写真で手前の緑は見えている木々で上の方の山は湖面に映っている外輪山です...
昨年も訪れた摩周湖第一展望台にあえて2年連続して行った目的は、新しくできたカムイテラスでした。昨年行ったときはまだ工事中でしたが、今回行くと見事なテラス席が完成していました。人が多いのでゆっくり座ってくつろぐのは難しいかもしれませんが、気候が良くて人の少ないときはのんびりできそうです。建物の中のお土産物売り場も洗練された明るい雰囲気に生まれ変わっています。雨や猛暑、極寒のときは屋内のおしゃれな休憩...
摩周湖第一展望台です。これまで何度となく訪れています。昨年訪れたときは下の写真のような見事な晴天でした。しかし今回は曇り空でした。ただ風が無かったので湖面が鏡のようになって外輪山をきれいに映していました。湖に浮かぶカムイシュ島も湖面に映り、おまんじゅうのように見えます。このとき観光客は下の写真くらいでしたが、これからどんどんインバウンドが増えるのでしょうね。着いたときは曇りだったので少々残念に思っ...
前回紹介した三保松原の近くに「三保松原文化創造センターみほしるべ」があります。展示や映像シアターを通じて三保松原の魅力を発信している施設で、「三保を知る」と「道しるべ」を組み合わせた造語だそうです。私はここの無料駐車場に止めて三保松原を散策しました。「みほしるべ」の屋上からも富士山を見ることができます。住宅越しの三保松原と富士山です。松原の散策が終わると午後1時を過ぎていましたので、「みほしるべ」...
三保松原は静岡市清水区の景勝地で、日本三大松原のひとつです。7km続く松原とその向こうの富士山が絶景スポットとして人気です。下の写真も、白い雲に紛れて富士山が顔を出していますが、山頂が雲と一体化してわかりにくいですね。アップで撮るとこんな感じです。まさしく「あ~たまを雲の上に出し~♪」という歌詞のようです。海岸からはうっすらと伊豆半島を望むこともできました。たくさんある松の中でも有名なのが、天女が舞い...
小樽の銭函にゼニバコテラスという施設が今夏オープンしたと聞いて立ち寄りました。前回紹介した乗馬クラブ「春香ホースランチ」から国道5号まで下りてくるとすぐの場所でした。ここは全体としてゼニバコテラスという名前が付いていますが、あくまで個人商店が集まった商業施設です。しかも、下の写真のように店の2階が居住スペースになっている珍しい商業施設です。昔ながらの商店街みたいです。Dot‘s crepe(ドッツクレープ)は...
小樽の春香山にある乗馬施設「春香ホースランチ」です。以前は柴犬とゴールデンレトリバーの2頭が看板犬でしたが、今は下のワンちゃんが看板犬です。お客さんの車が来ると出迎えに出てきます。コースはハルスタトレッキングという50分の石狩湾を望む林道コースです。「クマ出没注意」の看板が気になります。小樽でもヒグマの出没が増えたようです。ただトレッキング中に出没したのはキタキツネだったのでよかったです。ここへ行っ...
先週のNHK大河ドラマ「どうする家康」で、徳川家康の重臣だった石川数正が豊臣秀吉のもとへ出奔(裏切り)しました。実際に石川数正の出奔は史実で、その理由については、家康との不仲、徳川家臣団内での不和、秀吉による調略など諸説あります。しかし、ドラマでは、勝ち目のない秀吉との戦を主君の家康に断念させるため、あえて徳川の内情を知り尽くした石川数正が出奔したという設定でした。徳川家康が豊臣秀吉の臣下になった後...
弟子屈にある手作りアイスクリームの店「くりーむ童話」本店に行きました。昨夏に続いてコロナ後2回目の訪問です。本店では5年前からは店内でピザやカレーなども提供しており、昼食場所としても利用できます。店には常時14種類のアイスクリームが用意されています。このときはミルクとメロンをダブルでいただきました。店の前には硫黄山がそびえ眺望もすばらしいです。本店ならではの風景です。場所は川湯温泉近くを通る国道391号...
JAたいせつが運営する旭川の田んぼアートです。2019年以来久しぶりに訪れると、展望台が少し高く頑丈になっていました。それでも田んぼいっぱいに描かれた絵をすべてカメラに収めることはできません。マツコさんであることはわかりますが。下の写真は絵の左側です。そして右側です。使われている苗の色は6色あるそうです。横170m縦40mの大きさなので、やはり上空から見ないと全貌を確認することは難しいです。展望台の下の看板を...
南阿蘇パノラマライン展望所は2021年に新しくできた展望所です。この展望所は、以前紹介した北外輪山にある大観峰などと違って、阿蘇五岳の南の麓にあり、南を向いているので、阿蘇五岳そのものは見えず、もっぱら南方向のカルデラと南外輪山を見る展望所です。下の案内図では上が南で下の緑色が濃い部分が阿蘇五岳で、さらに右上の緑は南外輪山の一部です。下の写真は実際にここから撮った阿蘇カルデラと南外輪山です。外輪山に囲...
先週阿蘇山のことについて書きましたが、阿蘇カルデラの中で必ず目に留まる山が米塚です。高さ80mの小さな山ですが、円錐状の美しい形をしており、その頂上部分が大きくくぼんでいるのが特徴です。これでも立派な火山で、約3,300年前の噴火でできました。頂上のくぼみは噴火の名残です。くぼみの深さは20mあるそうです。なだらかな斜面は柔らかな草原に覆われ、火山の荒々しい雰囲気とは対照的な柔和な外観です。その独特の山容か...
前回紹介した上野ファームの後ろにある射的山です。旭川市永山地区の唯一の山で標高171mです。山と言うよりも丘という感じです。ずいぶん前に放映されたNHK「にっぽん縦断こころ旅」で火野正平さんが訪れ、病気を抱えた女の子と登ったのが印象に残っています。そもそもこの山を知ったのはこの番組がきっかけでした。屯田兵の射的訓練場としても使われていた歴史のある山で、それが山の名前の由来にもなっています。また石器なども...
旭川にある上野ファームです。北海道を代表する庭園です。上野ファームはもともと1906年に北海道に入植した米農家でした。1980年代以降、米を買いに来る人に楽しんでもらえるよう敷地に花を植えたことをきっかけに庭づくりを始め、そのあと娘の上野砂由紀さんが受け継いで庭を大きくしていきました。上野砂由紀さんはイギリスで英国式ガーデンを学び、帰国後それをベースに北海道の気候にあわせた「北海道ガーデン」を作り上げまし...
前回のNHK大河ドラマ「どうする家康」では、ムロツヨシさん演じる豊臣秀吉が関白になり、ほぼ天下を手中に収めました。番組最後の「どうする家康ツアーズ」では、豊臣期の大阪城が紹介されていました。豊臣秀吉が建てた大阪城は、大坂の陣の後、徳川が完全に破壊し跡形もなく地中に埋めてしまいました。徳川はその上に新たな大阪城を築き、現在の大阪城はその徳川の天守を模して昭和6年に復元されたものです。大阪城公園で見ること...
前回、鹿追町のとかち鹿追ビジターセンターを紹介しましたが、最近ここが注目されたのは新種の鉱石「北海道石」の発見です。鹿追町と愛別町の山林で見つかり、今年1月に新種の石として認定されました。炭素と水素のみから成る天然結晶で、紫外線を当てると美しく蛍光する特性を持っています。私が訪れたときもこの「北海道石」が展示されており、実際に紫外線ライトを当てて蛍光するようすを見せてくださいました。緑色に光ってい...
十勝の鹿追町にあるとかち鹿追ジオパークビジターセンターに行きました。鹿追町はその全域がジオパークに指定されている貴重な場所です。十勝平野は約80万年前は広大な湿地で、それから長い年月をかけて、川の働きや火山灰の堆積によって現在の十勝平野ができました。とかち鹿追ビジターセンターでは、その川の働きを観察できる実験装置や、鹿追町の立体模型に投影するプロジェクションマッピングなどで、十勝平野が作られた過程を...