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  • 今年のキリン園の白ランモンスト

    白ランモンストと三角白ランの交配した種子を地元カクタスクラブの方から頂いたので蒔いてみました.発芽はまずまずでした.間も無く普通の5稜の白ランに混じって,明らかに稜線が波打ったり,不連続になったりするものが見られ,そうしたものを選んでキリンに乗せました. これはそれらしい顔になっていますね. 接いだもののうちいくつかははっきりとした刺を出しています.これは般若由来なのでしょうか.でも普通なら白ラ...

  • 今年のキリン園のコピたち

    今日はコピたちで.まずは黒王丸,昨年初めて黒王をキリンに乗せて見たのですが,その相性の良さにびっくり.確かに袖や竜神に乗せるとすごく大きくなるのですが,顔つきが即席肥大となります.キリンの方がまだましな気がしています. ウチでは定番のコルムナアルバ.2年キリンの上に置いてから接降ろししていますが,その後に風情が出るまで我慢が必要です. 今年初めて蒔いたバァレナレンシスC. vallenarensis.今はコキン...

  • 今年のキリン園の刺ものたち

    今日は刺ものです.刺ものをキリンで大きくするなんて邪道だと思われているかもしれませんが,そうかも知れませんし,そうでないかもしれません.何事も結果オーライ,どうなるのかを自分で見て見たいのです.まず最初は鯱頭,小さい時からさすが鯱頭ですね,赤刺が際立っています. 次は日の出丸,はっきり言って苦手です.ウチでは中苗以上の大きさになると必ずこじれます.以前メキシコで草むらに咲く日の出丸を見ましたが,...

  • 今年のキリン園の太平丸たち

    6−8月にキリンチワに実生接した面々が可愛い顔を見せています.最も早く接いだものだと3ヶ月近く経っており随分と顔つきがはっきりして来ています.まずはたくさん接木した太平たちから紹介します. 今力を入れている白花系を目指した交配,刺色が薄く根元が黄色になるものは白花になる確率が高いと見ています.この交配組み合わせではピンクと白が1:1になるはず. 次に白花同士の交配実生,種子の生産量が低く困り物.上の写...

  • 恩塚の芯止まり

    恩塚ランポーは今やランポーの代名詞のように国外でもOnzukaと表記されたりしています.この系統のランポーはしばしば成長点が止まり,2段重ねのような成長を示します.先日ヘキランの成長点喪失を記事にしましたが,恩塚で起こる頻度が随分と高いのです.最初はウチだけのことで,どこかボクの栽培方法に欠陥があるのかなと思っていました.でも海外のサイトのOnzukaでも同じようなことが起こっているのを見て,うーんこりゃ何...

  • 秋分が過ぎて

    秋分の日が過ぎ,まさしく雷乃収声(らいすなわちこえをおさむ)頃となり,急に涼しくなりました.日和を選んでハウスの遮光資材「ふわふわ」を取り去りました.毎年このふわふわを取る日をいつにするか気を揉みます.曇天の日に取りたいし,ふわふあがよく乾いていて,たたむ時に地面が濡れていない日が理想です.数日に一度雨の降る初秋の天気ではなかなかタイミングが難しいのです. なんだか明るくなったハウスでみんな嬉しそ...

  • 残暑の中の黄色い花

    朝にハウスに入ると,黄色い花がぽつんと咲いていました.黒刺天司丸(Coryphantha elephantidens subsp.bumamma)です.黒刺がなかなか渋い天司丸ですが,今は象牙丸に組み入れられ,その1タイプということになっているようです.象牙丸には色々なタイプがあり,天司丸と呼ばれたものにも色々なタイプがある.かろうじて花色が小さく黄色なら天司丸という区別がなされているようです. これまで何度かこの黒刺天司丸の花のサイ...

  • かわいい金平糖

    秋になると早々にデンマークカクタスが園芸店に並びます.3年前にシャコバの思い出を書きましたが,昔はクリスマスカクタスと呼んでいましたよね.今は冷房施設を使って促成栽培がなされるので,まだ残暑厳しい頃に花鉢とし出荷され始めます. 変わり咲きがあることは知っていましたが,長らく手にする機会がありませんでした.園芸店で鹿沼土を買ったついでに一つ手にしてみました.ピンクコンペイトウというネーミングは良く...

  • 群鳳を愛でる

    何度も書いていますが,瑞鳳系(capricorne complex)の中ではこの群鳳が一番好きです.うちには黄色刺,茶刺,黒刺と色々いるのですが,その渋さから黒刺がいいなと思います.そういえば,この春にメキシコで見た群鳳は黒刺でした.ウチにある黒刺をベースに実生してみていますが,渋い真の黒刺はなかなかなくて,なんとなく茶色が混じります.真の黒刺群鳳を作りたいものです. この吸い込まれるような魅惑的な花は,初めてこ...

  • ドラゴンの実

    7月の終わりに赤実のドラゴンフルーツが開花したことを書きました.今度は白実のドラゴンフルーツが開花しました.同じヒロセレウスですからよく似た花です. せっかくいくつか同時咲いたので,白―白の自家受粉と白―赤,赤―白の他家受粉をやってみました.自家受粉の花は数日で黄色くなり,その後落下しました. 一方,他家受粉した方はいずれも黄化することなく,少しずつ肥大してきました.赤実と白実は果実を覆うりん片状の...

  • 牡丹は舞い,そして種子を残す

    ウチのベルソルディ(M. bertholdii)は,今年も元気よく咲きました.春に何度か一斉開花をし,運よく地元カクタスクラブの先輩から一株分けてもらったこともあり,十分な数の花に受粉することができました. 先日,外に出てこない種子のことを書きましたが,本種もcryptocarpic fruitを作るものの一つです.下の写真は8月下旬の様子で,もう種子は成熟しているようで,黒い種子が透けて見えます.でも果実は伸びてくる気配はな...

  • メロの秋

    サボテンに実りの秋はないのですが,夏の終わりにはことのほかメロの実がたくさん目に付きます.どこかクリスマスのオーナメントのような雰囲気なのですが,残念ながら冬場に見ることはありません.メロカクタスの実が外に出てくるスピードはどのサボテンより早く,昨日までなかったのに,翌日見なるとニョッキリ出ていることがしばしばです.夜間に果実内に水が流れ込んで肥大するのだと思うのですが,大変なエネルギーを使って...

  • アンドロメダの模様の変化

    アンドロメダという名のヘキランを手にしたのは4年前のことです.2株あったので交配して種子を得て,子供たちが出来ています.白い部分と緑の部分が交互に現れ,それがアンドロメダ銀河を思わせるのがこの名の由来だと思います.下の写真は現在の親の一つの様子です,随分と大きくなりました. 出来た子を見ていると色々なパターンが出てきています.まずは親と同じような緑と白が交互になるもの. ほぼ全体が白くなるもの.も...

  • 成長点を失ったヘキランは

    亀甲系のヘキランを接いたもの中に,下の写真のように成長点がなくなったものが出てきました.昨年の6月のことで,気がついた時はこうなっていたので,どうしてこうなったのかそのプロセスは見損ねましたが,一体何をやらかしたの?って感じです. ひと月ほどするうちに頂部のアレオレから仔が出て来たようです. しばらくするとそれは普通の5稜のヘキランに発達しました.なんだ,つまらないことになったなと見ていました. ...

  • 青い妖精の物語

    昨年なんだかセダムのような顔つきの小さな多肉植物を手にしました.名札にはBlue elfとあり,世界初のセダムとオロスタキスの種間交雑だとされていました.小さくまとまり少し紫がかったブルー肌で綺麗,Orostachysの草姿ですね. 花は,こんな感じ.なるほどベンケイソウの花ですね.気温が低くなっていく時期なので結構長持ちします. さて,この種間交雑種には,ちょっと面白い逸話があります.これを育成された方が用いた...

  • 山吹色のベネケイ

    琴座(M. beneckei)は,毎年7月ごろから何度か咲いてきます.通算すると結構な数の花を咲かせるのですが,決して群花とならず,ポツリポツリと咲いてくるのがちょっと寂しいですね.でも黄色というより山吹色のこの印象的な花はハウスに中でとても目立ちます. この株は7年前からウチに居ます.いつの間にか基部から分枝を出して,今やすっかり群生株のようになっています.いつも少し赤ら顔で,調子が悪いのかというとそうで...

  • レンタの春と秋

    白絹丸(M.lenta)は,春4〜5月に次々と咲きました.一斉に咲く姿は格別ですね.その後は散発的には開花しますが,夏の高温時はお休みします. 晩夏の僅かな気温の低下に素早く反応してまた一斉に咲いて来ました.随分と印象の違う花だなと思いました.この秋の開花は全ての株が一斉に咲くということはなく,どちらかといえば春に咲きそびれた花芽が秋に咲いてきたという感じです. 株によってはこの時期に赤い実を伸ばしてく...

  • 白ランモンストの救出・再生

    昨年11月のことです,随分と痛んだ白ランモンストらしきものの接木苗を地元のカクタスクラブのセリで手にしました.普段だと決して引き取らないような代物です.害虫・病害が潜んでいそうですし,いかにも使い回しの袖台はウイルスも懸念されます.それでも手にしたのは,いわゆる白ランモンストという名で流通するサボテンに興味があったからです.まずは昨年11月の様子です.消毒を済ませて,無加温のビニルハウスで養生開始し...

  • 存在感のある白い花

    夏と秋がせめぎ合う9月上旬,初夏に一度咲いたレウカンサ,Echinopsis(Acanthocalycium)leucantha HUN409,が再び咲いてきました.前日の夕方大きく膨らんだ蕾を見てこれは今晩だなと.翌朝少し早くに見にゆくと花はまだ良い状態でした. 真上からみると,雌しべの傾きは花が完全な放射対象ではないことを窺わせます.このように大量の葯を花の入り口付近に配列させているのは, 他の多くのエキノプシスの花とは少し異なりま...

  • 3Dプリントポットの評価

    3Dプリントポットを手に入れ,そこにお気に入りとの太平丸を植えたことを記事にしたのは昨年の8月のことでした.1年が過ぎ,秋の植え替えの際にどのようになったのか、観察してみました.まずはその成長,かの太平丸くんはひと回り大きくなり,うねる刺がその威力を増しています. 抜いてみると鉢の形にびっしりと根が周り,しっかりと根鉢が形成されています. 根鉢の表面を詳細にみると細根がたくさん観察できます.この3D...

  • 夏咲きのマミを愛でる その4 ディオイカなど

    夏咲きのと言っているのに夏が終わりかけ.急いで残りを紹介しておきます.まずはディオイカ(M. dioica).ギッチリと編み上げたかのような刺の間から蕾が伸びだすとあっという間に開花します.毎年たくさんの花をつけて楽しませてくれます。 次は豊明殿(M. grahamii),この株は古くからウチに居て,ある程度のサイズになってからは少し成長して,その分株の下側が縮んでと言った具合です。それでも毎年花を咲かせているとこ...

  • 新産地金鯱のその後

    今年の春に新たに手に入れた新産地金鯱の刺が赤いことを書きました.今年の春以降の旺盛な成長により,見違えるほどの赤刺になりました.これはKPP1934なのですが,どうやらこのFNから出る金鯱は棘が赤いようです.このまま大きくなれば素敵だなと思いますが,さてどうなることやら. 赤刺の金鯱ついでに、ウチにいるちょっと期待の交配種も紹介しておきます.ウチに古くから居る神仙金鯱は,小さい内からよく花が咲きしかもそ...

  • こぼれだね

    植物にとって種子の散布は種の存続を左右する最も重要な要因の一つです.交配して目的の種子を得ようとする際,種子が鞘(果実)の中に収まっていてくれるものは簡単なのですが,自然と弾けてしまうものは,しばしば種子を回収し損ねて悔しい思いをします.秋の移植候補,すなわち数年間移植されていないものを点検しているとこぼれだねの発芽による実生が見つかることがあります. 亀甲ヘキランの大株,確かにこの株は2年以上...

  • 狂仙会2023を覗いてみた

    この前の日曜に開催された狂仙会2023を覗いてきました.今年は例年より広い会場が用意されており,出店したサボテン屋さんの数も多く,お祭りは大いに盛り上がっておりました.ゆったりした分,お客さんでごった返しているという印象はありませんでした. 品評会で気になったものは,まずひときわ巨大なランポー玉.後で知ったのですが,これは最高賞をもらったそうです.コロンさんのところの実生だそうで,大したもんだなぁと...

  • 山城愛仙園さん 2023晩夏

    先週のことです,せっかく狂仙会の前日に大阪に出て来たのだから,山城愛仙園さんに行ってみました。幸い曇りの日でしたので,曽根から歩いても大した汗をかくこともなく園に到着しました。丁度お昼過ぎ,作業所に入ると大将は机でお昼寝中.挨拶せずに温室へと向かいました.最上階の強刺類のガラス室はいつ見ても素敵です. そこに広刺豪刺金鯱というラベルがついた金鯱らしきものがいました。サイズの割には稜数が少なく,稜...

  • タフなブーリー

    夏の終わり,桜富士(Mammillaria boolii MG1392)が次々と開花しています.これは昨年も夏に記事にしていたのですが,一年たってひと回り大きくなり,今年は花の数がグッと増えています.このかわいい花が何度も見られるのは幸せなことです. 確か初夏にも花をつけていたので交配したはずと覗き込むと,実が出来つつ次々と花芽を上げています.なんともタフなヤツです.たくさんの蕾が見えますので,まだまだ咲き続けそうです...

  • 都会から来たプシス

    いつだったか忘れましたが,西武の屋上へサボテンを見に行きました.特に目当てがある訳でもなく,東京へ出る機会があると定番コースのように訪ねるのです.しかし,ここは花の東京,しかもデパ地下ならぬデパ屋上,東京価格&デパート価格なのです.近年その傾向が特に顕著なのではないでしょうか,はっきり言って高いのです.買う物がないなー,でもせっかく来たので何か連れて帰ろうかと,最も安いプシスの交配を一つ手にしま...

  • 晩夏にちょっとお出かけ

    残暑厳しい中ですが,ちょっと出かけてきます.なので明日はお休みします.気ままな隠居暮らしが始まり2度目の夏を終えようとしています.すっかり毎日が日曜日の生活に適応していますが,その分刺激のない生活に埋没しているとも言えます.出かけるのが億劫になるのは,認知症の初期症状かもしれませんし,刺激のない生活に慣れると本当に認知症になるとも言われています.老人がセカセカするのはみっともない,ボーッと生きて...

  • 夏を惜しむ太平

    接木で育成した太平たちの若苗の移植が進む中,長らくウチにいる花王丸がおそらく今年の太平たちのしんがりと思われる花を咲かせていました.春本番の時とは違ったちょっと乱れた花姿には,酷暑を乗り越えた疲れが見え隠れしているように思えます.ようやく気温が下がり,ガツンと水をやったばかり,成長こそしませんが,彼らも一息ついていることと思います. 花もなく交配した種子もほぼ回収が終わり,太平棚は静かな雰囲気で...

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