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  • 梅雨空には黄色の花

    雨がちの日は,何となく暗い雰囲気です.こんな時は黄色の花がハウスを明るくしてくれます.最初はバウミー綿花玉(M.baumii),春から何度も咲いてくれます.この鮮やかな黄色は本当に素敵です. 次は金星(M.longimamma)です.子供の時始めて金星を見た時,なんと大味なサボテンだろうと思いました.種小名にあるように長いイボが特徴です.株が大きくなるに従いこのイボの大きさも増し,なんとなく大味なマミラリアになるの...

  • キリンの園も代替わり

    接降ろしの時期がやって来ました.大体7月にキリンの接木をするのですが,1年で降ろすか,もう一年台の上に居てもらうか,いつも悩むところです.ただ1年である程度のサイズまで成長したものは,2年間据え置くと穂木はすっかり間延びしてしまいます.下の写真は昨年の接木たち,この中でサイズの出たものは,降ろすことにします. 太平たちはいつもキリンの上に2年間居てから接降ろし,その際は短い茎を着けて挿し木します.今...

  • 仲の悪いマグドガリー

    昨年のこと,マグドガリーはありませんか?と友人から聞かれ,ウチに居るのは一株だけで,種子は採れませんとお答えしました.そしてネットを探すと結構な値段,おやこんなものが品薄なのかと驚きました.早速小苗を手に入れ開花するのを待っていました. 不思議なことですが,ウチに以前からいる大株はまだ蕾さえ見えない4月の初旬に次々と開花しました.そんなに開花期が違うのはどうしてだろうかと唸ってしまいました.とり...

  • 神竜太平の美しさ

    梅雨の最中,ウチにいくつか居る神竜太平の一つが開花しました.実に綺麗な花です.神竜×太平は,用いた太平のタイプが異なるためでしょうか,それぞれ花の様相が少しずつ違うのが楽しいですね. この株は神竜×翠平と言うことで入手したものですが,ただどんな翠平なのかの情報はありません.しかし,神竜×太平は大概このような形態のサボテンになります.肌は燻んだ緑で,稜の数は多く,刺は太平と神竜の中間型ですが,大抵は...

  • 三河サボテン園さん 24夏至

    この3月にカクタスクラブのツアーでお邪魔しましたので,それほど間が空いたわけでもありません.ただボクの気分は随分久しぶりのような感じがしていました.ハウスの入り口には多肉の寄せ植え、こんな寄せ植え置いてあったっけ?と見つめてしまいました. ようやく梅雨入りした三河地方,曇りがちなのでハウスも過ごしやすい温度でした。遮光のない強刺類のハウスでは,フェロの大株たちが気持ちよさそうに過ごしていまし...

  • パキポの種蒔きも進行中

    前年に採種したパキポジウムの種子は,いつも気温が上がる6月以降に播種しています.パキポの芽生えが揃った様子はなかなか可愛いものです.この段階では全く普通の双子葉類の芽生えですが,この後下胚軸が肥大して,あのパキポになってゆくのですから面白いことです. 今年はプラグトレー育苗にも挑戦してみました.箱蒔きに比べて生育はどうか,植え替えが楽になるかどうか見ておきたいと思います. 今年の3月に交配したパキ...

  • 梅雨入り間近の西武屋上

    いよいよ関東も梅雨入りしたようですね.何事も東京中心のこの国では,お天気の話でも東京の暑さや風雨,そして雪に至っては国の一大事のようにテレビで盛んに伝えられます.梅雨入り直前の西武屋上を覗いてみました. しばらくぶりの西武屋上です.あの騒動以降,屋上のベンダーさんの多くが店を閉めてしまい,かつての賑わいはありません.でも嬉しいことに鶴仙園さんは現在です. いつもながら,幅広い品揃えはビギナーから...

  • フレームとテフロ

    3年前にフレーム1号を作り,ウチに居るほとんどのテフロをその中に移しました.最初は少し焼けたのですが,だんだん慣れたのか今はごく普通に過ごしています.ここに置くことで長らく咲いたことのなかった白狐が咲いたことを以前に記事にしました. 今年もいくつかのTephrocactus articulatusたちが花を咲かせたり,気まぐれに新しい茎節を伸ばしたりしています.アルティクラータスたちは,刺の有無を始め, 刺の形も実に様々...

  • 梅雨のお出かけ

    全国的にようやく梅雨に入ったのかと思われる天気になっています.先日,梅雨の中休みを狙って,ハウスに遮熱遮光資材ふあふわを掛け,夏の備えも完了しました.ハウスは陽が射すと40℃に迫る状態ですが,サボテンたちもだんだん慣れてきています.幸い今のところ最低気温は20℃以下まで下がるので,まだ暑さはあまり心配する必要はない状態です. ハウスでは夏マミが咲き始めており,朝のうちにハウスに入る楽しみを作り出してく...

  • デンシスピナの親子

    Frailea buenekeri var. densispina の花が綺麗だという記事を書いたのはもう3年も前です.当時3株あったのですが,だんだんと調子を崩して今は一株になっています.株自体はそれほど大きくはなっていませんが,以前と変わらない綺麗な花です.フライレアの仲間は花を開かずに種子を残す性質があり,花が咲かずに種子ができてしまうことがあります.このデンシスピナは比較的よく咲いてくれます.今ウチのフライレア達の多くは少...

  • グラウカムの花較べ

    昨年秋にFNの着いたグラウカム(Acanthocalycium glaucum=Echinopsis glaucina)種子由来の初花を記事にしました.春になり幾つもの個体が花を着けました.それぞれ特徴があることが分かりましたので,記録しておきます. 最初はFR970,爽やかなレモンイエローの花です.アカントカリキウムは大体球体の側面のアレオレに花芽が着き,花筒は短いのが特徴です.FR970の故郷は,アルゼンチンCatamarca州North of Belenです. グラ...

  • 赤い実を楽しむ

    早春に咲いたマミたちが赤い果実をあげています.中には花よりもこっちの方が観賞価値があるんじゃないかと思われるものもあります.花と実,2回楽しめるのは嬉しいですね. 景清(M.sempervivi).この時期白い綿毛に赤い身が突然生えてきてしばらくこの姿を楽しめます. 小型のマミ,コロンビアナ(M. columbiana)です.花時もやや地味な彼らですが,赤い実を着けた今が一番の見頃なのかもしれません. 小型のタイプのグラ...

  • 大きくなってきた偉壮玉

    この偉壮玉は,〇〇偉壮玉と岡山のO氏の名を冠につけたものとして随分前に入手しました.長い間ゆっくりと成長していましたが,ここ数年で急に大きくなってきています. 偉壮玉にはFerocactus acanthodes var. rostiiという学名が使われ,鯱頭の変種とされていましたが,現在ではF.cylindraceusの1タイプとされています.花を見ると確かに鯱頭と同じなのだなと思えてきます.鯱頭といえば,赤やオレンジのうねる刺が特徴ですが...

  • 小さくても古参のフェロ

    この紅裳竜は2011年に西沢さんのところからきたウチに居る古参のフェロです.毎年元気成長して花も咲かせていますが,株の下側がだんだん萎縮するのか,この十数年で大してサイズは伸びていませんが,すっかり大人顔.これはある意味フェロの理想形です. この紅裳竜はFerocactus viridescens subsp. littoralisすなわち竜眼の変種とされます.littoralisとは海岸に生えるという意味で,バハカリフォルニア北部の西海岸が主な生...

  • 白花礼賛

    サボテンの花に赤や黄色があるのは,花弁の中にベタシアニン系の色素があるためです.生体内で前駆物質から様々な酵素により修飾され最終的に色のついた物質になります.その過程で何らかの突然変異が起こる,多くの場合はある酵素の機能が欠損すると色がつかない花,すなわち白花になります. これは太陽の白花変異品種.太陽の特徴である赤紫の雌しべも色が抜けて緑になり,大変印象的な白花になります. 次は白花テレサエ....

  • テレサエの優しい花

    テレサエ(Mammillaria theresae)は,軟質マミの代表選手.水を吸うとぐっと伸び,成長が止まると思いっきり縮みます.なんといってもその刺の奇妙な形態と柔らかさが彼らの最大の特徴でしょうか.あるサイトでテレサエの刺はクラゲのようだと書いてありました.なるほどクラゲねーと眺めて感心しました. まずは咲き始めの写真.花は柔らかな雰囲気で,開いてまもない時間に最も色が濃く,二日目になるとより柔らかな色合いに...

  • 見事な身割れ袖ヶ浦

    春は身割れの季節です.しばらく十分に水を吸えてなかったサボテンが、ガツンと灌水され,暖かさに誘われて急に吸水すると硬くなった表皮が対応しきれず,物理的に破裂してしまうのです. 今回の身割れは袖ヶ浦,3月初旬のことでした.こんな綺麗な袖の身割れは初めて経験しました.それにしても見事な身割れ,上から下まで一刀両断って感じです. この袖の身割れ,ちょっと心配しましたが程なく傷口はきれいにカルスが出来て...

  • 復活した恐竜その後

    昨年の冬に干からびた恐竜(Gasteria hybrid)が膨らんだことを記事にしました.その後植え替えてやり順調に復活してきました.今年はさらに大きな鉢に移植してやる予定で,本来の姿に戻る途上にあります. ガステリアの仲間は,花の形が胃(gaster)に似ていることからガステリアという属名になったようです.確かにちょっと変わった形をしていますね.また恐竜は交配種の故でしょうか,臥牛などより花茎にたくさんの分枝を出...

  • 梅雨入りの頃

    讃岐地方の梅雨入りは平均値で6月5日だそうで,今年は4日ぐらい遅くなりました.梅雨といってもずっと雨が降るわけでもなく,梅雨の中休みといわれる日差しの強い日があり,これがなかなか曲者です.風通しに気をつけ日焼けさせないようにやり過ごしたいものです.例年,この梅雨の中休みを使って,遮光材ふわふわをハウスに掛けます.去年は6月16日でした. 梅雨といえばアジサイの季節ですが,ハウスでも毎年この季節に咲い...

  • サボテンと多肉植物展in牧野植物園2024

    今年も初夏の3日間,牧野植物園でサボテンと多肉植物展が開かれました. 高知サボテンクラブの方々等の力作が展示されています.昨年も書きましたが,展示会場はこれ以上ないだろうと思えるほど素晴らしい場所です.ライティングの効果抜群で,どの植物も輝いて見えます.人に感動を与えるにはただ大きいとか珍しいとかでは測れない何かが必要です.改めてサボテンを観賞するには美的センスが問われるなあと思いました. 昨年...

  • ハリネズミは黄色の花

    この春,Coryphantha schwarzianaを手にしました.赤い新刺が綺麗だなと思ったのです.ウチには居ないコリファンタでした.蕾が見えたので花を待つことに. 花が咲いてきました.この大輪の黄色い花を見れば,なるほどコリファンタです. 今このシュワルジアーナは針鼠丸(Coryphantha echinoidea)に統合されているようです.またこの仲間は蜜線がイボの間にあってかつてはNeocoryphanthaという亜属にされていたもののようで...

  • 麦秋の夜

    ここ讃岐では,他の地域に比べ多くの麦を生産しており,麦秋という季節をより身近に感じることができます。ハウスの周りも先日まで当に麦秋の風景でしたが,あっという間に麦刈,耕運,田植えが行われました.それに伴って夜になるとうるさい程のカエルの恋歌が聞かれます.こんな時期になるとディスコカクタスたちが次々と咲いてきます.夕方に蕾が大きくなってきたホルスティーを持ち込んでデスクに置きました.良い香りに包ま...

  • 野に咲くエキノプシスたち

    2020年から23年にかけてエキノプシスの原種たちを19記事に渡って紹介してきましたが,彼らもだんだんと大きくなり,今年も元気に花を咲かせています.FNの情報に従いここでは旧ロビビアの名称をそのまま使います. 最初は清楚な薄ピンク花はLobivia cardenasiana TB044.2です.丸弁がかわいい印象を生み出しています. この鮮やかな赤い花はL. calorubra var. mizquensis TB488.1.真上からの写真なので分かりませんが,この種...

  • 露地で冬を越した葉ウチワ

    讃岐は暖かいところと思われがちですが,少し内陸に入ると結構寒くなります.今の家はそんな地域にやや近く,冬は西風が強くかつ気温が下がります.こちらへ来て初めての冬には,大丈夫だろうと高を括って外に置いたサボテンたちがひどいダメージを受けたのには驚きました.同じ市内でも海に近い方は随分と暖かく,葉ウチワが茂っているところがあることは以前に記事にしました.その記事にある株を昨年地植えにし,冬季は簡単な...

  • 神仙金鯱の子供達

    神仙金鯱が2020年頃から開花を始め,自家受粉して種子を作り,それがちゃんと発芽,キリンで養成を始めたことを以前に報告しました.いくつか大きくなってきているものたちを紹介しましょう. まずは最初に作った2個体,これらは生えてきた数少ない実生の内,葉緑体がありかつ赤刺を出しているものをピックアップして接木したものです.刺色や刺の形状に若干の個性が見られます. 次に今キリンの上にいてこの夏に降ろしてやる...

  • 赤花兜の貢献

    昔は赤花兜なんて普通には流通していませんでした.子供の頃,確かシャボテン誌だったと思うのですが,初めて見てそれは驚きました.2010年代半ばぐらいからよく出回る様になり,今では特に高価なものではなくなりました. この赤花株を使って,昔からよくある有星類の交配種を作ってみるとなかなか綺麗なのです.別に真っ赤な花になる必要はありません.中間色とも言える花色が良いのです.これは白ランスーパー兜に赤花兜をか...

  • 今年の種蒔き完了

    連休前後ぐらいから順次今年の種蒔きをして来ました.ウチでは場所,他の作業,接木の時期やらの関係で,播種時期が決まります.早く大きくしたいものはキリンに実生接するのですが,実生接ぎする時期から逆算すると5月が蒔き時になるのです.今期第1陣は25穴トレーが入ったバンジュウ11箱,これで一応今手元にある種子ストックは蒔き終えました.播種の方法は,以前に記事で紹介した通りで,何年も同じ方法で全ての種類の種子...

  • カプトメデューサエの花力

    今年もカプトメデューサエの大株が,春以降2度3度と一斉開花をしています.不思議なことに蕾を着けた枝(イボと言うべきですね)の発達ステージが異なるのに,一定の範囲に入った蕾は一斉に開花します.この種の開花は午後咲き,しかもかなり遅くの時間に開花します.一体誰がポリネーターなのでしょうか.蜂の仲間であれば午前中に咲くのが有利だと思うのですが. この花を見ていると何やら悍ましいほどの生命力というか妖力と...

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