八幡堀・近江商人の運河~近江八幡八幡堀エリア・逍遥①八幡堀は、豊臣秀吉の甥にあたる豊臣秀次が近江13万石を与えられ、琵琶湖に臨む標高286mの八幡山に八幡城を築いた際に城の堀として、また、運河として琵琶湖から水を引いて築かれたと伝わる。ところが、秀吉の逆鱗に触れ、秀次が高野山で自刃したあと、城は廃されたものの、秀次が築いた碁盤模様の城下町は近江商人の町として存続した。全長約4.7キロの八幡堀は水運の動脈として活用され、全国各地から運ばれた物産を保管した土蔵が建つなど、近江八幡の繁栄を支えた。風情ある景観から映画やドラマのロケが多数行われる八幡堀だが、私が初めて訪れたウン十年前は堀にヘドロが堆積し悪臭を放ち周囲の町並みも、かなり荒れていたという印象がある。それから、何度も訪れているが、八幡堀周辺は、景観や環...八幡堀・近江商人の運河~近江八幡八幡堀エリア・逍遥①