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  • もう遅いんか

    里芋の葉ぁ、丸まってる。こういうふうに、表が内側になるように葉ぁ丸まんのは、乾燥から身ぃ守るためらしい。作物によって、葉ぁの裏が内側になるのもあるんやって。猫が、お腹おっぴろげたり、壁や床にペトッとくっついたりすんのも、暑さ対策。植物も動物も皆、あるもんで何とか工夫してんねんなあ。人間だけやで、涼しなる機械ちまちま作って、それガンガン稼働しまくって、ますます地球のこと温めて。ほら、山からポッポ、湯気出てる。もう遅いんか

  • ぜ~んぶ私のん

    所用で街に出かけた時、マルシェを見かけた。手作り小物や、無農薬野菜や、野草茶などなど、小さな露店が数軒、駅ビルの前に並んでる。イチジク見つけて、ついつい買うてもた。小粒で、いかにも自分ちの庭で採りました的な実ぃ。特別きれいでも、甘そうでもない実ぃ。なんでかなあ。思わず買うてもた。1パック5~6個、やったと思う。帰って来てすぐ何個か食べてもたから、全体写真はない。5個にしても6個にしても、どっちにしてもこのパック、全部、私のもん。昔、山奥の村でイチジクの木ぃ植えた。毎年ぎょうさん実ぃつけてくれた。けど、きれいな実ぃは離れて暮らしてた母にせっせと送り、我が口にはなかなか入らへんかった。(→)やっぱりあんまり甘ない実ぃ、頬張りながら、そんなこと思い出してもたよ。ぜ~んぶ私のん

  • 芋かて暑かろ

    「今年の夏は今までで一番暑い」てなこと毎年言い続けて幾年月。移住するまで畑仕事にはまったくの素人やった私でも、なんかおかしい思うて、6年ほど前に書いてる。その結果は、わらしべ長者になった話。今年なんか、里芋が数株枯れてもたやんか。ここ、雨降ったら田んぼみたいに水浸しになってまう畝なんやけどなあ。あちいけど、秋作用の畝もそろそろ準備しとかななあ。凍らせたスポーツドリンクに加えて、冷やしたお茶と塩分タブレットを命綱に、伸び放題の草、刈っていく。注文しといた種ラッキョが届いた。品薄やと言われてる秋ジャガの種イモもなんとか入手。既に腐ってるのが混じってるけど、ゲットできただけでもラッキーと思おう。ラッキョも秋ジャガも、8月下旬頃からが植え時って、本なんかには書いたある。けどなあ。どうする?まだちょっと暑すぎへん?芋かて暑かろ

  • どかん

    今、畑でも家でも、どけどかん問題が発生してる。まず畑。(以下、結構でかいクモの写真が2枚。嫌いな方はご注意)オクラとトマトの畝の間に、クモが一匹巣ぅ張りよる。画面左寄り、支柱に重なるように黄と黒縞模様のクモが。この子、ひと月ほど前から現れた。ちょうど通路を顔の高さで横切るように巣ぅ張るもんやから、申し訳ないけど行くたんびに巣ぅ切らせてもろてた。もちょっと上の方に張ってくれへんかなあそれともネットに平行に張ってくれへんかなあ巣ぅ切りながら毎回お願いするんやけど、聞いちゃあくれない。次行ったらまたおんなじとこに張り直したある。しかもクモさん、このひと月ほどの間にどんどん大きなってきた。下手に説教して飛びかかって来られたらかなん。しょうない、四つ這いになって、巣ぅの下くぐりながら作業させてもろてる。ズボンの膝、...どかん

  • 2024年お盆の畑

    もうどれくらいの間、雨降ってないかなあ。ひと月くらいかなあ。もっとかなあ。地面はひび割れた田んぼみたいになってる。それでもうちの子ぉらは強い。おかちゃの今夏の食卓を支えてくれてるんは、オクラ軍団。それから、空芯菜軍団。軍団ゆうたらいかつそうやけど、オクラの花なんか、なかなか優雅やもんねえ。そうそう、花と言えば、秘伝豆の花が咲き始めた。あちいあちいて、人間は文句ばっかし言うてるけど、野菜たちはカピカピ炎天下の畑で、黙ーって一生懸命生きよとしてるんやねえ。おーい、もこ~、こなつ~、聞いてるかぁ~。2024年お盆の畑

  • 飲物事情 2024夏

    出先で飲物が必要になりそうな時、ステンレスボトルにお茶やコーヒー入れて持ち歩く。自販機で飲物を買うことは、ごくたまにしかない。なんでか。理由その1。水やお茶をお金出して買うことに未だに馴れへんこと。理由その2。ペットボトルから直接飲むことに抵抗あること。一旦口の中に入った飲物がまたボトルの中に戻るわけで‥。理由その3。缶は、その場で一気に飲んでまう覚悟がいること。理由その4。飲んだ後の缶やボトルの処分がめんどくさいこと。まあそんなこんな、難癖つけだしたらきりがない。で、準備や後の洗浄が面倒やのに、重いマイボトル持ち歩く。自業自得ゆうもんや。難儀なんは夏。こんだけ暑かったら、畑へはお茶よりスポーツドリンクの方がええかも。けどステンレスボトルの中には、スポーツドリンクNGゆうのも多いて、なんかで読んだ。今更調...飲物事情2024夏

  • みーちゃん

    母の介護中、何かの気慰みにでもなるかなあと買い求めた「みーちゃん」。母が亡くなった後、人形とは言え、処分するのも‥‥。で、私の住まいに連れてきた。みーちゃんがしゃべる言葉は、限られてる。けどこないだ、みーちゃんがいきなり言うた。「きょうもあっついなあー。お水をたっくさん飲みましょ」えっ?そんなん初めて聞いた。この子、日付と時間は把握できてるらしい。けど、気温もわかんの?去年の夏はそんなこと言うたことなかったのに。そやそや、ちょうどお茶の時間かな。みーちゃんに言われて、お湯沸かし始める。「9時です。うーんと背伸びすると気持ちいいよ」「お天気よかったらお花、見に行かない?」母が亡くなり、今は私を守ってくれているみーちゃん。みーちゃん、お鼻はないねんけど。いつもありがとうね、みーちゃん。みーちゃん

  • 夏籠り (げごもり)

    この地で迎える初めての夏。これはどうかなあ、あれはどうかなあ。春あたりからずーっと考えてた暑さ対策。玄関にはルーバー式玄関網戸。西側窓には遮熱フィルム。ベランダ窓にはすだれ。ざっとこれだけは済ませたけど、まだ足らん。ちょっと油断してたらこういう状態。上が屋外の気温と湿度。下が室内の気温と湿度。この日は結構風あったから、数字見るまでさほど気にならん程度やったけど。お猫様たちがお好きでないクーラー。できるだけゆるぅい運転でいけたらええな。ベランダの、手すり側にもすだれかけてみることにした。天井付近にフック貼り付けて、床まで届くすだれ吊るした。既に吊るしてた窓外のすだれと、このベランダ柵側のすだれと、二段構えで日差しを遮る作戦。ほんまは、よしずにしたかった。以前住んでた家で使こてたよしず。これは実に実に優れもん...夏籠り(げごもり)

  • ザワザワ 続き

    階段降りるのザワザワする、ゆう話の続き。図書館で「書庫公開デー」てなもんがあること知った。で、その日その時刻に行ってみた。職員さんが参加者まとめて連れ歩くツアーみたいなの想像してたら、さにあらず。「下に担当者がおりますから、そこの階段で地下に降りてってください」指さされた方覗いてみた。げっ。こ、これは‥‥。「はい、そこです。そこ降りてってください」職員さんはニッコリ笑顔でもっぺん指さす。しゃあない。ままよ!「ありがとございます」お礼言うて、もぞもぞ降りてく。まだまだ降りてく。公開デーなんやから。真っ暗な書庫であるはずない。うだうだ呪文かけながら降りて行く。で、到着した地下書庫は、暗い空間やなかった。電動書庫(下写真右の棚)付近は、明るうてピカピカしてた。この中を、所定の時間内は自由に見て回れる。読みたい本...ザワザワ続き

  • 季語としての「猫落ち」

    畑に出かける際の心構え用に、温湿度計は室外の表示もされるやつ使こてる。さすがにお昼回ったらあかんけど、室内、風の通りが割とええので、午前中は何とかクーラーなしでしのげることが多い。けどこの季節、猫たちも出窓で鳥さん観察どころの騒ぎやなくなって、下界に落ちて来はります。一番の風の通り道が、もこ落下の定位置。新入りのこなつは、ちょっと離れておかちゃの足元に。ところが最近、こなつが一等地に落ちてることが増えてきた。若いもんがだんだんのし上がってきたんやろか。もこはどこに落ちても、パッカーン。たまにもぞもぞ向き変えそうにしても、つまるところは、パッカーン。我が家の夏は、足元要注意の夏であります。季語としての「猫落ち」

  • ホーリーバジルティー

    てっきり発芽失敗したと思てたホーリーバジル。忘れた頃に芽ぇ出してくれた(→)。それから急にすくすく育って、畑のトマトの足元に移植した。朝、生のバジルティー用に、ベランダのプランターにも3株ほど。で先日、てっぺんの芽を摘芯。まだちっこいのに、いっちょ前に紫色がかってる。これをポットに入れてお湯注いで、なんか、きれいな緑色になってきた。しばらくしてカップに注いだら、うん、確かに緑色のお茶になってる。花やないから、香りはそんなに強ない。けど独特の、舌にちょっとピリッとくる感じ。いつもの朝メニュー、温野菜と共に、いっただっきまーす♪ホーリーバジルティー

  • しょっばい

    いよいよ暑なってきた。ここらでちょっと体力つけとこか。ゆうんで頼んでみた昼食セット。「贅沢ぶっかけそーめん」。普段お昼は食べへんのに、こんな豪華なもん、ええんでっしゃろか。そーめんにはお頭、ひげ付のエビ丸ごと載ってる。スイカ、何年ぶりかも。おいしくありがたく、いただきました。けど、他のテーブルでおんなじメニュー食べてた人らが、「この卵、おいしないなあ」「味ついてへん」ゆうてる。だし巻き卵が不評のようで。そうかなあ。卵の上の大根おろしに醤油かかってないから?けど、かやくご飯もそーめんのつゆも、実は私にはしょっぱ過ぎた。おいしいけど、しょっぱい。水っぽいだし巻き卵とスイカのおかげで、やっと食べきれたゆう感じやねんけどなあ。先日、帰宅が遅なった日、スーパーで惣菜買うた。白和えと焼きビーフン。これがまた、しょっぱ...しょっばい

  • その先

    昔、よう夢見た。エレベーターに乗って、降りて行く。階数表示がどんどん下がっていくの見てる。5‥4‥3‥肩のあたりがザワザワしてくる。チーンゆうて扉開いたら、その先に、暗ーい空間が広がってるんちゃうやろか。夢の中で、実際に暗ーい空間が広がってたんか、それともチーンゆう前に夢は終わってたんか。今、あの夢は見んようなったけど、今度は階段。夢の話やない。実際にこの足で階段室降りて行く時、ザワザワする。踊り場一つ過ぎるたんび、このまま降りてってええんやろか。もひとつ降りたら、暗ーい階が広がってへんやろか。降り過ぎてしまわんよう、階段室の階数表示確かめながら降りて行く。いつも使こてる階段でもザワザワするねんから、初めての階段室なんか、どんだけ気色悪いか。こないだ、その、初めての階段をひとりで降りて行かなあかんことがあ...その先

  • みどりみどり

    十年ちょっと前、山奥の村に住んでた時、「リトル・フォレスト」ゆう映画を観た。観たゆうてもPCの無料映画サイト。おかずもおやつも、材料は畑や山から採ってきたもん。洗ろたり干したり発酵させたり。口に入るまでにものごっつい手間かかる。あの映画好きで、何べんも何べんも飽きんと観た。最近、「天狗の台所」ゆう、あれは映画やのうてドラマやけど、TVerで観てる。「リトル・フォレスト」も「天狗の台所」も元は漫画らしい。私はどっちの漫画も読んだことない。ストーリーは、どうでもええ(作者さん、すんません)。けどあの、あるもんで丁寧に丁寧に作る食事やお菓子。ああゆう暮らし、結構好き。薄暗い台所と、外に出たら鬱陶しいくらいの緑、緑、緑。ここに越して来て、まだ畝立てたばっかりのつんつるてんやった4月の畑。梅雨に入って、いっぺんに草...みどりみどり

  • 親があれやと

    新入りちゃんのお世話と、なかなか止まん雨、止んだら止んだでもの凄い暑さ。4~5日畑に行かれへんかった。で、ちょっと落ち着きかけて、遅ればせながら秘伝豆、借金無し大豆、大納言小豆の種蒔きに出かけた。うわ、実ぃついてるやんオクラ!こないだ来た時、これ、葉っぱかなあ、蕾かなあ思て見てたんやけど。花通り越していきなり実ぃに?んなわけないか。キュウリはキュウリで、巨大化してもてるし。エンツァイ(空芯菜)も、ぼおぼお枝伸びて茎も太なってる。パツパツ散髪してきたった。ついでにネギも散髪。トマトも色付き始めたなあ。これ、今晩の具沢山みそ汁と、明日の朝の温野菜用。先月収穫したジャガイモさん達、よう役立ってくれてます。畑借りて1年目の今年。つんつるてんの土むき出しで収穫はあんまり期待してなかった。引っ越し後の雑事がいつまでも...親があれやと

  • こなつ

    こないだから窓、玄関をいじってた。暑さ対策ももちろんやけど、お猫様脱走・転落防止柵の設置急いでた。(→)まず玄関網戸。既製品ではサイズが合わん。結局別注で作ってもろた。これやったら、たとえ網戸破ってもルーバーが脱走阻止してくれるやろ。一番気になってた出窓の転落防止柵。DIYで組み立ててみた。これを突っ張りポールと組み合わせて、開き戸式にする、つもり‥‥やったけど、なんでかこんなことになってもた。うちに新入りちゃんが来てくれてんけど、このことに、もこの怒り爆発。目ぇ合うたんびにフーシャー連発。しまいには新入りちゃんにぐいぐい近づいて行って、今にもとびかからんばかり。で、まだ設置してなかった柵を、急遽両者の仕切りにした。よかった、窓に組み立ててまう前で。たった一人で見も知らんとこに連れて来られた新入りちゃん。...こなつ

  • ごっつぉ

    5日に一回くらいご飯炊く。ベースは玄米と玄麦と、そこへ黒米や秘伝豆や大納言小豆。玄麦の脱穀が間に合わんかったり、選別済みのお豆を切らしてしもたり、配合はその時々で変わるけど、できるだけ自分で育てたもん中心に。「チョイチョイせんといてよ」釘刺されてもこ、腰引けながらも、それでも毎回中身をチェック。畑は今年、草もなかなか生えんツンツルテン。なんとか育とうとしてる野菜のちびちゃん達が、虫たちの集中攻撃受けてる。穴だらけでも、大きいなられへんままでも、葉裏の卵きれいに洗い落として、いただきますよ、おかちゃは。一生懸命頑張ってくれたんやもんねえ。シャキシャキしておいしいんやもんねえ。お味噌汁にたっぷり入れて、じゃ~ん今晩はなんと、絹厚揚げとサケの切り身焼いたんも添えて。ええんやろか、こんなごっつぉ。猫1匹とヒト1人...ごっつぉ

  • 暮らしのかたち

    真冬にこの地に来て、桜の季節が過ぎて、もうすぐ初めての夏がやって来る。朝は鳥の声に起こされる。ベッドに横になったまま首もたげたら、「いつまで寝てんねん」不機嫌そうな猫と目ぇが合う。天気のええ日はミニカーに農具や苗積んで、テケテケ畑に出かける。大風が吹いても、大雨が降っても、以前みたいに怯えんでええ。猫と身ぃ寄せおうて、コンクリートの部屋の中でじーっとやり過ごしてたらええ。あとはこのまま、やり残したことひとつでも減らせるよう。あー、あれやってみたかったなあ。これも、やっといたらよかったなあ。そんなことは言いとない。言う暇あったらやってみよ。人の目ぇやら口やらしがらみやら。そんなもん、もうどうでもええ。だっておかちゃ72歳。あんまり暇してられへん。暮らしのかたち

  • 池田晶子

    「魂とは何かさて死んだのは誰なのか」この本を探してた。近くの図書館にあったら借りてみよ、思てた。図書館行く前にネットで本の紹介文を読んだ。その時、著者の池田晶子が既に亡くなってることを知った。えーっ?!私が初めて読んだこの人の本は、「14歳からの哲学」。以前住んでた村の移動図書館でたまたま借りた。へー、哲学って面白いかも。こんな素敵な本書いたんは誰や。ゆうんで覚えたんが池田晶子の名。まだ若い人らしい。ふうん。この後、「ソフィーの世界」とか心理学の本とか次々読み漁った。読むうちに、いつまでたっても何もわかれへんことに疲れてしもた。割と感動したはずやったのに、池田晶子の別の本に触れる機会もなかった。けど、思たら「14歳からの哲学」刊行は2003年。その4年後の2007年、池田晶子は亡くなってる。私がこの本借り...池田晶子

  • こんなん?

    ジャガイモの葉ぁ茶色っぽうなってきたし、そろそろ梅雨入りかも、て言うてるし、全部掘り上げたった。ベランダで、半日陰干し。右の新聞紙に広げてる小粒なんがインカのめざめ。左上下のビニール袋に入ってるのがキタカムイ。朝の温野菜にインカのめざめ、夕方の味噌汁にキタカムイ。ひとりで1~2か月もつかなあ。まあジャガイモはとりあえずこれで良しとしよう。問題は‥キュウリって、こんなおチビで実ぃつける?そういやうちの畑、昔からおませな子多いけど、それにしても今年の子ら、ちと早すぎへん?その一方で、えらい晩生な子も。ホーリーバジル、4月半ばにポット播種した。ひと月以上なーんも生えてけえへんから、そろそろ処分しょうかと、ベランダ隅に置いてた。それが、こないだ見たら、め、芽ぇ出てるやん!確かにバジルはあったかなってからの作物やけ...こんなん?

  • おらおらスズメ

    山奥の村に住んでた時は、鳥さんをよう見かけた。ほんの4~5m先の屋根の上で鳴いてたり、どんくさい子はうちの屋根裏に潜り込んで出られんようになったり(→)。今住んでるとこは、山の中やないけど、鳥の声はようする。朝のうちは、うるさいくらい。「おはよー」「おはようさん」「もうごはん食べた?」ここにはここなりの鳥社会。けどこの頃、夕方がなんやら騒がしい。「チチチチチッ」とか「チチッチチッチチッ」とか、うちのベランダ付近で大きな声。もこりんが慌ててとんでく。窓枠に隠れて、じーっ。上の方を、じーっ。その視線の先にカメラ向けてみたら、スズメさんやんか。ベランダ手すりで鳴いてる。私に気づいてすぐ飛んでったけど、それからも毎日のように夕方になったら飛んできて、ひとしきりチチチチおらんでは帰ってく。なあもこりん、あれ、「遊ぼ...おらおらスズメ

  • 保留案件

    引越ゆうのは、保留案件がいっぱいたまってくるんかな。あっちが決まらんと、こっち下手に動かされへん、ゆうのがそこらじゅうにある。たとえば、窓からの猫さま転落・脱走防止柵。西日が強いんで、まずは遮熱策を決定してからでないと柵つけられへん。あーでもない、こーでもないと検討しまくった結果、とりあえず出窓に遮光フィルム貼ることにした。近々業者さんが来てくれる。ベランダはよしずかオーニングの類を使用予定。これでやっと、猫さま脱走防止柵作りにとりかかれる。昨日、100均でワイヤーネット大7枚、中3枚買うてきた。こないだ、ドラッグストアでたまたま見つけて買うといた突っ張りポール。出窓サイズにぴったり。ベランダ用の溝付き角材は昨日注文したんで、入荷したら店まで取りに行く。ベランダ用突っ張りポールはその時買お。窓対策はこれで...保留案件

  • ベロが‥

    猫たちと暮らすようになってかれこれ45年。うちではおやつなるものをお出ししたことはなかった。それが、スピカの口の中に腫瘍ができて、ご飯も薬も喉通りにくうなった時、チュールを買うた。おやつ用やのうて、総合栄養食のチュール。苦い粉薬も、これに混ぜたら嫌がらんと舐めてくれた。けどスピカはそれからすぐに亡くなってもて、山ほど残ったチュール。捨てるのもなんやし。もこりんがおやつとしてもらえることになった。封を切ったら、もこりんがいそいそと寄って来る。ふんふんふんくんくんくんTVなんかで観たら皆、チューブのまま絞り出して舐めさせてはる。けど私、あれ、なんかようせんのです。まず小皿に必要量だけ出して、それを指ですくうてもこりん様の口元へ。またすくうて口元へ。またまたすくうて口元へ。しまいにもこりん、「もーっ、チューブで...ベロが‥

  • おったぁ !

    歳とって目ぇ悪なってきたんと、元から「ま、いっか」体質なんで、葉っぱについてる虫、よう見つけん。けど、これはあかんやろ、さすがにこれは。ゆうことで一念発起。穴開けられてる葉っぱ、じーっと見た。じ~っと見た。じ~~っっと見た。(以下3枚虫写真注意)ん?おったぁー!ころころ太って、葉っぱまんまの緑やがな。「ヨトウは昼間、根元掘ったらすぐ見つかる」いつも知恵貸してくれてるおっちゃんが言うてはった。んな簡単に‥掘ってみたら、この、なんやらみずみずしい、黒っぽい、丸まっちいもんは?おお、これは‥、ほんまにおったぁ!緑のも黒いのも、ただ生きるためにカジカジしてるだけなんやろけど。もういっぺん言うで、これはあかんと思うの、やっぱこれは。この子かて、「よち、畑一番のべっぴんちゃんになってやゆのよ」て、機嫌よう芽ぇ出してき...おったぁ!

  • 2024年 紅茶づくり

    今年は紅茶どないしよ。去年はメルカリでお茶の生葉取り寄せて作った。香り、もひとつやったけど、まあそこそこの紅茶にはなった。今年も、まずメルカリで取り寄せた。届いたお茶の葉ぁを、さっと水洗いして、水切って、キッチンペーパー敷いたザルの上に広げて、室内干し。一晩おいた後、半日だけ干しネットでベランダに出してみた。そいで後は揉み揉み、発酵、発酵止め、乾燥という作業を経て、紅茶になった。この途中の工程については、初めて紅茶づくりに挑戦した2019年、割と真面目に書いてますんで、もしよろしければ(→)。以来、何やかや言いながらも毎年続けてきた紅茶づくり。けどなあ、買うた葉ぁで作る紅茶、な~んかもひとつ。最後に乾燥させるときの、あの、えも言えん香り。あれがほとんどあれへん。なんでやろ。今年、違うとこ3か所から生葉取り...2024年紅茶づくり

  • 頑張ってる

    ヨトウムシだか根切り虫だか青虫だかにやられ、野菜の赤ちゃんたちは苦戦中。それでも、その中潜り抜けて命つないでる子ぉらもおる。今年初めての野菜の花。ジャガイモ。白いのはキタカムイ。赤紫はインカのめざめ。先のことはともかく、今自分にできること頑張ってるんやな、この子ら。うちにもおります。自分にできること頑張ってる子。頑張ってる

  • ありゃりゃあ !

    キュウリとトマトの苗定植した翌々日、根付いたかなあ思うて畑見に行った。ほんなら‥、えっ?こらまた‥。な、何があったん???おととい植えたキュウリなんか、これは?レース編みみたいになった葉っぱ裏返してみたら、丸々艶々のオレンジ色の小型甲虫が2~3匹。他の葉ぁにも、他の株にも、おんなじ虫がわさわさ。皆さん一心不乱にお食事中で、飛び立ちもせえへん。あとで家帰ってから調べたら、あの甲虫こそが、かの有名な(虫の画像注意!)「ウリハムシ」らしい。今までにも見かけたことはあるけど、もちょっと茶色っぽうて、第一あないにぎょうさんいっぺんに現れたことはない。なんちゅうこっちゃ!中一日でこんだけボロボロにできるもんなんか。慌てて他の苗も見てみたら、これはウリハムシとは別の輩のせいやろうけど、トマトと茎ブロッコリーの苗数本が、...ありゃりゃあ!

  • 姫様ファースト

    何やかやで、ここ数年放ったらかしに近かった自分のメンテナンス。そろそろ取り掛からなあかんなあと思た時、まず最初に取得したのはこの診察券と車。かいらしこの診察券、残念ながら私のやない。もこりん姫様のかかりつけにさせてもろた動物病院のもん。最初、歩いて20分くらいのとこにある動物病院に行ってみよ思てたんやけど、評判、特に悪うもないけど、もひとつパッとせんようでもある。「料金はちょっと高めやけど、設備も整うてるし、保護活動もしてるし」ゆうて知り合いが勧めてくれた病院にした。その病院まで、歩いて三、四十分で行けそう。けど、暑い時や寒い時は姫様に負担大きかろう。で、もう乗るつもりなかった車、通院のために買いましたがな。母の介護中、歯を元気な状態で保つのがいかに大事かを認識した。そこで、もこりん姫様にも口腔ケアを。か...姫様ファースト

  • めでたしめでたし

    ベランダでのポット育苗。古い種使こたにもかかわらず、発芽率ほぼ100%やん!て喜んだのも束の間。桜の後、あれよあれよゆう間に気温上がって、苗、ぐんぐん伸びた。伸びたはええけど、伸びすぎて、水やるたんびにあっちにふらふら、こっちにひょろひょろ。ゴールデンウイークに定植する予定やったけど、それまでに茎折れてまうんちゃうか。慌てて畑に支柱立ててネット張って、キュウリとトマトと茎ブロッコリーの苗さんたち、定植した。いつも通りの植え方したら風に振り回されてポキンやろう。斜め植えにしたらええ、ゆう動画がいくつかあったけど、キュウリや茎ブロッコリーなんか、茎いじくりまわしてるうちにポキンいきそう。ダメもとで深植えしたった。キュウリはネットの足元に、双葉のすぐ下まで土にうずめて。茎ブロッコリーなんか、双葉取って本葉だけの...めでたしめでたし

  • へえ~

    粘土ごろごろの畝に、無理やりぽっとん植えしたネギ苗。なんとか根付いてくれて、先に埋めてたジャガイモも芽ぇ出してきた。こんなからっからの畝、今年は諦めなあかんかと思てたけど‥。へえ~。頑張ってくれてるんや。もう時期遅いし、上でカラスも狙ろてるし。けど種残ってるし、ゆうんで蒔いてみた赤花エンドウ。うまいことカラスさんたちの目ぇ逃れたなあ。へえ~。4~5年前に自家採種したまま、使いきれんと残ってたキュウリやトマトの種。ダメもとで蒔いてみたら、なんと、発芽率ほぼ100%ちゃう?へえ~。すごいなうちの子ぉら。なあ、なあ、もこりん。ん~?みんな頑張ってくれてるでぇ。私らも頑張ろかなぁ。な、な、もこりん?へえ~。へえ~

  • 2024年 春

    2020年、山里の遅い春。2023年、母が最期を過ごした地の春。そうして今年、2024年春。桜を見ている人間を見る子供の馬。ヘアカットしたての大人の馬。大人の馬に乗る大人の人間。木々にも草にも馬にもヒトにも。いっぱいの春が、今年、ここにも。2024年春

  • なんでか

    こないだ、もの凄い風吹いた。大体風強い土地みたいやけど、それでもこないだのは特に凄かった。裏手の竹やぶの竹、折れそうになるくらいしなってた。物干し竿がガタンッ、ガタンッて大きな音立てる。ベランダのサンダルが、風にあおられてズリズリ動いてく。竿は慌てて下におろし、サンダルは部屋の中に取り込んだ。PCニュースでは「全国的に春の嵐」て報じてた。こういう時、以前住んでた山奥の家やったらもっと怖かったやろなあ。以前住んでた村。山の斜面に沿って段々に家が建つ村。うちの家もそうやったけど、すぐ下の家もかなりの古民家。築100年ほどの家。瓦はところどころ反り返ってる。道具小屋のトタン屋根はペラペラ。古うから「吹上」ゆう地名で呼ばれてたくらい、下から吹き上げる風の強い地域。台風、暴風雨のたんび、下の家の瓦やトタンが飛んでけ...なんでか

  • 四の五の言わんと

    畑やってたら、お天気が気になる。種まくのんも、草刈るのんも、収穫するのんも、ぜーんぶお天気次第。せやけどこの春、なんか雨の日多い。春って毎年こんなんやったっけ?合間に一日でも雨やむ日ぃあったら、畑に飛んでく。どこもかしこも水浸しのズクズクやけど、しゃあない、とにかく溝切って畝立ててく。溝から掘り上げた土は、土というより粘土やな。粘土の塊ゴロゴロの畝。しかしここは、ひどいなあ。ほとんど田んぼ状態。これから先、梅雨や豪雨もやってくるゆうのに。もっと高畝にしとかんなら。ぶつぶつ言いながらワッセワッセ畝立てしてる傍で、わお!いつの間にこんなぎょうさんのタンポポ。「四の五の言わんと、ちゃっちゃとせんかい!」てか。四の五の言わんと

  • ずんべらぼん

    畑、貸してもらえるとこ見つかった。希望してた面積よりはだいぶ狭いけど、これは60㎡くらいやろか。ブルーシートから向こうの三角形の場所。1回耕運してくれはったらしい。どうせなら春作からスタートしたい。全部の畝立てるのは間に合いそうにないから、種蒔く予定の畝から優先的に立てていく。立てた畝、とりあえず種蒔きまでは草マルチしといて。ここに植える予定のジャガイモは、出窓でもこりんと並んで芽出し中。で、ひと月ほどしてから、芽ぇ出たジャガイモの種イモ持って畑行った。ほんならなんとまあ、かぶせてた草マルチは全部吹っ飛んでしもて、かとゆうて草はまだ生えて来んと、土むき出しの、ずんべらぼん。けどしゃあない、とりあえずそのままジャガイモと長ネギ植えた。畝立ての時、かなり土砕いたつもりやったけど、粘土質の塊がそのまま石みたいに...ずんべらぼん

  • そーゆーことは

    洗濯グッズの置き場に困って、洗濯機の周囲に立てるラックを買うた。ネットで注文して、開梱したらなんやめちゃくちゃ手順の多い組み立て説明書が。見ただけでくじけて半日放っといた。けどそうも言うてられん。気ぃ取り直して説明書読み始めたら、え~っ!こんな警告がほとんどの工程に発せられとるではありませんか!もいっぺん、え~っ!そーゆーことはねえ、あぁた。ポチっと購入ボタン押す前にゆうといてくれはれへん?しゃあない、独り暮らしはその辺の壁やら家具やらに頼りながら組み立てるしかない。この際、ピアノと言えども特別扱いでけへんでぇ。しっかり支えとってやぁ。こらあ、もこりん。ややこしいとこ、ウロチョロするんやなーい!そんなこんな、夜遅うまでかかってやっと完成したラック。洗濯機前のスペース狭もうて、写真撮られへんかった。つまりこ...そーゆーことは

  • ま、いっか again

    むかし、むかし、山に囲まれたちいさな村に住んでた頃。雨上がり、山にかかる靄が大好きやった。何べん見ても、何十回見ても、ふっ、て息止まるくらい見惚れてた。この靄見たら、大抵のこと、ま、いっか、て思えた。もうあんなきれいなもん、見られへんかもなあ。思てたらこないだ、おお~っ!これがこれからの私の、ま、いっかの素。そうそう、もひとつ、ま、いっかの素がありました。今や立派に私の月光仮面。もこりん姫。ま、いっかagain

  • お城とピアーダとお餅つき

    去年の秋、母をどこかに連れて行ってやりたいと、いろいろ調べまくったことがある。せっかく家に帰って来て、ベッドで寝てるだけではもったいないもんね。けど、この地は一応観光地のくせして、バリアフリーがなってない。車椅子やとうんと遠回りせなあかんかったり、スロープがないもんやから車椅子ごと担ぎ上げなあかんかったり。入院して半年ほど病院や施設で暮らした母は、もうつかまり立ちもできんくらいに脚弱ってたし、あんまり長いこと車椅子にも座ってられへん。訪問リハの先生たちとも相談した結果、外出は断念した。母はそのまま亡くなってしもたけど、先日、母の粉骨を入れたカプセルをポケットに入れて、小峰城跡に出かけた。一年ほど前、歯医者さんに行った時気になってたちっこいお城。(→)別に母も私もお城好きなわけやないけど、なんか静かそうな気...お城とピアーダとお餅つき

  • そらすな

    どうでもええけどこの1年半、引越ばっかりやったなぁ。まず私が兵庫の山奥からここに来て、母が施設からハウスに戻って来て、母が亡くなったら部屋明け渡して、今、足の踏み場もなくなった私の部屋の断捨離中。それでも最近、自分一人と猫一匹の生活になって、時間の余裕もちょっとだけできてきた。よう考えたらどっこにも出かけてない。母の部屋と私の部屋の往復と、時々畑と、たまにハウスのマイクロバスに乗って役場やスーパーに行く。それと、裏の牧場には2回ほど出かけたなあ。今日はええ天気やし、近所でも一周してみよか。この地は、多少の起伏はあるけど概ねなだらか。視界も開けてる。酪農で開けた町。今は随分少ななったらしいけど、それでもまだ、牛飼ってる家もある。道歩いてたら、のんびり草食む牛さん見かけたりする。これ、牧場でも何でもない。普通...そらすな

  • ほなね

    フロントへの階段上ろとして、ん?危なっ!ふ、踏んでまうやんか。どないしょ。つまんでどこかへ動かそか。どないしょ、どないしょ、思てたら、「うんせ、うんせ」わ、こっち来た。下の道に降り立って、「何見てんのよ」寒なってきたからか、動きが遅い。1年半前、私がここに引っ越してきた時、ブログ用に撮った最初の写真が、カマキリさんとカエルさんやった。(→)この時ももう秋になってたなあ。カマキリって、冬の間どないしてるんやろ。ちょっと心配になって調べてみた。(https://kama.menokenkou.work/huyukama/)それから二、三日して、雪が積もった。あー、あの子、どっかで頑張ってるんやろか。あの時私を見上げてた眼ぇ。「何見てんのよ」やのうて、「ほなね」(そしたらね)言うてたんかもなぁ。ほなね

  • ぐにゃぐにゃ

    畑に行く途中、ん?なーんとなく気になった。ズーム、ズーム、ズーム。なんじゃこりゃ。ぐにゃぐにゃやんか。どないしたらこないなんねん。そういやあ、うちにも昔、ぐにゃぐにゃがいてはりましたなあ。このお方。私の「月光仮面その3」、「いち」姫さま。うちに来てくれた当初は、もっとねじれとった。そんな寝方で肩凝れへんか?私の心配をよそに、いつも元気に、「あらよっ」今、「月光仮面その4」見習い中のもこりんはといえば、「あらよっ」ま、ま、ま、こんなもんでしょ。「何か‥」ぐにゃぐにゃ

  • 畑じまい 2023

    明日から天気は下り坂、言われてる今日は、ぽっかぽか~。手ぇにも足にも霜焼けもできてきたことやし、今日のうちに畑じまい。一部残ってた支柱も解体して、この畑に水はないから、杭の泥は下界に持って降りて洗わなあかん。一輪車に積めるだけ積んでと、残りはまたぼちぼち。畑に植わってるのは、先月定植した玉ねぎの苗だけ。冬の間、この子らが畑の番してくれることになる。けど、ちょっと心配事が。畑の一角に、鳥の羽が散らばってた。これって‥。皆、頑張って生きてるんやなぁ。帰り道、楽しみの一つ。見れ、見れ。足長ニンゲン~!畑じまい2023

  • まめの限界

    所用で、なんちゃらプラザゆうとこまで出かけた。最近、「所用」が多い。帰りのバスの時間まで、その辺ぶらぶらする。この日はええ天気やった。暑うものう、寒うものう、お陽ぃさんポカポカで。こんな広い場所、草刈りだけで大変やろに。途中、銀杏の実ぃ落ちてたから、拾てきた。ビニール袋三重にして入れて、お陽ぃさん当たるとこにひと月くらい置いといた。「あれ、何?」とか、「あれ、いつ実ぃ出すの?」とか聞かれるから、昨日、遂に意を決してビニール袋開けましたがな。水でじゃぶじゃぶ洗ろて、実ぃ出しましたがな。「へー、銀杏」とか、「どこで採ったの?」とか、通りがかりに覗き込んでくる人たち。中には、「まめだねえ」て、あれは褒めてくれてはるんかしらん。えー?私ってまめなんや。ちょっと嬉しなったりする。けどね、あったにしても私のまめはここ...まめの限界

  • 純真

    中庭のドーダンツツジが真っ赤っか。こんな秋の日、久しぶりに裏の牧場に出かけてみた。霧の中で牛さん、ポーッと佇んでる。「なんか面白いことないかしら」てなもんかしらん。「おーい、おーい」声かけてみた。振り向いた牛さん。「えっ、何?」とことこ駆け寄ってくる。「何、何、なに~ぃ?」「い、いや、ちょっと呼んでみただけ」なんてなこと、間違ごうても言えそうもないこの、純真な圧!純真

  • 銀の鈴

    所用があって、久しぶりに関西に出かけた。もこりん一人でお留守番してるから、ちょっとでも早よう帰ったらんなら。「スマートEX」と「えきねっと」で予約した列車より1時間半以上早いペースで東京駅まで戻ってきた。ええがな、ええがな。もこりん待っとれよ、今帰るからな。ところめが。なんとこのまま東京駅で1時間半足止め食らうことになる。なんでやねん!うちの最寄り駅に停まる列車が無いんやて。えーっ。1時間半もぉ?し、新幹線でっせぇ。ぜえぜえ大急ぎでここまで戻って来たのに、結局予約した列車まで待たなあかん。なんちゅう駅や。なんちゅう新幹線や。もこりん、ごめん‥。時間つぶしに、その辺うろうろ歩いてたら、あらあ。「銀の鈴」て、まだあったんや。昔々の話。東京で働いてた私に、父から電話があった。出張で東京に来てるから、晩御飯でも一...銀の鈴

  • 血ぃ出たの

    二、三か月前から、出窓下の壁にシミがついてた。血みどろの手形みたいに見える。爪切り効果のある爪とぎ、ゆうんを買うたから、それで爪とぎし過ぎたんやろか。とりあえずその爪とぎは使わんようにして、様子見てた。で、こないだ、そろそろ爪切りしとかな、思うて、切り始めたら、前足のあれは第4指?人間でゆう薬指の爪が、思い切り伸びて肉球に食い込んでる。そこ触ろとしたら、もこりん様、さっと手ぇ引っ込めはる。もいっぺん触ろとしたら、「う~っ」て唸りはる。洗濯ネットに入っていただいても、ゴツンゴツン転びながら、ネットごと逃げ出しはる。この子、力強い。今までのほかの猫たちとえらい違いや。洋猫は力強いんか?こら私の手に負えん。こないだワクチン接種で行ったとこやのに、またタクシー乗って獣医さんに連れてった。なんやねん。診察台の上でこ...血ぃ出たの

  • じーっと

    今住んでるコミュニティのすぐ裏手に、牧場がある。ジャージー牛が放牧されてて、長靴に履き替えたら自由に牧場の中に入っていける。こないだ、天気ええ、なんもする気せん、て二拍子揃た午後、牧場に入ってみた。中はなんか所かのエリアに分かれてて、放牧地は順繰りに変わっていくらしい。私が行った日は、いきなり最初のエリアに牛さんたちがおった。おーい、おーい。元気でっかぁ?ここの牛さん達、人懐っこい。一応牛さんエリアと人エリアはロープで区切られてるんやけど、「なーにぃ?」「どしたん、どしたん?」ロープぎりぎりまで寄ってくる。ジャージー牛、こんな顔黒っぽい子もいてるんや。森を切り開いたような高台の放牧地。こんなとこで一日自由に草食べてるんやなあ。ゆーっくり歩いてるうちに、日ぃ傾いてきた。入り口付近まで戻って行ったら、牛さん達...じーっと

  • お帰り

    また鹿さんにやられんうちに。ゆうんで掘ってみた里芋。まあ、こんなもんかなあ。葉っぱも倒れ始めてるし、全収穫してまおか。元肥もなんもやってないのに、よう一人で大きなってくれた。ありがとうね。母を大事にしてくれはった近所の皆さんに、まだ何のお礼もできてない。この里芋、芋煮にでもして、皆さんに食べてもらわれへんやろか。相談したら、食堂で作ってくれはることになった。まだちょっと若いけど、下仁田ねぎもつけて。4、50人分らしいけど、こんなんで足りるかなあ。お芋積んだ一輪車は重いけど、畑からの帰り道、なんかしらフンフン鼻歌気分。部屋に戻ったらもう日は落ちて、薄暗い。毛づくろいしてたもこりんが、眠そうな顔で、「お帰り~」て、上げてんのんそれ、足ちゃうんかい。お帰り

  • 大文字

    すっかり秋の雲。この棟のシンボルツリー、ポプラの向こうのコスモスも満開。昨秋このコスモスをとても喜んだ、この部屋の住人はもういない。出かけた町役場の空を見上げたら、ええと‥。大文字?送り雲、かな。大文字

  • もうちょっとだけ

    何日か続いた雨が、やっと止んだ。もう一回ツル返ししとこかなあ思て、サツマイモの畝見に行ったら、なんぞい、これは。誰か、掘った?しかも、齧ってるやん、お芋。えーっ。まだ10月入ったばっかりやろ?収穫は半ば過ぎまで待と思てたのに。足跡、掘り方、齧り方。どうも鹿さんくさい。なあ鹿さん、もうちょっとだけ待ってくれへんかったかなあ。せめてあと半月。お芋もうちょっと太らしたかったなあ。ゆうても多分聞いてもらわれへんやろから、食べつくされてまう前に、とにかくこの畝掘り上げてまおか。ほらあ。もうちょっと太れそうやろお?知ってるか、鹿さん?人間界ではな、こういうの「慌てる乞食は貰いが少ない」ゆうんやでえ。ぶつぶつ言いながらひと畝全部掘り上げた。踏み荒らされてない芋ツルも少々ゲット。トマトとオクラと青ナスも摘んで。図らずも、...もうちょっとだけ

  • みーちゃん

    日中、母が一人になる時のお相手にと、買い求めた「みーちゃん」。正式には、音声認識人形おしゃべりみーちゃん、ゆうらしい。AIロボットやないから、いわゆる「会話」はでけへん。あらかじめ決められた言葉で話しかけた時だけ反応してくれて、何種類かの答えを返してくれる。はっきり発音でけへん母の言葉は、みーちゃんにはなかなか聞き取ってもらわれへんかった。けど、何種類かの童謡歌うし、時々独り言も言う。うまいこと使こうたら、母の笑顔を引き出せた。いつも母と枕並べて寝て、合唱団の練習にも一緒に参加してた。母がおらんようになってしもてからは、祭壇のお守りをし、お骨も土にお返ししてからは、私の部屋に来て、日がな一日寝転がってるもこりんの番してる。時々「お花咲いたか見に行かない?」とか、「お着換えさせてほしいな」とか大きな独り言ゆ...みーちゃん

  • SOME WOMAN

    この夏、大事にしてたもん、二つ失くした。6月に、18年間一緒におってくれた三毛のスピカを。そいで十日ほど前に、母を。なんか不思議な感じ。猫やとか、人やとか、そんなこと、あんまり関係あらへん。悲しいとか、そんな気持ちとも違う。二人とも、いっつもすぐそばでうろちょろしてる感じ。母は大勢の人から大事にされて、家を後にする時も、ほんまに大勢の人が見送ってくれはった。お骨になって帰ってきた翌朝、家の前の軒下に、大きなクモの巣ができてた。E.B.ホワイトの「シャーロットのおくりもの」思い出した。ハムにされそうな子豚のウィルバーを救おうと、クモのシャーロットが、自分の糸で文字を書く。「SOMEPIG」え、何匹かの豚?じゃのうて、このsomeは、「たいした」とか「特別な」とか訳すんやって。英単語は、学校で教えてくれる意味...SOMEWOMAN

  • 秋 ?

    畑に行く坂道。やけに落ち葉が多い。桜の葉っぱやねえ。なんでまたこんな茶色い色。暑すぎて、暑すぎて、今年一年分の夏の気温、もう全部使こてもたん?してみると、世間はもう、秋か?ああ、やっぱもう、秋なんかもしれん。ほら、秋眠、暁を覚えず。秋?

  • 高窓

    玄関入ってすぐの部屋に、高窓が一つある。晴れた日ぃ、午前中いっぱい燦燦とお陽ぃさん射し込む。今の季節、この部屋むーんと暑い、暑い。ほなら、さっさとカーテンでも吊るしたらええやんか。そう思うわなあ。しゃあけど、ほら、このお方、この窓、お気に入りのようでして。それに、夜はこの窓の向こうに、大きなお月さんがきれ~に見える。これ、写真に撮れたらええなあ。写し方ちょっと勉強しよ、思て、思たまま、カーテン吊るさんまま‥。高窓

  • 生命線

    もこりん、ペット保険に入っとこ思て、いろいろ調べた。ホームページ見たり、パンフ取り寄せたり。10社ほど、項目別にリスト作って比較検討した。その途中で、ふと思た。この子、いくつくらいまで元気でおってくれるやろ。これまでに私が見送った猫たちは4匹。どの子も長生きしてくれて、一番短かった「いち」で17歳半。けどこの子ら皆、雑種やった。純血種はもこりんが初めて。ネットで調べてみたら、【猫全体14.2歳】順位品種平均寿命(才)1日本猫14.31混合種14.33ペルシャ(チンチラ)13.94アメリカン・ショートヘア13.54ラグドール13.56スコティッシュ・フォールド13.47ロシアンブルー13.18ノルウェージャン・フォレスト・キャット12.69メイン・クーン12.510マンチカン11.2てな記事があった。(Ni...生命線

  • ここにおる

    お盆やねえ。去年「いち」が亡くなり、2か月前にスピカが亡くなり、私の手元に遺ったんは、「いち」とスピカの小さな骨が入ったカプルと、粉骨。大事に持ってるけど、ほんまは「いち」もスピカも、この木箱やカプセルの中にはおらへん、と私は思てる。だって、「やあ、秘伝豆の花咲いてきたねえ」て、葉っぱの下覗き込むとき。「あれえ、青丸ナスて、花は白いんや」なんて、独り言言うとき。畝やら通路やらわからんとこ、かき分けかき分け進んでいくとき。すぐ隣で並んで覗き込んだり、私の先をふわふわ飛んでたり、それは「いち」やったり、スピカやったり、時々は二匹揃てやったり。そんでたまに、もう20年以上も前に亡くなったニャンコ婆さんやったり、ペケやったり。なんしか、あの子らいっつも、ここにおるもん。ここにおる

  • ちょっとぉ‥‥

    芽えさえ出たらあとは大丈夫、て言われるニンジン。芽ぇ出揃うて、ボッサボッサに出揃うて、やったーて喜んで、一週間ほどしたらその芽ぇ、跡形もなく消えてしもてた。春大根はなあ、葉っぱ虫に食われまくるしなあ。思いながら蒔いた大根の種、すくすく育って間引き菜ありがた~くいただき始めてた。けどこの大根もしばらくしたら、いつの間にか葉っぱ全然あらへん。葉っぱ無いから、土の中の大根も大きなれんまましなびていく。ジャガイモの後に植えたネギの苗。自分で育ててる苗だけでは足らんから、下仁田と松本一本ネギの苗買うて、ポットン植えした。今年の冬はちゅるちゅるの下仁田ネギ毎日食べれるかも。採らぬネギの皮算用ウハウハしてたのに、誰や、土ん中から苗つまみ出して、そこらじゅうにバラまいてんのは!2,3日したら追加で植えよと準備してたネギ用...ちょっとぉ‥‥

  • ぐりぐり

    コミュニティ内でコロナ陽性者が出た。最初は濃厚接触レベルやった人たちの中から、陽性に転じる人も増えていった。飲食の場で感染が広がったらしい。マスク外してるし、食事にはやっぱある程度の時間かかるしねえ。会食に参加してたわけやない母と私にも、検査キットが届けられた。私はしゃあない、自分でやったけど、母は訪問看護さんに検査してもろた。ぐりぐりぐりぐりぐりーっ。98歳、べそかいて怒ってましたわ。幸い二人とも陰性。3日連続で陰性。けど今回のコロナ騒動で、感染対策にシビアな人、ゆるい人、それぞれかなりの開きがあるんやなあと思い知った。99人が必死に感染対策してても、そこにたった一人のゆるい人が紛れ込んだら、全体の感染対策はゼロになるんやで、て教わってきた。まあそこまで言い切るのはちょっと、て今まで思う部分もあったけど...ぐりぐり

  • 空白

    gooブログは、「1年前のあなたのブログ」ゆうのがメールで届く。それって、「あ、もうトマトの苗作る時期なんや」とか、「あれ、去年はもう雪積もってたんか」とか、畑仕事や冬支度の目安になって、結構助かったりする。そのメール、先月くらいから届けへん。去年6月初めにこっちに越して来て、しばらくブログ更新でけへんかったからねえ。デジカメのデータ見たら、ポータブルトイレとシャワーチェアだけがぽつんと置かれたがらんどうの部屋。この写真を最後に、撮影が途切れてる。次の写真は、そんで、んでから、私はいっつも、いきものたちに助けられてる。空白

  • 願いごと

    今年の七夕、お願いごとを書くと母が言うた。利き手麻痺の母に代わって、私が代書する。お願いごとは二つ。文言は本人から聞き取ったまま。「きのう、でええのん?」尋ねた私に、「うん、きのう」母は答えた。そうか。みんなとワイワイおしゃべりしてたあの日ぃは、母にとってはつい昨日のことなんや。お願いごと、叶のうたらええね。せっかく皆のとこへ戻って来られたんやもんね。願いごと

  • 数独

    なんかせなあかん時に限って、別にいませんでもええことが無性にやりとなる。学生時代、試験前になったらやたら本読みとなった、あの癖は歳とっても抜けへんもんなんかなあ。前の記事、画面に出したまま手ぇはキーボードに向かわず、数独なんかやってみる。スピカの食器、どうしょうかなあ。思いながら体は動かず、数独ばっか、やり続けてた。数独

  • わたしの月光仮面

    スピカが逝ってしもた。ふた晩、一緒に過ごして、スピカを抱いて火葬車の助手席に乗せてもろて、静かな山寺に向こうた。お坊さんのお経は私がお断りしたので無しにしたけど、もう動かへんスピカの、おつむや背中やしっぽや、体中撫で撫でして、お花で飾って、「ありがとう」と書かれた白い布かけて、用意してくれはった部屋の窓から、スピカがゆらゆら、空に昇って行くのん眺めてた。手元のカプセルに入れる骨だけ別にして、これがスピカのぜーんぶ。これを、粉骨して、桐の箱に入れてもらうことにした。一足先に亡くなってた「いち」のお骨も粉骨して、おんなじ箱に入れてもらう。昨日、粉になったスピカと「いち」を届けに来てくれはった。「いち」、そっちでまたスピカの上に乗ってんのか?スピカ、雨あがったら、「いち」と一緒に畑行こな。おかちゃの畑見るのん初...わたしの月光仮面

  • 贈り物

    梅雨空の下、中庭にすっくと立つこの棟のシンボルツリー。ポプラ、かな?その足元に、キノコやん。おーおー、皆いっちょまえにキノコのかっこして。かいらしなあ。なんと、いつのまにこんなぎょうさん。雨の贈り物やね。きょうは畑、行かれへんなあ。久しぶりに部屋におる私に、「はい、どーぞ」もこりんからおかちゃへの贈り物。贈り物

  • 選択

    スピカ、18歳と7か月。この子の顎には腫瘍があるそうです。つい3、4か月前、初めて受診したこの町の動物病院でトータルな健康チェックをお願いして、「歳のわりに腎臓もほかの内臓も特に問題ない」と、獣医さんのお墨付きをいただいて喜んでたのに。ふた月ほど前から急に左顎が腫れてきた。ある日、食べ終わったご飯のお皿見たら、真っ赤な血ぃいっぱいついてた。歯茎が腫れてて、それがつぶれたんやろか。翌朝、スピカが寝てる私の枕もとのシーツが血で真っ赤に染まってた。「歳のわりに健康」とのお墨付きくれたあの動物病院に連れてったら、腰に注射一本打って終わり。この先どうしたらええか尋ねたら、注射は2週間効くとの返答。何がなんやらわからんまま、とにかく2週間後に通院したら、また注射打って終わり。「これは何の病気ですか?」それくらいしか尋...選択

  • 動き出した

    雪が解けて、あちこちから草の赤ちゃんたちが顔出して、やがて一面の緑になる。それも、わくわくする一歩やけど、畑やってる身ぃとしては、やっぱ、これかな。やったー!早生玉ねぎ「ソニック」。う、うりゃあー!裸もち麦「ダイシモチ」も、梅雨前に急ぎ刈り取り。季節が動き出した。農作物はおおかたのバヤイ、収穫したら終わり、とはいかんのよね。一生懸命実ってくれた作物たちにバトンタッチして、今度はそれ食べる人間がせっせと後処理する。玉ねぎはこの後、何個かずつまとめて吊るし玉ねぎにする。ここに来て初めての収穫やから、まずは吊るす場所作りから。フックやら紐やら棒やら、買うてこな。もち麦は脱穀せんとね。穂から出てるあのつんつんした芒(のぎ)外すの、下手したら血だらけになるんよね。そんで、バラバラにした穂の中から、麦の実ぃだけ取り出...動き出した

  • 畑 1年目の初夏

    トラクターで2回ひっくり返され、草も生えん、ミミズもおらん。ぶつぶつ言いながらも畝立て、種まいて、ゆるゆるスタートした畑。ツタンカーメンは途中で枯れてもた株がようけあるけど、足元ではもち麦が機嫌よう紫の穂つけてくれてる。サツマイモが隣に引っ越してくるのを、わくわく待ってくれてる大根の赤ちゃんたち。ここの土パラパラで、すぐにおいど丸出しになってまう。恥ずかし、恥ずかしの玉ネギさん。エン麦って「燕麦」て書くんやて。なるほどねえ、というそのエン麦。4月末の突然の猛暑で葉が焼けてもて、全滅か思たのに、こんじょで復活してきたジャガイモの皆さん。こちら、畑デビュー待ちのトマト幼稚園児。まだベビーサークルに入ってるってとこかな。青ナスの赤ちゃんたち。そんなこんな、だんだんにぎやかになって来た1年目の畑です。「で、わてが...畑1年目の初夏

  • なんやかんやと今年も紅茶

    ひょっとしたらこれが生涯最後‥‥てなこと思いながら揉み揉みした去年の紅茶づくり。あの発酵止めの時の、得も言われぬかぐわしき香り。あのしあわせをぜひもう一度。て言うんで、やりましたがな今年も。紅茶づくり。詳しい工程は過去記事で紹介してるので、今回は各工程の結果のみ何はともあれ、お茶の生葉の入手。なんと、メルカリで見つけた。それを今回は一日半ほど陰干し。んで、ビニール袋に入れてひたすら揉み揉み。ふた袋に分けて揉んだ。関節の弱い私には、この工程が一番厳しい。人の倍以上時間かけても、葉の撚れは甘いまま。もうこの辺で堪忍しといてもらお、ゆうくらいまでとにかく揉んで、半日ほど袋のまま放置。ほんならじんわり発酵してくるんやね。それをレンジで加熱して発酵を止めて、それをさらに最後の仕上げ。からっからになるまで乾燥させる。...なんやかんやと今年も紅茶

  • お姫さま

    「入浴剤用意したら、使ってもらえますか?」いいですよーて訪問入浴の人言うてくれはったから、ネットで探しまくった。ちょうど「母の日」やしね。浴槽にお湯張って、バラの花浮かせる。ほんのーりやけど、ええ香り。ステキやねえ。お姫さまみたいやねえ。「え、呼んだかしら?」お姫さま

  • 一人二役

    いつもの牧草地。‥‥。あれえ?あの白い花、何?ついこないだまでここ、一面のタンポポやったんよ。やさしいやさしいタンポポ色の、黄色い草原やったんよ。いつの間に?あれ、なんかなあ、思いながら歩いてったら、ん?そっかぁ。タンポポさんかぁ。すごいぞタンポポさん。一人二役やん。一人二役

  • 金次郎さん

    先月、町役場に出かけた時、周辺ぶらぶらしてみた。ちょうど桜の時期。へー。ふーん。て、そこいらの桜の木、見て回ってたら、あらら、金次郎さん。久しぶりですねえ。こんなとこにいらっしゃったとは。お顔拝見したいけど、残念ながら入れませんねん。昨今の学校は安全対策ばっちり。私は不勉強で、あんさんの頑張りや優秀なとこ、よう知らんけど。それにしても、それにしても。仕事しながらでも勉強したいゆうのと、歩きながらスマホいじるゆうのと、そもそも比べてみよ思うかぁ?「わては、いちちゃん背負うて寝てました」(スピカ談)金次郎さん

  • おみやげ

    ちびたい雨降る日ぃもあるけど、霜降りる朝もあるけど、それでもあたり一面、緑、緑、緑。トウモロコシ畑の準備、進んでる。こんな4月のコーヒーとケーキの会。クリームたっぷりのスポンジケーキやったから、ほんで、酸っぱないイチゴやったから、母もムシャムシャいただきました。「え?いただいたぁ?」「ふーん」「で、おみやげは?」おみやげ

  • また、いつか

    「いっつも二人、姉妹のように一緒にいたよ」周囲の人からそう言われる友達が母にはいた。母よりずいぶん若いMさんは、そろそろ物忘れの始まっていた母を丁寧にサポートしてくれてはった。朝食会に行く時間に毎朝母の部屋まで迎えに来てくれはったらしい。「通院はおんなじ日にして一緒に連れて行ってくれはるねん」以前母がそう言うてた。温泉では体洗ろうてくれはったし、美容師さんやから母のヘアカットもしてくれはったとか。そのMさんが転倒骨折を繰り返すようになった。一人暮らしは無理やて考えたご家族は、Mさんを特別養護老人ホームに入所させた。2~3年前やったかな。今年に入って、Mさんがホームで亡くなったゆう訃報が届いた。このコミュニティで親しかった人らが集まって、お別れ会が開かれることになった。一生懸命おめかしして、花持って、参加し...また、いつか

  • うふふ‥

    例によって、ちょっとゆーうつになりかける季節。なんかざわざわして、表で人の声がするようになる。来るで、来るで、来るでー。静かな静かな冬こじ開けて、春が開いていくとき。きれいな花咲いて、鳥たちも啼き交わして。ええんやけど。けど、ちょっとゆーうつ。こんな時、神さんが慰めてくれはることがある。朝起きたら、わぁ!「お、折れる~」「ち、ちびたい、ちびたい、ちびたいっ」咲き始めた枝垂れ桜にも雪。皆様方には悪いけど、ありがとう、ありがとう、ありがとう。うふふ、うふふ、うふふふふ‥。うふふ‥

  • もこりん受難の日

    もこりんは避妊してなかった。前の飼い主さんは、発情期をどうやって乗り切ってはったんやろ。赤ちゃんを産んだことはない言うてはったし。いろいろ考えたけど、新しくペットは飼われへんこの住宅の規定もあって、避妊手術受けさせることにした。で、知った、この地における動物病院事情あれこれ。それはまあ、別の機会あったらお話しすることにして‥‥。麻酔注射打った時、それから手術終わってケージに戻す時、大暴れしたというもこりん。うちに帰って来ても、このエリザベスカラーが嫌いで嫌いで、水もご飯も食べようとせん。どないしたもんか。10日後の抜糸まで外すなと言われてるし。クリアファイル切って、自家製エリザベスカラー作った。ちゃっちいけど、やわらかいからちょっとはマシちゃうやろか。相変わらずご不満げではあるけど、ご飯皿口元まで持ってっ...もこりん受難の日

  • 花よりケーキ

    敷地内の桜がちらほら咲き始めてる。まだ木が若いし枝も細い。そやから早めに咲き出すんかなあ。畑に向かう道に並ぶ桜の古木は、つぼみがふくらみ始めたとこ。それはさておき3月の「コーヒーとケーキの会」今月はスポンジも柔らかめで、ホイップクリームつけてうまうまうま。完食~。ケーキもコーヒーもおいしいけど、なんちゅうてもこの眺めが一番のごっつおです。お花見しながらいただくコーヒー。花よりケーキ

  • 悩みどころ

    今年の桜開花、例年よりかなり早めになってるらしい。久しぶりにジャガイモ植えてみよ思た私は、何がなんやらわからん子ちゃん状態になってもた。種イモいつ植えるか、YouTubeで観たら、まあいろんな人がいろんなこと言うてはる。桜の咲くころに植える言う人、桜が咲くころに芽が出るように植える言う人、こぶしの花が咲くころに植える言う人、植える2週間ほど前に芽出し始める言う人もありゃあ、芽出しはひと月前から始める人もおる‥‥。ど、どないやねんっ。ええいっ!て、山かけることにした。芽出しは2月半ばから開始。今年挑戦する品種は三種。キタカムイ、インカのめざめ、ピルカ。で、3月7日に大きい種イモ半分に切って、二、三日して土地の人に聞いたら「まだ早い」て言われたけど、切り口白うなってきたから、切った芋中心に、種イモの半数を植え...悩みどころ

  • おっさんの哀愁

    ちっこうてスリムやった「いち」。対してずんぐりむっくりのスピカ。二人、こっちに背中向けて並んだら、スピカ、あんたおっさんみたいやで。特に、スピカのぶっとい首が好きやった。なんとのう哀愁漂う後頭部が好きやった。歳とって、かなり細なってきたスピカの首。おっさんのイメージは、ちょっとずつ失われつつある。私、あのおっさん首と後頭部が好っきやねんけどなあ、スピカ‥。今、そんな私の性癖を満足させてくれてるんは、もっぱらこの方。ええやんか、ええやんか。な?おっさんの哀愁

  • 一つ丘越え振込に

    振込期限が迫ってる。所定の振込用紙に領収印もらっとかなあかんやつ。郵便局かコンビニに立ち寄れるマイクロバスの時間と、私の空き時間がどうしても合えへん。しゃあない、最寄りのコンビニまで歩くことにした。マップで調べたら片道徒歩45分。なんとか次の予定までに行って帰って来られそう。車がビュンビュン飛ばしてる道を行く。途中、歩道がなくなるんで、回り道やけど下の集落の中を突っ切って行く。なんか、お社?がある。ここで暮らしてる人たちが大事にお守りしてはるんやろなあ。すり鉢状になってる集落抜けて、また上の道に戻ったら、やっと見えてきたコンビニ。振込だけ済ませて、また下の集落突っ切って、てってけ、てってけ帰って来ました。おみやげは?す、すんません!忘れてました‥‥。一つ丘越え振込に

  • お医者さん

    いっぺん診といてもらわなあかん思いながら、なかなか連れて行かれへんかった動物病院。今朝、久々に私のスケジュールが空いて、猫たちのご機嫌まあまあで、お天気もそこそこで、その他諸々の条件が一気に揃うた。で、急遽タクシー呼んで、初受診。足痛いスピカはこのケージに入ってもろて、もこりんはこの抱っこバッグの中へ。車嫌いのスピカがか細う、情けなそうに啼きつづける中、20分ほどで動物病院に到着。なんか、体重測って受診票作っただけみたいな初診やったけど。18歳スピカの腎臓の検査はせんでええのか訊ねたら、おしっこ普通に出てる間は下手に何やかやせん方がええとのこと。で、もこりんの避妊手術の予約して、スピカには目に塗る軟膏もろて、またタクシーで帰って来た。帰宅後おふたりはぐったり且つご機嫌斜め。ぷしゅーっと空気抜けたスピカさん...お医者さん

  • 樹の姿

    ここに越して来て、樹の形を見るようになった。樹の形ゆうか、つまり一本一本の樹の輪郭と言うか‥‥。樹って、こんな風にいっぱい手ぇ広げてたんや。手ぇの先に、指いっぱいついてる。わしゃわしゃ広がってる。けど、皆して集まったら、てっぺんまっ平らになるんや。よう考えたら前に住んでた村では私、樹ってほとんど見てなかったな。私が見てたんは、山やったわ、そうゆうたら。樹の姿

  • ゆったり世代

    4~5年前、100均のクッション組み合わせてにゃんこベッド作った。嬉しいことにスピカも「いち」も気に入ってくれたんやけど、こういうことがしょっちゅう起こった。ほんで、時にはこういうことも。けど一番よう見かけたんは、これやね。「いち」は逝ってしもたし、スピカは脚痛いからか、いまはもうこのにゃんこベッドには入れへん。もうちょっと大きめの段ボール箱置いてみたけど、これもお気に召さんらしい。で、COOPカタログに載ってたこの猫マット。枕付きで、気に入ってくれへんかなあ。お陰様で、なんとか使こうてくれました。こんな感じで。脚や腰、曲げたら痛いんかなあ。スピカももう、ゆったり世代になってきたんかなあ。ゆったり世代

  • 移動販売

    「買い物難民」てな言葉を聞いたんは数年前。田舎で交通の便が悪いとか、足腰弱ってきたとか、ネット利用も苦手とか、そんな理由で買い物がままならん人らのことを、そう呼ぶらしい。どうでもええけど「難民」て‥‥。前に住んでた村では、COOP宅配があったけど、チラシ見て、注文書に記入して、ゆうのが婆ちゃんたちにはめんどくさいのかなあ。もひとつ評判良うなかった。さて、去年越してきたこのコミュニティに、昨秋から移動販売車が来るようになった。週一回だけやけど、食料品やちょっとした日用品積んでやって来る。このコミュニティではマイクロバスが運行してて、役場とか病院とかスーパーとか図書館とか、曜日によってコース変えて無料で送迎してくれる。それ乗って行ったら、大抵の買いもんはできる。けど、この移動販売車、面白いねん。ちっこいちっこ...移動販売

  • 2023年餅つき

    新型コロナのせいで2年だか3年だか中止されてたという餅つき。今年は久々の開催。時期はやや遅めの1月末になってもたけど、この日を楽しみに待ってた人多い。このところ続いてた雪も今朝はきれいに止んで、なんちゅうか、餅つき日和。皆さんの普段の行いがよろしいんでしょうか。「我こそは」と名乗り上げた男性陣が、交代で杵をふるう。「〇〇さん、カッコいーっ」なんてな黄色い声援も飛んで、そりゃもう頑張る頑張る。明日、無事起きられるかぁ?今回は8㎏のもち米をついたそうな。車椅子の母も、しっかり着込んで日なたから応援。この後、希望者は食堂で昼食会。つきたてのお餅付き。きな粉やあんこなど4種類のお餅。おかずは具だくさんの豚汁。お漬けもんも添えて。お餅だけでええわ、ゆう人はお餅だけ食べることもできる。つきたてやもんね、食べたいよね。...2023年餅つき

  • 麦踏み

    雪のない1月の畑見たん、何年ぶりやろ。「雪?積もってもすぐ解けるよ」こっちに越してきてすぐ、そう教えてくれた人の話、ほんまやったんや。念のために、ゆうんでかぶせてた不織布。心配するほどの雪の重み、なさそうやね。めくってみたら、エンドウ豆の苗たちは、ちっこいながらも元気。麦たちもちょうどええくらいの大きさに育ってきてたから、麦踏みなんかしてまいましたがな。どこが道でどこが畑か、皆目わからんかったあの村の1月。あの村でも今年は、麦踏みできてるんやろか。麦踏み

  • とんど焼

    フロントの掲示板に、懐かしい文字見つけた。「とんど焼」。「明日はとんど焼です。燃やしてほしいものを、この段ボール箱に入れておいてください」確かそんな内容の掲示やった。わあ、とんど焼するんや。どこでするんやろ。あんなでかい火ぃ焚けるとこあったっけ。私、行く気満々やった。こないだ外した正月飾り、焚いてもらお思て段ボール箱のとこまで持って来た。「とんど焼き、どこでするんですか?」たまたま出おうた人に聞いてみた。そしたら、「いやあ、どこかしらねえ」え?このコミュニティ内でやるんちゃうんや。どっか、近くの集落のとんどに参加させてもらうんかなあ。えーっ。きっちり、とんど焼の目ぇと鼻になってたのに。前住んでた村のとんど焼。男衆は櫓組んだり、うまいことガンガン燃やし続けたり、大変やったやろけど、まあ言うたら、そこが各集落...とんど焼

  • 手ぶら

    秋頃から気になってた。上の前歯あたり、時々やけどすぃーんゆう感じで、ちょびっと痛なる。うわ~、虫歯やったらいややなあ。年末、万障繰り合わせて歯医者さん予約した。JR東北線白河駅から歩いて7,8分の歯医者さん。その歯医者さんも白河駅も、初めて行くとこ。きょろきょろしながら駅出たら目の前に、いやあ、なにこれ。かいらしお城やなあ。看板見たら「小峰城跡」て書いたある。ちっこい天守閣て、私は勝手に思うてたけど、後で聞いたとこによるとあれ、櫓て呼ばれてるねんて。天守と櫓の違い、ようわからん。けど、なんかきれいな櫓やんか。今日は私、エプロン着けてない。車椅子押してない。猫キャリーも抱えてない。手ぶらやし!手ぶらやったら、視線も上がるんやろか。いえ~い!手ぶら

  • 会えるかな

    前に住んでた村、雪の朝が楽しみやった。家の庭や、下の家の屋根に残ってる動物たちの足跡。見つけてはニヤニヤしてた。(→「お食事処」)こっちでは無理かなあ、思てたらこないだ、やあ!なにこれ!ひょっとして、ひょっとしたら‥‥わあい!!!どんな子やろ。男の子かな。女の子かな。そのうち、会えるかな。会えるかな

  • こんなん

    どんなかなぁ、どんなかなぁ。ゆうて楽しみにしてた今月の「コーヒーとケーキの会」。こんなんでした。ジャーン!ベリーたっぷりのショートケーキ。ケーキ皿の向こうの四角いお菓子は、参加者の一人からの差し入れ。小豆を使こうた砂糖菓子で、上品なお味でした。小さなガラス器にシクラメンの花挿して。これまたセンスええやんか~。ケーキは側面にもイチゴついてる。イチゴもスポンジも小そう刻んで、生クリームと混ぜ混ぜして。ほんなら、呑み込みが苦手なひとでも、ほら、あ~ん。おいしいねぇ!よかったねぇ、クリスマス。「で、わてのケーキは?」こんなん

  • どんなかなぁ

    今私が暮らしてるとこ、高齢者住宅なんやけど、皆元気。サークルとか同好会とか勉強会とか、いろんな仲間がいろんな活動してる。「コーヒーとケーキの会」もその一つ。毎月一回、数人が集まってコーヒー飲みながらケーキ食べる、ただそれだけの会なんやけどね。ケーキは最近、食堂スタッフの一人が作ってくれてる。皆このケーキが楽しみで集まってくる。「あ、また写真撮り忘れた」思い出すのはいっつも、夢中で食べてもた後。特に会員登録なんかないし、予約さえしといたら誰でも参加OK。私もここに越してきた6月から参加させてもろてる。大きな窓の向こうの庭も、その季節季節の楽しみ。さあーっ、今月の「コーヒーとケーキの会」は25日。な、なんと、クリスマスやん!どんなかなぁ。ケーキ、どんなかなぁ。「わての分も予約しといてくれた?」どんなかなぁ

  • 見えへん

    ニンジン。特に好きゆうわけちゃうけど、一年中値段が安定してて、それもそうお高こうはない。ほそぼそひっそり暮らしてる我が家には、かなり頼もしい味方のニンジン。そやのに去年の冬、ニンジンがやたら高なった時期あった。あれにはちょっとびっくりした。しゃあない、毎朝の温野菜に使うニンジン、量減らしてた。ひょっとしてこの冬もああなったらいややなあ、思て、今のうちに干しニンジン作っとくことにした。てれれ~ん。あともうちょっと、ゆう干し柿と並んで日向ぼっこ。温野菜用には無理やろけど、味噌汁には使えるやろ。やれやれひと安心。思たら、この方はご機嫌斜めであらせられます。見えへんやん、外!見えへん

  • 初雪

    降りました。昨日昼前からちらつき始めて、夜の間にうっすら雪化粧したんやねえ。この地に越して来て初めての冬。雪はどれくらい降るんかな。どれくらい積もるんかな。「積もってもすぐ解けるよ」「真冬でも、合間見て畑仕事できるよ」言う人もいてはる。ほんまかいな。雪はのうても、地面はかちんこちんちゃうの?第一私の手はしもやけだらけで、外仕事の役には立たんのちゃうやろか。気分はがっつり冬ごもりの覚悟。(と言うか、期待?)そんな厳しい(?)冬ごもりの慰みに‥‥。カバーかけといたるからな。雪降っても大丈夫やからな。な、な、頑張ってや、柿さんたち。初雪

  • センス

    今の住まいは、二戸一住宅が集まって一つの集落みたいな形になってる。地域性かなんか知らんけど、住んでる人らは概してセンスがええ。ここは田舎。前に住んでた山里も田舎。けど、住んでる人らの様子はかなり違う。例えば、ここの人らは、家の前に何か置く。何かゆうのは、自転車とか、傘立てとか、縁台とか、そうゆうもんやのうて、そうゆう実用的な道具類やのうて、のうても別に誰も困れへんもん。けど、あったら、「わあ~」て、なんとのうほわ~んとするこ洒落たもん。こんな風に花台置いたり、窓飾ったり。このお宅もなんかセンスよろしおまっしゃろ?そんで、花、花、花、ときた次が我が家。な、なんでっか、これ?すんません、雨模様なもんで、柿、軒下に干させてもろてます。センス

  • 秋 どんどん

    避暑地として知られるこの地域。けど今年の夏は異常に暑かったらしい。「半袖着たんだもんね」その人、夏でも長袖しか着たことなかったらしい。それくらい暑かった夏が終わったら、やっぱ秋やね。敷地のあちこち、すぐに枯葉で占拠される。今年は柿、メルカリで買うて吊るした。窓の奥でもこりんが見張ってる。「なによ。やんのん?」その間スピカは‥‥食欲の秋。おばあちゃんになってもモリモリ食べてくれてる。嬉しい。我が家の月光仮面たちが、それぞれ食料を守ったり食べたりしてくれてる間、おかちゃはといえば、せっせと畝立てて、玉ねぎ追加で植えた。エンドウの風よけと、来年の麦わら確保のため、燕麦なるものも初めて蒔いてみた。ちょこっと芽ぇ出始めてる裸麦とエンドウ豆。無事、冬越してくれるかなあ。この畑、風強うて、畝に枯草載せといてもすぐ吹き飛...秋どんどん

  • 月光仮面 その4

    60歳過ぎたおかちゃが、誰一人知った人もおらん土地に出かけて、生まれて初めての山里暮らしを始めた。その時に、ムカデと戦い、ネズミを追い回し、おかちゃを助けてくれた私の月光仮面。月光仮面2のスピカ。月光仮面3の「いち」。「いち」は16年半私のそばにいてくれて、去年お骨になった。「いち」は今でも、いつも私のそばにいて、畑にも一緒に出かけている。それから1年余り。いろいろな事情が重なって、私とスピカのもとにやって来た「もこりん」。なんとこの子は雑種のスピカとは違い、純血のスコティッシュ。甘ったれのこの子、私の月光仮面4になってくれるかしらん。月光仮面その4

  • 秋の黄色

    寒なる前に。えっちらおっちら畝立てしてる。とりあえず裸麦蒔いて、玉ねぎ苗移植して、スナップエンドウ、ツタンカーメン豆、絹さや蒔いて。あ、雪見なんちゃらいう菜っ葉の種も蒔いてみたな。空見上げたらもうすっかり秋の空や。帰り道。なんとまあ、黄色がきれいやなあ。アレルギーある人は、写真見ただけで息苦しうなるかもしれんけど、すんません。セイタカアワダチソウ。けどなあ、嫌われもんかもしれんけど、この子ら、一年中で今が一番きれいやねん。この子らにとっては、今が晴れ舞台やねん。ほら、蝶々は来る、蜂も来てる。虫たちの間では、ごっつ人気もんなんやからにして。秋の黄色

  • いただきます

    10月に入ってからやっと、朝のお茶を腰かけて飲めるようになった。ぶつ切りのニンジンや玉ねぎ、お芋類をレンジでチンして、これが夕方までのエネルギー源。ほくほくの野菜とあったかいほうじ茶をテーブルに運んで、いっただきま~す。よう考えたら、「いただきます」なんて久しぶりや。ここ半年近こう、ゆうてなかった。そら、あちこち動きながら、立ったままカロリーメイトなんか齧ってるようでは、いただきます、もないもんやわな。前、山奥の村で畑やってた時は、口に入れるもんのほとんどが、畑で育った野菜やった。機嫌よう大きなってくれてる、まさに今生きてるその子たちを、私は刈ったりもぎ取ったりする。家に持って帰って切ったり煮たりして、おかずにする。そやから、テーブルに準備した温野菜やみそ汁の前に座ったら、いただきます。自然に手ぇ合わさる...いただきます

  • 秋です

    開梱でけへんまんまの引っ越し荷物にうずもれ、日めくりだけがべりべり剥がされていく。そんな感じ。ここに来たのは6月のはじめ。どこ行っても虫、生き物たちは人懐こいなあ。あらら、どっからお越し?なあなあて、遊べへん?長距離移動の後、2日間ほどぐったりしてた高齢のスピカ。ほんまに心配したんやで~。けど、さすがスピカ様。ほどなく復か~つ!早よここ座って、わちきを膝に乗せなさいよ!お姫様モード全開。お姫様といえば、事情あってもう一人のお姫様が我が家に‥。このお方については、またおいおい。一緒に畑借りよ、ゆう人らの仲間に入れてもろて、ぼちぼち準備中。家の前の庭は、近所の人が一生懸命世話してくれはって、キバナコスモスが満開。ホウズキも赤なってる。敷地入口正面に広がる草地。引っ越してきた6月初めはまだ小さかったトウモロコシ...秋です

  • しばしの間

    梅雨の入りまでに、ぎりぎり間に合うか、ゆうタイミングでの引っ越し。中の畑から見下ろす村のこの風景も、見納めやなあ。火の見やぐら、映画の中やのうて実物で見る機会、またあるやろか。ほったらかし状態でも健気に実ぃつけてくれてるスナップエンドウ。見るに見かねた友人が、私の代わりにこまめに畑に出かけては収穫して、きつい坂道えっちらおっちら上って、我が家まで届けてくれる。むっちむちのパッキパキやで。さっと湯がいて冷蔵庫に入れといたら、ええおやつになる。引っ越した先でもこんな採れたての野菜食べられるかなあ。ただの採れたてはあかんねんで。邪悪なもんとは一切お付き合いしてない、純粋無垢な野菜やないと、痒い痒いが出るさかい。そういう野菜、また食べられるように、向こうでもなんとか頑張ってみよ。引っ越し準備は、ほんまちょびっとずつしか...しばしの間

  • ややこし

    引越日が近づいてきて、物の処分、スピードアップせなあかん。けど、電気やら水道やらインターネットやら、閉じたり開いたり開設したり。そんな連絡で一日のほとんどの時間がつぶれていってる。いろいろな手続きする中で、関東と関西の違いに戸惑ったりすることも多い。まあそれはまた別の機会あったら触れることにして、今日はごみについて、ちょっと。どこの自治体もごみ分別にはピリピリしてると思うけど、私が今住んでる町のバヤイ、えーっ、て思うこといっぱいある。他の町でもそうなんかなあ。ゴミの出し方のテキストみたいなんがあって、毎回それ見ながら出してる。まず、「燃えるゴミ」とか「容器包装のプラスチック」とか「金属」とか、ジャンル別の出し方のページがある。その後に、個別の品名ごとの出し方一覧が延々と続く。例えば、「茶だんす」ゆうのを見たら、...ややこし

  • 2022年 紅茶作り

    この村での住人としては最後の、ひょっとして生涯最後になるかもしれん、自家製紅茶作り。今年で4~5年目になるかなあ、自分とこの茶葉で紅茶作んのん。一昨年、割と丁寧に記録残してたんでご紹介。今年は手首の調子もあんまりようないし、ほんの先っぽの新芽だけ摘んだ。で、揉みやすうするために、ちょっと長めに二日間陰干し。それを今年は、お別れ会兼ねて、村で一番親しいしてもろてる人と一緒に揉み揉みした。彼女はちゃんとザルで揉んでたけど、私は例によって、ビニール袋に入れて、その上から揉むやり方。若い芽ぇばっかりやったからか、40分くらいで葉がよれてきた。ビニール袋密封して半日ほど置いたら発酵してくる。この後、120℃のオーブンに10分間入れて発酵止め。キッチンペーパー敷いたレンジで様子見ながら500Wを1~2分ずつ数回。からからに...2022年紅茶作り

  • 無粋

    「わあ、きれい!」山のほう見て、思わずそう言うたら、隣に居たおばさん、私の見てる方に目ぇやって訊ねてきた。「何が?」何が、って‥‥。先日、用あって3日間ほどこの町を離れた。戻って来た日は、大雨が上がったばっかり。駅前でバス待ってたら、お~!けど、う~ん。車やら、看板やら‥。電気の線って、こない張り巡らさんといかんもんやろか。暗い夜に明かり灯したり、遠くまで出かけるのに電車乗ったり、便利と引き換えに我慢せんなあかんもん。外出て戻ってきたら余計目についてまうなあ。無粋

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