2024.11.7 一日一季語 嚔(くさめ) 【冬―生活―三冬】 胸の鬼思ひきり吐き大嚔 歌代美遥 歌代美遥 第二句集『ひらひらと』2023年10月出…
俳句と写真 毎日の生活で、見た景=季語を探して、気ままに書いています。
2024.1.2一日一季語 雑煮(ぞうに《ざふに》) 【新年―生活】
2024.1.2一日一季語 雑煮(ぞうに《ざふに》) 【新年―生活】 やはらかに生き熱く生き雑煮餅 林翔 第20回平成17年度詩歌文学館賞受賞 林翔…
2024.1.1一日一季語 初明り(はつあかり) 【新年】 2024年明けましておめでとうございます今年もよろしくお願いします。 初あかりそのまま命あかりか…
2023.12.31一日一季語 日記買ふ(にっきかう《につきかふ》) 【冬―生活―暮―仲冬】
2023.12.31一日一季語 日記買ふ(にっきかう《につきかふ》) 【冬―生活―暮―仲冬】 うれしき日の文字大きかり古日記 栗原公子 初学の頃に総合…
2023.12.30一日一季語 餅搗(もちつき) 【冬―生活―暮―仲冬】
2023.12.30一日一季語 餅搗(もちつき) 【冬―生活―暮―仲冬】 餅搗に手拍子ありぬ介護苑 石井美智子 豊川稲荷として知られる豊川閣妙厳寺(愛…
2023.12.29一日一季語 冬の雨(ふゆのあめ) 【冬―天文―三冬】
2023.12.29一日一季語 冬の雨(ふゆのあめ) 【冬―天文―三冬】 濡れそぼつ寅さん像や冬の雨 西田史郎 東京都葛飾区柴又4丁目、京成金町線柴又駅の…
2023.12.28一日一季語 室咲(むろざき) 【冬―植物―三冬】
2023.12.28一日一季語 室咲(むろざき) 【冬―植物―三冬】 室咲きの花びら渇く楽屋かな 居川成実 温室などで栽培されて寒中に鑑賞するシクラメ…
2023.12.27一日一季語 年忘(としわすれ) 【冬―天文―初冬】
2023.12.27一日一季語 年忘(としわすれ) 【冬―天文―初冬】 下戸にして意外な多芸年忘れ 能村研三 年忘、忘年会は、年末に会社の人や友人、知人…
2023.12.26一日一季語 枯園(かれその) 【冬―地理―三冬】
2023.12.26一日一季語 枯園(かれその) 【冬―地理―三冬】 犬と来て枯園の陽にまみれけり 大津信子 童謡『雪』雪やこんこ あられやこんこ降っ…
2023.12.25一日一季語 数へ日(かぞえび《かぞへび》) 【冬―時候―暮・仲冬】
2023.12.25一日一季語 数へ日(かぞえび《かぞへび》) 【冬―時候―暮・仲冬】 数へ日や数へなほして誤たず 能村登四郎 俳句が老年の芸だとい…
2023.12.24一日一季語 雪(ゆき) 【冬―天文―三冬】
2023.12.24一日一季語 雪(ゆき) 【冬―天文―三冬】 雪積もるだんだん耳の遠くなり 松野苑子 第62回角川俳句賞受賞 待望の受賞第一作2009…
2023.12.23一日一季語 門松立つ(かどまつたつ) 【冬―生活―仲冬】
2023.12.23一日一季語 門松立つ(かどまつたつ) 【冬―生活―仲冬】 はやばやと角の蕎麦屋に松飾 竹山みや子 江戸時代に入ると、12月13日が…
2023.12.22一日一季語 冬至(とうじ) 【冬―時候―仲冬】
2023.12.22一日一季語 冬至(とうじ) 【冬―時候―仲冬】 日の力もどる冬至の野辺明り 西屋敷峰水 この句の日の力には、一陽来復を感じる。古代中国…
2023.12.21一日一季語 鼯鼠(むささび) 【冬―動物―三冬】
2023.12.21一日一季語 鼯鼠(むささび) 【冬―動物―三冬】 むささびや露天湯更けて湯気もなし 井沢正江 ムササビは大きな木にできる「うろ」と…
2023.12.20一日一季語 毛布(もうふ) 【冬―生活―三冬】
2023.12.20一日一季語 毛布(もうふ) 【冬―生活―三冬】 受けとりて毛布ぐるみの子の軽く 森田峠 この句の子、生まれたばかりの赤子にも感じ…
2023.12.19一日一季語 火の番(ひのばん) 【冬―時候―三冬】
2023.12.19一日一季語 火の番(ひのばん) 【冬―時候―三冬】 赤ン坊の手が驚きて夜番過ぐ 田川飛旅子 赤ちゃんが産まれてすぐ、突然前触れもなく…
2023.12.18一日一季語 初氷(はつごおり《はつごほり》) 【冬―地理―初冬】
2023.12.18一日一季語 初氷(はつごおり《はつごほり》) 【冬―地理―初冬】 千曲川源流の苔初氷 森泉理文 この句の作者に、先日、佐久平で…
2023.12.17一日一季語 スケート 【冬―生活―三冬】
2023.12.17一日一季語 スケート 【冬―生活―三冬】 お下がりのスケートの靴やはらかし 近恵 スケート靴には、大きく分けると、アイスホッケー、フィ…
2023.12.16一日一季語 風邪(かぜ) 【冬―生活―三冬】
2023.12.16一日一季語 風邪(かぜ) 【冬―生活―三冬】 風邪の子の寝息銀河の擦過音 神野紗希 神野紗希 第三句集すみれそよぐ より かつて八…
2023.12.15一日一季語 冬芽(ふゆめ) 【冬―植物―三冬】
2023.12.15一日一季語 冬芽(ふゆめ) 【冬―植物―三冬】 鳥居だけ残る廃宮冬木の芽 歌代美遥 神社は日本固有の宗教である神道の信仰に基づく…
2023.12.14一日一季語 冬の夜(ふゆのよ) 【冬―時候―三冬】
2023.12.14一日一季語 冬の夜(ふゆのよ) 【冬―時候―三冬】 冬の夜のゴジラの光る歌舞伎町 鈴木昌子 新宿コマ劇場跡地に2015年にオープン…
2023.12.13一日一季語 冴ゆ(さゆ) 【冬―時候―三冬】
2023.12.13一日一季語 冴ゆ(さゆ) 【冬―時候―三冬】 星冴えて祈れるものへ鳴り出さむ 市堀玉宗 三大流星群のひとつ「ふたご座流星群」が活動の…
2023.12.12一日一季語 年の市(としのいち) 【冬―生活―仲冬(暮)】
2023.12.12一日一季語 年の市(としのいち) 【冬―生活―仲冬(暮)】 姉さんと呼ばれてふりむく歳の市 宇多喜代子 1996年6月から、30年近…
2023.12.10一日一季語 冬暖か(ふゆあたたか) 【冬―天文―初冬】
2023.12.10一日一季語 冬暖か(ふゆあたたか) 【冬―天文―初冬】 泣き黒子ひとつ加えて冬あたたか 瀬戸優理子 今日9日(土)は全国的に気温が…
2023.12.11一日一季語 葉牡丹(はぼたん) 【冬―植物―晩冬】
2023.12.11一日一季語 葉牡丹(はぼたん) 【冬―植物―晩冬】 葉牡丹を植えて願えし良き年を 瀬戸美文 葉牡丹は、お正月に欠かせない植物の一つ…
2023.12.9一日一季語 漱石忌(そうせきき) 【冬―行事―仲冬】
2023.12.9一日一季語 漱石忌(そうせきき) 【冬―行事―仲冬】 文豪の年譜を正す漱石忌 永田満徳 『漱石』は、数ある子規の俳号の一つだった…
2023.12.8一日一季語 冬帽子(ふゆぼうし) 【冬―生活―三冬】
2023.12.8一日一季語 冬帽子(ふゆぼうし) 【冬―生活―三冬】 森の香を纏つてきたる冬帽子 金子敦 寒さの厳しい冬は、おしゃれ感を倍増させるた…
2023.12.7一日一季語 炬燵(こたつ) 【冬―生活―三冬】
2023.12.7一日一季語 炬燵(こたつ) 【冬―生活―三冬】 小説の中のをんなを追ふ炬燵 木暮陶句郎 小説の中のをんなを。いったいどんな小説でしょ…
2023.12.6一日一季語 冬木(ふゆき) 【冬―植物―三冬】
2023.12.6一日一季語 冬木(ふゆき) 【冬―植物―三冬】 みな空へ落ちてしまえり冬木立 星野早苗 落葉樹の姿を、空に葉をおとしたという逆に見立…
2023.12.5一日一季語 畳替(たたみがえ《たたみがへ》) 【冬―生活―仲冬】
2023.12.5一日一季語 畳替(たたみがえ《たたみがへ》) 【冬―生活―仲冬】 一枚を灯下に仕上げ畳替へ 鷹羽狩行 忠臣蔵で、江戸中の畳職人が活躍する「…
2023.12.4一日一季語 クリスマス 【冬―行事―仲冬】
2023.12.4一日一季語 クリスマス 【冬―行事―仲冬】 子が星を一つづつ塗り降誕祭 渡部有紀子 第37回 俳壇賞受賞の渡部有紀子氏の第一句集「山羊…
2023.12.3一日一季語 木の葉(このは) 【冬―植物―三冬】
2023.12.3一日一季語 木の葉(このは) 【冬―植物―三冬】 オカリナの今日も聞こゆる木の葉径 豊岡清子 クラリネットやトランペットなどと違い、オ…
2023.12.2一日一季語 暖房(だんぼう《だんばう》) 【冬―生活―三冬】
2023.12.2一日一季語 暖房(だんぼう《だんばう》) 【冬―生活―三冬】 ストーブの部屋に温暖化の議論 仲寒蟬 今年を代表する言葉を選ぶ「現代用…
2023.12.1一日一季語 柚子湯(ゆずゆ) 【冬―行事―仲冬】
2023.12.1一日一季語 柚子湯(ゆずゆ) 【冬―行事―仲冬】 柚子湯出て皇室ニュースちらと見る 杉山久子 冬至は太陽の復活・再生を象徴する日とも…
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2024.11.7 一日一季語 嚔(くさめ) 【冬―生活―三冬】 胸の鬼思ひきり吐き大嚔 歌代美遥 歌代美遥 第二句集『ひらひらと』2023年10月出…
2024.11.6一日一季語 酉の市(とりのいち) 【冬―行事―初冬】 手締め受く去年より小さき熊手にも 秋葉雅治 沖歳時記ー創刊三十周年記念(平成1…
2024.11.5一日一季語 夜寒(よさむ)【秋―時候―晩秋】 どの駅に降りても夜寒どこに降りむ 堀本裕樹 堀本裕樹第二句集『一粟』(駿河台出版社)私…
2024.11.4一日一季語 鵙(もず) 【秋―動物―三秋】 鵙高音沖の向かうに沖があり 藤谷和子 藤谷和子、昭和2年樺太生まれ。「俳句は、人生の履…
2024.11.3一日一季語 月の兎(つきのうさぎ) 【秋―天文―三秋】 眠る子の息告ぐ月の兎かな 仙田洋子 奥坂まや著『鳥獣の一句』 ふらんす堂 (…
2024.11.2一日一季語 蛇穴に入る(へびあなにいる) 【秋―動物―仲秋】 蛇穴に入りて日和の続きたる 茨木和生 茨木和生(いばらき かずお)第1…
2024.11.1一日一季語 鴨(かも) 【冬―動物―三冬】 海くれて鴨の聲ほのかに白し 松尾芭蕉 芭蕉百句 五島高資 発行:風詠社芭蕉の百句を…
2024.10.31一日一季語 ハロウィン 【秋―行事―晩秋】 「今のままで良し」とハロウィンの籤 小酒井 あゆみ*俳句大学講師、斎藤 信義氏の添削句…
2024.10.30一日一季語 新藁(しんわら) 【秋―生活―晩秋】 納屋のはちきれるまで詰め今年藁 片山由美子 最近の稲刈りはコンバインが主流となり、藁…
2024.10.29一日一季語 身に入む(みにしむ) 【秋―時候―三秋】 身に入むや風神雷神背をみせぬ 村田珠子 1944年「麦」入会(会長:対馬康子)…
2024.10.27一日一季語 太刀魚(たちうを) 【秋―動物―仲秋】 焼いて身をはづし太刀魚長き骨 岡田一実 第 4 句集『光聴』(素粒社)2010…
2024.10.27一日一季語 秋思(しゅうし《しうし》) 【秋―生活―三秋】 白亜紀の貝一億の秋思持つ 谷原恵理子 谷原恵理子句集「冬の舟」 (「に…
2024.10.26一日一季語 冷やか(ひややか) 【秋―時候―仲秋】 秋冷やくわらんと入る喫茶店 若杉朋哉 第七十回角川俳句賞 受賞作品 熊ン蜂 こ…
2024.10.25一日一季語 新酒(しんしゅ《しんしゆ》) 【秋―生活―晩秋】 鬼貫や新酒の中の貧に処ス 与謝蕪村 松尾芭蕉と並んで「東の芭蕉 …
2024.10.24一日一季語 夢二忌(ゆめじき) 【秋―行事―初秋】 湯の匂ふ路地の暗さよ夢二の忌 中野千秋 2024年9月1日。大正ロマンを代表す…
2024.10.23一日一季語 無花果(いちじく) 【秋―植物―晩秋】 お無花果の生ひかぶさりし○○○かな ひらめく! 作れる! 祥伝社「NH…
2024.10.22一日一季語 露(つゆ) 【秋―天文―三秋】 片恋に脳の凝るなり芋の露 佐藤文香 佐藤文香(さとう・あやか) 第三句集 『菊は雪』「…
2024.10.21一日一季語 釣瓶落し(つるべおとし) 【秋―天文―三秋】 離陸待つ飛機へと釣瓶落しの日 森田純一郎 かつらぎ昭和4年、昭和の四Sの…
2024.10.20一日一季語 錦秋(きんしゆう) 【秋―地理―晩秋】 錦秋の裁断といふ川下り 仲寒蟬 現代俳句 目 次令和6年10月号 通巻70…
2024.10.19一日一季語 柳散る(やなぎちる) 【秋―植物―仲秋】 柳散るスカイツリーを誘っては 川越歌澄 昭和63年 「人」入会。進藤一考に師…
2023.11.8一日一季語 立冬(りっとう《りつとう》) 【秋―時候―初冬】 立冬や円空仏の鉈の跡 川端正紀 各地に「円空仏」と呼ばれる独特の作風…
2023.11.7一日一季語 美男葛(びなんかづら) 【秋―植物―初秋】 業平の通ひ路真葛覆ひたる 杉山瑞恵 「サネ」は果実を意味する古語。…
2023.11.6一日一季語 杜鵑草(ほととぎす) 【秋―植物―仲秋】 暮れゆくやまして余命の杜鵑草 林翔 ホトトギス類は日本を代表する植物。野生種…
2023.11.5一日一季語 芭蕉(ばしょう《ばせう》) 【秋―植物―初秋】 高きより垂れて全き芭蕉かな 和田敏子 荻窪の角川庭園(旧角川源義邸)へ…
2023.11.4一日一季語 菊人形(きくにんぎょう《きくにんぎやう》) 【秋―生活―晩秋】 菊人形武士の匂ふはあはれなり 鈴木鷹夫 秋の風物詩として大変な…
2023.11.3一日一季語 石榴(ざくろ) 【秋―植物―仲秋】 実ざくろやとうとう割れし留守の家 桑原敏枝 なかなか大きくならなかった、隣家の柘榴。今…
2023.11.2一日一季語 文化の日(ぶんかのひ《ぶんくわのひ》) 【秋―行事―晩秋】 親も子も片手にスマホ文化の日 今村千年 毎年11月3日…
2023.11.1一日一季語 色変へぬ松(いろかえぬまつ《いろかへぬまつ》) 【秋―植物―晩秋】 色変へぬ松の根方に芭蕉句碑 長谷川久吉 あるサイトの…
2023.10.31一日一季語 冬近し(ふゆちかし) 【秋―時候―晩秋】 蠟紙に包む薄刃や冬隣 奥坂まや ロウ紙(蝋紙・蝋引き紙)=パラフィン紙パラ…
2023.10.30一日一季語 冬支度(ふゆじたく) 【秋―生活―晩秋】 釘箱の釘を整へ冬仕度 池谷市江 九月まで厳しい残暑が続き、いよいよ秋が到…
2023.10.29一日一季語 泡立草(あわだちそう) 【秋―植物―初秋】 旅に出でよく会ふ背高泡立草 阿部ひろし 背高泡立草は帰化植物(外来種)であり、…
2023.10.28一日一季語 律の調べ(りちのしらべ) 【秋―時候―三秋】 羽黒山巫女舞ふ律の調べかな 阿部月山子 『春秋山伏記』藤沢周平/…
2023.10.27一日一季語 後の月(のちのつき) 【秋―天文―晩秋】 公達の笛を脱け出る後の月 村上瑪論 『青葉の笛(あおばのふえ)』は、1906年…
2023.10.26一日一季語 柿(かき) 【秋―植物―晩秋】 釣鐘をのぞけばほうと柿の秋 鷹羽狩行 柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規189…
2023.10.25一日一季語 新蕎麦(しんそば) 【秋―生活―晩秋】 走り蕎麦打つ名水を惜しみなく 上田玲子 縄文遺跡からそばの花粉が確認され…
2023.10.24一日一季語 万霊節(ばんれいせつ) 【秋―行事―晩秋】 人間も魔物のたぐひハロウィン 辻美奈子 渋谷がハロウィンに仮装で出かける…
2023.10.23一日一季語 銀杏(ぎんなん) 【秋―植物―晩秋】 銀杏の落ちてくるまで肩車 津田このみ 生の銀杏には食中毒症状を引き起こす原因と…
2023.10.22一日一季語 林檎(りんご) 【秋―植物―晩秋】 をととひの林檎一年後のわたし 管敦 第一句集「仮寓」よりりんごは種類にによって真ん…
2023.10.21一日一季語 紅葉(もみじ《もみぢ》) 【秋―植物―晩秋】 ちちははの老いゆくはやさ紅葉川 仙田洋子 株式会社ウェザーニューズ、20…
2023.10.20一日一季語 秋の夕焼(あきのゆうやけ《あきのゆふやけ》) 【秋―天文―三秋】 電車から我が家の見えて秋夕焼 立花かほる夕焼に映える「…