加藤節 岩波書店 2018.5.22読書日:2024.10.6 ジョン・ロックは私有財産を主張して資本主義の流れを決定づけた印象があるが、本人は敬虔なキリスト教徒で、すべては神の意思を人間の法に適応しようとした結果であり、ロックは宗教哲学者であると主張する本。 ルソーの評伝がけっこう面白かったので、それならばもう一方の雄であるロックはどうなんなんだろう、と思ってこの本を手にとった。でも、どちらかと言うと、ロックはそんなに面白い人ではなかった(笑)。 www.hetareyan.com ルソーが良くも悪くも人間臭い人なのに対して、ロックはどうも真面目一辺倒のように見える。たぶん女性ともちゃんと付…