「なんまんだぶ~~~ッ!」かん高い個性的な声が、銀河白檀香る朝の本堂に響きわたる。朱鷺色の尼削ぎを揺らしながら、ホログラム御本尊を前に正座して読経する法衣姿の少女。まだあどけなさが残るその顔立ちからは想像できない、仁王のような堂々たる声量の持ち主は宇宙寺
副住職の唯真です。築地本願寺のオフィシャルnoteにて、当山に関する記事があり、(初出『築地本願寺新報2023年8月号』)以前新報のことでお手紙を送らさせて頂きましたが返事がなく、数年前に寺史をお送りした際は丁寧なご返事を貰いましたので、それが今回はまだということ
副住職の唯真です。先週10日に当山にて開催された高田寺町、寺院巡り・語り部の会にお参りくださった皆様がた有難うございました。当日はあいにくのお天気でしたが、40名、スタッフの方を併せれば45名ほどお集まり頂きまして大変感謝いたします。今後とも、常敬寺を含めた高
副住職の唯真です。令和五年度(2023)の寺町まちづくり協議会さま主催の「寺院巡り」が、当山会場で11月10日(金)に催されます。二部構成の講話会で、前半が常敬寺の歴史について、後半が「語り部の会」として寺町二丁目の浄土宗 善導寺さまによるお話となります。合掌
「ブログリーダー」を活用して、syaku yuishinさんをフォローしませんか?
「なんまんだぶ~~~ッ!」かん高い個性的な声が、銀河白檀香る朝の本堂に響きわたる。朱鷺色の尼削ぎを揺らしながら、ホログラム御本尊を前に正座して読経する法衣姿の少女。まだあどけなさが残るその顔立ちからは想像できない、仁王のような堂々たる声量の持ち主は宇宙寺
1、高田公園の観桜会高田公園の観桜会の屋台は種類がいろいろ増えていた。クレープやじゃがバター、チョコバナナ、そして新潟市の御当地名物ポッポ焼き等があった。またお化け屋敷もあり、息子が幼稚園の頃、一緒に行ったことがある。桜まつりの間の晴天に、一番端にある植
副住職の唯真です。寺報『赤門だより』の2024年秋号を公開いたしました。ぜひお読みくださいま。(クリック/タップで拡大)あれだけ暑くてもしっかりと秋になってきましたね。着るものも半袖から自然に長袖に……。自然(じねん)ですね。合掌
日本で仏教というと、「死」(葬儀)のイメージが強く、多くの人は自分の生活の中に溶け込むものとしては意識していないかもしれません。なぜ日本仏教には、そうした「死」の方向に強く偏った印象があるのか。それは直接的に葬送の儀礼に携わっているし、また、そうした儀礼
副住職の唯真です。今回は、江戸時代に越後国高田・新井を舞台に展開していった「願生寺事件」、及びそれに関連して当山にくだされた「閉門処分」についてみていきたいと思います。まず最初に、「願生寺事件」の概略について記述させて頂きます。「願生寺事件」とは、およそ
南無阿弥陀仏とは「阿弥陀仏」に南無、つまり「おまかせ」しますという意味で、自身の信仰の表白です。南無という漢字自体に意味はなく、こちらは古いインドの言葉であるサンスクリット語の「ナモ」を音写したものです。阿弥陀仏はサンスクリット語で「アミターバ」、「アミ
”誰とも分かり合えない/誰かに必要とされることも知らない… /要らない私だったんだ”(トゲナシトゲアリ-『運命に賭けたい論理』)一、はじめにユイゼンくんは京都に住んでいる男の子。五人家族の末っ子です。家族構成は、ユイゼンくんと、お父さんのゼンネンさんに
副住職の唯真です。オカルト・サブカルを中心とした月刊雑誌、『ムー』の今月号(2024年9月号/No.526)に当山や御先祖唯善に関する記事があり、(『裏拍手の呪術』79p.)、私たちに関することなので情報をお伝えさせて頂きたく記事をまとめさせて頂きます。(2024年8月12日
”世界中の記憶がいつか砂のように消えてしまっても/空と海と風と君がそこにあれば”(アビドス高等学校対策委員会/「青春のアーカイブ」)副住職の唯真です。今回は、ときたま見かける「唯円、唯善異母兄説」についてみていきたく存じます。この説は、親鸞聖人直弟の唯円
副住職の唯真です。常敬寺寺報『赤門だより』の2024年夏号を発行いたしました。ぜひお読みくださいませ。(クリック/タップで拡大)合掌
副住職の唯真です。本日(2024.7.17)『玉井力三展』に足を運びました。学習雑誌(『小学◯年生』等)の表紙絵を手がけた柿崎出身の作者のカンヴァス原画や洋画が展示されておりました!表紙絵はもちろん、ふるさとの朝市や米山の風景、農作業、雪国の生活を描いた自然体な作
”誰とも分かり合えない/誰かに必要とされることも知らない… /要らない私だったんだ”(トゲナシトゲアリ-『運命に賭けたい論理』)・2024/7/12公開一、はじめにユイゼンくんは京都に住んでいる男の子。五人家族の末っ子です。家族構成は、ユイゼンくんと、お父さん
ユイゼンくんは京都に住んでいる男の子。五人家族の末っ子です。家族構成は、ユイゼンくんと、お父さんのゼンネンさんにお母さんのカクシンさん。そして異父兄のカクエさんと、異父姉のコウギョクさんです。カクエさんはお兄ちゃんですが、年齢は29歳も離れています。ユイゼ
いつも誰かについての、作者についての、作品についての、他人の思想についての論文、研究、本、さらには大げさな書評、無益で凡庸な解説、こういうものはどんなに見事なものだとしても、それで事態が変わるわけではない。他人を語って才気を見せるより、ぶざまでも自分につ
私(副住職)の母、釋尼美妙にお寺のこと、昔の思い出のことを綴ってもらいました。ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー「お花見の思い出」(小学校編)高田公園は全国的にも有名な桜の名所。そこへお花見弁当を持って家族で出掛ける、なんて事は全くなく、誰か大人の引率のも
副住職の唯真です。昨日(5月19日水)、高田公園内にある小林古径記念美術館にて開催中の「柴田長俊展」に足を運びました。人が持つ祈り、信仰であったり、また生まれ故郷である上越市の風景をテーマに描かれた作品群(絵画・ステンドグラス)を見させて頂きました。多様な赤
副住職の唯真です。5月25日の土曜日、能登半島地震に関連して「文化財ドクター派遣事業」および「文化財レスキュー事業」の実地踏査を兼ねた研修会・説明会を当山で開いて頂きました。当山の状態も見て頂き、【本堂:やや傾斜あり。基礎一部損壊。壁一部損壊】【鐘楼堂:被害
副住職の唯真です。お寺の寺報、「赤門だより」の2024年春号を発行いたしました。(クリック/タップで拡大されます)合掌
副住職の唯真です。今回はお寺に残されている記録から、明治期の当山の様子を振り返って想像してみたいと思います。当山には、新潟県中頸城郡役所(役所は高田に設置)に対する「売薬営業」の出願届と廃業届の写しとみられる文書が残されています。取り扱う薬は「金龍丹」と
副住職の唯真です。住職が疑問に思ったことがあり、こちらでもお尋ねいたします!宗派の案内している保険会社に加入しており、そちらから能登半島地震における、当山本堂の震災に関する保険のお話が本日ありました。(申請自体は1月。混んでるらしく5月に連絡がきました。こ
副住職の唯真です。県内の郷土資料や、真宗関係の本を読むのが私の楽しみの一つなのですが、本日は今から50年前に発刊された『親鸞の越後』をご紹介してみたいと思います。新潟日報社『写真集 親鸞の越後』(1972)御生誕800年、立教開宗750年の記念発行誌。親鸞聖人ゆかりの
副住職の唯真です。本日、地域の郷土誌グループの方々が団体参拝にお越しくださいました。常敬寺の寺史や唯善上人のお話等させて頂きました。ありがとうございました!合掌
副住職の唯真です。明治期~大正頃?に編纂された当山の由緒を10年ほど前に復刻し、希望する方に頒布しております。しかし若干のミスもあるようで(これは私が寺史編纂のために史料を読み更けていたところ気が付きました)、とりあえず残部がある限りは手書きで簡単に訂正さ
●「高田の笹団子」釋尼美妙全国的に新潟県で有名な甘い物といえば「笹団子」。高田も、今は下越のおモチをついてヨモギで濃い緑色に仕上げたつぶあんの、やはり濃い甘味の物が主流になっている。けれども、私は昔の高田の笹団子、米粉でヨモギもうす緑色くらいに混ぜた小さ
●「スキーとカレーライス」釋尼美妙仏教青年会主催の池の平スキー教室に親子で参加したことがあった。確か息子が小学一年生の冬だと思う。スキー場に着くとリフトに乗り、山の上まで行き、滑って降りて来る。朝早いせいか、リフトから降りたあたりは凍って固いアイスバーン
●「花まつりの稚児行列」釋尼美妙毎年四月八日ごろ、高田仏教会主催の花まつりが高田公園で行われる。白い象と、甘茶をかけられるお釈迦さまの誕生会(たんじょうえ)。稚児行列も南本町のお寺から、高田公園まで歩くのだった。息子が幼稚園の頃、私もつきそいで一度参加さ
●「リヤカーの野菜」釋尼美妙昔、夏になると、リヤカーを引いて近所の農家のおばさん達が野菜を売りに来る。マーケットではお目にかからない野菜も多い。私は手の平サイズの「ミニメロン」と称する「マクワウリ」が大好きだった。全部皮をむいて縦に切り、冷蔵庫で冷やして
●「秋の音色」釋尼美妙暑い夏が過ぎ、虫の声が草叢(くさむら)から聞こえるようになると、子供の頃は何となくもの悲しい気分になったものだ。小さい頃、ガラスの広口びんに鈴虫を大人達が飼っていて、とてもきれいな声で鳴いていたのを覚えている。秋になると懐かしく思い
副住職の唯真です。今回は、私の母が記憶に強く残っている思い出話があり、そのことについて書いてもらいました。それでは、お読みくださいませ。●「はらぺこあおむし」釋尼美妙息子が幼稚園の時、同じクラスのお母さんが「青虫(イモ虫?)を見つけて、せっせとパセリ等を
副住職の唯真です。当山は江戸期にお稲荷さん(稲荷神)とご縁がありました。そうしたお寺の歴史を伝承し、親しんでもらう方法の一つとしてこのたびイラスト御朱印としてかたちにしてみました。イラストは一枚一枚おまかせで描いているため固定のデザインはありません。【常
・常敬寺副住職の唯真です。今回は、福井県鯖江市にあります「簾阿弥陀堂」(すだれのあみだどう)についてまとめてみたいと思います。実はこの簾阿弥陀堂は当山、常敬寺と非常に関係があるお堂なのです。その由来について私の母がよく覚えておりましたので、ここに紹介させ
副住職の唯真です。【創建740年記念御朱印 唯善上人と照雲さま】当山常敬寺は来年で創建から740年目を迎えます。その記念として中戸山始祖である唯善上人御朱印を作りました。漫画つき、フルカラー両面デザインとなります。(書置きのみ)唯善上人と娘の照雲さまを描きまし
副住職の唯真です。当山の寺院調査特務班、班長の権藤中尉より報告書の動画が届きました。合掌
副住職の唯真です。連日酷暑が続き、まいってしまいますね。親が子供の頃は、夏になると給水車が町内を回っていたそうです。当山の山門(赤門)の前にも止まって、よく祖母(富美子)が水をもらいにいったそうです。これが一時的な渇水だったのか、ダムの整備等が間に合って
副住職の唯真です。このたび連載していた「常敬寺奇譚」が書籍化する運びとなりました。お寺の伝承や昔話、お参りの際のガイド、副読本として楽しんで読んで頂ければ嬉しいと思っております。詳細等、またお知らせさせて頂ければと思います。合掌
副住職の唯真です。宮越光昭氏の御著書、『このまちで出会った人びと』北越出版(二〇一八)に戦後直後(一九四五)の高田の様子が書かれており、ふと、ページをめくる指が止まりました。「終戦まもなく、九月には進駐軍がきた。山砲隊のあったところがその兵舎にあった。今
「まぼろし」の片原まんじゅう釋尼美妙(ひで)おばあちゃんは、前橋市から越後にお嫁に来た。(前橋市妙安寺)自分の故郷は懐かしいし、大好きだったから、レンゲの花の種を蒔いてみたり(高田の風土にあわず、一シーズンで全滅)、実家のお嫁さんに我がままを言って、アレ
副住職の唯真です。夏季の御朱印「唯善上人summer」のお知らせです。夏のモチーフたちで当山を開いた唯善上人の「唯」の字をあらわしました。楽しんで眺めて頂ければ嬉しいです。【頒布期間2023.7.19〜2023.8.31】【頒布時間:毎日11時~14時、本堂横の庫裏正面玄関に御朱印
「いづも屋デパートの思い出」釋尼美妙今のアートホテルのある場所に昔、「いづも屋」という地元のデパートがあった。エスカレーターは二、三階までしかなく、屋上までは階段で行くしかなかったように思う。最上階にレストランがあり、妹たちと一緒によく父にごちそうしても
「赤い手帳~一文店の思い出」釋尼美妙私が小学生の頃、おばあちゃん達が「一文店」(いちもんみせ)と呼んでいた子供相手の駄菓子屋さんが近所に三軒ほどあった。そういったお店は、大人向けのお菓子屋さんだったり、雑貨屋さんだったり、塩屋さんというのも兼ねていた。そ