日本にすっかり定着したハロウィーン、10月はハロウィーンイベントなるものが開催されたり、児童館でもカボチャの工作をしたりしました。 起源は古代ケルトの祭礼 起源は今のアイルランド、古代ケルト人の宗教行事の豊作祈願と悪霊祓いの祭礼。それがアメリカに伝わり、皆が周知するようなイベントになっています。デコレーションに使われるカボチャですが、古代ケルトではカブを用いて魔除けのランタンを作っていました。アメリカでは入手しやすいカボチャで代用した結果、今のように広まったようです。 スロバキアでは浸透していないハロウィーン たまに聞かれるんですが、スロバキアにハロウィーンの風習はありません!今では多くのヨーロッパ諸国でもアメリカのハロウィーンが浸透していると思います。しかし、スロバキアでは誰も仮装なんてしないし、お菓子をもらいに来る子供たちもいません。 万霊節は家族の歴史を振り返る日 スロバキアは11月2日が万霊節です。古代ケルトと同じく宗教行事。故人を偲ぶ日とされ、日本でいうお盆のようなもの。一般的には家族や親族で集い、墓地で先祖に手を合わせます。この時期は墓地が花で溢れ返り、日没後にはロウソクの灯りに照らされた墓石が晩秋の霧がかった空気の中で幻想的な光景を作り出します。 保守的なスロバキア? そんな保守的なスロバキア、私は嫌いではありませんよ。 私も主人もしっかり保守的なスロバキア人なので、アメリカ式のハロウィーンはちっとも理解できないようで、「カボチャ飾って、お菓子配って、何のため?」ですって。