新聞小説史(昭和初期):高木健夫 1976年(昭51)11月~1978年(昭53)2月「新聞研究」304号~319号に〈昭和初期〉を連載。 1978年(昭53)3月~1981年(昭56)4月「新聞研究」320号~357号に〈昭和中期〉を連載。 明治篇から通算すると131回の連載だった。文字通りのライフワークだったと思う。昭和中期篇が戦後10年経過した昭和30年頃までで途切れてしまったのは残念としか言いようがない。特にこの昭和の時期に関しては、著者自身も新聞社を渡り歩きながら、直接・間接に作家たちあるいは連載担当者たちとの交流を重ねたこともあり、作品を新聞に連載させるまでのウラ話などにもリアルで…