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2023/05/22

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  • NHK俳句兼題「目」

    ただ今金魚は宮坂静生氏の俳句必携で数多くの俳句を読んでいます。多くの俳句を読んで勉強しているのですけど、実はこの宮坂氏は藤田湘子の弟子。信州大学の名誉教授です。宮坂氏は俳句の鑑賞は人それぞれと了解されてきているが、作句と同時に鑑賞の基本的な方法も提唱している。例句をあげて提唱している。例句母の日に母にだらだらしてもらう正木ゆう子その1句意を把握する。母の日に何が欲しいかと聞いたら、あなたの家でだらだらしたいと言われたので、だらだらして貰うことにしたと言うことらしい。その2句意の核心その句の面白いところ。例句だと物よりものんびり過ごしたいという事を、だらだらという自堕落と思われかねない言葉で表現し、意外性と共感を得たのではないかと言う。その3その句の特異性優れた俳句には表現の仕方に特異性がある。例句だと、文...NHK俳句兼題「目」

  • 俳句勉強して

    俳句を勉強して4ヶ月ほど経過しました。色々投句していますが、なかなか褒めて頂けません。自分の投句がどうなっているか、確認もできないのですが、一つだけ確認できるところがあります。俳句ポストです。現在までに4句の結果が判明しました。初級入選1句中級並選2句で、1句が類想として選外でした。この選外の句は「猫落ちの座敷転がる夕薄暑」です。その時の夏井いつき氏の感想が「薄暑になぜこんなに猫が多いのでしょう」と言うものでした。夏井氏は猫好きでは無いと判明しました。今勉強している小川軽舟氏が「俳句とは一生かけて付き合える文芸」と言っている。金魚も今まで小説もどきの物を書いていて、最近は長いものをかけなくなってきました。少し前に書いていたショートショートでさえ、書く体力というか根気が無いのです。小説の方で師としていた阿刀...俳句勉強して

  • NHK俳句兼題「梟」2

    今日も「梟」を詠んでいます。中国では、梟(ふくろう)は親鳥を殺して食べる鳥と信じられており、親不孝、不義の象徴と見られていた。そのため、みんなで梟を叩いて(梟叩き)梟を殺して、斬首し、木に吊るすという習俗があり、転じて、首を斬ること、首を晒すことを「梟首」と呼ぶようになった。また、「梟」という漢字も、「木に吊るされる鳥」を表している。だそうです。ちょっと、怖い。そこで一句。梟の住む森豊泉湧く梟に誘われ進む戻れない梟が鳴くたび涙湧いてくる梟はだいたい分かる目分量ちょっと調子でてきました。梟が君はできると言うからね梟に応援されて止められぬ梟にホーホーホーと褒められてホーホーと二度なら褒めているかも、三度になると嫌みかな。こんな処から考えますか。梟にホーホーホーとなんだろう読み手に任せたりして梟に振り向き言うの...NHK俳句兼題「梟」2

  • NHK俳句兼題「梟」

    兼題「梟」です。梟は三冬の季語です。ふくろ、母食鳥、しまふくろう、しろふくろうが子季語とされます。フクロウは留鳥であるが、コノハズク(木葉木菟)・アオバズク(青葉木菟)は渡り鳥であり、夏の季語となる。ふくろふの口ごもり鳴ける良夜かな水原秋桜子さびしさの絶対量を問ふふくろふ夏井いつきふくろふに聞け快楽のことならば夏井いつき「梟」を夏井いつき氏は良く詠んでいるようです。「梟」以外と難しいです。でもなんとか一句。目覚めれば梟の声夜深し梟の声と教えて側に寝る梟に道を尋ねて会いに行く「梟」は冬の季語なので、冬を感じる景を詠みたいです。昔はね庭に梟住んでたの窓からね梟見えたの子供部屋ちょっと夕金風になってきましたね。梟が住んでいた庭ってどんな庭だと思いますか。昔金沢の本田様の邸宅では雉が住んでいたと言われています。も...NHK俳句兼題「梟」

  • 俳句ポスト兼題「色鳥」2

    「色鳥」で考えています。嘘つきも類想に近いですね。そんなとき、庭に来る鳥が毎年同じような鳥だと思ったのです。昨年来た鳥とは断定できませんけど、同じような鳥が来るようです。そう、鳥も気に入る樹があるのかも。そこで一句色鳥や羽音と葉音で会話して色鳥や同じはおと語樹と会話なんてどうですかね。「羽音」と「葉音」おなじ読みだと気づいてです。樹と会話できるのなら、もちろん愛も語れそうです。色鳥来葉音震わせて色話色鳥来葉音震わせて色はなし色鳥来樹も葉音揺らし色話色鳥来樹も葉音揺らし色はなし最後の「話」だけひらがなにしてみました。イメージというか読みが変わりませんか。「色は無し」と読んでから、色話に気づくとか、それとも「話」には気づかないか。ちょっと良いかなと思ってます。俳句ポスト兼題「色鳥」2

  • 俳句ポスト兼題「色鳥」

    「渡り鳥」との詠み分けではなく「色鳥」で詠んでみます。季語の説明は前回したので省略。そこで一句色鳥や証の羽の色も褪せ色鳥の残せし羽の色薄れ同じような句を今井つる女氏が詠んでいました。「色鳥が残してゆきし羽根一つ」と言う句です。残していった羽根の色が褪せてしまったというのと、羽根一つだけとでは少し違うけど。ということで別句を色鳥に騙されようか今夜だけ色鳥が残していった青絵皿色鳥のひとつに嘘を教えられ色鳥は見た目ほどには嘘つけず色鳥は見た目と違って嘘は下手色鳥の「色」が「色町」の意味を込めてです。色鳥を色男にして詠んだいただけると分かりやすいかも。前回の兼題「色鳥」の特選句が色鳥来しずかなしずかな家族葬だそうです。色鳥や長寿の葬は婚に似て高橋悦男という句もあります。もう少し考えます。俳句ポスト兼題「色鳥」

  • 兼題「色鳥」と「渡り鳥」

    NHK俳句で「渡り鳥」俳句ポストで「色鳥」の兼題が出ています。いずれも秋なので出ることはあると思いますが、同じ鳥の季語というので頑張ってみます。「渡り鳥」「色鳥」鳥の季語ですけど、その本意は違っていますから句も違いの分かるように詠まなければなりません。「色鳥」はいろいろな鳥が渡ってくると言うことです。春の鳥が「囀り」と言うように声の音色を賞賛するのに対して「色鳥」はその色彩の鮮やかさ愛でます。「渡り鳥」は秋に北方から渡来する渡り鳥で群れをなして飛んでくる様を賞賛します。色鳥に対して雁とか鴨とか鶴などのように色彩的にはモノクロ系です。この季語を同じ景でよみわけて見ようと思います。状況は家の庭にいつものように鳥がきた。でも庭の主人たる夫はもう亡くなっていて妻が寂しく鳥を見ていると言う景です。皆さんならどう詠み...兼題「色鳥」と「渡り鳥」

  • 文春俳壇選考外句「桃」

    選考を前提で俳句は詠んでないのですけど、やっぱり褒められたいですよね。冷や奴いつかは褒められたいと思う師とした藤田湘子氏は「何のために俳句を詠んでいるかと聞かれたら、一人くらいは自分のために詠んでいると言う人がいて欲しい」という一人になるために俳句始めたのに、選考されなかったというだけで、気落ちするのはダメですね。でもちょっと自信のある句だったのです。三句送ったのですけど、そのうちの一句だけ公表します。この一句は選者池田澄子さんの為というか、池田さんがこの句を詠むとしたらと、想像して詠んだものなので他には応募の予定ないので。そこで一句。お水をねぎゅうっとしてね桃になる夕金魚「ね」の切れ字です。夕金魚風だとおもってます。この句はもともとは桃はね水をギュッとしてねつくるのよ。と作っていたのです。「桃はね」がど...文春俳壇選考外句「桃」

  • 小川軽舟「名句水先案内」仕事なし

    今回の句は夏井いつき氏の句集「伊月集鶴」2022年所収仕事なし秋のビーサンうすつぺら夏井いつき掲句はコロナ禍で時間が無為に過ぎた時期の作品を「余録」として末尾に纏めた章ににある。仕事の無いままビーチサンダルをペタペタならして歩く。「秋のビーサンは」飯田蛇笏の「秋の風鈴」にも似て、季節外れのもののあわれを遺憾なく発揮していると評している。小川軽舟氏は夏井いつき氏が高校生による俳句甲子園の創設やテレビでの活躍によって俳句普及に果たした功績は大きいと評価しています。金魚もこの「うすつぺら」の表現は気に入ってます。テレビで悪口言って面白いおばさん的な評価をしていましたが、小川軽舟氏が古典として残そうという句を作っている人だと知って、驚きを持って紹介しています。実力もあるのですね。素人がこんな事いうのも変ですが。N...小川軽舟「名句水先案内」仕事なし

  • NHK俳句兼題「栗」

    兼題は「栗」です。晩秋の季語。季語「栗」はブナ科。密生したとげの毬の中で実が生育する。山野に自生し古くからその実は食用とされてきた。六月頃に強い芳香を持つ花を咲かせる。材は耐湿性、耐久性にすぐれ家の土台枕木杭木などに用いられてきた。団栗で少し練習しているので、割と簡単に一句です。栗の皮嫉妬心に似てるかも栗の皮ってとるのが面倒ですよね。嫉妬心のように面倒です。栗の皮嫉妬に似て取りにくい栗はねポッチャリホッコリ孫に似て栗は秋の季語だけど、味に飽きは来ないので。栗は秋飽きのこない味だけど栗は秋あじにあきはこないけど勝栗というけど、栗が誰かに勝ったなんて聞いたこと無いですよね。そこで、栗は誰に勝って勝栗になったちなみに搗栗(勝栗、かちぐり)は、栗の実から殻と渋皮を取り除いて乾燥させた保存食。皮を剥いた栗のことを「...NHK俳句兼題「栗」

  • NHK俳句兼題「団栗」

    今回の兼題は「団栗」です。楢、樫、柏などのブナ科の落葉樹の実を総していうが、狭義では櫟の実のこと。拾ってきて独楽にしたり、人形を作ったりする。名前が似ている栗のように、食べる習慣はありませんが、渋みを取り除いて食べていた時代もあるそうです。リスや熊は食べるようです。例句として團栗や屋根をころげて手水鉢正岡子規団栗團栗二つ闇にまぎれてこぼれけり正岡子規団栗団栗は「落ちる」ようです。では投げてみましょうか。団栗を大樹に投げて音もなし夕金魚大樹めがけて投げたけど、届かなかったかな。団栗を拾って並べているときの幼児の顔ってどうしてあんなにうれしそうなのでしょう。団栗は幼児と会話しているのかもしれません。そこで一句。雨かしらいいえ風吹く団栗語夕金魚団栗に森の秘密聞く童夕金魚ここまで書いて、兼題を確認したらなんと「栗...NHK俳句兼題「団栗」

  • 小川軽舟「名句水先案内」ショール掛けて

    今回の名句は池田澄子句集「此処」2020年所収です。ショール掛けて下さるように死は多分池田澄子池田は「じゃんけんで負けて蛍にうまれたの」の口語俳句の印象が強い。その口語が近年いよいよ自在になった。死ぬ瞬間は誰も教えてくれない。「死は多分」の心許ない結び方は死を想像する心許なさそのものだ。ショールを掛けて下さるのが例え死に神でも、その瞬間はたぶん安らかなのだと思いたいのだと軽舟は評している。死ぬときは箸置くように草の花小川軽舟嵐山映れる水に扇置く後藤比奈夫と違って、池田はショールを掛けて貰うのだ。男はなんとか自ら死を見つめるのに対して、池田は例え死に神であろうと導いて貰いたいと言うのだろうか。金魚の若い頃、レディーファストに対して否定的な意見を述べたことがある。その時「男に守って貰うなんて、思ったことも無い...小川軽舟「名句水先案内」ショール掛けて

  • NHK俳句兼題「蓑虫」2

    蓑虫の続きです。蓑虫は簔なくしたらただの虫はちょっとねなんとか、次の一句です。蓑虫も聞け舟歌を八代亜紀「聞け舟歌」はちょっと強めです。蓑虫も聞けよ舟歌八代亜紀なかなか良い感じになってきました。八代亜紀さんが亡くなったのは、今年です。味のある良い歌でした。合掌。蓑虫よここから先は黄泉の国蓑虫って異世界への番人みたいに思いませんか。蓑虫はトンボ女のイヤリング蓑虫の簔剥ぎ取って鳴いてみろ蓑虫が眠れ眠れと揺れている蓑虫の声聞きたくて耳のそば蓑虫を供えて願う明日は晴れ色々乱作しました。どれを応募しようか、「ただの虫」は意外と面白いかも。NHK俳句兼題「蓑虫」2

  • NHK俳句兼題「蓑虫」

    NHK俳句で兼題「蓑虫」で俳句を公募してます。「蓑虫」は「三秋」の季語です。ミノガ科のガの幼虫。体から分泌した糸で樹木の枝や葉を綴り、蓑(雨具)のような巣を作ってその中に潜む。枝にぶら下がって揺れる様は寂しげ。鬼の子ともいう。「チチヨ、チチヨ」と鳴く言われ「蓑虫の父よと鳴きて母もなし高浜虚子」と言う唄もあります。例句として下記があります。蓑虫になりてもみたき日和かな片山由美子蓑虫に叶はぬ馬鹿をやつてゐる櫂未知子句碑裏に小さき蓑虫見つけたり細見綾子そこで一句みの虫もみのなくなればただの虫最初に浮かびました。当たり前だなんて言わないで下さいね。「みの虫も」の「も」がいいと思いませんか。何かと比較してと言うか、人も肩書きが無ければただの人。蓑虫は蓑を無視せず使いますなんてね。あまり調子よくないみたいで、もう暫く...NHK俳句兼題「蓑虫」

  • 小川軽舟「名句水先案内」永遠に

    今回紹介する句は今井聖氏の句集「九月の明るい阪」です。永遠に下る九月の明るい坂日本人にとって特別の八月が終わって、九月の普通の暮らしに戻る。子供達は夏休みが終わって学校に戻る、その九月の明るい坂なのだ。それだけに「永遠に下る」が意外な印象がある。作者は団塊の世代に属し年齢的な下り坂のいくえを暗示する。それでもこの句の印象はあくまで明るい。上りきった後の下り坂は体も楽だ。もう頑張って登る必要は無い。しかも「永遠に」。この句の明るさは、どこか廃墟の明るさに似ている。これは未来への警鐘なのか、あるいは「あとはよろしく」という爽やかな挨拶なのかと小川軽舟氏は評している。金魚も「もう若い人に任せてもいいのでは」の挨拶を感じます。しかし、昨今の世情、とくに政治における自由のはき違いをみるにつれ、どうなのだろうと危惧す...小川軽舟「名句水先案内」永遠に

  • 小川軽舟「名句水先案内」萩に雨

    今回の句は中原道夫氏の句集「一夜劇」の一句です。萩に雨こんな日もなければ困る家でゆっくりするのに雨が降ったのはお誂え向きだ。明日のことは明日考えよう。人生にはこんな日もなければ困る。句跨がりの独白に思わず頷いてしまうと軽舟氏は評している。萩の唄としては芭蕉一家に遊女も寝たり萩と月加賀の千代女あまりては月に戻すや萩の露飯田蛇笏新月や掃きわすれたる萩落葉月と萩が多く見られます。なのに、中原氏は雨をもってきたのです。萩の花は揺れる事に風情を感じます。風では無く、雨に打たれて揺れるのも詩情があると思います。いろんな場面で口ずさめる感じが良いです。こんな日があっても良いと言うので一句。霧雨や前ゆく人について行く夕金魚てな日もあるでしょう。小川軽舟「名句水先案内」萩に雨

  • 小川軽舟「名句水先案内」人生の

    今回紹介する句は、深見けん二氏の句集「菫濃く」から人生の輝いてゐる夏帽子です。小川軽舟氏は「人生が輝く」という気取った慣用表現を平然として使っていることに驚くという。慣用表現は通俗的で俳句で使えば陳腐になりかねない。その慣用表現を一瞬で俳句にしたのが、「夏帽子」だという。俳句は愛唱されてこそ名句になる。誰にでも受け入れられる親しさが必要である。ふとした時に口ずさまれる親しさが必要だという。この唄には誰もがそれぞれの人生の輝く場面で、思い描いて味わうことができるという。しかし、この句は誰が詠んでも良いと言うものではないと言う。作者が91歳で編まれた句集にあるという事と作者の人格の理解がこの句の鑑賞には欠かすことができないという。人生の晩年のあり方への憧れがこの句の詩情を深めている。作者を知らずして読むこの句...小川軽舟「名句水先案内」人生の

  • 小川軽舟「名句水先案内人」嵐山映れる

    今回紹介する名句は後藤比奈夫氏の句集「喝采」2019年嵐山映れる水に扇置く後藤比奈夫氏は2020年に亡くなられている。御年百二歳の時の唄である。どうしても死を見つめての辞世の句と感じるのです。軽舟氏の評では、「嵐山映れる水に」の「に」に味がある。茶席の山水画の前で居ずまいを正して、膝前にすっと扇を置いて掛け軸の山水を拝見する。あの呼吸を感じる。こういうのを名人芸と呼ぶのだろうと評している。しかし軽舟氏はなぜこの「扇置く」に「箸置くやうに」の句を連想・類想しなかったのだろうか。金魚はこの句が何時詠まれたのかが気になった。それは「箸置くやうに」の類想というか、影響を感じざるを得ないんらだ。実は「箸置くやうに」は小川軽舟氏の句だ。死ぬときは箸置くやうに草の花(句集『呼鈴』2012年)自分の唄の影響を隠して評して...小川軽舟「名句水先案内人」嵐山映れる

  • 小川軽舟「名句水先案内人」かなぶんに

    今回の名句案内は、岸本マチ子句集「鶏頭」よりかなぶんに好かれて女盛り越すです。小川軽舟氏はかなぶんが部屋に入り込んで飛びついてきた。もう悪い虫が付く年でもないというユーモアがある。「女盛り過ぐ」ではなく「越す」の処に注目して欲しいという。「過ぐ」の喪失感が「越す」では乗り越えられているような気がすると評している。金魚もこの「過ぐ」ではなく「越す」ところに女の決意が感じられます。岸本マチ子氏は、2023年に亡くなられています。公募で「声」の俳句を求めていました。そこで一句ここだけの声を潜めて田を植える好きという声のする方虫の闇木漏れ日に空蝉の声騒がしい笑い声ふいに聞こえて秋深し名を呼ばれ振り向き見れば青田波なつかしき声きこえたり檸檬の湯声は好き言葉は嫌い青嵐ここまで考えていたのですけど、なんと公募先がどこか...小川軽舟「名句水先案内人」かなぶんに

  • 小川軽舟「名句水先案内」サラダさっと

    今回の名句案内は正木ゆう子の句集「羽羽」よりサラダさっと空気を混ぜて朝曇です。小川軽舟氏は「暮らしの中の実感を掬い上げることは俳句の得意とするところだがそれにしても上手い」と評している。短歌に「サラダ記念日」があるなら、俳句に「サラダさっと」があると言いたい。季語「桃」で詠んだこれうまい決めた本日桃の日とをサラダに変えてこれうまい決めた本日サラダの日としてもだめですね。「サラダさっと」の爽快感にはかないません。ところでスポーツ俳句というものを公募していたので応募してみました。スポーツ全般なので、どう詠もうかと思っていたら、オリンピックの100メートルがあったので詠んでみました。夕金風は無理なので会話は無し。100メートル走のスタートの緊張感を考えてみました。そこで一句。夏蝶も位置についてで羽休めヨーイ後は...小川軽舟「名句水先案内」サラダさっと

  • 小川軽舟「名句案内」小瑠璃飛ぶ

    本日8月7日の読売新聞の朝刊kodomo俳句に「はなびがねちょっととおくにみえたんだ佐藤颯祐」の作品が載っていました。「ね」を使っています。えっ、俺って小学生俳句レベルとガッカリすると同時に「ね」を切れ字に使う人が私以外にもいるのだと勇気づけられるというか、うれしかったです。「どうだ」と言いたいですね。若い人(小学生ですが)と同じ感性持っているのだといいたい。ちょっと若すぎる人ですけど。最近は、小川軽舟「名句案内」角川俳句コレクションで勉強しています。発刊が2024年の4月で、最近10年ので軽舟氏の目についた名句を紹介して、古典に残そうというのです。名句が古典になのには、権威のある人が持ち上げるのでは無く、俳句を愛する人達がより多く取り上げることで、古典になると言うのです。いいですねぇ、私も微力ながら心に...小川軽舟「名句案内」小瑠璃飛ぶ

  • NHKラジオ文芸欄兼題「鰯」

    鰯は秋の季語です。目刺しになると春の季語。NHKラジオ文芸欄にて兼題「鰯」で俳句を募集中です。まず一句。見つめられ一皿いくらの鰯買う鰯の目われを買えとみつめられ鰯の目目刺しは嫌と見つめられ皿に盛られた鰯が私を見るのです。鰯って目が大きいのです。刺されたら痛いだろうと鰯買う金網に片身とられて鰯焼く浜辺にて夕日で焼いた鰯食う目刺しにはなりたくないと鰯言う季重ねですね。良いような気もするけど、もう一句目に串は刺されたくない鰯ですてなところでどうでしょう。NHKラジオ文芸欄兼題「鰯」

  • 通販俳句生活兼題「墓参」2

    兼題「墓参」です。墓参りといえば、親戚、故郷、旧友等が類想できます。そこで一句信仰は無いけどなぜか墓参父母も信じてないか墓参信仰心が無くても墓参りはするようです。自分の老いを実感するのも墓参りです。子の成長は自分の老いの証拠。きつくなるさかみちのぼる墓参おいてかれ一人で歩く墓参子が洗う指示するだけの墓参お墓には誰にも言えない愚痴を言うこともあります。墓参ここだけの愚痴言ってみます墓参嫁にも言えぬ愚痴を言う墓参嫁に聞かせぬ愚痴もある愚痴は良いかも。嫁に聞かせぬ愚痴は誰に言うのでしょう。?通販俳句生活兼題「墓参」2

  • 通販生活俳句兼題「墓参」

    通販生活の俳句生活の8月の兼題は「墓参」です。まぁ、時期ですから。「墓参」はお盆の行事とされているため、秋の季語になっている。お盆はこれまた大都市では新暦で7月13日からだが、俳句の場合はもちろん旧暦だから8月のこととなり、秋である。「墓参」と書いて「はかまゐり」「ぼさん」と両様に用いられるほか、「墓詣(はかもうで)」「墓掃除」「墓洗う」なども使われる。例句としては下記があります。家は皆杖に白髪の墓参り松尾芭蕉己にて絶ゆる血統や墓詣宮部寸七翁かんばせを日に照されて墓詣川端茅舎きやうだいの縁うすかりし墓参かな久保田万太郎彫に指入れていねいに墓洗ふ大橋櫻坡子墓参り遥々来しが永くゐず山口波津女墓参りというと、なぜか日差しの強い日を思い浮かべます。金魚の墓は山の上にあったので、雨降りだと登れないのです。墓を洗うの...通販生活俳句兼題「墓参」

  • NHK俳句兼題「秋茄子」2

    秋茄子の漬け色不倫めけるかな岸田稚魚不倫の色はどうでしょう。秋茄子は新鮮で瑞々しいのですから、不倫というと年増のイメージがあって。でも「毒」のあるのはいいかも。秋茄子のあの色艶は毒の味秋茄子は年増の毒をしみ込ませちょっと違っているような。秋茄子は後ろめたいな色と味秋茄子は初心という名の毒があるなかなか良い感じになってきました。秋茄子の新鮮な瑞々しい感じは、そう少女です。娘じゃ無くて、少女があうと思います。毒のある少女、それが秋茄子。そこで一句、秋茄子は少女のような毒を持つ秋茄子は少女の毒で作られるこのあたりですかね。NHK俳句兼題「秋茄子」2

  • NHK俳句兼題「秋茄子」

    季語「秋茄子」は秋になってからとれる茄子のこと。「茄子」だけだと夏の季語です。同じ時期に蒔いても時差が生じ秋に実るものもある。一回り小さいが実は引き締まり、色も深い。茄子は体を冷すこともあるが、「秋茄子は嫁に食わすな」と言うほど美味しい。一夜漬けにしても格別。例句として秋茄子ややさしくなりし母かなし星野立子秋茄子剪るさも大事さうな音飯島晴子等があります。そこで一句秋茄子や錆び混じりたる糠洗う秋茄子の糠の一夜漬け大好きでした。以前は小振りの茄子があって、それを糠漬けにした漬物が大好きでした。糠漬けの中に釘を入れると茄子の色が鮮やからなると言われてて、釘を中に入れていたものです。本当なのかどうかは知らないのですけど、金魚の母が入れていました。まあ、普通ですね。夕金魚風にしてみましょう。秋茄子も味が落ちたと妻が...NHK俳句兼題「秋茄子」

  • 俳句ポスト兼題「8月」

    俳句ポストの兼題が「8月」となりました。8月は終戦記念日とか、色々あるのでそういった面で詠みやすいというか、詠みにくい月の季語です。でも、ねえ。金魚世代だと分かると思いますが、我々には終戦というより、ある映画シリーズが8月の名のついた題名で終了したのです。そういえば同世代の方だと分かると思いますが、そうです。日活ロマンポルノシリーズが「8月の濡れた砂」という題名の映画を最後に終了したのです。同名の歌謡曲を石川セリさんが歌っています。哀愁のある良い曲です。これがあるので、「8月」の兼題だとこれを謡うしかないですよね。そこで一句8月の濡れた砂が最終回8月の濡れた砂がラスト映画8月と言えば俺たち濡れた砂8月は俺たち濡れた砂世代俺たち世代だと類想が多いと思いますけど、仕方ないです。ちなみに夏井先生は知っているでし...俳句ポスト兼題「8月」

  • NHK俳句兼題「夜食」2

    前に考えた夜食です背中に向けてバーンふっ夕金魚夫の背中にしていましたが、別に夫でなくても良いので。返事のしない人の背中に指鉄砲でバーンして、銃口から出る煙をフッと吹き消す感じです。吹き消す「ふっ」とも思えますが、口元に笑いを浮かべる「ふっ」かもしれません。まあ、そんな感じです。でも、みんな返事しない人ばかりでもないのですけど、返事した者も考えましたが、ちょっとでした。例えば、夜食です悪いなうれし君もどうとか置きますねいつもいつもでありがとうとか、もう一つでしょ。もう一つの「ね」切れのも考えました。兼題が季語の時は使えそうです。夜食はね優しさ集めて温める夜食はね夜を刻んで温める夜食はねうふふ集めて煮て食べる「うふふ」はよく使われてるので、止めましょう。夜食はねむふふふのふで煮て作る夕金魚ぐらいでどうでしょう...NHK俳句兼題「夜食」2

  • NHK俳句兼題「夜食」

    夜食は秋の季語です。夜が長くなる秋は夜なべのシーズンです。夜なべをすると当然お腹が空く。そこでちょっとしたものを食べる。これが「夜食」で、夜なべと並んで秋の季語となった。現在は夜なべとは関係なく夜食べる食事と言った意味合いになっています。現在の類想は受験でしょうけど、類想恐れずにまず一句。がんばって背中に目で言い夜食置く受験生に黙って夜食を置いてゆく景です。別に受験生では無くても良いですよね。夜なべしている夫に夜食をだしても。現在でも夜なべ仕事の夫はいます。そこで一句。夜食です背中の夫に指鉄砲振り返りもしない夫に指鉄砲で撃つマネ。半分本気かも。ちょっと推敲して夜食です夫の背中に指鉄砲夜食です答えぬ夫指でバンもうちょっと夜食です背中に向けてバーンふっまぁ、時間あるのでもう少し考えます。NHK俳句兼題「夜食」

  • 夕金魚風一句パリオリンピック開催に際して

    パリオリンピックが始まりました。俳句は挨拶代わりに一句詠むのもあるので、オリンピックの開催を祝って夕金魚風に詠んでみたいと思います。暑いのに仕方ないさ夏だもの夕金魚勝つかしら勝って欲しいね夏季の会夕金魚夕金魚風一句パリオリンピック開催に際して

  • 夕金魚風一句「秋の夜」

    櫂未知子さんの金曜俳句で兼題「夜の秋」「秋の夜」で俳句を求めています。季語「秋の夜」は夜が段々と長くなり、静かな感じがある。外は、月が昇り、虫が鳴いている。そのような夜には勉強などの様々な作業に集中できる。一人で黙々することが似合う夜みたいです。そこで一句灯り消し殺意生まれる秋の夜夕金魚秋の夜や廊下の先に深い闇夕金魚一人で黙々することなので、夕金魚風にするのは難しいです。なんかモロ類想句です。ちなみに殺意なんて物騒な句ですが、物騒な句ではないのですよ。この句の前は「本閉じて殺意生じる秋の夜」です。本を読み終えたらミステリー小説のネタ探しの気持ちの唄です。廊下の先の深い闇も家の奥をみているのか、玄関を見ているかで幹感じが変わってきませんか。次の一句久しぶり元気でしたか秋の夜夕金魚これは「秋の夜」より「秋の暮...夕金魚風一句「秋の夜」

  • 夕金魚風一句「大暑」

    本日大暑です。暑つぃですよねぇ。大暑の有名句としては「大阪の屋根の歪みも大暑かな桂信子」屋根がゆがむほど暑いというのです。「大暑とてもたぎらすものに燗銅壺(かんどうこ)鈴木真砂女」どんなに暑くても、熱燗を作る器具だけは熱し続けるのだ。鈴木真砂女さんは、小料理屋の女将さんです。そこで一句。「暑いです暑いですねぇ大暑です夕金魚」「角張った日差し零れる大暑です夕金魚」てなところでどうでしょう。夕金魚風一句「大暑」

  • 櫂未知子さんの金曜俳句兼題「夜の秋」ないし「秋の夜」

    櫂未知子さんの金曜俳句で兼題「夜の秋」「秋の夜」で俳句を求めています。季語「夜の秋」は日中はまだまだ暑くても夜にふと涼しい風が立つことがある。晩夏の候に夜だけ秋めいた感じのすること。そこで一句です。さよならにああの一言夜の秋電話する今日も留守電夜の秋いつ会える暫く無理と夜の秋夕金魚風になってるかなって。櫂未知子さんの金曜俳句兼題「夜の秋」ないし「秋の夜」

  • 俳句生活兼題「水着」2

    今日も水着を考えています。ガンガンが来て水着が歩く街になるガンガンと日差しが照りつけるようになると、浜辺の街にカーディガンやビーチウェアーを羽織っただけの人が歩くようになると言う景色です。振り向けば信号待ちの水着あり前側だと普通の服だと思っていたのが、後ろから見ると水着だったという景色。いずれもまだまだです。夕金魚の定型を入れて一句ねぇあなた流行の水着欲しいのよ奥さま、年は?と言いたい。水着はねビチャッと水に入るのよなんじゃこれ(^_^)ですね。でも、ちょっと浮かんできました。流行の水着で水に入りません前回詠んだ句、二度詠みです。もう一句お魚は鱗水着で泳ぎます鱗はねお魚さんの水着ですなんか夕金風になってきました。もう少し現在謡われている風にアレンジして投句することにしましょう。俳句生活兼題「水着」2

  • 俳句生活七月の兼題「水着」

    兼題は「水着」です。「水着」は晩夏の季語です。例句として「少女みな紺の水着を絞りけり佐藤文香」「ぎりぎりの水着腹背すべて見せ山口誓子」などがあります。所謂ビキニ水着が出現したときの驚きを「これはもう裸といえる水着かな」(大野朱香)と謡っている。さて、金魚はどう詠もう。「ビニールのプールの横に水着干す」干すのですからまず類想句ですね。「水着」から類想するとしたら、洗濯、吊す、干すでしょうね。以前NHK俳句での「水着」の特選句は「マネキンの水着剥がして買いにけり長谷川瞳」と言うモノでした。そこで一句流行の水着で水には入りません手のひらに入る水着の小ささよてな感じですかね。でも夕金魚風ではありません。これいいね水着のためにダイエットですかね。締め切りは7月一杯なので、もう少し考えます。俳句生活七月の兼題「水着」

  • 虹の味

    女の子がお母さんに聞きました。「ねぇ、お母さん。虹ってどんな味がするの」「虹の味、分からないわ。お母さん食べたことないもの」「そうなんだ」女の子はガッカリして下を向いてしまいました。答えを言えなかったお母さんは女の子を元気づけるために、言ったのです。「お父さんなら、知ってるかも。聞いてご覧なさい」「そうか、お父さんなら何でも知ってるから教えてくれるかも」女の子はウキウキしながら、お父さんに聞きました。「ねぇ、お父さん。虹ってどんな味がするの」「虹、食べたこと無いなぁ」お母さんと一緒な事を言います。「ダメ、その返事はお母さんから聞いたから、他の返事にして」女の子が怒りました。女の子に怒られても、知らないことは分かりません。「なら、おじいさんに聞いてごらん。おじいさんなら、きっと知ってるから」そうか、おじいち...虹の味

  • 俳句ポスト「薄暑」の結果

    俳句ポストの兼題「薄暑」の結果が公表されました。金魚の句は類想句として選外とされました。まさか「猫」が類想になるとは思いませんでしたが、皆さん考えたようです。ちなみに夏木いつきさんは「猫」と「薄暑」の関係についてしらないようです。猫好き、俳句好きが多いことが分かりました。ちなみに「猫」と「薄暑」の関係は所謂「猫落ち」だと思います。まぁ、仕方ないですね。冷や奴いつか褒められようとしてですから。でも残念。俳句ポスト「薄暑」の結果

  • NHK俳句「故郷」3

    「わたしのねふるさとむしのやみのなか」この「中七」「下五」に「虫の闇」を分けて表現することを「句またがり」と言います。あまり使わないのですけど、プレバトでもよく使っている表現方法です。でも、これはちょっと十七音しかつかえないのに、五音を「わたしのね」はありませんよね。言いたいことは「故郷は虫の闇の中」だけじゃないでしょう。もっと言わなけきゃと思いますよね。で一句「ふるさとはむしのやみのなかのおく」でどうでしょう。虫の闇に奥行きが深くなったと思いませんか。それとも小さくなったイメージかな。ここで「や」の切れ字を使って故郷の一般化。「故郷や虫の闇の中の奥」「の」が三度使ってるけどあまりリズムが良くないですね。中が六音だし、「ふるさとや灯りの下の虫の闇」どこか街灯の下にある茂みをイメージしてますが、もうちょっと...NHK俳句「故郷」3

  • NHK俳句「故郷」2

    「故郷の悪口言って遠花火」の前に「帰りたいふるさとですか遠花火」と言うのがあったのです。所謂「望郷」の念ですね。この望郷は類想ですね。「故郷は遠くにありて思うもの」ですね、これは類想モロありです。で「故郷の悪口言って」になるのですけど、これはまさに「遠くにあって思うもの」です。この室生犀星の句は次に「そして悲しくうたふものよしやうらぶれて異土の乞食になろうとも帰るところにあるまじや」と続くのです。そう強烈な故郷への惜別のそして望郷の詩なのです。これを意識したのですけど、その根底はやはり望郷ですね。特に「遠花火」の季語が望郷の念が強いです。「嫌いなの故郷なんて遠花火」と嫌いと言っても望郷感あります。季語「遠花火」がある限り望郷の陰が消えないので、捨てます。でどうしよう一句。「忘れたわ故郷なんて遠花火」の「遠...NHK俳句「故郷」2

  • NHK俳句「故郷」1

    NHK俳句で夏井いつきさんが特別ゲストとして参加して兼題「故郷」で俳句を求めています。発想力を鍛えるということで放送するので、所謂「あるある句」を詠まないようにする発想力を鍛えるようです。金魚が今読んでいる岸本葉子さんの「俳句、やめられれません」に「あるある俳句」とは「類想句」「報告句」「原因結果句」「常套句」等が入ります。特に「類想句」は誰もが感じることは詠んでも感動を与えられないと言うことです。過去に何度も詠まれた「詩心」は幾ら新しい表現をしても感動を与えられないようです。では、類想句にならないようにするにはどうしたら良いのか。それが発想力と夏井いつきさんは言うのです。他人と違う発想なんてそうそう鍛えられるものじゃないでしょうけど。それは自分のスタイルだと思うのです。そのためには俳句をよく読むことです...NHK俳句「故郷」1

  • NHK俳句「座り」3

    「お地蔵さん」や「石仏」そして「猫」を座らせたりと色々考えましたけど、「蛇」の結果を受けて、類想句にならない為にはやっぱり夕金魚風ですね。夕金魚風とは「情景の見える会話」というものを目指します。「景」が見えるとしたらこんな感じですかね。金魚なので老夫婦ですね。庭の掃除とかしていて疲れて座り込んで一句。腰痛い座って休もう秋の暮夕金魚季語「秋の暮れ」は「秋の日の釣瓶落としと言われるようにつかの間の夕暮れにもののあわれを感じるものです。チラッと夕日が見えたり夕焼空が見えたりしませんか。ちなみに、独り言ではなく奥さまに話しかけています。側に奥さまがいる設定です。でも「腰痛い」はあんまりですよね。実体験ですけど(笑い)。ここいらで座って休むか秋の暮れぐらいでどうでしょう。「ここいら」が場所ととるか時間ととるかで「景...NHK俳句「座り」3

  • NHK俳句「蛇」の結果

    兼題「蛇」の結果です。金魚の句「長い縄蛇と思わず手出しスー」本人は「手出しスー」が苦労したので気に入っていたのですけど、類想句・あるある句でした。蛇は怖いの類想句ということです。他に泳ぐとか道にいるとか縁起がいいの悪いのが類想になるそうです。面白いと思ったのが、蛇はよく投げられるそうです。それも下手投げ。アンダースローで投げられることが多いみたいです。初期の作品ですから、仕方ないのですけど表現より発想の方が必要だと言うことのようです。あるある句だと、多少表現が良くても選句されないようです。選句のために俳句を詠んでいないと決めても、選句されたい欲はありますから。欲は悪いとは思いません。言うなれば向上心。文学であれば、やはり他人に認められないと文学として成立しませんから。兼題「蛇」の放送で特選句で気になった句...NHK俳句「蛇」の結果

  • NHK俳句「座り」2

    兼題「座り」です。「座る」と言えば家庭では「猫」ですね。猫の座り方って知ってますか?猫らしさナンバーワンの「香箱座り」は、伏せのような姿勢で前足と後足を折り畳み、自分の体の下にしまい込む座り方です。「香箱」とは、漆や陶器でできた香を入れるための蓋が付いた箱のことです。猫が座っている様子を上から見ると四角い香箱によく似ていることからこの名がつけられたといわれます。通称「スコ座り」と呼ばれる座り方は、お尻を床につけて背中を丸め、後ろ足を前方へ投げ出すような姿勢のことです。スコティッシュフォールドによく見られるためこの名前がつきました。お腹丸出しでくつろいでいる姿が人間みたいに見えることから「おじさん座り」や「おっさん座り」などといわれることもあります。そのほかにも、「横座り」「スフィンクス座り」「エジプト座り...NHK俳句「座り」2

  • NHK俳句「座り」

    NHK俳句の兼題「座り」です。「座る」と動詞でもよいと言うことです。この座るという俳句では「あたたかや女座りの人魚の絵川内静魚」が気にいってます。ちなみに気に入る句はその都度ネットや歳時記を見てます。これでも、勉強してるのですよ。ちなみに上句の季語は「あたたか春」です。この句に触発されてできた句が山道に女座りの地蔵尊です。お地蔵様が女座りしているなんて、これは少し傾いたお地蔵様の首がとれて、置き直したときに横向きにされた物があったのです。小さい頃の思い出。金魚の住んでた山の道にあったのです。但しコレ季語がない。地蔵尊は季語ではなく、地蔵会・地蔵参・地蔵盆は季語ですけど、お地蔵様だけでは季語でないようです。そこで、今からなので秋の季語を探すとあうようなのが「花野」です。花野にて女座りの地蔵尊ではねぇ。前回ま...NHK俳句「座り」

  • 金魚風一句「扇風機」

    暑いですねぇ、本日今年最高気温とか日本中が猛暑日を記録とかテレビが騒いでます。いえも扇風機を出して、風だけですけど空気を混ぜています。邪魔なんですよね、扇風機って。部屋の真ん中にドンとおいて、首振らせるのです。部屋の隅に置いてと思うのですけど、それだと風が来なくて、どうしても部屋の真ん中に。そこで一句邪魔なんだ部屋の真ん中扇風機威張っても仕方ないのか扇風機ちなみに扇風機って季語。夏です。最近は冬でも暖房を回すために使う人もいるようなのですけど、今のところ夏の季語。金魚風にしてジャマくさいでかい顔して扇風機夕金魚でどうでしょう。暑くて、皆さんも大変でしょうけど、頑張ってとは言いません。皆さんお身体御自愛ください。金魚風一句「扇風機」

  • NHK俳句「花野」3

    NHK俳句「花野」の三度目です。コレ書きながら反省してます。藤田湘子師が言っていたことを思い出してます。「俳句は誰のために詠むのか。自分のために決まっているだろう」今評価されなくともいつか評価されたら、ずっと評価されなくても、自分が評価すれば良いのです。誰かのために詠むのではなく、自分のために。冷や奴いつか褒められようとして夕金魚です。そういう意味でもう一度考えました。口語で日常会話風俳句です。そこで一句どこいくのちょっと海まで春野まで海まで春野までとくり返すのはどうでしょう。そこでもう一句。どこいくのちょっとそこまで春野まで夕金魚でどうでしょう。冷や奴をわすれないように、自戒を込めて。NHK俳句「花野」3

  • NHK俳句「花野」2

    「花野」の二度目です。秋の野原で一抹の寂しさをともなうとなります、どうしても故人とか黄泉の国を連想します。そのようなのは類想句として排除されると思います。横にいた人いなくなる夕花野類想句そのものって感じ。夕金魚風になぁお前まだやってるか夕花野が気にいっているのですけど。もう少しなんとか古典的にしますか。夕花野雲の輪郭朱で描くうーん絵画的でいいかも。花かげより声かけられる夕花野なんて良い感じかも。でも花が二文字は考えないと、いずこより声かけられし夕花野「おい」とか「君」とか、どんな声をかけられるのでしょう。いずこより名前呼ばれる夕花野夕金魚良い感じ、突然名前呼ばれるなんて、いいかな。金魚は寝ていると時々大声で名前呼ばれてるのですよ。誰が呼んでいるのか分かりません。良い感じと思っていたのにだれかによばれるのも...NHK俳句「花野」2

  • NHK俳句「花野」

    季語「花野」です。花野は秋の季語で秋の草花が咲き乱れる野原です。秋の「花野」の花は風にそよぐ草の花。冬枯れ前の一時の華やぎで一抹の寂しさも感じられる季語です。例句として断崖をもって果てたる花野かな片山由美子があります。一抹の寂しさのある季語というなら、夕金魚の心境そのもの。そこで一句いつまでもそんなことして花野かなってどうでしょう。はい、できない夢を今も追いかけてます。少し推敲して、まだ夢を追いかけますか大花野少しよくなったけどまだまだ、金魚の決まり文句いれてみるとねぇあなたまだするのですか花野果てなんてちょっと危なくなってきたかも。もう少し考えましょう。NHK俳句「花野」

  • 自由律俳句で「テレビ」の俳句を求めてます

    テレビという題だとやはり役者ですね。それも今は亡き懐かしいというか憧れた役者です。西部警察の渡哲也・網走番外地の高倉健・十津川警部シリーズの渡瀬恒彦なんて懐かしいですね。とくに渡哲也と渡瀬恒彦さんは兄弟で渡瀬さんが渡さんの演技を大根と称していました。「兄貴はいつも直球だけ。でも、その直球に豪が付いたら誰も真似がでない。俺なんか直球が棒球だから、カーブとかシンカーとか色々目先を変えないと生き残れない」と言ったのです。そうしたら渡さんが「まるで俺が大根だと言ってるみたいだ」と怒るのですけど、うれしそうでしたね。そんな二人が鬼籍に入っちゃうなんて寂しい限りです。深夜放送とかケーブルテレビを見ていると懐かしい役者さんが一杯でています。そこで一句短夜にテレビに映る人懐かしい懐かしき人が映る短夜テレビなかなかちょっと...自由律俳句で「テレビ」の俳句を求めてます

  • 金魚風一句(雨の息)

    寝ていると雨の音が聞こえてきました。雨って強く降ったり弱く降ったりするのです。雨音が雨の息づかいのように聞こえました。この現象を「雨の息」と称することにします。調べても季語とかにはないようです。そこで一句「雨の息強弱つけて打つ紫陽花」「雨の音ひいては返す梅雨の波」てな感じです。雨の息ザッとシーンと青葉雨夕金魚でどうでしょう金魚風一句(雨の息)

  • 栗林公園で一句(金魚風)

    栗林公園で俳句を求めています。募集は7月からです。但し、栗林公園に行って詠まないといけないので、金魚は投稿は無理です。でも、栗林公園の写真見ていたら上記の写真見つけて、凄いと感動して一句。多作多捨の一句です。船境上下に紅葉人の影見たままですね。次の一句船浮かべ紅葉と人が上と下で分かりますかね。「船浮かべ」で湖面を連想していただいて、上下に紅葉と人影を。でも金魚風じゃないなあ。もっと大胆に省略しないと、でもついてこれるかなぁ。上と下紅葉は燃えて人は立つなんだこれ?かも。分からないついでに紅葉はね上と下とで人を見る夕金魚紅葉が人見てるのです。でどうでしょう。栗林公園で一句(金魚風)

  • 鉄道俳句展があります

    交通総合文化展で鉄道の俳句を求めています。過去の作品を見るとリニアカー来た見た消えた雲の峰貞住昌彦と言うのがあります。選者は長谷川櫂氏です。で頑張ってみました。季語は自由なので「夏蝶」指定席夏蝶一頭俺の席夕金魚夏蝶やそこは俺の指定席夕金魚夏蝶に指定席をとられた風景です。ちなみに蝶って一頭二頭と数えるそうです。日本の鉄道・良さを表現したものなので、ちょっとテーマ外したかなと。この句の前に考えていたのが、サイダーを飲み干す如く新幹線夏蝶やごめんなさいとE6系新幹線のE6系って低姿勢だと思いませんか。こちらの方がよかったかな。何句でも応募できるというので、また考えます。鉄道俳句展があります

  • 夕金魚風一句(初蝶)

    池田澄子さんの句に「初蝶来今年も音を立てずに来」という句があります。今回も澄子さんに敬意を払って「初蝶」で一句。初蝶は手の平パッで舞い上がる最初の句です。蝶って手品の手の平をパッと開くと出てくるイメージがありませんか。私は鳩よりも蝶を出して欲しいのですけど、蝶は仕込めないらしいです。鳩だと押さえつけていても大丈夫ですが、蝶は死んじゃうみたいで。「舞い上がる」は普通ですね。夕金風じゃないです。で次の句初蝶は手の平パッでふわひらりちなみに初蝶を手の平から出す人って誰でしょう。もちろん、春に決まってるでしょう。夕金魚風一句(初蝶)

  • 夕金魚風一句(蛍)

    池田澄子さんの蛍の句は、師匠の三橋敏夫と何度か推敲を繰り返して、やっと三橋の「いいよ」が出て完成したそうです。今でも「あんなの俳句じゃない」と批判する人がいるそうなのですが、「三橋がいいよといったのだもの」と言って気にしないそうです。そうですよね、師匠と仰ぐ人が認めたのなら他の誰の意見も必要ないですよね。池田澄子さんに敬意を払って、金魚も「蛍」で一句。蛍はねツーンと飛んでフッと消え夕金魚でどうでしょう。この「ね」苦し紛れに使ったのですけど、切れ字みたいで楽しくありませんか。夕金魚風一句(蛍)

  • 文春俳壇に応募しました

    ↑池田澄子さんです文春という週刊誌には応募したくなかったのですけど、選者が池田澄子さんと知って急遽応募することにしました。「じゃんけんに負けて蛍にうまれたの」の池田澄子さんです。当代随一の口語俳句の第一人者と金魚は思ってます。この方が選者だと応募しない分けにはいかないでしょう。角川の50句としてここにも発表していないものを応募します。季語は「虫の音」「稲光」「桃」の三句です。ここでも未発表のものです。上記写真は文春公表のもの。問題あったら、すぐ削除しますから、文春さん訴えないで下さいね。本日の一句行ってきますいってらっしゃいみなみかぜ夕金魚応募作の激励かな。文春俳壇に応募しました

  • NHK俳句兼題「桃」2

    NHK俳句兼題「桃」の2回目です。突然ですが、そう突然「桃」が地球というか星に思えたのです。本人凄い着想と思ったのですけど。「桃の引力無限大」と言うフレーズです。この前にナンという言葉を付けるかです。普通に思いつくのは「君知るや」ですかね。「あなた知ってますか、桃の引力は凄い力なのです。」てな意味になりますか。金魚風のいつものフレーズを付けますか。「ねえあなた桃の引力無限大」となります。「ねぇあなた桃の魅力は無限なのよ」てな事になりますか。この場合、桃は妻と読み替えても良い感じになります。うーーん凄い自信。うちの奥さまとは違うような、ノエビア化粧品のイラストポスターの女が言うみたい。分かりますか?イメージ的にこんな感じ。もう少し考えてみます。もう一句桃はわね優しさをギューとしたものと言うのも良いなぁと思っ...NHK俳句兼題「桃」2

  • NHK俳句兼題「桃」

    今回の兼題「桃」です。桃の果実のことです。花とかでしたら「桃の花」となります。桃はみずみずしく甘くて柔らかい夏の果実ですが、季語は「初秋」です。コレも考えたことのない季語です。そこで先人の名句を見てみました。気になった句が「中年や遠くに実る夜の桃西東三鬼」三鬼は、自句自解に書いてます。「中年というのは凡そ何歳から何歳までを言ふのか知らないが、一日の時間でいへば午後四時頃だ。さういふ男の夜の感情に豊かな桃が現れた。遠いところの木の枝に。生毛のはえた桃色の桃の実が。」西東三鬼は女好きだったみたいで、この桃は女の象徴かと。そんな目でこの句を見るとエロっぽいかも。金魚の青春時代はロマンポルノ全盛。桃尻娘なんて映画があったりして。なんとかひねり出した一句。「指の跡桃は泣くのか笑うのか」桃を強く握ると握ったところに指...NHK俳句兼題「桃」

  • 夕金魚風の一句

    多作多捨を目指して一日一句NHK俳句兼題「虫」を考えていたら、関連季語としての「虫の音」で一句できました。ねぇあなた摘んだ虫の音食べますか夕金魚この句の前はごちそうは摘んだ虫の音いかがですとかおもてなし庭の虫の音摘んでますとか考えてました。この「ねぇあなたは」は川柳でよく使ったフレーズ。気に入っているのが「ねぇあなた恨めしいより怖い声」良いと想うのですが、どこにも選ばれなかった句です。次の兼題は「桃」コレも難題です。夕金魚風の一句

  • NHK俳句兼題「虫」

    見送れば虫増えたのか庭の闇ひとかえり虫が湧き出る庭の闇前句のどちらが良いか思案中としていましたが、推敲を重ねていると別の考えもわいてきました。庭の闇が気に入らないのです。誰もが使っている常套句。師匠に手垢のついたフレーズに感動はないと言われているので、これがちょっと。そこで一句見送れば虫増えたのか虫の海「虫の海」この「海」と言う言葉のイメージが波のように虫の音が襲ってくると言う感じになりませんか。庭に海が広がってとか、色々連想して海という言葉の広がりを感じるのです。私だけ?ちなみに「虫の海」と言う言葉の俳句を探すと草木本開けば聞こゆ虫の海佐渡美佐子これだけかな?あまり見かけません。新鮮かも。しかしこれだと虫が二度も出ます。見送れば数増えたのか虫の海としましたけど、まだまだ。数なんて説明でしょと言われそう。...NHK俳句兼題「虫」

  • 夕金魚風の一句

    一日一句多作多捨を目指してなんとか一日一句を目指します。早苗植えぬきさし足のカラスかな夕金魚田植えしたばかり処を、カラスが抜き足差し足で監督官みたいな顔をして見回っていました。まぁ、カラスは監督官のマネしているわけじゃないでしようけど。餌を探しているのでしょうね。でも、抜き足差し足で歩いているのが面白くて一句。この句の考えたところは「抜き足差し足」を「ぬきさし足」としたところ。分かりますかね。夕金魚風の一句

  • NHK俳句に投稿6

    今度の季語は「虫」です。俳句で「虫」と言えば秋の鳴く虫のことです。虫の形よりも虫の音が主な鑑賞対象となります。平安時代の鈴虫と蟋蟀が実は鳴き声が逆になっていたとか言われています。鳴く虫の総称なので、あまり気にしなかったのかも。「虫」は季語の王道なので、新しい切り口は見つかりません。それでもなんとか一句見送れば虫増えたのか庭の闇ひとかえり虫が湧き出る庭の闇人を見送って部屋に戻ると急に虫の音が大きく聞こえたという思いです。この人はもちろん想う人。想う人がいたときは虫の音など気にならなかったのに、帰ってしまうと急に一人の寂しさにおそわれ、虫の音がやかましいほどだったという感じです。詠めますかね。「湧き出る」より「増えたのか」の方がいいかな。ただ今思案中。NHK俳句に投稿6

  • 俳句勉強中5

    藤田湘子の本を勉強中です。一応勉強中は今回でおしまい。湘子は俳句は定型(五・七・五)で韻文詩だという。自分の感動を自分の言葉で詠めというのです。つまり、懸賞コンクールに選句されたいという邪な気持ちで詠んだ歌に感動はないと言うのです。といわれても、やっぱり選句に選ばれたいという欲は捨てきれないのですが。それでも、自分のために謡っていたら自分史を作るが楽ですというのは本当だと思います。一時期流行りましたが、自分史出版なんて普通の人だと何年卒業で結婚しましたぐらいしか書けないでしょう。どんなに凄いラブストーリがあったとしても、自分史として書けますか?その点俳句なら、ちょっと誇張して書いても何も言われないのですから。自分のために書いていこうと思います。時々公募にも応募しますけど。湘子は言います。まず千句作って、多...俳句勉強中5

  • オニヤンマ君 凄い

    オニヤンマ君を買ってみました。庭にある物干し場に毎年スズメ蜂の巣を作られて、殺虫剤で殺していたのです。洗濯物があるので洗濯物を取り込んで殺虫剤をまくので毎年大変なのです。虫除けの薬剤などを吊して置いたのですが、ダメで毎年蜂退治していたのです。オニヤンマ君の効能を見ると蜂の巣対策に効果ありとあったので、試しに買って吊したのです。正直凄い効果。毎年毎年必ずスズメ蜂ガスを作っていたのですが、今日まで巣を作られていません。しかも、一度物干し場で蜂を見かけたのですが、オニヤンマ君がいるので驚いたのか、物干し場の屋根にぶつかりながら、逃げて行ってしまいました。あの格好は天敵に睨まれて慌てて逃げていった様子がありありと見受けられました。それと玄関の所にも吊したのですが、植木があるせいかここには必ず、足の長い蚊が飛び回っ...オニヤンマ君凄い

  • NHK俳句に投稿5の2

    次に考えたのが傘です。そこで一句秋風や忘れ去られた赤い傘です。俳句の勉強のために図書館通いしているのです。その時に傘立てに置き忘れた濡れた傘が立てかけられていたのです。でも本当に忘れ去られたのでしょうか?分かりません。私が見たのは玄関脇に置かれていた濡れた赤い傘です。でも、その時は晴れていたような気がしてます。少し前には雨が降っていたのでしょう、傘を差してきて濡れた傘を図書館の中に入れたくないと思って玄関脇に置いたのでしょう。図書館の中に傘の持ち主が図書館の中にまだいるのか、それとも図書館から出て行ってしまったのかが、分からないのです。置でも置き去りにされた方がなんとなく良いかなと思ったのですけど、やはり見たままを嫁との師の教えを思い出して、次の一句が秋風や濡れて置かれた赤い傘です。でも、濡れて置かれたと...NHK俳句に投稿5の2

  • NHK俳句に投稿5

    NHK俳句に投稿です。今回の兼題は「秋風」です。おお、まさに本道、俳句の季語中の季語の一つですね。コレは難しい。藤田湘子の型1で蕩々と歌い上げたいですね。とすれば、「秋風や」です。秋風やで始まる例句は色々あると思いますが、金魚が代表と思うのが、「秋風や模様のちがふ皿二つ原石鼎」です。こんな感じで歌えたら良いのですが。最初に秋風で浮かんだのが、次の句です。「秋風やなつかしき本と出会いし古本屋」です。昔読んだ本と古書店で出会って、懐かしいという感じです。人生の秋になって、若き日の読んで感動した本と出会うのは、まるで若い頃の自分と合うような感じがすると言う思いです。下の句の「ふるほんや」が詠むと切れ字のようになります。といって古書店というのはどうでしょう。「秋風やなつかしき本と出会いし古書店」では字足らずです。...NHK俳句に投稿5

  • NHK俳句に投句4

    今回の兼題は「西瓜」です。川柳では書いたことがあるのですけど、真面目に俳句を詠むとなると難しいです。西瓜というと西瓜割りとか種飛ばしみたいな事を思い出します。いうことは、よくある類句と言うことになります。では、どうしよう。西瓜というとあの丸い形からなんとなくユーモラスな感じがします。以前は大きな洗濯盥に水を入れて西瓜を冷やした物です。そこで一句盥あり明日のおやつ西瓜かなてなところでしょうか。なかなか、これでは風情感じませんね。ユーモラスな感じもなく、ちょっとです。今時だと盥の説明から始めないとだめですね。盥の代わりに洗濯機ですか。となると洗濯槽西瓜浮かべて困り顔てな感じですかね。西瓜を冷やすとなると今は、冷蔵庫ですね。そこで一句。冷蔵庫西瓜占領出前取とる冷蔵庫を西瓜に占領されて食材が入れられずに出前を取る...NHK俳句に投句4

  • 俳句勉強中4

    藤田湘子氏の本を勉強中です。まず俳句はリズムだと言います。五・七・五のリズムを大切にして、定型を外れるような場合は言葉やフレーズを考え直すぐらいの覚悟が必要だと言い切ります。このリズムを考えるとき、十二音のフレーズを決めてから、五音を考えるとリズムがよくなるというのです。例句として、「にせものときまりし壺の夜長かな木下勇爾」「削るほど紅さす板や十二月野村登四郎」この二句いずれの作者も上十二音が先に浮かんで五音の下句をつけたに違いないというのです。リズムよく詠むには十二音を一気に詠み、それに合う季語を考えるというのです。うーーーん、私達が俳句を詠もうとする時は大抵、兼題として季語が定まっていることが多いのですよね。そのフレーズにあった季語を後で考えるというのは、ちょっとね。でも、十二音をワンフレーズとして考...俳句勉強中4

  • 機織り蚕

    変な物ばかり作っている動物学者がいました。この人、遺伝子操作とかが得意で変わった動物を作るのです。前にこの人は、動物を小さくする薬を作って注目された人です。家畜を小さくして、飼料とかが少なくして、大きくなった頃、元の大きさに戻せれば、大儲けできると考えたのでした。ところが、元に戻す薬が上手くいかなくて、家畜が小さいままで損した人です。「金魚さん、面白い動物ができたので見に来ませんか」と誘われました。「今度は何作ったの?」「今度のは、凄いですよ。誰にもできなかったことです」と言って見せてくれたのが蚕でした。「何コレ、タダの芋虫」「金魚さん、コレ蚕。糸吐く奴ですよ」と言って笑うのです。「蚕見せられて凄いと言われてもねぇ」「もちろん、タダの蚕じゃないですよ。こいつ実は、繭玉を作るのを忘れさせて、糸をそのまま吐く...機織り蚕

  • 俳句勉強中3 藤田湘子の型2

    藤田湘子は俳句の初心者は五・七・五の定型を守ることを重要視しています。定型を守ろうとすれば、言葉を選び・考えるというのです。字余り、字足らず、句またがりは慣れてきて、どうしてもと言う場合に限るというのです。少なくとも、初心者は厳禁だと。その上で配合の句を作る型を四つに分類して、その型にはめて考えれば、そこそこ俳句の形になるというのです。つまり、今年の夏休みに宿題として俳句を作れと言われたら、この型にはめて考えれば、宿題程度の俳句は作れるというのです。初心者から中級者への関門として、少なくとも千句作れば、中級者と言ってもよいと言います。ただ数を作ればよいというものでもありませんが、それでも千句程度は作らないと型を体得できないと言われます。説明は色々ありますが、それは原本を読んで頂くとして、型を書いておきます...俳句勉強中3藤田湘子の型2

  • 俳句勉強中2 藤田湘子の型

    藤田湘子氏の俳句入門書を勉強中です。これから書くことは藤田湘子の著作「新版20週俳句入門」で書いてあることです。入門書のエキスとも言うべき部分なのですが、書いてよい物なのか迷いましたが俳句を理解するのに最高なのではないかと思い、また著者も亡くなっているので、俳句を勉強するには最適と信じて書くことにしました。著作権等の問題ありと言うことでしたら、直ちに削除しますので権利者はご連絡下さい。なお金魚も勉強中なので、理解不足や間違いがあるかも。そのため、よいと思われた方は必ず原本を読むことをお勧めします。藤田氏は俳句はその大半が配合の句で、初心者が一物の句を詠んでもほぼ失敗すると書いてあります。以前の片山由美子氏は大半の句が一物だと言っていたのとは違う気もしますが、一物の俳句の作り方は教えないとしてます。と言うよ...俳句勉強中2藤田湘子の型

  • 俳句勉強中1

    投句のすすめから題を改変しました。ただいま、藤田湘子さんの本を勉強中。失礼ながら、「ふじたしょうし」さんが男の方だとは思いませんでした。いやぁ、勉強不足。本は何度か見ているのですけど、女の方だとばかり思い込んでました。この方凄いんです。「私は自由律を俳句とは認めない。」と宣言しているのです。女の方だとばかり思い込んでいたので、凄い人だなぁと思ってました。再度勉強し直して、初めて男の方だと知って、「えっ」です。今までの思い込みが全て、ガラガラ崩れました。星野立子さんが高浜虚子の二女と同じようにどなたかの血縁の方でなければ、こんなにはっきりと断言できないなぁと勝手に思い込んでいました。違うんですねぇ、この藤田さん。秋桜子の弟子で、「馬酔木」の編集者と言うことは知っていたのですけど、戦前のガンガンのお人みたいで...俳句勉強中1

  • 投句のすすめ16

    岸本葉子さんの俳句の学び方を勉強してます。この本、いいですよ。本当に余計なことが書いてなく、知りたいことだけ書いてあるのです。よくある詠み口に陥らない。所謂「あるあるパターン」です。この平凡な切り口に陥らない対策の一つは、多くの名作を鑑賞することなのです。「名句にだってあるじゃないか」と言う人に対して「そう、すでにあるからこそ『またか』になりやすい。」と書かれています。その対策は、過去の名句をよく読むことですよね。過去には斬新であっても、もうみんな知っちゃっているから、「またまた」と言うことになるのです。過去の人も過去の名作を勉強して、新しい切り口を探しているのです。このようにとても役立つ記事が多いです。金魚も一度読んで、ただいま二回目を読んでいます。NHK俳句の今回は兼題が「涼しい」です。「涼し」は時候...投句のすすめ16

  • NHK俳句に投稿③

    新しい兼題に挑戦してみました。題は「母」です。あるようでないのが、母の記憶ですね。優しい母とか母の味とか色々切り口はあると思いますが、どうしましょう。私の母と料理が下手で、というか習ったことがなくて全て自己流。お正月の数の子料理で、白い筋が苦いのを知らなかったのです。なので我が家の数の子料理はなぜか苦くて、評判がもう一つ。私が嫁を貰って初めてのお正月の時に、おせち料理の数の子が苦くないと言って、嫁に聞いていました。そんなわけで、料理は所謂手抜き料理でした。そんな母に体して一句と言われても。即席の味噌汁母の味がする季語無しです。そんなときふと思い出しのが、最初の盂蘭盆の時です。母の本棚から歳時記を見つけました。「ええ、母さんが歳時記使っていたの」と思って中を見ると、真っ白でした。一度も使った感じがしないもの...NHK俳句に投稿③

  • 投句のすすめ15

    俳句の勉強をしていて、色々入門書で勉強していますが、最近、とても良い本を見つけました。NHK俳句番組の司会者岸本葉子さんの「俳句の学び方」です。この本の良いところは、余計な俳句論がないことです。例えば入門書の初めに俳句と川柳の違いとか「季語」の説明とか述べてあるものがありますが、俳句を飯の種にしようとか、研究しようとかする人でなければ、そんなの必要ありません。ただ、俳句に嵌まってゆくとそんなことが知りたくなってはゆきますが、多くの俳句愛好者が知りたいのは「どうしたら、選ばれるか」と言うことだと思うのです。自分のためとかなんとか理由付けても、結局は人に認められたいと言うことだと思います。あの選者に認められたいとか、あの選者に認められたと言うことが、励みなのです。女優の吉行和子さんが、役者として認められるより...投句のすすめ15

  • NHK俳句に投稿②

    NHKの俳句に投稿してみました。兼題は「蛇」と「メダカ」です。今回は「蛇」です。蛇の体験はもう何十年も前の事です。当時の金魚の家は街の郊外で田圃が多く残っていました。夜、家に帰るとき、道一杯に長々紐が落ちていたのです。荒縄なのか、何かの紐だと思いました。道と言っても舗装道路で5メートルほどはあります。その道一杯に長々と紐が落ちていて邪魔なので、拾おうとした時です。手を伸ばしたら、その紐が音もなくスーッと動いたのです。そしてそのまま田圃の中に。ゾッとしました。5メートル近くの蛇なんて、見たことありません。その体験を一句長き紐音なく動いてスーッと消え季語がありません。季語入れると蛇だと分かっちゃうし、指先からスーッと動いたときの恐怖感を出したいのです。次の句長き紐蛇と知らずに手を出しスー(字余り)長き紐スーと...NHK俳句に投稿②

  • NHK俳句に投稿①

    NHKの俳句に投稿してみました。兼題は「蛇」と「メダカ」です。いずれも動物です。「蛇」と「メダカ」難しいですね。いずれもちょっとした体験があるので、投稿してみることにしました。小さい頃、金魚飼ってました。玄関脇に水槽を置いて長い間飼ってました。いつの頃か、子供がメダカを取ってきて水槽の中に入れたのです。メダカと金魚が相対して、にらめっこするような感じ。魚語で話しているのかなぁなんて思ったものです。その時の情景です。最初の句は「挨拶を金魚と目高目で話す」にらめっことするのも良いのですけど「初めまして」と挨拶しているような気がして。この「目で話す」に似たフレーズがあるのですね。「目で殺す」です。知りませんか、「諸国大名弓矢で殺す。糸屋の娘は目で殺す」です。で嫌なので「目で会話」にします。でもこれだと、「話す」...NHK俳句に投稿①

  • 星の俳句コンテスト に投稿してみました。

    上記画像は昨年募集のものです。今年も同じような感じです。気分転換に星の俳句コンテストに応募しました。そんなの作ってないで50句できたのかと言われそうですけど、同じような句を作っていると発想が似てきて、暫く離れた方が良いみたいです。星に関していれば何でも良さそうなので、何でも良いと言われたら難しいのですよね。で、50句の中で作っているもので星にまつわるものとみたら、ゼロ。作ってなかったです。そこで星に似た作品はみていたら「花」ですね。作品そのものは乗せられないけど、私が嵌まっている「会話俳句」ちなみに「会話俳句」私のオリジナルではなく、もう作られています。「会話俳句」で有名なのが初蝶来何色と問ふ黄と答ふ(虚子)初めて蝶が来たと言ったら何色だったと聞くので黄色だと答えたと言う句です。私の会話俳句と少し違うみた...星の俳句コンテストに投稿してみました。

  • 自由律俳句に挑戦

    角川賞のために50句制作中です。結構大変。気分を変えるために、自由律に挑戦してみました。題は「座る」難しい。座るって椅子でしょうね。でも、椅子だと御仕事・デスクワークが思いつきます。デスクワークで一句?出ません。仕事なので、ちょっと出ないですね。で、発想を変えて「座る」と言ったら座布団でしょう。笑点ですね。座布団一枚って言うあれ。でも、金魚は良い思い出がないですね。座布団に座るのは、法事の時か叱られるとき。最近は叱られることもなくて、そこで一句。叱られた記憶の座布団に今座る。ちょっと手直しして、叱られた記憶座布団今すわってみる仏間に呼ばれて、母に叱られてばかり。今はその仏間も母もいなくなって、なぜか座布団だけ残ってますね。縁側に出して、日向ぼっこしながらその座布団にといった感じです。母が思いついたら、母が...自由律俳句に挑戦

  • 介護川柳

    介護川柳に投稿してみました。過去に一度佳作になったことがあるので、夢よもう一度と二匹目を狙います。介護は重労働の割に報酬が低いとされていますが、仕方ない面もあります。なんといっても価値を新たに生まないことなのです。利益が出ないところに報酬が上がることはありません。利益を上げるためには、介護している人達から報酬をより多く貰わなければならなくなります。それが税という名称であろうと別の名称であろうと同じ事です。みんな年を取るのですから、みんながと思うのですが、なかなか難しいです。せいぜい重労働を笑い飛ばして過ごせればと思います。ちょっと介護の勉強をしたところ、介護とは下のお世話が八割だそうです。汚い・きついの八割は便の始末のようです。それだけじゃないとも思いますけど。そこで一句。夫にはオムツのことは秘密です。そ...介護川柳

  • 愛車と川柳コンテスト

    川柳のコンテストにも投句してみようと思います。今度は愛車への思いを込めた川柳です。川柳も俳句の一種ですから、ちょっと息抜きです。愛車ですね。どうしましょう。過去の入賞作を見ると洗車しての句が多いです。洗車の会社でしょうかね、ということで私も洗車で一句。過去作に洗車したらすぐに鳥のフンにあったというのがありました。鳥害というのはよくあるので、そこで一句。洗いたて車体に猫のスタンプがこれでは驚きが足らないかも。そこで次の句。洗車後に車体に残る肉球かなちょっと俳句調洗車後に肉球スタンプ猫の声どうかなもう一ひねり。そこで次の句。洗車後に肉球スタンプ猫笑うでどうでしょう。愛車と川柳コンテスト

  • 投句のすすめ14

    俳句ポストに一句投句しましたけど、何句も投句できるみたいなので、もう一句送ってみることにしました。前に送ったのが風景なのですが、もう一句はちょっと変わったというか金魚が少し嵌まっている俳句。会話俳句と言いますか、あまり書くと角川賞に送れなくなるので困るのですけど、最初に作った句が実は、俳句ポストの前回の兼題である「山笑う」です。面白い季語ですよね。この季語に贈ったのが「カーテンは風のブランコ山笑う」です。季重ねになった句です。この句ができてから暫くして浮かんだのが以下の句です。「おはようにおはよう返し山笑う」ツブ金山に向かって「おはよう」と言ったら「おはよう」と山彦が返ってきて山が笑っているように見えたと言う景色です。本人的には、かなり気に入ってます。こんな句が楽しくなって、以下の句ができました。「サヨナ...投句のすすめ14

  • 投句のすすめ13

    俳句ポストの4月の兼題の投句が4月20日に始まりました。兼題は「薄暑」です。「薄暑」とは初夏、やや暑さを覚えるようになった頃の気候をいう。歩くと仄かに汗ばむような、過ごしやすく気持ちのいい季節である。「夕薄暑」「街薄暑」「薄暑光」のような使い方もされる。過去の同じ兼題での優秀作千枚の窓洗い終え街薄暑霞山旅大学に我が影のある薄暑かな井上じろ身ごもりて薄暑の海は縹色三十丸縹色は(はなだいろ)と読みます。などが紹介されています。上記の句は「光」で季節の変わりを感じているようです。季節の変わりは感じるのは「光」と「風」でしょう。「窓」「影」「色」は光を連想します。で、私は風を選んで詠んでみます。風を感じる時ってどんなときでしょう。やっばり暑い体に涼しい風が吹いているときではないでしょうか。暑い日に窓を開けていて、...投句のすすめ13

  • 投句のすすめ12

    今回の季語は虫です。俳句で虫と言えば秋に鳴く虫です。虫の音を美しいと思うのは日本人独特の感覚だそうです。角田忠信氏の「日本人の能=脳の働きと東西の文化」によると欧米人には虫の音も小川のせせらぎも騒音としか聞こえないそうです。ちょっと以外。虫の音が和歌に詠まれるのは平安時代だそうです。秋の夜のあるも知らずなく虫はわがごと物やかなしかるらん藤原敏行秋のわびしさの歌です。和歌の世界では鈴虫・松虫の区別は判然としていませんが、和歌の中で松虫・鈴虫という言葉をどう生かすかと言うことが大事だったというのです。秋の野に道もまどひぬまつむしのこえする方にやどやからまよみ人知らず君しのぶ草にやつるるふるさとは松虫の音ぞかなしかりけるよみ人知らずいずれも「松虫」の「まつ」は「待つ」の意で使われている。鈴虫の声の限りを尽くして...投句のすすめ12

  • 投句のすすめ11

    季語って凄いです。季語の勉強をしてなかったら、こんなこと知りませんでした。「夜の秋」と「秋の夜」の違いなんて考えたことありますか?同じでしょうと言うのが最初の印象ですよね。これが違うそうです。「夜の秋」とは、夏も終わりの頃になれば、夜に秋の如き感じを催すときがある。それを言うのである。秋の夜のことではない。これは高浜虚子の見解です。ところが、青木月斗はこの見解に反対している。「改造社の俳諧歳時記には夏の土用に入れば夜は北風が吹きて涼しく、宛ら秋の如くなるよりかく言うと記せる書あれど、よろしからず。」と記されています。ところで「宛ら」読めましたか。これ、「さながら」と読みます。これは気象状態の見解の違いではなく、江戸期の俳句の解釈の違いなのです。芭蕉以降の俳句を読んで鑑賞しながら、季語の意味づけしているので...投句のすすめ11

  • 投句のすすめ10

    今日からは新たな本になります。片山裕美子氏の「季語を知る」を勉強しています。片山さんって凄いですね。「五月晴れ」の時期っていつだと思いますか?歳時記では「五月晴」とは梅雨の晴天、つまり梅雨晴間の事だそうです。通常天気予報で言う五月晴れは五月の晴れ間という意味で使われているのです。辞書にも「五月晴」は新暦の五月頃の好く晴れた日と説明されている。「岩波国語辞典第七版」にはわざわざ誤用が現在定着していると添え書きされている。そんなの知ってましたか、私は知りませんでした。山本健吉編「最新俳句歳時記」の五月晴れの項目には、梅雨の晴れ間である。と記されている。だいたい12日ぐらいの周期で雨の中休みがあり、時に良い天気になる。新暦の五月の快晴を五月晴といっているが誤用であるとまで書いてある。それでも気候も変化するし、言...投句のすすめ10

  • 投句のすすめ9

    季語って難しいですね。角川五十句、今は二十句できました。私の人生史の妻との出会い編です。世に言う恋の歌。色々できて自分なりに気に入ってるのですが、ここでは公表できません。季語の「薄暑」は次回の俳句ポストの兼題です。薄暑とは本格的な暑さではなく、汗ばむ額を吹きすぎる風に爽快感を感じるような初夏の暑さ。少し暑さを感じるような時って色々使えそうです。例えば、好きな彼氏といる時のポッと暑くなる感じと似ていると思いませんか。そこで一句となるのですが、それはまたの機会。今回の場面は武田信玄の辞世の句です。本当の辞世の句は「大抵は地に任せて肌骨好し紅粉塗らず自ら風流」なのですが、知ってましたか。辞世の句ではありませんが武田信玄の最後の言葉として「明日は瀬田に(我が)旗を立てよ」と言った話が有名です。信玄が亡くなったのは...投句のすすめ9

  • 投句のすすめ8

    冬の季語に「小春」があります。よく間違えるのですがこれは冬の季語です。春という言葉があるけど、冬。あの冬の間に一日だけ春のような暖かな日が「小春」なのです。冷たい中にある暖かさ、これが本意だそうです。「玉の如き小春日和を授かりし松本たかし」冬の小春日和だから「玉の如き」という形容が生きるそうです。私の住んでいる地方ではこのような小春日和を「もうけもの」と言います。「冬の日に小春日和はもうけもの」みたいな感じです。変わった季語に「海鼠」があります。見たことありますか?「憂きことを海月に語る海鼠かな召波」「生きながら一つに氷る海鼠かな芭蕉」著者の長谷川氏は俳人なら一句は海鼠の歌を詠む必要があるとまで言ってます。そこで一句「海鼠にもひとに言えない悩みあり」てなところでしょうか。投句のすすめ8

  • 投句のすすめ7

    まだまだ季語の勉強をしています。自慢の一句を載せられないと言うことで、前回のような名文句を自分なりに俳句にして見たいと思います。今回は本能寺の変・織田信長の最後の言葉「是非に及ばず」を俳句にしてみました。本能寺の変は旧暦の6月2日の未明なので季語は夏です。どの季語を選ぶか悩みましたが、やっぱり「みじかよ」です。「短夜」は「短世」に通じるでしょう。つまりこの夜は短いと言う意味にも。中はやっぱり「ぜひにおよばず」で下の句が難しい。色々考えましたが「下天は夢か」から夢を採用しました。本能寺の変で信長様の一句「みじかよはぜひにおよばずつづく夢」でいかがでしょうか。短い世では仕方が無い続きの夢をみようかぐらいの意味です。そう読めますか?投句のすすめ7

  • 投稿のすすめ6

    俳句には一物仕立てと取り合わせがあります。前回は取り合わせを考えたので、今回は一物仕立てです。一物し立てとは一つの季語で一つの対象物を詠む歌です。一つの物を詠むのですから、「深く詠む」必要があります。これが難しい。深く読み過ぎて、独りよがりになったり、情景が分からなくては良い句とは言えません。一物仕立てでよく陥るのが「季語の説明句」です。「雪降ってすぐに止まる山手線」というのは、原因と結果がすぐ分かる浅はかな句と言うことになります。「何もかも白紙にしたり今朝の雪」の「白紙にしたり」の表現が変わっているのですが、表現が浮いているそうです。浮いてますか、分からない。ただ雪が白いので白紙というのは、平凡だと言うことは分かります。「雪という白くて冷たい物が降る」という句は「ただごと」と言って名句になりません。なん...投稿のすすめ6

  • 投句のすすめ5

    本日も一億人の季語入門のお勉強です。俳句には一物仕立てと取り合わせの区別があります。一物仕立てとはひとつの素材を詠み込むことで、取り合わせは二つの素材を組み合わせることです。取り合わせの一つは「季語」が普通です。「降る雪や明示は遠くなりにけり」中村草田男この句は降る雪と明治は遠くになってしまったという作者の感慨を取り合わせた句です。取り合わせの句の場合は二つの素材の距離=間が必要です。似たもの同士だと取り合わせになりません。これを「付けすぎ」と言います。「春愁や明治は遠くなりにけり」ではどちらも感慨なので「付けすぎ」です。離れすぎると取り合わせにもならないのです。「ゲヂゲヂや明治は遠くなりにけり」では間が開き過ぎるそうです。私には間よりも意味不明の句になります。素材の説明にならないように注意も必要です。「...投句のすすめ5

  • 投句のすすめ4

    上記画像について著作権について問題があるようでしたら、ご指摘下さい。上記本を読み直しています。俳句を勉強し直して、現在一番興味があるのは季語です。季語って単なる季節の符号だと思っていたのですけど、符号ではなく意味のある言葉だというのです。季語が言葉だとは思いませんでした。例えば「日永・ひなが」は冬に比べると春の一日は長くなった感じがすると言う季語だそうです。その春の長い日が何ごともなく過ぎてゆく。これが「日永」の本意と言うのです。この本意を外して良い俳句とは言えないというのです。つまり何ごともなく過ぎてゆかなければならないのです。「あれやこれ色々あって日永し」というのは良くない句みたいです。私の何ごともなく過ぎた永い日というのは、やっぱり退職した翌日でした。一日ボーっとして過ごした気がします。それを句にす...投句のすすめ4

  • 投句のすすめ3

    「カーテンは風のブランコ山笑う」と投句したのですけど、なんと、これ季重なりです。何が季語だと思います。「ブランコ」が季語なのです。「ブランコ」って季語なのって思いませんか。古代中国の遊戯で「しゅうせん」とかいうのですけど、漢字は変換できませんでした。「革秋」「革遷」こんな漢字です。読めますか?これが春の季語なのです。半仙戯(はんせんぎ)ともいうのだそうです。晴れ着を着て、男女が一緒に乗った春の行事だそうです。自分としては気に入っていたのですけど、季重なりなら直すことにします。「カーテンは風のブランコ」を生かして何を付けましょう。カーテンが動いて空が見えるとして「青い空」はどうでしょう。「カーテンは風のブランコ青い空」それなりですけど、それなりです。空じゃなくて雲ならどうでしょう。「カーテンは風のブランコ白...投句のすすめ3

  • 投句のすすめ2

    上記画像につき著作権上の問題がありましたら、削除します。一応フリー画像から頂きました。俳句の勉強をやり直して、ビックリ。「一むらの竹の春ある山家かな」高浜虚子この句の季節はいつなのでしょうか?春とありますから春ですよね。普通そう思いますよね。ところが、この句は秋なのだそうです。嘘でしょう。春と書いてありますよね。なのに秋なのだそうです。竹は落葉の季節に枝葉ともども青々としているので「竹の春」なのだそうです。しっかり自然を観察しての季語なのです。このような季語を「はすかいの季語」というそうですが、こんなの知りませんでした。再勉強というか、やり直したおかげで分かりました。正岡子規の言う見たままの写生と言いながら、別の意味もちゃんと含んでいることもあるのです。ちなみに上記の高浜虚子の句は山里のわびしい家に幸福な...投句のすすめ2

  • 投句のすすめ1

    上記画像は子規館のものです。著作権に問題があるようでしたら、ご指摘下さい。すぐ削除します。俳句の勉強を再び始めました。いろいろあるけど、なかなか続けられなくて俳句ならなんとかと思って再び初めてみます。俳句を始めるに自分なりの規則を決めました。1春夏秋冬の文字は使わない。2イメージ大事で、写生にこだわらない。もっと色々考えましたが、この程度で始めることにします。勝手に作っても批評とかして貰えないので、松山市でしている俳句ポストに投句してみます。もちろん初心者です。今週の兼題は「山笑う」。初心者なので、兼題はそのまま使うこととします。そのまま使わずに、兼題にあった題を探してということもあるようですが、初心者はそのまま使った方がいいみたいです。「山笑う」は春の季語、春山淡冶して笑うがごとしからきているそうです。...投句のすすめ1

  • 本マグロあります

    スーパーの鮮魚部に行くと、本マグロありますと書いてあることがあります。本マグロって本当に、本のマグロなのかなと思って聞いてみました。「本マグロって、もしかして絵本」「まさか、金魚さん。本物の本マグロですよ」「本物のと言う意味の本なの?」「いえ、本状の肉が付いたマグロって意味なんですよ。知りませんでした」「本状のトロと言うこと?」「ええ、最近のマグロは高速で移動するので、エラ呼吸だけでは筋肉の隅々まで酸素が供給できなくなってて、筋肉が本状になってその間に海水を取り込んで直接筋肉に酸素を供給するように進化しているのです」「本当なの、凄いね。それで一匹に何冊ほどあるの」「普通の大きさだと左右に二つずつなので計四つ。でも大きいのは片方に五つあって、左右で十もある大きいのもいますよ。十を超える大物は図書館マグロって...本マグロあります

  • アイスコーヒーは飲まないのに

    近所に喫茶店が新しくできました。コーヒーは私は自分で入れたコーヒーが一番旨いとかってに思っていますが、時々はこの喫茶店に行っています。若い店主であまりコーヒーのことを知らないのに喫茶店が好きと言うだけで初めてお店なので、コーヒーの蘊蓄を一席ぶつのに丁度良い相手なのです。しかも、所謂余所者なのでこの街のことも詳しくないし、町の役員としてはこの街のことを教えると言う名目もあるのです。それに、マスターの奥さんがちょっと感じの良い子なので、その面でも応援のつもりで通ってます。「暑くなりましたね、金魚さん」といつものように奥さんと挨拶してから「マスター、今日は眠気覚ましにカフェインの多い濃いコーヒーをお願いします」と言ったのです。コーヒーを知ってる人だと、嫌な注文する客だなぁとお思いでしょうが、これもマスターへの愛...アイスコーヒーは飲まないのに

  • フォークの神様

    私達の世代で、フォークの神様と言えば岡林信康です。「山谷ブルース」や「私達の望むものものは」等メッセージ性強い唄が特徴です。そんな風にいうと「いやいや、フォークの神様は吉田拓郎でしょう」と言う人が必ずいる。「音楽性は吉田でしょう」というのも必ずです。まぁ、私としてはどちらでも良いのですけど、二人のやりとりを聞いてるのも楽しいものです。二人で「フォークの神様は岡林だ」「いいや、吉田だ」と言い合っていると、横で聞いた人がボソリと言った。「フォークの神様は杉下でしょう」フォークの神様

  • 携帯砂時計

    近所にちょっと変わった時計を売っているところがあります。以前はカラクリ時計が主だったのですけど、最近は砂時計が主な商品だというのです。今時は携帯電話にも時計機能があるので、時計を買わなくなりますけど、やっぱり腕時計を見る癖が付いている世代なので、腕時計が壊れると困ります。「どのような時計をお求めですか」と言われても困るのです。「安くて正確ならそれでいいよ」「デジタルの物でしたら安いですけど」「デジタルの物買うのならこちらに来ないよ」「機械式のものだとお高くなりますよ」「高い物を安くしてなんて言いませんから、何か無いかな」「じゃ、これなんか面白いですよ」と言って見せられたのが、砂時計。「携帯用に腕バンドが付いていて、しかも必要の無いときは格納できますから」と言うのです。「時刻が知りたいのだから、砂時計は」「...携帯砂時計

  • お金の成る木が欲しい3

    はようせいがきいたのか、1週間後におばさん妖精が来て一本の苗木を植えていきました。「毎日水をやって下さいね。一ヶ月ほどでお鐘がなると思いますからね」と言って消えました。お金の成る木です。金魚これでお金持ちになれると思ったのです。1ヵ月ほど毎日水やりましたよ。いつお金ができるのか、楽しみにしていたのです。ところが、一ヶ月ほどしたらできたのが、直径が1メートル、高さが2メートルほどの釣鐘です。庭に釣り鐘の付いた木ができたのです。おっさん妖精を呼びつけましたよ。「なんだ、これは。俺が言ったのはお金の成る木だよ。こんな釣り鐘の成る木じゃない」「えっ、そんな、これは鐘のなる木じゃないですか、貴方の願い通りですよ」「えっ、まぁ、金違いだとしても、俺のはお金と言っただろう、これだと鐘のなる木じゃないか」「だから、よく見...お金の成る木が欲しい3

  • お金の成る木が欲しい2

    「なんだ、お願いするだけかよ。詐欺みたいなものだな」「失礼な、お願いするだけじゃないですよ。ちゃんと願い事は百パーセント叶えているのですから」「百は凄いね。何件請け負ったのかな」「一件です」「一件受けて一件成就ですか、それは凄い」「あっ、馬鹿にしてますね。私のしたことは今も芝居とかになっているのですから、有名なんですよ」「何したの?」「400年ほど前に、大石という方に吉良という方をお会いさせたのですよ」「それって、もしかしたら忠臣蔵」「そうそう、忠臣蔵というお芝居になってますね」「それだと、人殺しの手伝いじゃないの」「会わせただけ」「殺人の幇助罪になると思うけど、いいの妖精が犯罪して」「私は会わせただけ、会った後のことまでは知りませんよ」「なんか、都合の良い話」「待って下さいね、今、電話してお金の成る木を...お金の成る木が欲しい2

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