Bonne(ボンヌ)のブログ

死別者ですが余生は少しでも楽しく

2024GW スペイン・フランスの旅 ⑮グルメ・エクスペリエンス、そして著名バルで名物タパスを一皿・・・

  北海道弾丸旅行(笑)と金沢出張のため少し間があいてしまいましたが、GWの旅行
 記事を再開いたします。あれ?どこまで書いたっけ?(アホ)
  そうでした、マドリードの実力派美術館?のティッセン・ボルネミッサ美術館を見学
 したところでした。時刻は午後3時、再び中心市街地(ソル広場)に歩いて戻ります。


  途中、最近オープンしたというブランドショップと著名飲食店の入った高級複合ビル  
 の前を通りました。C国の方と思しきアジア系の方々がたくさん入店していきました。
 オッサンも(買わないけれど)ちょっとどんな感じか見てみたかったのですが、この後
 の予定があるので素通りです。ま、オッサンにはあまり用のない場所だからね。  


  再びソル(プエルタ・デル・ソル広場)の前を通って、今度は少し小高い丘のように
 なっている北側の方に向かいます。ここからはやや高級なショッピング街となっていま
 す。オッサンは人工的にブランドショップが詰め込まれた新設の複合ビルよりも、この
 ように普通のショッピング街をブラブラする方が好きですね。(負け惜しみやな。by妻)

  「グラン・ビア(大通り)」と呼ばれるマドリードの高級ショッピング・ゾーンの
 中心地までは、賑やかなソル広場から緩やかな坂道を上って徒歩10分もかかりません。
 メトロ(地下鉄)の駅前は歩行者天国になっていて、買い物客やそぞろ歩きの人たちが
 行き交います。ソルは大衆的な雰囲気で楽し気なところでしたが、こちらはややお上品
 な感じです。
  ここまでやってきたのは、あの高級デパート「エル・コルテ・イングレス」のカリャ
 オ店という店舗の中にある、充実したイートイン・コーナーもある高級食材の売場、
 その名も「グルメ・エクスペリエンス」に寄るためです。そう、オッサンはブランド品
 よりも食べ物のほうが重要なのです。😆 (食いしん坊め!by妻))
  エル・コルテ・イングレス本店のデパ地下でも十分凄かったのですが、果たしてこの
 「グルメ・エクスペリエンス」はどんな感じなのでしょうか・・・ちなみに、ここでは
 地下ではなく最上階にありました。ちょっとドキドキします・・・


  エレベータを降りて、あ、すぐ目の前にありました。しかもいきなりワイン売り場!
 (こらアカンわ・・・by妻)

  スペインのワインが産地別に勢揃いしているのみならず、ガラスケース奥には高級
 シャンパーニュやボルドー・ブルゴーニュ、そして米国や豪州など新大陸のプレミアム
 ワインが鎮座しています。ちょっとハイグレードな品ぞろえとなっていました。しかし
 ワインコーナーにはあまり人がいませんでした。日曜日の昼下がりなのですが、なぜ?
 まぁ一般のスペイン人は、こんな高級なワインを普通は買わないということかも。
 (オッサンも買ったらアカンで!😠 by妻)


  さてワインよりもここではスペインならではの高級食材の方がメインです。オッサン
 はお土産探しにここまでやってきたのでした。(どうせ大半は自分用やろ?by妻)
  まずは本当のお土産用のお菓子をちゃんと購入しておこう。トゥロンというヌガーの
 お菓子、果汁入りゼリーやちょっと高級そうなチョコレートなど。いかにもヨーロッパ
 のお土産っぽくていいと思うな。自分用にも欲しい・・・(やっぱり。by妻)

  高級な生ハム、ハモン・イベリコ・ベジョータは真空パックの少量サイズのものが中心
 ですが、たくさん種類があって何を選ぶか迷いました。しかし、これは旅行中のホテルで
 ワインと一緒に楽しもうと思って一つ購入しました。生ハム以外にもサラミやソーセージ
 などの畜肉製品が豊富にそろっています。検疫の問題があるので日本に持ち帰るのは困難
 ですが、見ているだけでも楽しいです。(ホントは食べたいんやろう?by妻)
  そして右側にはチーズ・コーナーです。あ、そしてキッチンには生ハムがぶら下がっ
 ています。

  チーズ売り場も充実しています。珍しいスペインのチーズもたくさんありましたが。
 日本まで持って帰るのは厳しいので断念しました・・・

  ワイン売り場やお菓子コーナーはお客さんが少なかったのですが、この奥にはイート
 ・インコーナーがあり、こちらは地元のスペイン人たちで大賑わいでした。午後3時と
 いうのに飲み食いをする方々で席はいっぱいでした。(失礼になるので、食事中の方の
 写真撮影は控えました)
  このフロア内にあるいろいろなお店の食材を、好みの量だけ出してもらい、その場で
 頂くことができるのです。しかも一流品ばかり、それは美味しいでしょうね・・・
 オッサンももう少し時間に余裕があれば、生ハムやチーズ、その他の珍しい食材を購入
 して、ここで味わうことができたのですが・・・仕方がない。
  お持ち帰りの人は、入口近くにあるレジで精算します。オッサンは自分用のお土産を
 含め、まとめ買いをして帰りました。ここなら高品質なものが揃っているので、買って
 帰ってからがっかりするようなことはないでしょう。


  グルメ・エクスペリエンスの滞在時間は僅か20分。(早っ!by妻) この後、午後5
 時からは大事な予定がありますので、その前に軽く早めの食事を済ませるためです。
 マヨール広場近くにある、有名なバルのお店に行ってみました。夕食時にはまだ早い、
 午後4時前なので空いているだろうと思いましたが・・・

     

  うわ、既に店内は大賑わいで凄い熱気です。手前の立ち飲み・立ち食いカウンターは
 地元の方らしい人たちがワイワイ飲みながら歓談しています。既に満席で、ちょっとや
 そっとでは帰りそうにもありません。

  お店の方はオッサンに気づくと、「食事ですか?、お酒ですか?」と尋ねます。
  食事だと伝えると、奥の方のテーブル席に案内されました。ホッ、こちらは席がある
 ようです。それでもほぼ満席。こちらは外国からの観光客も多いようです。我らが同胞
 のオッチャンのグループも見かけました。「地球の歩き方」にも載っている有名店です
 からね・・・(そういうオッサンも、それを見てきたんやないの。by妻)

  なんだか壁画もあったりして、楽しい雰囲気です。
 お店の名は「メゾン・デル・チャンピニオン」、マッシュルームのタパス(小皿料理)
 で有名なお店なんですよ。オッサンも当然オーダーします。あ、その前にワインね。😆

     

  スペイン北西部ガシリア地方の有名な白、リアス・バイシャスです。コップ酒みたい
 な感じで注いでもらいました。美味しかったので料理が出てくる前に、早くもお替りを
 してしまいました。😆 
  おつまみに、まずスペインの代表的チーズ、マンチェゴ(ハードタイプ)を頂きます。
 バゲットと一緒に出てきました。ワインに合わないはずはありませんね。

  そして、お待ちかね。出てきましたよ~ アツアツのホクホクのマッシュルームの串
 焼きです。美味しそう!

  大きさが不ぞろいなのがご愛敬ですが、こんなにもたくさん!20個くらいありました。
 シンプルな味付けですが、生ハムと香草が入っていてオリーブ油で揚げているのかな?
 アツアツを口に放り込むと、ジュワーッと甘い汁が滲み出て来て、とても美味しいです。 
 楊枝?が二つ刺さっていますが、これをうまく指で掴んでそれぞれを逆方向に回しなが
 ら捻じるようにして口に入れるとうまく食べられます。
  店内を見渡すと、当然のようにほぼすべての方がこれを頼んでいました。ウェイター
 のオジサンが、次から次へとシャンピニオンのお皿を運んできます。店内はマッシュル
 ームだらけです。😆


  その時、オッサンの隣に座っていたアジア系の女性が金切り声をあげます。「これは
 自分の頼んだものと違う!」と言っているようです。K国人のオバチャン2人連れです。
 クレームを受けたウェイターの中南米系の小柄なオッチャンは、肩をすくめて戸惑って
 います。オバチャンの言い間違いか、お店の方の聞きまちがいか、どちらかはわかりま
 せんが、オバチャンは一歩も引かない様子。日本人なら、「まぁいいか・・・」となる
 ことも多いのではと思いますが、これはお国柄かな・・・結局お店側が折れて、替わり
 のものを出していました。やれやれ・・・見ている方も疲れたわい。


  美味しいのですが量が多過ぎて、食べても食べてもなかなか減らないマッシュルーム
 の串焼き😀。オッサンは赤ワインも頼んでしまいました。😆 こちらはスペイン北部
 の高級な赤ワイン産地、リベラ・デル・デュエロのワインでした。このお店は、ハウス
 ワインもちゃんとしたものを出しますね。

     

  そういえばお店の一番奥のテーブルには、日本人女性が一人で食事をしていました。
 しかしシャンピニオンの小皿と、生ハムの小皿、チーズの小皿を頼んでしまったため
 食べきれずに途方に暮れていました。まぁ一人だとこの量はキツイよね・・・


  オッサンは30分程で食べ終え(+飲み終え)、お勘定をしてお店を出ました。美味し
 かったけれど、支払いはやはり2,000円越え。円安の悲哀をひしひしと感じました・・・


  さぁ、午後5時まであまり時間がありません。大急ぎでソル広場近くのホテルに戻り
 着替えをして(ちゃんと上着を着て革靴に履き替えて)、再び出かけます。そうです、
 午後5時からは王立劇場でオペラを鑑賞する予定なのです。

  ウィーン国立歌劇場やミラノ・スカラ座、パリのバスティーユ・オペラなどの超一流
 劇場と比べますと、やや小ぶりですね。あ、こちら ↑ は裏側みたいでした。

  こっち ↓ が正面のようです。    

  時刻は午後5時少し前。スペインは夜が遅いので通常は午後7時とか8時開幕なので
 すが、最近は観劇後に食事をするという人が多いので少し早めの開演となっているよう
 です。しかもこの日は日曜日ですしね・・・でも開演時刻が早いは理由はそれだけでは
 ありません。・・・上演時間の長い演目だからです。
  この日の演目は・・・ロス・マエストロス・カントレス・デ・ニュルンベルク・・・
 スペイン語だと違和感がありますが、ドイツの作曲家ワーグナーのあの大作「ニュルン
 ベルクのマイスタージンガー(名歌手)」です。上演時間がたっぷり4時間以上かかる
 ので、休憩を挟むと5時間以上の長丁場なのです・・・
  (しかしスペインまで来てワーグナーかいな・・・by妻) 

     

  オペラ観劇の記事は次回に続きます・・・

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