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2019-09-12 (26)


9月12日(木)に「東京ゲームショウ2019」JeSUブースにて、一般社団法人Gaming Community Networkの設立発表会が行われました。
内容は、以下のようなものでした。


【GCN設立趣旨】
日本各地に点在している”ゲームを愛好するコミュニティ”の活動支援
各コミュニティ間の連携・協力の円滑化

【主な活動】
(1)ゲームイベント開催を目指す既存コミュニティの皆様への多角的支援
・企画運営ノウハウの提供
・人的リソース、機材面での協力
・ライセンス等に関する相談請負

(2)コミュニティ間の連携・協力体制の整備
・イベント開催情報の共有
・スタッフ面での交流を含む募集の場の提供

(3)新たなコミュニティの立ち上げ支援
・広報活動に関する支援
・スタッフ募集に関する支援
・イベント開催へのバックアップ

【コミュニティからの要望】
・8月の設立以来、20の都道府県を拠点に活動する38のコミュニティが加入。(9月12日時点)
・既に加入済みのコミュ五ニティからは、以下のような要望が寄せられている。
 ・許諾関連の統一的なガイドラインを作成して欲しい。
 ・集客を図るためにイベントを共催して欲しい。
 ・イベント場所を提供して欲しい。
 ・配信技術などのノウハウを共有して欲しい。
 ・地方に目を向けてもらえるよう協力して欲しい。

【今後の活動】
・GCNが中心となって地方のコミュニティとイベントの共催を実施予定。
・地方のコミュニティ活動を支えつつ、地方コミュニティとその地方のスポンサーをつなげていく。
・実際地方の企業様からのアプローチも出てきており、積極的に公共団体や企業にコンタクトしていきたい。
 →現在はボランティアに近い形で開催されているが、地域に根差したスポンサーとのマッチングが重要。

【ビジネスパートナーの募集】
・GCNでは加入コミュニティならびにGCNの活動をご支援頂けるビジネスパートナー様を募集しています。
・活動場所や機会、費用のご提供ならびにコミュニティとの関係性の構築など、ご支援から共同でのイベント開催まで広く募集中です。
・地方公共団体、地場企業、eスポーツ関連団体をはじめ、様々な方と手を組んで活動を進めていきたいと考えております。
・ご興味のある団体、企業様は『gcn.or.jp』または設立メンバーまでお気軽にお声をお掛けください。
 →1回だけでなく、継続的に支援してくれるスポンサーを募集中。
 →これまでは企業とコミュニティがそれぞれやりたいイベントを一緒にやったことがあまりなかった。一緒にやった方がより効果的。

【テーマトーク JeSUとの関係性】
・JeSUと一緒に出来る部分は一緒にやりたい。GCNは国内のゲームが好きな人達のコミュニティの関係強化に努めているので、まったく交わらないことはない。JeSUにとってもコミュニティの活性化はありがたい。
・JeSUが経産省から受託した討論会にも、コミュニティ代表として豊田氏が参加。
・JeSUの支部の中にも、困っている支部がある。地方のeスポーツ協会や自治体からは、許諾や会場の交渉をどうやっているのか?という問い合わせが多い。GCNとしても地方の支部を手伝うなど協力関係を築きたい。

【テーマトーク コミュニティが直面している問題】
・許諾は会社によって考え方が違っており、JeSU側もIPホルダーが多数入っているので整理しないといけないと考えている。
・許諾がグレーだけどやるしかないというところもある。今後、こうすればいいというのが決まれば胸を張ってイベントを開催できる。
・JeSUでIPホルダーが集まるIP委員会に問題を投げかければパターン化できるかもしれない。
・各メーカーが申請フォームを用意しつつあるが、人員的な部分で問題があり動きが遅くなっているというコミュニティからの声がある。
・許諾の数が去年から増えている。さらに相手が信用していいのか分からない。GCNに入っていることでメーカーが安心できると良い。メーカーに保障してあげないとダメ。
・主催者が善良でも、大会で事故が起きればそのIPに傷がつく。それをメーカーは恐れている。
・1回目は実績もなく難しい。
・イベント開催時に参加費を取れないとボランティアで開催しないといけない。JeSUが発表したようなガイドラインが出ることはありがたい。
・参加費をとっても運営費用と賞金の会計をきちんと分けていれば、協賛企業にとってもアピールになる。
・日本の場合はイベントの8割以上がスポンサーに頼っている脆弱な状態。
・徳島ではeスポーツが活発。県知事はシャッター商店街の1つをeスポーツにあげて、そこで若い人たちが放送したりイベントをすることでシャッター商店街に人が集まるなら全然OKだと言っている。
産業を作って少しでも都会に流出してしまう若者を減らしたいと期待していた。
・富山では旅館を上手く使ってイベントをやっている。
・地方の会場は料金が東京の1/5とかで、広くてネット環境も問題ない。
・GCNが地方でのイベント共催によって人をたくさん集めて、地方のコミュニティにもっと目を向けて貰えるようになれば、許諾も小さくやるより取りやすくなるはず。

【テーマトーク 社会とゲームコミュニティ 解決すべき問題】
・コミュニティの外側との協力体制を築くことが重要。
・今はゲームが好きな人達だけでイベントを開催している。県や地方自治体など盛り上げたいと思っているところとマッチングすることが今後重要になってくる。地場企業とコミュニティが協力してスポンサーがどんどん増えていく流れが出来ていけばいい。
・地方紙や電力会社、総務省など繋げ切れていないところはたくさんある。地元の人が頑張ればもっとできる。
・JeSUから地方でイベントをしたいので紹介して欲しいと相談されてGCNが繋ぐのは全然アリ。
・地方だと練習場がなくて困っている。みんなでお金を出し合って、どこか借りてやっている。風営法の問題もあり、そのあたりを解決しないといけない。ダーツなどは風営法の届を出して、何年か問題なければ管轄外になったりする。しかし店側は風営法の届を出すのを嫌がる。
・eスポーツ施設は風営法の施設になるか判断がつかず宙ぶらりんになっている。所轄の警察署からは風営法の届を出したらどうか?と言われていても、ここはゲームセンターじゃなくてeスポーツの練習場なんだと言い切っている。ゴルフ場にゴルフの練習場があるようなものだと言い切ることで、逃れている。
・オリンピック種目になったりJOCに加入したりして、ここはeスポーツの練習場だと言えば変わるかもしれない。
・今あるeスポーツ施設のほとんどは、風営法の届を出していないはず。(違法状態?)
・地方でスタッフを育てれば、大きな大会をやろうとした時に協力が依頼できる。海外と比べて日本はスタッフの数も足りていない。スタッフの協力が大きな大会開催には重要。
・CPTアジアプレミアでは、豊田氏が用意していたスタッフが2人来れなくなって、GCNメンバーに協力を仰いだところ手伝ってくれる人が見つかった。報酬も支払って手伝ってもらえて、需要と供給のマッチングができた。
・ゲームを好きな人、知っている人がイベントをやった方が参加者にとっても良い。
・地方イベントはGCNとJeSUで連携できるはずなので、ぜひやりたい。


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