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2020-02-14


2月19日の「ストリートファイター5チャンピオンエディション」のアップデートで、ネットコードの改善が行われました。

ネットコードに関しては主に海外でこれまで多くの不満があがっており、日本のプレイヤーにはあまり関係なかったかもしれませんが、有志によるネットコードのMODが使用不可になったことが大きくクローズアップされ、若干炎上ぎみになっていました。

SNS等ではこれまでの経緯や先入観からか、『カプコンはネットコードを改善出来ていない!』といったエコーチェンバー現象が起きていましたが、実際の改善内容が判明するにつれて、カプコンの仕事ぶりを評価する意見が増えてきました。


mauveという人がプログラマーの観点から、今回のアップデート内容を以下のように解説しています。(google翻訳)
・おそらく彼らは、広範囲な修正なしで出来るベストな仕事をしたと思う。まだ基本的には正しく実装されていないが、彼らが持っていたものよりも改善されている。

彼らは、ゲームが望ましいフレーム差からドリフトすることを可能にするウィンドウを縮小した。
ウィンドウは、他のプレーヤーへのpingに基づいてスケーリングされるようになった。
そのため、試合中の意図した範囲での再同期がはるかに積極的だ

・片側遅延(片方のロールバック)はまだ残っている。
・不安定なpingと一致する場合、またはフレーム境界の近くにいる場合、自分自身を修正しようとするために過度のカクつき(?)が発生することがある。
主にシステムタイミングではなくpingで同期する。これにより、ネットワーク効果が本来よりも強くなる。

・良好な接続環境にある人同士ならはベストな環境で対戦でき、許容できない遅延を感じることはなくなるだろう。
・接続環境が芳しくない人は、今回の改良を体感することは難しい。

アップデート後に実際にプレイしてみると、以前のようなフレームが飛んだりワープするような現象が減り、その代わりに一瞬だけ水中戦のような状態になることが確認できますが、概ね良好なオンライン対戦を楽しむことが出来ます。

『4年間改善できなかった』という先入観や、数試合試してラグがあったという個人的な感想が、あたかもネットコードが改善されていないといった印象を与え、炎上に繋がったのかもしれません。

当サイトの初報として掲載した下記記事についても、一部誤った印象を与える可能性があったため、お詫びして訂正いたします。

【スト5】ネットコード修正と思われたアップデート、有志によるMODを排除するだけで大きな変化はなかった模様。有志MODと同様の処理がされている形跡も?









Punk選手やAlex Valle氏も今回のネットコードを高評価しているようです。