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しらさぎ

(一般)
しらさぎ

北陸鉄道6010形電車の愛称。

山中温泉郷への観光客輸送のため、1963年(昭和38年)、日本車両にて製造され、加南線に投入。
2両編成1本だけが製造された。

山陽電気鉄道2000系と並び、日本最初のアルミ製電車として知られる。

また、同時期に投入された「くたに」こと6000形*1とは異なり、台車や電気機器は旧型車のものを流用した釣掛車。

「しらさぎ」の愛称は、銀白色の美しい車体に由来するとされる(別説あり)。

1971年(昭和46年)、北陸鉄道加南線廃線に伴い、大井川鉄道(現:大井川鐵道)に譲渡。同線で2001年(平成13年)まで活躍した後、千頭駅構内に留置されていたが、2005年(平成17年)8月、故郷の石川県山中町(現:加賀市)へ無償譲渡された。

現在は、加賀市内にある山中温泉の「湯けむり健康村」で保存されている。

*1:スチール製車体でカルダン駆動車

しらさぎ

(地理)
しらさぎ

JR西日本の特急。名古屋・米原と北陸を結ぶ。
「雷鳥」と同時に誕生した歴史ある列車名で、「雷鳥」とは違い、現在も運行されている。
JR西日本の車両で運行するため、JR東海区間で見られる昼間特急では唯一ワイドビューが付かない。

運行区間 名古屋/米原-金沢
運行路線 東海道本線/北陸本線
車両 681系/683系6・9両(金沢総合車両所)

運行形態

現在は名古屋〜金沢間に8往復、米原〜金沢間に8往復が設定されている。名古屋発着の8往復は1〜16号、米原発着の8往復は51〜66号がつけられている。名古屋発着は米原で方向転換する。

愛称の由来

沿線の山中温泉は白鷺の湯治場だったという伝説より。

歴史

  • 1964年:特急しらさぎ設定、この当時は481系使用
  • 1968年:ヨン・サン・トオダイヤ改正で1往復増発
  • 1972年:急行「こがね」「しろがね」廃止の代替として2往復増発、寝台特急金星の間合い運用として583系導入
  • 1975年:兄弟列車として米原〜金沢間に特急加越運転開始。2往復増発ししらさぎはエル特急になる。
  • 1984年:「しらさぎ」、食堂車の営業中止
  • 1985年:食堂車廃止
  • 1988年:米原〜金沢間に特急きらめき新設
  • 1989年:特急加越2往復をしらさぎに変更
  • 1991年:七尾線電化に伴い特急しらさぎ、和倉温泉乗り入れ開始
  • 1997年:特急きらめき廃止
  • 2001年:従来の485系を改造し塗色を変更、この時代を俗に「あおさぎ」と称する。
  • 2003年:485系から683系に変更、加越はしらさぎに吸収(運転区間は従来のまま)
  • 2015年:運行区間を名古屋〜金沢に(米原発着は従来通り)、681系・683系共用に変更

停車駅

名古屋、尾張一宮、岐阜、大垣、米原、(長浜)、敦賀、武生、鯖江、福井、芦原温泉、加賀温泉、小松、(松任)、金沢
カッコ内は一部のみ停車

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