日記シリーズを読むのはこれで4作目になる。今まで読んだ作品(交通誘導員、不動産営業、コールセンター)は、多かれ少なかれ、僕がこれまでついた職業と接点があった。しかし今回は、そのような接点はない。東京ディズニーリゾートに興味があるわけでもない。「ランド」には何度か行ったことがあるが「シー」が開園してからは一度も行っていない。 ま、最も興味があるのはスタッフ(読者もご存知の通り、ディズニーでは「キャスト(出演者)」と呼んでいる)の働き方だな。本書は「現場からの実態報告」として「ありのままの」姿が紹介されている、という触れ込みなので読んでみた。 ところで、著者の笠原は、大卒後、キリンビールに入社し、…