葛飾区は東京都特別区(東京23区)のひとつで、東京23区の東部にある。
葛飾という地名は、もともと下総国葛飾郡一帯地域の総称であった。現在の千葉県市川市付近を中央とし、北を埼玉県北葛飾郡、西を東京都葛飾区や墨田区・江東区の東部、東を茨城県古河市、南を江戸川区や浦安市付近とする一帯を指していた。
「葛飾」の「葛」は丘陵や崖などを指し、「飾」は砂州などの低地の意味をもっており、利根川流域の右岸に低地、左岸に下総台地が広がる、かつての地理的な景観から名付けられたと考えられている。また、古くは万葉集などにもその地名が登場するほど歴史は古い。