ふぞ17に聞いてみた!事例Ⅲのポイント! 

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受験生の皆様!ムリムダムラ!皆さんの受験勉強にムリムダムラはありませんか?? 

この時期になるとようやく危機感が醸成され勉強し始める、受験のオペレーションは常にムリムダムラ系のなおふみです! 
今回は、事例Ⅲのポイントについてお話します!ムリムダムラ! 

事例Ⅲはとっつきづらい 

事例ⅠとⅡは苦手意識持っている方って少ないと思います。何となくそれっぽいこと書けちゃうんですよね。 

事例Ⅲはとっつきづらい・・・って方多いのではないでしょうか? 

事例Ⅲで扱う企業は、製造業ではあるんですど、「何を作っているのか」は試験当日まで分からないですよね。
ましてや「厨房を真似たレイアウトでホテル旅館向けの総菜を作っている」とか「革製品を作っている」とかなんてなかなか予想できないし、イメージできないんですよね。 

その上で、工程図や場合によってはマン・マシンチャートまで出てきて、余計に困惑するんですよね。 

これらが、事例Ⅲを苦手とするポイントだと思います。 

「今後もイメージしづらい製造業が出てくると思います!イメージできなくでも対応できるよう準備が必要です」「業界のイメージを知っておく必要まではないです」 

大テーマ「できていないことをシンプルに改善すればええんや」 

かくいうムリムダムラ多年度系の私が言うのも何ですが、合格した年にふぞろいをきちんと勉強しまして、多くの合格者が共通して答案で言及していた(ように思えた)のが、「できないことを改善する。しかもシンプルに。」ことでした。

このことに気づいたときにはシンプルすぎて吐きそうになりました。思い出して吐き気がしてきました。 

「できていないこと」を見つける呪文~ムリムダムラ~ 

では、「できていないこと」をどうやって見つければ良いのでしょうか? 

できていないこと、つまり問題点ですよね。
事例ⅢはやはりQCDですよね。いうまでもなく、「Q」(品質)「C」(コスト)「D」(納期)です。 

Q C D の観点からできていないことを探す、というのが本来的な分析だと思います。 

しかし、もっとシンプルに考えてみましょう。 

呪文は「ムリムダムラ」です。 

「大きな声でム~リっムダムラっ!」
(世代が違う受験生の皆様、申し訳ありません。合格後に一緒に遊んで歌って踊っちゃいましょう) 

  • ムリ: 作業者や設備に過度な負担をかけること。これにより故障やミスが発生 
  • ムダ: 無価値な活動や資源の浪費。過剰在庫や部品探しの不必要な移動
  • ムラ: 作業のばらつきによる品質のばらつき。たいてい習熟度が原因。 

この観点で与件文を読み、ムリムダムラでマズい点があれば、マーキングしておきましょう。設問への回答に使います。 

この観点でも問題点が特定できなかったときの秘策ですが、与件文に「・・・できていない」などのネガティブ記載があります。
その記載がムリムダムラまたはQCDとか観点で問題があるかを検討すればよいかと思います。 

設問パターン①:生産性向上の対応策系 

「ムリムダムラの改善」で生産性を向上して「QCDを改善する」するのが方向性かと思います。 

具体的には、ムリムダムラを改善する方策を書きます。
なお、DRINKという言葉を知ったときには衝撃を受けました。DRINK、むっちゃいい響きですね。
飲みたくなってきました。 

以下のキーワードが使えると思います。 

  • 5Sの徹底 
  • ECRS 
  • 生産計画の短サイクル化、全社化 
  • 生産統制(現品、余力、進捗の管理) 
  • DRINK 
    • D:データベース 
    • R:リアルタイム 
    • I:一元管理 
    • N:ネットワーク 
    • K:共有 
  • 標準化、マニュアル化 
  • 教育(OJT等) 
  • 多能工化 

設問パターン②:はじめの設問(SWOT分析系)、最後の設問(経営戦略系) 

最初のSWOT分析系の設問と、たいてい最後にある今後の経営戦略についての設問についてです。 

「強み」×「弱みの克服(ムリムダムラ・できていないことの改善)」×「機会をとらえる・脅威を回避する」×「社長の思い」がポイントになると考えます。そのまんまSWOTですね。 

「弱みの克服」は他の設問で回答したことがメインになるのではないかと思います。 

なお、事例Ⅲの企業で、は「主要取引先依存」や「営業面が弱い」企業が多いイメージです。この改善も使える視点ですね。 

全体的に一貫性のある回答を作りましょう。 

設問1のSWOT分析系って文字数も結構足りないんですよね。
どれを選べばよいか悩みますし。
選んだ戦略との関連性の深さで回答に書くSWOTの要素を選択することも一つの手です。 

令和5年度は経営戦略で、「妥当性の有無」、すなわち二択を回答させるパターンでした。 

今後も戦略を選択させる問題はあると思います。 

上記観点から、既存顧客浸透で行くのか、新製品を開発するのか、新規市場に行くのか、しっくりくる方を選びましょう。 
合格答案では「妥当性あり」との回答が多かったようです。 

解答要素の切り分けどうするよ? 

永遠の悩みですよね。判断が分かれるところだと思います。 

ふぞろいメンバーでは、私もそうなのですが、あえて「もれなくダブりあり」(※造語です。正確には「もれなくダブりなく」です)でどっちの設問にも書く、切り分けで時間をロスしないと決めていた人が複数いました。 

悩んで時間を使ってしまい、他の設問が書けなくなるのが最大のリスクだと思ったので、この方法をとっていました。 

事前に答案作成の方針を決める 

どの設問もそうですが、大きな方向性があります。事前に答案作成の方針を決めておくとブレないと思います。 

事例Ⅲだと「できていないところ(ムリムダムラ)を」「与件文から素直に読み取り」「シンプルに改善して」、「強み×機会(脅威)な戦略で売上ないし利益拡大」になるのではないでしょうか。 

ムリムダムラを改善して、C社の生産性向上と売上・利益向上を考えましょう! 

終わりに

次回は事例Ⅳのポイントです。
担当者は事例Ⅳガチ勢の「オスカル」です。
投稿日は9月13日です。お楽しみに! 

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