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これって違法?売る前に知っておこう!ハンドメイドに係る法律

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こんな時どうしよう?
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ハンドメイド販売に係る様々な法律

ハンドメイド制作において、販売を伴わない個人で楽しむ範囲であれば問題はありませんが、作ったものを売るとなると、法律上で気を付けなければならないものが出てきます。
ハンドメイド作家として、以下の最低限の法律を知っているだけでも事前にかなりのトラブルを回避することが可能です。

  • 税金の申告・納付
    ハンドメイドを副業で行っていて「所得(純利益)が20万円以上」の場合には、確定申告の必要があります。

    ハンドメイド以外の収入がない場合は「所得(純利益)が48万円以上」で確定申告義務が出てきます。必要な手続きを怠ると税務署からの指導や罰則が課せられる場合があります。
  • 商標権・著作権の侵害
    著作権と商標権は、知的財産権の一種です。
    【著作権】は、著作物を制作した人に与えられる権利です。【商標権】は、商品やサービスの識別や宣伝効果を高めるために使用するマークや名称を保護する権利のことです。

    これらを侵害しないように注意しましょう。たとえば、既存の商品のデザインそのまま模倣して販売したり、企業のロゴやキャラクターを入れて商品を無断で制作販売することは違法となります。
  • 安全基準の遵守
    ハンドメイド商品が消費者にとって安全であることが求められます。たとえば、赤ちゃんや幼児が使用するおもちゃや子ども服などは、安全基準を満たしていることが必要です。

    このジャンルを制作する際は、充分に気を付けた方が良いです。また、食品などの場合は衛生面にも十分な注意が必要です。
  • 事業登録・許認可の取得
    ハンドメイド制作で収入を得る場合、一定の収入がある場合は個人事業主として事業登録する必要があります。

    例えば、【中古品の材料で作ったハンドメイド品を販売する場合】は古物商許可が必要です。食品を使った商品を販売する場合は、食品を販売をする際には食品衛生法や手続きの必要があります。

所得とは、純利益のことです。つまり、収入(売上)から必要経費を除いたもののこと。確定申告が必要かどうかを判断するには、この所得の金額が基準になります

商標権・著作権の侵害にならないようにするためには?

先ほどもご紹介しましたが、【著作権】は、著作物を制作した人に与えられる権利です。【商標権】は、商品やサービスの識別や宣伝効果を高めるために使用するマークや名称を保護する権利のこと。

商標権は商品名やロゴなど、著作権はデザインや文章などの創作物に適用されます。
ハンドメイド作品を制作する際には、既存の商標権や著作権を確認することが重要です。商品名やデザインが既存の商標権や著作権に該当する場合は、それを使用しないようにしましょう。

同じような商品が多数存在する場合は、自身の商品を他と区別するために、デザインや色などの差別化を図ることが大切です。

有名なところでは、キャラクターものの生地や、マリメッコなどのブランド生地を使った制作や、ブライス(ドール)をイメージ利用してドール服を製作・販売、○○風など企業やキャラクターの名称を利用した商品販売など、その企業から許可がないと違法になります。

市販のドールに着せて商品撮影をし、販売することも違法であることが多いです。必ず、その企業に確認をして、許可をもらってから撮影しましょう

どこまでが模倣になるのか?

ハンドメイドで他の作家さんの作品を模倣し、販売することは、倫理的にも法的にも問題があります。
倫理的には、オリジナリティを重視するハンドメイド作品の世界において、他人のアイデアを盗むことは創造性を損なうことになります。
また、法的には、他人の著作物を無断で使用することは著作権法違反になります。

そうはいっても、たとえばハンドメイドアクセサリーや布小物など、偶然同じパーツや生地を使ったことで、似通ったものができてしまうこともあります。

全く同じものでない限りは、模倣とは言えないので難しい判断となりますが、もし、他のハンドメイド作家さんと偶然同じ作品ができてしまった場合は、まずはその作品を公開する前に、他の作品との比較や類似性があるかどうかを確認することが重要です。

そして、デザインを変えられるのであればデザインの変更をした方が良いです。一部でも大きな違いがあれば模倣ではありません。もしくは、どうしてもこのデザインで販売したいという場合は、その作家に連絡をし、自分の作品が偶然に似てしまったことを伝え、共同で解決策を模索するという選択もあります。

もし自分の商品が模倣された場合、全く色も形も同じ商品で自分が制作販売後に作られたものだったり、新商品を出すたびに同じものを出されていたりと明らかに模倣されている場合は、著作権の侵害や、自分の商品を転売されている可能性もります。
そこはきちんと調べて法律に則って対応する方が良いです

ハンドメイドの模倣は練習であれば大丈夫なの?

模倣は必ずしも悪いことではありません。技術やデザインを向上させるために、他の作家さんの商品を研究して真似てみることも必要です。ただ、それをそのまま真似て販売することは上記のような法律に違反することがあるのでやめましょう。

練習のためといえども、他の作家の作品を完全にコピーすることは避け、自分なりのアレンジを加えるなどして独自性を出すように努めることが望ましいでしょう。

他の作家さんの作品を参考にしながらも、自分自身のオリジナリティを大切にし、独自のアイデアや工夫を加えるように心がけることで、オリジナルの商品を生み出すことができ、販売に繋がります。

また、他の作家さんの作品を参考にし掲載する際には、必ず引用元を明記し、許可を得るなど、著作権法に違反しないように注意することが大切です。

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