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コーダブルーム・RAIL DISC EX 2023

4月から自転車通学を始める息子のためにクロスバイクを購入しました。



コーダブルームRAIL DISK EX

コーダブルームの「RAIL DISC EX」です。
税込 108,900円ですが、ショップのキャンペーンで87,000円+後付けパーツ代というお値打ち価格で購入できました。

EXは標準モデルのRAIL DISCのパーツ類を細々とグレードアップした車種です。


ライバル車だとTREK・FX2 DISC(105,490円)やGIANT・ESCAPE RX2 DISC(119,900円)あたりでしょうか。この辺りとの比較も少し織り交ぜてみようと思います。




コーダブルームRAIL DISC EX

2023年もモデルのコバルトブルー/ブラックです。
生産時のVOC排出量を抑えた環境配慮型塗料とのことですが、非常にきれいな発色です。2トーンですが青から黒へグラデーションとなる凝った塗装をしています。

フレームはアルミです。クラス最軽量を謳うだけあって、カタログ重量は10.3㎏と非常に軽量。次いでRX2が10.7㎏とこちらも軽いです。FX2は11.73㎏という感じです。

溶接後にスムージング加工した接合部は非常にきれいです。ESCAPE RX2も同様にアルミバイクとは思えない滑らかな仕上がり。FX2は溶接痕がそのまま出ていて少し残念。
でもそれが普通で、コーダブルームやGIANTが頑張りすぎって気もしなくも無いです(^^;




コーダブルームRAIL DISK EX

EXのフォークはカーボンです。
標準車はアルミフォークで違いの一つとなっています。FX2はアルミフォーク、ESCAPE RX2はカーボンフォークです。

艶消しブラックで全体のアクセントとなっています。RX2はフォークまで同じカラーリングなので、この辺りは好みが分かれるところですね。




コーダブルームRAIL DISK EX

コンポーネントはハブまで含んでオールシマノです。この構成は標準車も一緒ですがギアの枚数が違います。一昔前は当たり前だった構成ですが、2023年現在では非常に希少な存在となってます。クランクはなんと中空クランク。

というのも、ロシアの侵略戦争のせいでシマノ製品の供給は滞りがちになっていて、この価格帯のクロスバイクはコーダブルームを除くと、軒並みミックスコンポの構成になっています。

FX2は変速機、シフター、スプロケはシマノですが、ブレーキはTEKTRO、クランクやBBは無名品。チェーンはKMCといった具合です。
RX2はRDとスプロケのみシマノで、FDとシフターはMicroShift。ブレーキはTEKTRO。クランクはPROWHEEL、BBはVPというメーカー。チェーンはTREKと同じKMCですね。




コーダブルームRAIL DISK EX

RDはシマノ・アルタスです。

FX2もRX2も同じアルタスです。
RAIL標準車もアルタスなんですが型番が違います。EXはRD-M370-SGSというロングケージっぽいモデルなのですが、標準車はRD-M310という 純正でビックプーリーを搭載している珍品 らしいですよw

子供は絶対倒すので格好は良くないですがディレーラーガードを付けました。




コーダブルームRAIL DISK EX

EXは9速で、標準車は8速になります。

FX2,RX2も9速ですが、それぞれRAIL EXは11‐32T、FX2は11-36T、RX2が11‐34Tと全部違うのが面白いです。フロントは3車種ともに30/46Tなので、一番ギアがクロスしているのがRAILで、ワイドなのがFX2ということになります。




コーダブルームRAIL DISK EX

ブレーキはディスクです。
通学路は急な坂道もあるので、安全性重視でディスク自転車一択でした。この価格帯では珍しいセンターロック式です。
FX2、RX2は6ボルトです。

どっちが良いかは議論がありますが、センターロック式ならロードバイクやMTBの良いグレードのローターも使えますね・・・っていう程度の差でしょうか。




コーダブルームRAIL DISK EX

タイヤはコンチネンタルのウルトラスポーツの32C。ちょっと良い目のタイヤです。
自分のロードバイクでも少し前まで30Cを履いていたので、なんかこの太さも普通に見えますね。グレーチングや小さな段差が多い街中を気兼ねなく走るにはちょうど良いサイズです。

FX2は35CでRX2は28C。RX2が走り重視なのがタイヤから伝わってきます。




コーダブルームRAIL DISK EX

嬉しいのがセットでライト・キックスタンドが始めから付いてくるところ。
ベルやペダル、リフレクターはほかのバイクでもよく付いているので強みにはなりませんが、ライトとキックスタンドはかなりお得です。
キックスタンドは嫌う人もいますが、日常的に乗るなら絶対あったほうが良いと思います。





コーダブルームRAIL DISK EX

ジオメトリの読み方は色々あると思いますが、ボクが良く見るのはサイジングではやっぱり水平トップチューブ長(TT)は重要なので一番初めに確認しますが、これは主にサイジングのためです。

自転車の方向性を見るのはヘッドチューブ長とヘッドアングル(フォークがどれくらい寝ているか)。そしてホイールベース、BB下がりで概ね判断できるかと思っています。
特にヘッドアングルとホイールベースは直進安定性と機敏性(コーナリング)に関わってくるところなのでよく気にします。


RAIL、FX2、RX2はクロスバイクらしいジオメトリをしていますが、比較するとこんな具合(TT長550くらいの例で)

・ヘッドアングル(度):  RAIL(71)<FX2(71.5)<RX2(72)
・ヘッドチューブ長(mm): FX2(130)<RX2(145)<RAIL(150)
・BB下がり(mm): RAIL(65)=FX2(65)・ホイールベース(mm): RX2(1026)<RAIL(1056)<FX2(1060)

数字が入り組んでいますが、強いて言うならRX2が一番機敏性重視な感じで、RAILが安定性重視って感じでしょうか。
特にRAILのヘッドチューブ長は長めですから、自然ハンドルが高めになりアップライトな姿勢になります。

そして長いヘッドチューブと一番深いヘッドアングルから導かれる強いトレール(ハンドル復元力)+長いホイールベースにより、直進安定性重視であることが伺えます。




コーダブルームRAIL DISK EX

・・・とここまではFX2やRX2との比較を交えて、RAILのコスパの良さが伝わったかと思いますが、実はRAILが圧倒的に敵わない点が一つあります。

それはケーブル処理の見た目です。

FX2、RX2ともにフレームインナーケーブルで現代バイクらしいすっきりとした見た目をしています。対してRAILは全部外装です。シフトワイヤーなどは外にあったほうがワイヤー抵抗やメンテの面で有利なこともありますが、油圧のラインが表に出ている意味は無いですから、この辺りに価格差が出たなって感じがします。




子供に借りて乗ってみるました。


・・・・・・空が広いw

ママチャリ視界でそれなりの速度が出るというのがこんなにも楽しいとは。クロスバイクから離れて久しいですが、ロードとは違う魅力があります。

乗り心地も良いしブレーキも良く効きます。

これはボクも欲しいですね!
でも、自転車を置くところがもう無いので、買い増しは諦めて通勤はいつものママチャリ・マリポ号で行きます(*'ω'*)

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かんな

Author:かんな
TREK・ドマーネに乗ってのんびりとロードバイクサイクリングを楽しんでいます。
境川サイクリングロードあたり。

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