パンクに備えて
昔乗ってたバイクはよくパンクしたので小型の携帯ポンプを持ち歩いてました。
Versys-Xでパンクは経験してませんが、その可能性は常にあります。
なのでキジマ製の携帯用エアーポンプを購入して常時パニアに入れてました。
ある時、家に転がってた自転車用の小型ポンプに目がとまりました。
掌サイズで、これなら車載工具と一緒にバイクに載せられるのではないかと。
自転車用ですが、ものは試しとバルブに当ててみたら、まさかの適合!(笑)
通常バイクは米式を採用してるので自転車用ポンプが使えるそうです。→バルブの種類
自転車用携帯ポンプ
ウチのはこれの色違いですが、購入当時は千円くらいだったと思います。
本体は金属製で、昔使ってたプラ製の携帯ポンプよりもしっかりしてます。
やたら値上がりしてるので類似品はないか探してみたら、いくつかありました。
米式のバルブに対応してるのでバイクでも問題なく使えると思います。
使用感
この超小型携帯ポンプはホースがなく直接バルブに繋げて使います。
無理な姿勢で空気を入れなければならないので普通のポンプより大変です。
小型ゆえに空気がなかなか入っていかないので時間もかかります。
しかしあくまで緊急用なので時間かかっても空気を入れられればいいんです!
小さくても100psi(=689.5kPa)を超える空気圧で充填可能です。
Versys-Xの空気圧は前輪が200kPa、後輪が225kPaです。
大型バイクでも290kPaとかなので能力的には十分ではないかと。
…というわけで携帯用ポンプの話はここまでにして、以降は余談です。
CO2ボンベ
最初はCO2ボンベの方が携帯に向いてるんじゃないかと思いました。
ですがボンベは一回使ったらそれっきりでチャンスは一度しかありません。
昔、パンク修理に失敗して空気を入れると漏れてしまった事がありました。
そんな場合も手押しポンプだと再度修理して何度でも空気を入れられます。
ボンベより携帯用の小型ポンプをオススメする一番の理由はこれです。
最近は電動ポンプもありますが、意外と大きくて携帯には向かないんじゃないかと。
ただ、まったく体力を必要としないので自宅で使う分には楽でいいかも。(^^;
タイヤパンド
少々嵩張りますが、バイク用のタイヤパンドも常時携帯してます。
昔のはチューブレスしか使えませんでしたが、今はチューブタイヤでも大丈夫です。
あくまで応急修理ですが、とりあえず家に帰るまではもつでしょう。
ずっと昔に四輪で使用した事がありますが、何も問題ありませんでした。
雨降る夜に路上でパンク修理した事がありますが、それはそれは辛いものです。(^^;
タイヤパンドを吹き込むだけで修理が済むならしめたものです。
空気圧ゲージ
意外と重要なのが空気圧ゲージで、これが狂ってたら話になりません。(^^;
以前使ってた回転計タイプはどうも不正確なのでペン型のゲージに変えました。
余談ですが、古い友人は「回転計よりペン型の方が正確」と話してました。
理由は知りませんが、構造が簡単なペン型の方が頑丈で狂いが少ないのでしょうか?
あとガソスタにある空気入れのゲージもイイカゲンなので気をつけた方がいいとか。
やはり自分専用のゲージを一本用意しておいた方がいいそうです。
保険のつもりで
話を戻して今回の小型ポンプ、まさか自転車用が使えるとは思いませんでした。
「これなら俺のバイクにも載せられるわ」と思った人は多いんじゃないでしょうか。
パンク修理キットと携帯ポンプは持ち歩いてるだけで安心感が違います。
修理する自信がなくても保険のつもりで用意していた方がいいんじゃないかと。
親切な人が助けてくれるかもしれませんが、道具がないとお手上げなので。
でも今の時代はJAFが使えるのでパンクしたらJAFを呼ぶのが一番楽でいいです。
昔は二輪は対象外だったので自力でなんとかするしかありませんでした。
私が自力修理にこだわるのは恐らくその頃の習慣を引き摺ってるからです。(^^;
追記
後日、本当にツーリング中にパンクしてしまい路上でパンク修理を行いました。
タイヤパンドでは直せなかったのでパンク修理キットを用意しておいてよかったです。
この記事で紹介した自転車用ポンプでは空気を入れられませんでした。
自宅で試した時は入ったのですが、頑張っても110kPaまでしか入りませんでした。
近くのホムセンで別の自転車用携帯ポンプを購入しましたが、これもダメでした。
バルブから空気が漏れてしまって全然、圧を掛けられませんでした。
やはりバイクの場合はバイク用携帯ポンプでないと無理っぽいです。
なので皆様にお詫びするとともに記事内容を訂正しておきます。m(_)m