わんこブログから脱線した内容になります
セラピードッグに興味を持ったことから、考えたことがあります
気功研究家の
姉(←日経のladyTokyoに載った姉の記事です)と私は
人に言わせると、外見はそこそこ似ていますが
一番身近にいた母は、「全く似ていない」と言っていました
逆に、性格は自他共に認めて、正反対ですが
アプローチの過程は全く違っても、同じようなことを考えていることがあります
私は、これまで死期の近い3人の男性の手に触れたことがあります
一人目は義父
二人目は父
三人目は伯父
身内の3人ではありますが、年齢や性別の壁があり
生前、それほど親しく話した記憶はありません
義父の時は
意識のない義父があまりにも苦しそうで、手を握るというより、思わずさすっていました
義母は最初驚いた様子でしたが
それからはお見舞いに行くとは、ふたりで冷たい義父の手をさすっていました
父は家で看取る為に、病院から連れて帰って来た時です
一日に数回、喉に溜まった痰を取らなければならなかったのですが
母が「できない」と言うので、私が痰を取っていました
認知症だった父が嫌がるので、看護師さんのふりをして
手をポンポンと叩いて握り、「がんばりましょう」と声をかけると
拗ねた子供のような瞳をして、頑張ってくれました
脳梗塞で入院中だった伯父は、動けて、身の回りのこともできましたが
後遺症で、人の記憶があいまいになり
伯母や私のことは忘れていて、母のことは覚えていました
伯父と別れ際、「早く元気になってね」と手を重ねると
痩せた手で、何度も何度も強く握り返されました
まもなく退院すると思われた伯父は、その後急変して亡くなりました
この時の手の感触は、いずれも私にとって忘れられないものです
義父は意識がありませんでしたが
「人の手に触る」ということが、思いのほか
相手にも自分の心にも響くということが、記憶として残りました
続きます
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