茶道体験《薄茶体験》 #danish #experience

2024/05/24

5月24日

今日の茶道体験は、デンマークからいらっしゃったお客様です。

まずは全体の流れをビデオで観ていただきました。

手水舎で手と口を清めてから入室。

お軸は、大徳寺派雲澤禅寺の足立泰道老師が「松樹千年翠」と書かれた横物です。

大徳寺黄梅院の小林太玄老師が、「洗心」と銘を付けた一重切竹花入には、紫露草を投げ入れてあります。

香合は、篠原如雪の瓢香合です。

床の間を見ていただいてから、客畳に座っていただきました。

ご主人様は、平気だとおっしゃって正座をしてくださりましたが、奥様は脚が痛くなるとおっしゃったので、正座椅子を貸しました。

薄茶体験は、干菓子を召し上がっていただきます。

今日のお菓子は、開運堂の「開智」と東もん磯村の「琥珀糖」です。

おふたりとも、懐紙をお皿代わりにして、お菓子がこぼれないように食べてくださいました。

奥様は、正座椅子が気に入らなかったらしく、横座りしていました。

茶杓で棗から2回すくって茶碗に入れました。

このとき奥様は、胡座になっていました。

お二人とも、スナップを効かせて茶筅を前後に振り、上手に薄茶を点てることが出来ました。

ご主人様は、感謝してから2度回して飲んでいました。

ふと奥様を見ると、茶杓で薄茶を掻き回していました。

何をしているのか茶碗の中を見ると、薄茶の中に琥珀糖を入れて茶杓で掻き回しながら溶かそうとしていました。

私が「ノー」というと茶杓を出して飲み始めました。

どうやら奥様には、薄茶が苦く感じたようでした。

次回、外国人の場合は、目を離さないようにしようと思いました。

無事予定通り30分で、茶道体験を終わることが出来ました。

最後は、床の間の前で記念写真を撮りました。

本日は《薄茶体験》にご参加いただき、ありがとうございました。

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