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失われた時を求めて⑤ 第三編「ゲルマントのほうⅠ」
2024/10/26(Sat)
プルースト 著  高遠 弘美 訳  2016年12月20日  株式会社 光文社 発行


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ようやく5巻が読み終わりました。
というか、よくぞ5巻まで読めました。
ほめてあげたいです。

あいだに何冊もほかの本を挟み、
それでも読み続けました。

10代の主人公「私」の恋心がいかにもありそうな感じで
ちょっと無理がありそうな、
それでもありそうなそんな感想です。

読み終えてから少し経ってしまいましたので、
うまく読後感を表現できないのが悲しいです。
読みながら、
その都度思ったことを伝えていく形がよいのかもしれません。


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日本の山100
2024/10/21(Mon)
川口 邦雄 著  1984年7月20日  株式会社 講談社 発行


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「日本百名山」とは関係ありません。
山岳写真家である著者が
主に仕事を通じて眺めた山、登った山から100座を選んでいます。
もちろん登ってもいるのでしょうが、
どちらかというと写真家の視点からの紹介が多いようです。
私は紀行文っぽいものが好きですから、
少し物足りない感じがしました。
人それぞれ、こんな見方もあるのかと思ったりです。


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残照の頂  続・山女日記
2024/10/10(Thu)
湊 かなえ 著  2024年8月10日  株式会社幻冬舎 発行


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副題に「続」とあるとおり、前作同様のテイストです。
山の描写はまあまあいいかなと思います。
じっくり読むというよりは、
あいまに一話さっと読むという感じでしょうか。
でも、重すぎず軽すぎずで待ち時間に何度でも読めそうです。
ということで、まあよい本なのでしょうね。

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希望の峰 マカルー西壁
2024/10/06(Sun)
笹本 稜平 著  2023年5月20日  祥伝社 発行


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前作、前々作同様登攀の描写がとても弱いです。
山岳小説というよりはヒマラヤを舞台とした人間ドラマでしょうか。
マカルー西壁についてはその核心部は未登なのですから、
描写が弱くてあたりまえでしょうか。
でも、それなりに面白く読めるので、
時間が空いたときにサクッと読むのにはよいかも。
なんだかんだ言っても三部作を読みきりましたので、
おもしろいのだと思います。
また、一度通して読んでいるので、
ちょっと手に取って部分的にも読めます。


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K2  復活のソロ
2024/09/23(Mon)
笹本 稜平 著  2022年9月20日  祥伝社 発行


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前作同様、登攀の描写が弱いです。
山岳小説と謳っており、
ヒマラヤが舞台ですが、
登攀よりもそこに至る人間関係などがメインと感じました。
とはいえ、ヒマラヤが舞台だし、
おもしろいから一気に読んでしまいました。

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朋文堂山岳文庫 第九巻  山の眼玉
2024/09/19(Thu)
畦地 梅太郎 著  1957年12月20日  株式会社 朋文堂 発行


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画文集です。
すごく大胆な絵、筆遣いで、
こんな絵なら自分でも描けるのではないかなどと
不遜にも思ってしまいますが、
とんでもありません。
ぜんぜん。
そんな絵と山の紀行があいまって楽しく読むことができます。
でも、ここに書かれていることは
半世紀以上前のことなのですね。
でも、こんな風に気儘に山旅がしたいものです。
山小屋にテント場さえ予約予約では、
パック旅行と同じです。
山やお天気や体調に合わせ、
風まかせ、気分まかせに彷徨ってこそ山旅のように、
いいえ、山だけでなく、
旅とはそうしたものだと思うのですけど。


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おもしろく源氏を読む 〔源氏物語講義〕
2024/09/12(Thu)
角田 文衛、中村 真一郎 著  1980年1月25日  朝日出版社 発行


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今年は源氏物語がブームですね、
どこの書店に行ってもちょっとしたコーナーがあり、
目を疑うほど関連の本が並んでいます。
この本は、40年以上も前に出版された本です。
知人がプルースト、失われた時を求めてと絡めて
論じられているところがあるから読んでみたらと
勧めてくれました。
全般にわたり、とても読みやすい、わかりやすい本でした。


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孤島の生物たち -ガラパゴスと小笠原-
2024/08/31(Sat)
小野 幹雄 著  1994年9月20日  株式会社 岩波書店 発行


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ガラパゴス諸島をはじめ、大洋にある孤立した島には
そこでしか見られない動植物が生息していることが知られています。
さらに砂漠の中、高山など陸地であっても孤立した環境に
どうやってもとになる生物が入り込み、
どのように進化してきたかがわかりやすく紹介されています。
岩波新書にしては読みやす本でした。
ただ、30年も前の本ですので、
内容が今でも定説なのかどうか不安が残ります。
おそらくそんなには違わないでしょう。


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歴史紀行 峠をあるく
2024/08/27(Tue)
井出 孫六 著  1979年8月25日  筑摩書房 発行


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山へ登るとき、途中まで峠道を利用し、
峠から尾根に取り付くことはよくあることです。
歩きで越える峠など、
今となっては山登りに使われなければ廃道寸前、
または薮になっていますけど。

そんなわけで、古書店で本書を見つけ、
目次を見るとまず十石峠が挙げられていました。
ほかにも関東近辺では御殿峠、大菩薩峠、野麦峠などがあり、
北海道から熊本まで、そして中国も一つ、
12の峠が載っています。

1979年の発行ですから、
当時薮を分けて登った峠など
今は姿かたちもないものと思われます。

それでも、それぞれの峠のそれぞれの歴史、思いを
楽しく、興味深く読むことができました。


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失われた時を求めて④ 第ニ編「花咲く乙女たちのかげにⅡ」
2024/08/21(Wed)
プルースト 著  高遠 弘美 訳  2016年1月20日  株式会社 光文社 発行


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ようやく第4巻が読み終わりました。
なかなか一気に読めず、途中何冊も差し込んでの読了です。

主人公「私」が過ごす避暑地バルベックのひと夏の思い出。
一流の人々との出会いと交流、
また青春らしく一団の少女たちとの交流。
そのうち、本命の少女とうまくいきそうだったのですが、
手ひどく撃退されます。
そうした出来事、相対する心の動きが克明に描かれています。
相変わらず読みづらいですが、
そう言えば、はるか昔にこんなこともあったなぁみたいな
感覚が湧いてきました。


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