今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 その29
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818: 名無しさん@おーぷん 21/09/11(土)11:19:33 ID:LR.6e.L1
田舎に対する悪口で、偏見含んでるので嫌いな方はスルーお願いします

閉鎖的な田舎は、どんな聡明な人をも腐らせることを知って衝撃だった
夫の実家は急速に過疎化が進んでいる田舎にある
親族は同じ地域に点在するように住んでいて、たまに帰省すると
寄り集まって、うちの舅姑と一緒に「家のしきたりが~」と煩い

別に旧家というわけじゃなく、ごく普通の農家の家柄なのに、名家ごっこに明け暮れる
かといって一族が団結してるわけじゃなく、それぞれ監視しあってマウント取り合い
あの家の子供はロクな学校に行けなかった、
弟嫁の誰それは商人の血筋だからガメツイとか、悪口を言い合ってる

夫をはじめ、従兄弟世代はそんな地元を嫌って早々と東京周辺に出たけど、
その世代でも何人かは田舎に残った
その中の一人、夫の従妹のA子さんは
女に学問は要らないという両親や親戚どもと闘いながら、国立の大学院を出た人
夫は、「東京か、せめて大都市に出たほうがいい」と強く勧め、本人も悩んでたけど、
結局両親を見捨てられず地元に残った

Aさんは美人で、大学院を出て難関資格も取ったぐらいだから聡明で、とてもしっかりしていた
留学したときの経験談とか、経済や社会についての独特の視点の話も面白かった
この人なら、田舎に残っても、親世代とは違う生き方をするんだろうなと信じていた

あれから30年
田舎で親の介護をしながら働く独身のAさんは
たまの息抜きに、同じように田舎に残った友人や親族と寄り集まってる
私はコロナ禍を理由にずっと連絡してないが、最後に会った3年前には
薄暗い部屋で背中を丸め、実年齢より老いた顔のAさんの口からはもう、
グローバルな楽しい話が出ることはなく
親戚の愚痴、悪口、怨嗟、そして「うちの家はこうなんだから
家のしきたりなんだからこうしなさい」という有難い()アドバイス…
ふと見上げると、Aさんの部屋の壁には卒業証書や資格証が飾られていて、
あれをもらった時のAさんは、いろいろな夢や希望を語って輝いていたなと切なくなった。
そして、ぐじゃぐじゃと愚痴を吐き続けるAさんを見ながら
もうしわけないけどつい「残り滓」という言葉を思い浮かべてしまった

今田舎に居て、外に出ようか迷っている人には
強く強く そうすることをお勧めする

819: 名無しさん@おーぷん 21/09/11(土)12:30:08 ID:es.bp.L4
>>818
田舎の中でもとりわけ閉鎖的な田舎だね
自分も「街のファッションスポット=しまむら」レベルの田舎住みだけど、
新興住宅地が順調に増えている地域のせいか、そこまで気持ち悪い話は幸い聞かないし、
同じ地域の親戚ももっとオープンでまともだよ
でも、たまーに法事で顔を合わせる程度の山奥住みの親戚のじーさんばーさんは、
まさに>>818の旦那さんのご実家みたいな感じでドロドロに澱んでるだわ
せっかく自力で努力して素晴らしい経歴を手に入れたのに、
ド田舎に戻ったせいで田舎に気力も生気も奪い取られたAさんは気の毒で切ないね
せめて、少し開けた田舎に近距離別居でも出来ていたら
ここまで気力が枯れることはなかったろうに…