整理前メモ・アイデア10 令和5年7月10日

寝ようと思ったが、アイデアが思い浮かんだのでメモ。

1 ソルフェージュと移動ド

 成人の音感教育では、移動ド、あるいは相対音感しか身につかない。
とはいえ、音楽理論との整合性という意味では、聴覚上や思考上では、表記とおりの音名で歌える方が音楽理論と整合的にとらえることができるのではないか。
 例えば、G durで、移動ドを全面に押し出すとソラシドをドレミファと歌うと思う。実際、今の弱い音感でも、そのように聴こえる。ただ、ソラシドをドレミファと聴こえるとしても、ソラシドと歌えたり、使えたりする方が良いのではないか。主に鍵盤や即興・作曲との関係で。というのも、いちいちソラシドをドレミファと認識しているようでは、一度変換作業が発生するのでラグが発生する。
 完全に各調のスケールを頭でも耳でも手でも身についていれば、大した話ではないと思う。ソラシドをⅠⅡⅢⅣと認識すれば良い。G durのソラシドをⅠⅡⅢⅣと感じる・弾く・歌う。
 和声課題をかなりの数を解いたので、その過程で、その感覚は身についていると思う。いちいちドレミファに置き換えて考えることはなく、頭の中では、度数で考えている。
 メソッドとしては移動ドを取るとしても、あえて移動ド唱法などは採用しないで良いかな。

2 初見奏とソルフェージュ
 とはいえ、そうした各調の度数の把握を手のレベルで身についているかというとそうではないかもしれない。例えばC durとか、a mollとかなら瞬時に把握できるが、ではgis mollならどうかというと、少しラグがある。

 これに対する対策として、初見で弾きながら、常に各音の音楽理論的位置づけを考え・感じながら弾くというのは結構良いのではと思う。
 和声進行、非和声音、カデンツを確認しながら弾いていく。そのレベルで考えて弾くことを繰り返したら、結果的に移調能力にもつながり、各調における度数の感覚を手のレベルでも身につくのではと考えた。ソルフェージュ能力にもじわじわ効きそう。
 モーツァルトであれば古典和声の範疇かつ技術的にも音を並べるだけならそれほど難しくはないので良さそう。そのままベートーヴェンに行くとか。

 ああ、ただその関係でいうと、楽式論に関する知識があればなお良しになるのか。
 とはいえ、Analyzing Classical formを追加するとなると、ソルフェージュを圧迫しないか。
 まあ、そのあたり含めて整理必要か。

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