こんにちは、らいぱちです。

中国経済がいよいよおかしくなってきました。



中国の統計をどこまで信用するかという問題はありますが、国家統計局が発表したデータからも消費の鈍化や若年層の失業率悪化が確認できます。





特に、16~24歳の失業率は21.3%と非常に高く、日本の就職氷河期と呼ばれた時でも失業率は10%を超えていませんでしたから、いかに異常な数値であるかが解ると思います。

この中国の若年層の失業率には、就労意欲のないニート約1,600万人が含まれていない為、実質的には46.5%に達するのではないかとの指摘もあります…。





日本の失われた30年と同じ様に、中国はバランスシート不況に陥ることで、これから経済や株価は長期停滞局面に突入する可能性がありそうです。

中国は日本のバブル崩壊をかなり研究していますので、同じ轍を踏まない可能性もありますが、共産圏特有の不合理な判断や、一人っ子政策の反動による急速な高齢化、日本のバブル期を超える不動産セクターへの傾倒等、日本にはなかった課題も抱えています。

もしかすると、日本以上に困難な道のりが待っているかもしれません。





中国を見限った海外投資家が、割安な日本株へ資金を振り向けているようです。





2023年は年初こそ回復基調を示したものの、既に上海総合指数、香港ハンセン指数ともに低迷を始めています。

台湾の地政学リスクや、半導体を中心とした米中貿易摩擦を考えると、中国へ投資するステージは完全に終わりを迎えた可能性が高く、本格的な下落局面はこれから始まるのかもしれません。

株価チャート
※青線が日経平均


2024年1月から新NISAが始まるので、それに合わせてリバランスを行う必要がありそうです。

個人的には、信託報酬が手ごろで中国以外の新興国へ投資できる商品が見つかるといいのですが…。






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