連日オリンピックの報道でにぎわっています。これでもか!!というように続くので、何か、感情を操作されているような感じになってきて、気持ち悪くなってきたのは私だけではないようです。でも、応援してます。
「体操」や「卓球」を見ていると、小さい時から親御さんが生活をかけてメダルを取るまでの選手を育ててきたことがわかります。体操の白井選手のお父さんは、教員を辞めて体操クラブを作ったそうです。卓球の各選手の家庭では、小さい時から家の中に卓球台を作り、来る日も来る日も卓球の練習に励んだようです。
これは、民間のクラブや道場をメインにして選手を育てていく「水泳」「柔道」とは少し違った一流選手の育成方法かな?と。前者を「巨人の星」型、後者を「タイガーマスク」型(虎の穴形式)とでも表現すればよいのでしょうか。体操や卓球もクラブで練習していますが各家庭との練習の比重という意味で。
家庭生活とスポーツを一致させた子育てがどうして成功するのでしょうか。そこから何らかの子育ての教訓を考えてみたいと思います。ちなみに、何をもって「成功」とするのかはここでは問いません。実は、私は子育てには成功・失敗はないと思っています。ここでは「一流選手に育った」という意味で「成功」という言葉を使います。
一つは、「巨人の星」型の子育ての親御さんはその種目を自身も経験していたということ、つまり、知識・経験、練習方法の情報が豊富であるということです。二つ目は、親子、家族で共通の目的を持っていたこと。
三つ目が、そのための家訓・約束ごとがあること。四つ目が、一つのことに集中するからこそ、他のことをおろそかにしてはいけない、迷惑をかけてはいけないという意識が持てること。そして五つ目が、スポーツであるので、同様に努力している子ども同士、親御さん同士の横のつながりがあること。
【情報・目的・約束・社会性・仲間】。この五つでまとめてみました。これは、オリンピックを目指しているわけではないご家庭でも、子育ての教訓として生かせるのではないかと思いました。
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