都之隠士 tunoinshi のアウトインサイド

花咲爺が火山灰を振り撒きます。 史実に遺っているはずもない、庶民の物語を掘り起こして、歴史情話を書いています。

思い出のブログ記事

思い出(ムラゴンブログ全体)
  • 李白の詩 三度、下し文を読めば、

    2021.08.01  昨日は、扇情的なタイトルを掲げたにも関わらず、niceして下さった皆様、ありがとうございます。 読んで欲しいなと思っているお方はみんな、niceを残してくれていて、感激した。 メル友募集、では平凡すぎて、あえて愛人という言葉を使わせてもらった。 妻を亡くして、忌が明けたばか... 続きをみる

  • 皆さま、お達者で~、ありがとうございました。

    2021.07.12 今年の初から昨日まで、 妻の介護、入院、不帰の別れ、そして想い出に浸る余りに、二人の出会いから互いの家庭の内輪まで描いてきた。 本日、香典返しの品を選びに、都内のデパートに出かけます。 昨日一日かけて、自分のブログを最初から読み返し、 その中の妻に関わる部分を選抜して20日分... 続きをみる

  • 「あなたは厚情の人だ」と褒めてくれている

    2021.07.11 昨日、妻の仏壇がハセガワから納入されて来た。 妻が亡くなって丁度ひと月、早いのか遅いのか、 一つ一つの事を、のろまに処理して行くと、この日になった。 何事も、テキパキがいいわけではない。 時間をかけて、ゆっくり動いていくのも、妻への人情というものだ。 亡くしたことの悲しみは、... 続きをみる

  • 大切なのは、今を生きる者たちの、立ち位置だ。

    2021.07.10 本日も入りは、自分の事から、になる。 やはり、それなくして物事は始まらない。 臭いはすれども姿は見えぬ、まるでおヌシは屁のようなもの、になってはたまらないからだ。 自分の生家は、昔のごく普通の農家の造りで、屋内作業用の土間があった。 そこで両親は、いわゆる夜なべ仕事をしていた... 続きをみる

  • 読書し、書いて、旅に生きて行く道を選んだ

    2021.07.09 妻の実家のことばかり話して、自分の故郷のことはほとんど語っていなかった。 それを語らずして、この旅路に終わりはない、のはわかっている。 しかし、煩悶している。 明らかにする必要はない。 ここまでで、わかる人には分かるし、わからぬ人に、解ってもらおうとも思わない。 しかし、妻の... 続きをみる

  • ぼくが、必ず、リュウマチを退治します!

    2021.07.08 難産の末に、産まれてくる子は、愛おしい。 二人は生みの苦しみを味わった。 二人とも、根は明るい性格を有していたが、時には母のない子のように、手探りで立ち向かって行かなければならない場合もある。 妻のノートは、自分では処理できない苦境に立ってしまった、どんつまりの状況の、一つの... 続きをみる

  • どこまで続くぬかるみぞ、 楽しくもあり悲しくもあり、

    2021.07.05 絶妙好辞、好事魔多し。 好調に走っていたランナーに、ブレーキがかかったのか、 昨日はパソコンがおかしなことになって、一日右往左往して、困った。 数日前から、Outlook が変調で、メールの中身が開けなくなっている。 知恵袋など、いろんな人の意見を参考にしてあくせく繰り返して... 続きをみる

  • 感謝することを忘れない、人々たち

    2021.07.04 大阪の義兄から、マンゴーが贈られてきた。 お中元、お歳暮が届くと、まず自分が電話をかけてお礼を言い、そのあと妻に代わって日頃のご無沙汰をお互いに思い出して長話となる。 ただ最近は、妻の声の出しようが苦しそうに聞こえるので、義姉などは電話の向こうで泣いているのか、逆に妻に慰めら... 続きをみる

  • この国のかたち、日本各地を旅して見ようか

    2021.07.03 朝起きて、屈伸運動していた。 これは寝覚めが良かったので、気力が横溢してきた、軽やかな気分である証拠だ。 自分のwebサイト「鳥にナル」のトップに、以前、下記のような決意表明をしていた。 訪れる者の少ない、ロフト部屋のような空間であるから、そのような花火でも打ち上げないと、陰... 続きをみる

  • 誰よりも、誰よりも君を愛す。

    2021.07.02 昨日のような、大げさな気持ちを表明するまでもなく、 帰化する前の、妻、楊玉新はその名前を一目見ただけで、中国人だとわかる。 今回、自分の戸籍謄本を取り寄せて、そこに妻の名前が当初楊玉新となっているのに、戸籍というものの無機質な明晰さに、新鮮な驚きをもって視つめていた。 子供た... 続きをみる

  • 解放に向けて努力していく

    2021.07.01 前日の、のちの自分の妻になる、玉新の学生時代のスナップ写真を見ながら、この文を書いている。 この清らかな愛らしい目を、自分は10年後に、曇らせ、迷わせてしまった。 妻は、便箋ノートに書いている。 <気になる人が現れた、わたしの目の前に釣り糸をたらして。> 今現在の自分は、令和... 続きをみる

  • だから、この追悼文集を妻の霊前に

    2021.06.30 妻の身の回り品を整理していると、書棚の下段の物入れの中に、思いがけないものを見つけた。 36歳で亡くなった、文学同人仲間のS君の、13回忌追悼文集だった。 S君は自分の三歳年下で、引っ越しの手伝いに来てもらったり、子供ができたばかりの我が家に遊びに来て、赤ん坊をあやしたりして... 続きをみる

  • 美しい国、ニッポン、ヤポネーは

    2021.06.29 昨日は奇妙な体験をした。 ここのところ、眠りが浅く、2、3時間の睡眠しか保てない。 寝た、起きた、を繰り返すので、いつも頭に靄がかかっている。 昼間、サテライト事務所に妻の年金停止手続きに行き、前日、すべての必要書類を揃えていたのを確認したはずなのに、いざ提出の段になって一枚... 続きをみる

  • 『白鯨』モビィ・ディックに立ち向かう、エイハブ船長のような

    2021.06.28 近鉄大阪線河内山本駅まで迎えに来てくれた楊玉新は、大型車の白いマツダルーチェに乗って、どこか安堵の、にこにこ顔で、手を振って待っていた。 そこまでに、ご両親の様子はあらまし手紙で聞いていて、 それでも挨拶にやって来る相手の男を、むげに追い払うものではない。 自分は、巨大な『白... 続きをみる

  • 先立たれた男の供養はそれしか思いつかない

    2021.06.15 格別、信心深い男ではない。 若いときは、無神論・無宗教、自力こそ尊い、他力などに頼るものか、の気概があった。 それを、不自由にも窮屈にも感じない、鈍感さを粋がっていた。 それもどうやら、様変わりの、心境になったようだ。 ふと、妻は何も食べなくても平気なのか、入院中は差し入れも... 続きをみる

  翻译: