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Der Corregidor お代官様
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Der Corregidor
対訳
ActⅠ
ActⅡ
ActⅢ
ActⅣ
登場人物
ドン・エウヘニオ・デ・スニガ(テノール・ブッフォ):代官
ドーニャ・メルセデス(ソプラノ):代官夫人
フアン・ロペス(低いバス):村長
ペドロ(テノール):村長の書記
トヌエロ(バス):廷丁
レペラ(バス・ブッフォ):代官の召使い
ティオ・ルカス(バリトン):粉屋
フラスキータ(メゾソプラノ):粉屋の女房
乳母(アルト):代官夫人の召使い
マヌエラ(メゾソプラノ):村長の家の女中
隣人(テノール)
夜警(バス)
司教とその従者、代官と村長の奉公人、使用人たち、音楽家たち
あらすじ
1804年、スペインのアンダルシア地方
第1幕
水車小屋の前の石畳の広場
管楽器のどっしりしたファンファーレで前奏が始まるが、これはアンダルシア地方のある場所で裁判官も兼ねている、お代官様と呼ばれる人物を皮肉に表現している。
幕が上がると、ティオ・ルカスのモティーフと共に、せむしの粉屋のティオ・ルカスと隣人が登場する。隣人はルカスのブドウを褒めると同時に、美人の女房をあてこする。
隣人が去ると、女房のフラスキータが出て来て、テーブルの準備をしながら、おもてなしの歌を歌う。ルカスは隣人の言ったことが気になるが、そこに赤いマントを着た代官が、召使いのレペラを連れてやって来る。レペラは、そこにいるのはフラスキータだけか探りを入れ、ルカスはブドウ棚の上で盗み聞きすることにする。
フラスキータがファンダンゴを踊っていると、フラスキータ目当てに代官がやって来る。フラスキータは、ヴォルフのスペイン歌曲集から借用したリート「私の巻き毛の陰で」を歌って、代官に媚びる。代官がフラスキータに何でも望みを叶えてやると言うので、フラスキータは甥っ子を法廷の秘書にしてほしいと頼む。そして代官が彼女を抱きしめようとすると、フラスキータは身をかわし、座っていた代官は椅子ごと倒れる。その音でルカスがブドウ棚から下りて来る。代官は、この代償は払ってもらうと言って、何か書いて、それを召使いのレペラに、村長の所に持って行かせる。
司教の到着を告げるファンファーレで幕が下りる。
第2幕
水車小屋の台所
粉屋のティオ・ルカスと妻のフラスキータは夕食に就き、二人の対話は心のこもった愛の二重唱「一日の終わりのこんな時間に」となる。そこへ酔っ払いの廷丁トヌエロがやって来て、命令書にルカスを直ぐに連れて来るように書かれていると言って、ルカスを引っ張って行く。
ひとり残ったフラスキータは暖炉の火をくべ、心配だが気を取り直して、ボレロのリズムで「サモラへ進軍」と歌う。そこへ外から「助けて」と叫ぶ声が聞こえ、フラスキータは戸を開ける。
そこに立っていたのは、びしょ濡れの代官で、亭主のいない隙に浮気をしようとフラスキータの所に行く途中に、水車小屋の小川に落ちたのだった。フラスキータはすぐにでも追い返したいが、甥っ子の任命書を持って来たと言う。しかし彼女がその誘惑に屈しないと、代官はピストルを出して脅そうとする。フラスキータが素早くルカスの鉄砲を掴むと、代官は、死にそうだと言って、倒れ込んでしまう。
フラスキータはへたり込んだ代官を、外で見張りをしていた彼の召使いのレペラに任せて、ルカスを追って出て行く。代官は濡れた服を脱いで火の前で乾かし、その間にレペラから、フラスキータが出て行ったと聞くと、自分の奥方の所に行ったのではないかと不安になり、レペラにフラスキータの後を追わせる。代官は、ヴォルフのスペイン歌曲集からの一曲「心よ、すぐに弱気になるな」を歌い、粉屋夫婦のベッドで寝てしまう。
場面転換、村長宅の一室
ダンス風の間奏曲の後、村長のフアン・ロペスと書記のペドロは飲んだくれていて、女中のマヌエラは怯えている。ペドロは「僕と僕の可愛い子ちゃん」という南国風の曲を口ずさむ。
そこに粉屋のルカスを連れたトヌエロがやって来る。代官の命令は要するに、ルカスをとどめて置けということで、村長はルカスに飲まそうとするが、ルカスはその魂胆を察し、逆に「スペインのワインの歌」という自分の生まれ故郷ナヴァラの歌を歌う。その歌は“スペインのワイン”という言葉が出て来る度に、ワインを飲み干さなければならないのだ。しかし誰も酔いつぶれず、ルカスは眠くなったと休息を求める。ペドロ、村長、マヌエラ、トヌエロは嫌味たっぷりのカノンを歌って、ルカスを休ませる。ルカスはこっそり窓から脱走する。
村長の家で辛い目にあっている女中のマヌエラはルカスに助けを求めに来て、ルカスがいないことに気づく。ペドロとトヌエロを呼び、誰が主人にこのことを報告するか、互いに譲り合う。
第3幕
丘陵地
ルカスを追うフラスキータと、村長の家を脱走したルカスが、それぞれ丘陵地の道を急ぐが、二人はすれ違って気がつかない。レペラがフラスキータに追いつき、一緒に歩きながら、フラスキータはレペラから代官の魂胆を聞き出す。
場面転換、水車小屋の台所
水車小屋に戻ったルカスは、入口のドアが開いているのを訝しく思う。ルカスのモノローグ「何という死のような静けさ」。中に入ると、暖炉の前に代官の服が干してあり、机の上にはフラスキータの甥の任命書があり、鍵穴から寝室を覗くと、ベッドに代官の顔が見える。ルカスは裏切られたと思い、二人を殺そうと鉄砲を手にする。が、二人を殺しても、美人の女房を持ったばかりにと、自分が笑われるだけだと思いなおして、干してあった代官の服を着て、代官屋敷に向かう。
ベッドで寝ていた代官は、ルカスの声が聞こえたような気がして目を覚まし、自分の服がないので、代わりにルカスの脱ぎ捨てた服を着る。
そこに村長とトヌエロ、フラスキータとレペロがやって来る。トヌエロは粉屋の格好をした代官をルカスだと思って飛び掛かるが、代官だと分かる。代官の格好をしたルカスが、代官夫人の所に仕返しに行ったのではないかと、フラスキータが言うと代官は不安になる。五人それぞれが思いを歌って五重唱となり、全員で町に行くことになって、最後は行進曲になる。
第4幕
代官屋敷の前の通り
前奏で代官のモティーフが重々しく出てきて始まり、夜警が登場する。
五人は代官屋敷にやって来るが、門は固く閉ざされている。レペラがセレナード歌いの真似をすると、乳母が窓辺に出て来て、お代官様は一時間前に帰って来たと言う。彼らが去ろうとしないので乳母は役人たちを呼び、殴り合いとなる。
この騒ぎに代官夫人が登場し、夫は戻って来て、寝室にいると言う。これを聞いて代官は、自分の妻が浮気をしたのかと思って激怒するが、逆に、あなたこそ今まで何をしていたのかと、代官夫人に責められる。代官夫人はそこにフラスキータがいるのに気がつき、フラスキータの気持ちを察して、同情する。
そこに代官の格好をしたルカスが登場する。ルカスはまだ扮装がバレていないと思って代官のフリをするが、フラスキータは本気でルカスを責め立てる。
そして事実が解明されるのだが、この場面で奉公人たちが一斉に喋り始め、何を言っているのか、さっぱり分からない。(この場面は初演以来ずっと問題になっていて、カットされることが多い。)そこで乳母が、ルカスが忍び込んできたこと、皆が泥棒と言ってルカスを見つけて叩くと、ルカスがここに来た目的を白状し、代官夫人が、代官にお灸を据えるために一芝居打つことにしたことを説明する。これを聞いて代官は憤慨し、職権で全員を裁くと言うが、このことが司教様に伝わったら困るのはあなたでしょうと、代官夫人が諭す。こうして二組の夫婦は仲直りする。
訳者より
フーゴ・ヴォルフ(1860~1903)はドイツ・リートの作曲家として有名だが、80年代の終わり頃からオペラを書きたいと思い、その題材をずっと探し求めていた。その頃、スペインの詩人ペトロ・アントニオ・デ・アラルコン(1833~1891)の書いた小説「三角帽子」が評判になっており、友人の仲介で、ローザ・マイレーダー夫人の書いた台本「三角帽子」をオペラの題材とすることにする。友人たちのお陰でヴォルフはオペラの作曲に専念することができ、ヴォルフの唯一の完成したオペラ「お代官様」は1895年に1年で書き上げられた。
「三角帽子」というと同じ題材をもとにしたマヌエル・デ・ファリャ(1876~1946)のバレエ音楽が有名だが、こちらが完成したのは1919年で、ヴォルフのオペラの方が先にできている。
オペラ「お代官様」は1896年にマンハイムで初演されたが、成功とは言えなかった。ヴォルフは、1897年にウィーン宮廷歌劇場のトップの座に就いた、かつての級友のマーラーに相談し期待するが、マーラーは声の重なりが多過ぎて、上演は難しいと言う。その後マーラーは1904年にこのオペラを上演するが、その時ヴォルフはもう亡くなっていた。
その後も幾つかの劇場で上演されたが、あまり成功とはいえなかった。その原因のひとつは台本の弱さにあると言われている。アラルコンの小説「三角帽子」は、陰謀術策、変装、勘違い、嫉妬、不実、そして和解と、ブルボン王朝支配下における風刺に溢れている。タイトルの「三角帽子」とは、三角形の帽子ではなく、三つのとんがり(角=つの)のついた帽子のことで、権力の象徴としてこの帽子を被った代官は、行政の長であるだけでなく、裁判官をも兼ね、圧倒的に権力を有していた。その風刺に満ちた小説が、オペラ台本では、好色の代官が川に落ちて浮気に失敗するという単純な話に矮小化されてしまっている。
にもかかわらず、ヴォルフはその台本に素晴らしい音楽を書いた。ヴォルフは、ワーグナー派とブラームス派が対立しあっていた当時、ワーグナー派の論客として知られていた。ワーグナーの影響を受け、このオペラ全体が途切れることなく進行し、またそれぞれの登場人物がライトモティーフのような音楽を持っている。
第1幕最後の司教様到着の音楽はまるでジークフリートが到着したみたいな音楽だし、第2幕でフラスキータが暖炉に火をくべる場面の“火の音楽”は「ラインの黄金」の“火の音楽”を思わせる。同じく第2幕の村長の家の場面の音楽は、まるで「マイスタージンガー」のように堂々としている。第3幕のルカスのモノローグもワーグナー風だ。そして第4幕、夜警、セレナード、乱闘と続くと、これはもう「マイスタージンガー」の一場面と同じだ。
その一方で、第1幕でフラスキータの踊るファンダンゴとか、第2幕でルカスの歌う「スペインのワインの歌」とか、スペイン風の音楽も随所に加えられている。また、第1幕でフラスキータの歌う「私の巻き毛の陰で」と、第2幕で代官の歌う「心よ、すぐに弱気になるな」はヴォルフのスペイン歌曲集から借用している。
第4幕の最後、ルカスとフラスキータ、代官と代官夫人が互いに相手の不貞を疑い、代官夫人が騒ぎを収める辺りは、モーツァルトの「フィガロの結婚」に似ている。
こんな魅力的なオペラなのに、何故、上演されないのか?ヴォルフがマーラーに相談した時に、それをマーラーが指摘している。声が重なり過ぎていて何を言っているのか分からないという問題だ。特に第4幕で使用人たち(合唱)が一斉に歌う箇所は初演の時から問題になり、ヴォルフは改作も手掛けたが決定版とはならず、私の持っているCD(1986 KOCH-RECORDS)もこの合唱を抜いた録音となっている。
「三角帽子」は木下順二が翻案して「赤い陣羽織」という芝居になり(1947)、映画やテレビの原作となっただけでなく、大栗 裕が作曲したオペラ「赤い陣羽織」(1955)は今日でも上演されている。
この日本語テキストは、
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
の下でライセンスされています。
@ Aiko Oshio
Blogs on お代官様
ヴォルフ《お代官様》対訳完成
ヴォルフ《お代官様》
お代官様とは
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お代官様の2%は記憶で出来ています。
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最終更新:2025年04月04日 10:48
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