江戸時代には、うなぎぶつ切りにして串に刺し塩焼きにして食べるのが一般的であった。やがて関西でタレを使用して焼く蒲焼が登場。江戸にも伝わり濃口醤油のタレを使った蒲焼が広まる。江戸前寿司が登場する前のことであったので、当時は江戸前といえばうなぎのことだった。江戸は水路が張り巡らされていたためうなぎのすみかが多く、漁獲量は多かった。そのため値段も蕎麦一杯と同様に安かった。
うなぎの蒲焼はうなぎの旨みを引き出す特製のタレによってその美味しさが際立つ。タレは、醤油、みりん、砂糖などを煮詰めて作られるが、各店舗ごとに独自の製法や工夫があり異なる味を楽しむことができる。
今回はコープの冷凍うなぎ蒲焼を入手した。
タレはもちろん、山椒の粉まで添付されているのが嬉しい。
うなぎには、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンB群などの栄養素が豊富に含まれており、疲労回復や美容に効果があると言われている。また、うなぎには不飽和脂肪酸が多く、心血管疾患の予防に役立つとされる。
国産うなぎを使っている。
袋のまま沸騰した状態で5分間湯煎する。
袋を開けるときは火傷に注意。山椒の量が多めなのもポイントが高い。
冷凍とは思えないほど身がふっくらとしている。タレは甘すぎずちょうどよい。うなぎの旨みを増し、美味しさを引き出している感じ。想像以上に美味しかった。
ありがとうございました。