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アメフトで米国を破った日本の部活の強さ

アメフトで米国を破った日本の部活の強さ

Posted July. 06, 2024 08:18,   

Updated July. 06, 2024 08:18

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日本の20歳以下のアメリカンフットボール代表チームが米国を破った。正しく読んだ方がいいだろう。日本がアメリカンフットボールで米国に勝った。それもダブルスコアだった。日本は先月26日、カナダで行われた国際アメリカンフットボール連盟(IFAF)のU20(20歳以下)世界選手権の準決勝で米国を41-20で破った。日本のアメリカンフットボール代表チームが米国を破ったのはこの試合が初めてだった。

日本の「野球少年」に甲子園、つまり全国高校野球選手権大会が夢の舞台なら、「フットボール少年」には「クリスマスボウル」がある。全国高校アメリカンフットボール選手権大会の決勝戦であるこの試合は、クリスマス頃に行われることからこの名がついた。部活をしながらこの試合への出場を目指す主人公の物語を描いた漫画「アイシールド21」も日本で人気を集めている。日本にアメリカンフットボール部がある高校は105校。韓国の高校野球部(106校)と同程度だ。

日本の全国高等学校体育連盟に登録された種目別チーム数を確認すると、韓国では想像しにくい結果が出る。昨年11月現在、日本の高校のバスケットボール部は男子部4194個、女子部3617個だ。韓国は男子部30個、女子部19個だ。また、日本の高校バレーボール部は男子2756個、女子3689個だ。韓国は男子23個、女子17個が全てだ。だから、韓国と日本がこの2つの種目で「遥か」という表現を使ってもいいほど実力差が開いているのは驚くことではないかもしれない。男子サッカー部の数も日本(3844個)が韓国(100個)の40倍近く多い。韓国が国際サッカー連盟(FIFA)ランキングで日本を上回ったのは2018年6月が最後だ。

日本に運動部が多い最大の理由は、プロ選手を夢見る学生と趣味で運動をしようとする学生が部活を通じて一緒に汗を流すからだ。これを逆に言えば、プロ選手を目指す学生も勉強をしなければならないということだ。一方、韓国で運動部に入るということは、運動に「オールイン」することを意味する。そのため、運動部に子どもを通わせようとする親を見つけるのが難しくなっている。

韓国にもクラブチームを通じて変化を模索しようとする人がいないわけではない。しかし、いわゆる「エリート」選手たちは依然として彼らに冷笑的な視線を送ることが多い。高校野球のクラブチームである盆唐(ブンダン)BCが選手需給問題のため、週末リーグの参加辞退の意思を明らかにすると、あるスポーツ専門メディアは「クラブチームを作らないでほしい」というコラムを掲載した。

むしろ反対だ。クラブチームが溢れかえっていなければならない。日本がそうであるように、運動をしない学生がむしろ少数派になるようなムードを作っていかなければならない。そうすれば、子どもたちが健康に暮らせる。幼い頃、ある種目に恋をしたすべての人がプロ選手や五輪金メダリストを目指さなければならない理由はどこにもない。それでも誰かはアメリカンフットボールで米国を倒すという夢を抱き、その夢を実現しようと努力するだろう。それがスポーツの持つ力だ。子どもたちに汗を流す自由をプレゼントしよう。
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