絵本のような世界を冒険する『AFK:ジャーニー』レビュー。魔法使い“マーリン”を主人公とした謎多き物語、好きなキャラを活躍させやすい育成システムに好印象

byたく坊

絵本のような世界を冒険する『AFK:ジャーニー』レビュー。魔法使い“マーリン”を主人公とした謎多き物語、好きなキャラを活躍させやすい育成システムに好印象
 LILITH GAMESが運営する『AFK』シリーズの新作『AFK:ジャーニー』が2024年に配信される。

 本作は、仲間たちを集めて育成し、絵本のように表現される“エスペリア”という広大な世界を探検するファンタジー冒険RPGだ。『AFKアリーナ』の世界観を踏襲した最新作であり、プレイヤーは人間や獣人などの独特なキャラクターたちとともに戦いながら、世界を冒険していくことになる。

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※この記事はLilith Gamesの提供でお送りいたします。[IMAGE]

 『AFKアリーナ』と同じくオートバトル系RPGでありながら、キャラクターごとのスキルやステージのギミックの登場により戦略性が増し、さらに深みが増している作品となっている。

 本稿では、本作の概要を紹介するとともに、実際に遊んでみた感想をお届けしていく。

絵本のような世界に惹き込まれる。獣人もヴィランも神秘的かつ魅力的!


 まずは本作のストーリーを紹介しよう。

 プレイヤーは、“マスターオブメイジ”とも言われる偉大な魔法使い“マーリン”である。マーリンはたびたび記憶をなくしてしまう現象に襲われており、ゲーム開始時にもこの現象で記憶を失くしてしまう。

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 “マーリン”はその偉大さを隠したり、隠居生活を行ったりするため、姿を変えながら生活している。このおかげで他人から偉大な魔法使いであることは判明していない。

 “マーリン”は小さな集落の放火事件をきっかけに、使い魔の“ロンロン”や旧友の騎士“ホーガン”たちとともに“エスペリア”を冒険することになる。はたして、マーリンの記憶喪失の原因は? マーリンの不思議な力とは? ストーリーで謎を解明していきながら、戦闘も楽しむのが、本作の魅力となっている。

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 本作の世界では、まるで絵本のような世界観・物語が描かれていく。キャラクターたちも世界観にあったハイファンタジーな装いをしており、いずれも魅力的な人物たちだ。

 例えば、筆者のお気に入りのキャラクターである“ロンロン”と、いっしょに冒険する使い魔のハムスターたちは、キュートな見た目も、若干アホな性格も愛くるしく、ストーリーの重苦しさを和らげてくれる。

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 もちろん、使い魔の他にも数々のキャラクターが登場し、物語を盛り上げる。プレイしていれば、いずれ好きなキャラクターが生まれるのではないだろうか。獣人が好きな人も、ヴィラン風な悪女が好きな人も、歴戦のおっさん推しな人も、ぜひプレイしていただきたいものだ。

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 冒険の際、道中の探索や謎解きによって、アイテムを入手することがある。また、広大な世界を巡るのに便利なのはワープストーンというチェックポイント。これを解放すればファストとレベルが可能なので、時短も可能だ。

 ちなみに、物語で仲間になったキャラクターは、プレイヤー(マーリン)に随伴する形でついてきてくれる。物語でどんなキャラクターが登場したのかわかりやすく、冒険のワクワク感も味わえるだろう。

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オートバトルで気楽にプレイ。見た目と戦略性に富んだオート戦闘


 物語のつぎは、ゲームシステムを紹介していこう。本作の大きな魅力は、気軽に遊べて奥深いオート戦闘にもあるのだ。

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 簡単に説明すると、本作の戦闘は基本的にオートで進行する。最大5人のキャラクターを編成して、配置を決めた後は、キャラクターがそれぞれ目標に向けて攻撃を開始する。スキルの自動発動も実装済みで快適だ。

 難しい操作は一切必要なく、キャラクターの攻撃も激しく、見ているぶんにも満足感の高いものに仕上がっている。お気に入りのキャラクターが活躍した時は、画面を超えてこっちまでうれしくなってくるものである。

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リザルト画面では、どのキャラクターがどのような活躍をしたかがチェックできる。

 では、「ただ見るだけの戦闘で戦略性に欠けるのでは?」と思う人もいるかもしれない。遊んでみての感想は、NOである。

 例えば、編成について。キャラクターにはサポート、メイジ、ファイター、タンク、アーチャー、レンジャーの6つからなる役割が設定されている。それぞれ得意なことがあり、メイジは遠距離攻撃、タンクは耐久面の強化など、さまざまだ。また、キャラクターはそれぞれ異なるスキルを習得し、個性を生み出している。

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 タンクは敵の攻撃を引き付けるために前方へ、後方支援はその後ろへと、役割に応じたキャラクターの配置はもちろん重要。

 それだけではなく、バリアを張るスキルと攻撃速度上昇のバフがあるから攻撃役を増やす、逆に攻撃役にふさわしいキャラクターをあまり持っていないから耐久面を強くする、といった自分なりの戦略を楽しめるところが、オート戦闘ながらに戦略性を深めている。

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出撃画面では、味方キャラクターや敵キャラクターが誰を狙っているのかがわかるようになっている。こういった部分も考慮しながら戦略を練っていきたい。

 それに加え、本作のバトルフィールドには多彩なギミックが設置されている場合もある。爆弾は周囲のキャラクターにダメージを与え、高い壁は回り道をしなければ進行不可能のギミック。上記の編成に加え、ギミックにうまく対応した戦略を編成画面から考えておくことで、より効果的に戦術を展開できるというわけだ。

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 いわゆる“テンプレパーティ”のような形ではなく、ギミックに応じて最適解が変わるので、さまざまなキャラクターに活躍できる機会が訪れるのがうれしいところ。もちろん、お気に入りのキャラクターをひたすら活躍させるプレイもおもしろいだろう。スキルのカットインの見栄えが抜群なので、一見の価値ありだ。

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サブキャラも戦力に! キャラクター共通の育成で戦略の試行錯誤がストレスフリー


 本作では、ストレスフリーな育成システムが実装されている。なぜそう感じるのか、理由を説明しよう。

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 まず、キャラクターには大きく分けてレベル、装備、スキルの3つの概念がある。簡単に説明していこう。

 レベルはキャラクターのステータスを上げられる。ゲームのいたるところで手に入るアイテムを使用することで、手動で上昇させられる。

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 装備もレベル同様キャラクターのステータスを上昇させるものとなっている。各ロールに設定できるものは共通であり、例えばファイターの装備を充実させれば、すべてのファイターにその装備の効果が適用されると言った具合だ。

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 つぎにスキル。キャラクターごとに設定されているもので、一定のレベルまで上昇すると、新たなスキルを習得していく。同じキャラクターを入手しなければ解放されないものも存在する。

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 基本的な説明は上記の通りだが、他の作品と異なり、注目の点がある。それは“主力キャラクターのレベルを上げるとサブキャラクターのレベルが自動的に主力と同じになる”ことと、“装備が共通である”ということ。

 レベルが調整される仕様は、“共鳴の手”システムによるものだ。手持ちの中から5キャラクターを選択し、そのキャラクターのレベルが上がると、共鳴騎士に設定したキャラクターのレベルも自動で調整される具合だ。

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 「新しく手に入れたからこのキャラクター使ってみたいな」と思っても、育成素材が足りない。そんな想いを抱かずに遊べるのが、非常にありがたい。

 装備が共通であるという点も、サブキャラクターの育成要素に深くかかわっている。主要キャラクターで装備を整えておけば、基礎ステータスが高くなるため、共鳴騎士を使いたい時には、すでにある程度の能力が確保されているという安心感が、新たな戦略を試すハードルを下げているのを感じた。

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 戦略性が深く、サブキャラクターも活躍の機会がある本作では、好きなキャラクターの育成が追い付かず、使いたいのに使えないという現象が起きにくい。加えて、一部キャラクターにはスキンが実装されており、こちらは今後追加が期待できる要素であることは間違いない。

 お気に入りのキャラクターを育てながら、得意の戦略をいかすためにサブキャラクターを使ってみる。ギミックによって戦略をまるまる変えてみる。さまざまなオート戦闘の遊び方で、本作を堪能しよう。

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限定キャラ衣装などがもらえる事前登録受付中


 現在、本作の事前登録が受付中だ。以下の特典がもらえるので、できるだけ事前登録をしておこう。

  • 英雄募集招待状x10
  • ダイヤx1000
  • ライカ(SR+)
  • 限定キャラクター衣装
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