YGG中央出資4歳馬トレサンセールの2020ことトレブランシュ、通算8走目となるレースを終えて最新の近況が更新されています。
早速確認してみましょう。
トレブランシュ
4歳 牝馬 中央2勝
オルフェーヴル×トレサンセール
(トレサンセールの2020)
美浦)稲垣幸雄厩舎
門別山際牧場生産
出資馬2頭目となるオルフェーヴル産駒!
この世代の中央出資馬本州入り第1号!
この世代の中央出資馬勝ち上がり第1号!
2024/8/18 レース結果
8月18日(日)新潟9R 閃光特別 3歳以上1勝クラスに出走し1着でした。
出資会員の皆様、おめでとうございます。
稲垣調教師コメント
「ありがとうございました。
こんなに上手くいくと思わなかったです。
最後止まってはいますが、今まで止まってしまった1400mより(レースの)終わりが早かった分1000mだからもったのかなと思います。
今後は芝の短いところやダートも視野に入れつつ、新潟の1000直に的を合わせて行きたいと思います。
1400mは現状だと長いですし、今日こういった競馬ができましたので1000直を目標にしながら、その周辺のレースを使っていくイメージですね。
クラスが上がると周りのスピードも速くなりますし、ちゃんと溜めがきくようにならないと対応が難しくなってくると思います。
状態はいつものレベルではありましたけど、重たさというか、終いの弾ける感じの物足りなさがありましたが、ここ数戦の中では腰の状態は上がっていたとは思います。
2歳の勝った頃や1400mで3着に来た頃から見ると、まだ走りは良くないので、今日勝ったから凄く良い状態だったかと言われるとそうではなく、現状のパフォーマンスの中で1000mという選択肢がピッタリだったという表現が今は正しいかもしれません。
1000mだからこそ良かった、と言えるかはクラスが上がってからだと思います。
秋の新潟とか福島の短いところ、小倉の1000mダートとか、選択肢をいろいろ見ながら二刀流で考えて行っても良いと思います」
吉田豊騎手コメント
「やっぱりスピードがある馬なので1000mは向いてるんじゃないかと先生からは聞いていました。
今回初めて乗せてもらいましたが、以前乗っていた人たちがみんな
「気が良過ぎて、返し馬でも掛かって行ってしまうから馬がいないところでキャンターしない方がいいですよ」
と話していましたが、気性が勝っているので、そういう意味でも1000mは向いていたんじゃないかと思います。
枠も良かったですね。
1回馬の後ろに入れて溜めがきいたのが最後のひと脚に繋がったと思います。
テンからガーッと行って甘くなっちゃうタイプですから、今日はそこが良かったと思います。
これからクラスが上がったらメリハリがきかないとキツいかなとは思います。
1200mでも内枠を引いてポケットで我慢する今日のような競馬ができればなんとかなりそうな気はしますが、外の2、3番手だと我慢はきかないかなと思います。
手応えが良く見えても追って味がなくなっちゃうと思うので、根が真面目すぎちゃうんですね。
馬場に出ると行きたい行きたいになってしまうので。
ゲートはどっしり構えているのでパニックという訳ではないです。
今日はだましだまし行って、消耗しないで上手く進める事が出来ました」
2024/8/20 更新情報
美浦・稲垣厩舎にて調整中です。
8月18日(日)新潟9Rに出走し1着でした。
稲垣調教師コメント
「今日北海道から美浦に戻ったのでまだ直接は確認していませんが、競馬に使ったなりの疲れと背腰の痛みはあると報告を受けています。
大きな異常はなさそうなので明日森本スティーブルに放牧に出す予定です」
クロキリの一言
2022年9月にデビュー、翌月通算2走目で見事勝ち上がり、その後も出走数は多くないものの掲示板率100%の安定感をみせてくれましたトレブランシュ。
2023年6月18日に東京で通算5走目を走り5着になったあと、膝に熱感が出たり、蹄を打撲して膿がたまってしまったりしてレースから遠ざかり、年末に一度入厩の話が出ていたのですが、稲垣先生は中京を待つことを選択。
時間をかけてじっくり調整&成長を促す期間に入り、2月10日にトレセンに帰厩。
予定通り中京の芝1400で約9か月ぶりのレースに出走しましたが、2番手でレースを進めたものの失速。18頭立ての18着と言う残念な結果で復帰戦を終えています。
幸い怪我等のアクシデントでは無く、レース後は3週間ちょっとの放牧期間を挟んでトレセンへ帰厩、3週間ほど乗り込まれて5月5日、東京芝1400で復帰後2戦目のレースに挑みました。
好スタートからスッとスピードに乗り、良い感じで逃げの体勢に入っていったように見えたんですけどね…
後続が迫ってくると粘ることができず失速、勝ち馬レッドシュヴェルトから1.7秒差の13着でゴールしています。
レース後は森本スティーブルに放牧に出され、約2ヵ月じっくり調整。
7月18日、トレセンに帰ってきました。
前走直後は次走はダートの短いところを試してみるかもとのコメントが出ていましたが、タイミング的なものもあってか新潟芝1000mを走ってみることに。
有名な新潟の1000直。
出資馬初出走となりましたが、この挑戦が見事ハマることになりましたね。
レース後1140文字という長文での更新に陣営の方々の喜びが伝わってきて、読んでいてまた更に嬉しくなりました。
芝が綺麗なところを走れる外枠が有利とされるなかで18頭立ての8枠16番を引く幸運に背中を押され好スタートを切ると、前に入ってきた1番人気クールベイビーの後ろを行く展開。
ここで横に並走する馬でも出てきていたら進路を失うところでしたが、直線レースですし、6番人気の馬をそこまでマークするみたいに走る騎手もいなかったのか、クールベイビーを交わすべく中盤で1頭分外に(内ラチ方向に)動く時もスペースは充分。
進路を確保するとスッと前に並びかけ、そこからは内(外ラチ側)のクールベイビー、外(内ラチ側。ややこしいな)のルクスパラディ、真ん中のトレブランシュによる競り合いに。
一時はルクスパラディが前に出たかと思われましたがゴール直前でトレブランシュが抜き返しクビ差先着。
2022年10月以来となる勝ち星を挙げてくれました。
走ったトレブランシュ同様私も出資馬の千直が初めてで、恐らくトレブランシュもそうだったと思われますがゴールの位置をよくわかっておらず、入線直後はぎりぎり2着かと思ったのですが、実況の方が最後に呼んだ名前はトレブランシュ!いやー最高の瞬間でしたね!
吉田豊騎手のコメントに「以前乗っていた人たちがみんな~と話していました」とあり、これまで騎乗してくれた津村明秀騎手、石川裕紀人騎手、三浦皇成騎手の少なくともお二人、文字通り読めば三人共にトレブランシュのことを聞いて情報共有してくださっていた様子も伝わってきて、これも皆さんとのレース経験があってその積み重ねが今回の優勝に繋がった感じがして嬉しかったです(当日全員新潟におられたようなので4人で話した可能性もありそうですね!)
このあとは放牧を挟んでから1000m周辺を芝ダート問わず狙いつつ、溜めを作る競馬を安定してやっていけるように更に経験を積んでいく方針となるようですが、今回の出来・仕上がりがトレブランシュ的に特別良かったというわけではないようですし、通算出走数もまだ8走と控えめ。
伸びしろはまだまだ残っていると期待できますよね。
トレブランシュの無事と健康を願いつつ、2勝クラスでの走りも全力応援していきたいと思います。
とりあえずお疲れ様トレブランシュ!
稲垣先生、吉田騎手はじめ関係者の皆様ありがとうございました!
そして出資仲間、YGG仲間の皆さん、お互いにおめでとうございます!!
ナイスレースでした!
※画像・コメントはクラブホームページより。
許可をいただき掲載しております。