米国株は最高値更新もガンドラック氏の先行指標は下落継続

米中通商合意とイギリス総選挙を控え株式市場は楽観的なムードだが、金融市場に漂う不穏な気配は消えていない。これまで伝えている通り、上昇しているのは先進国の主要指数だけだからである。

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Form 13F: 著名ヘッジファンドが相次いで株式を売却、危機への備えか

今回の記事では機関投資家のポートフォリオの米国株買いポジションを開示するForm 13Fについて伝えてゆく。少し前まではどのファンドマネージャーがどの銘柄を買っているなど話題に事欠かないForm 13Fだったが、ここ最近は伝えるべきことが少なくなっている。何故ならば、ファンドマネージャーらが株を買っていないからである。

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2019年の株高が本物のリスクオンではない理由

2018年の世界同時株安から株価は回復し、米国株はいまだ市場最高値付近にある。以下の記事に書いたように昨年の株安の原因となったのはアメリカの金融引き締めだが、それも今は停止されている。

今年は利下げも3回行われ、株価は戻り、株安の原因は取り除かれたように見えるが、市場全体を見渡してみると不吉な要素がいくつか見受けられる。

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トランプ大統領は利下げ停止に感謝すべき

11月13日、アメリカの中央銀行であるFed(連邦準備制度)のパウエル議長は議会証言で現在の金利水準が適切であると述べ、今年3回行われた利下げを当面停止する意思を表明した。

これは中央銀行に金融緩和を要求し続けてきたトランプ大統領には不服の残る決定かもしれない。しかし2020年11月の大統領選挙を控え、実際にはトランプ大統領にとって最良の結果となったのではないか。もしかすると、トランプ氏も口では不平を言いながら内心ではほっとしているかもしれない。

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世界最大のヘッジファンド: 米国株は買われすぎではない

ここ何ヶ月も金融市場があまり動いていないので著名投資家のコメントも少なめだったが、世界最大のヘッジファンドBridgewaterを運用するレイ・ダリオ氏がグリニッジ経済フォーラムで久々にコメントを出しているので紹介したい。ダリオ氏らしく言葉を選んでいるが、暗喩していることはむしろ鮮烈である。

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