さて、作業もひと段落したので
ブログを書きましょう
横板の貼り付けが終わったので
次はライニング取り付け作業となります
横板はコーナーブロックからこのくらい余っています
なのでやり過ぎ無いように測りながら余分を削ります
全周をコーナーブロックからほんの少し余るくらいに削ります
余り過ぎると後が大変ですが
やり過ぎるともっと大変です
コーナーブロックはスプルースの板を切り出します
どのくらいかは職人さんによって違うのですが
僕は15ミリ幅で切ります
こんなふうにとりあえず15ミリ幅に切り出して
使用する場所に応じて長さをカットします
これで各地の長さに切って用意ができたら
ノコギリでガタガタな切り口を綺麗にしときます
別にしなくていいんだけど
なんか綺麗な方がいいんでやっちゃいます
こちらの面も裏表綺麗に磨いておきます
ミドルバウツ(腰の部分)のライニングは
コーナーブロックに差し込むので
その溝を掘ります
横板と同じようにアイロンで熱をかけて曲げます
これも無茶すると割れるので
力加減がいりますよ
曲げられたらその場で固定して
しばらく馴染ませます
さて、馴染ませ終わったら接着
木製の洗濯ばさみを輪ゴムで強化した物で
挟むのですがたくさん必要です
コーナーブロックに差し込む所はこんな感じ
板は元々真っ直ぐな物を無理矢理曲げているので
元に戻ろうします
なのでこの場所はコーナーブロックに差し込んで
戻らないようにしているのですよ
安物や面倒くさがりの職人さんなんかは
手間がかかるし見えない部分なので
この作業をしてない楽器もあります
接着後は横板から1ミリくらい
出ているようにしているので
この余分も削り取っておきます
コーナーブロックと横板に鉛筆で印をつけて
きちんと平面になるように
紙やすりの上でゴリゴリ平面出し
製作過程の中で何度も平面出ししますが
めちゃくちゃしんどいので辛い作業です
鉋でチャチャっとやる職人さんもいますが
板がストレス無くきちっと接着したいので
しんどくても頑張ります
そうして横板の高さが決まりました
予定通り115ミリピッタリ
まだ作業は残っていますが
現段階ではこれで横板、ライニングの作業は
ひと段落です
最後にエッジ部分を整えて
この横板から裏表板のデザインを作っていきます
さぁ次は表板やるかぁ