現在はサウジアラビアでプレーしているカンテ [写真]=Getty Images
ウェストハムがアル・イテハド所属のフランス代表MFエンゴロ・カンテに関心を寄せているようだ。18日、イギリス紙『ガーディアン』が伝えている。
現在32歳のカンテは母国の下部リーグのクラブで経験を積むと、2015年夏に加入したレスターで大ブレイク。無尽蔵のスタミナと類稀なボール奪取力を武器に中盤の主軸として活躍し、“奇跡”と謳われたプレミアリーグ制覇に大きく貢献した。翌年夏に加入したチェルシーでもすぐさま主力に定着すると、初年度に再びプレミアリーグ優勝を経験。2022-23シーズン終了までに公式戦通算269試合に出場し、13ゴール16アシストをマークした。
昨年夏からはサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・イテハドでプレーしているカンテだが、わずか1年でのプレミアリーグ復帰の可能性が浮上しているようだ。今回の報道によると、ウェストハムが今夏の移籍市場での獲得に向けてアル・イテハドとの交渉を進行中とのこと。選手本人は現在のクラブでの日々に満足しているものの、プレミアリーグ復帰にも興味を示しており、アル・イテハド側も条件次第で売却に応じる姿勢を見せているようだ。
ウェストハムは今夏の移籍市場での守備的MFの補強を熱望している模様。当初は主将としてジローナを躍進に導いたスペイン代表MFアレイクス・ガルシアに関心を寄せていたが、同選手がレヴァークーゼンに5年契約で加入したため、現在はプレミアリーグでの実績豊富なカンテに照準を合わせているようだ。また、ウェストハムを率いるフレン・ロペテギ監督は以前から同選手の能力を高く評価しており、レアル・マドリード在任中にも獲得を検討していたという。
なお、ウェストハムがカンテを獲得するためには2000万ポンド(約41億円)程度を支払う必要があるとのこと。直近で開催されていたEURO2024でも改めて能力の高さを示したカンテだが、果たして今夏にプレミアリーグ復帰を果たすことになるのだろうか。今後の動向に注目が集まる。
By サッカーキング編集部
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