レビッチはベシクタシュをわずか1年間で退団 [写真]=Getty Images
レッチェは26日、ベシクタシュからクロアチア代表FWアンテ・レビッチが完全移籍加入することを発表した。
レビッチは2023-24シーズン限りで前所属先のベシクタシュを退団していたため、フリートランスファーでの加入となる。契約期間は2025年6月30日までのおよそ1年間の見込み。
レビッチは1993年9月21日生まれの現在30歳。クロアチア南部の都市スプリトで産声をあげると、同都市に本拠を置くRNHスプリトでプロキャリアをスタートさせた。2013年夏にはフィオレンティーナへ完全移籍加入し、5大リーグへ初挑戦。だが、フィオレンティーナでは定位置確保に至らず、ライプツィヒ、ヴェローナとレンタル移籍を繰り返した末、2016年夏にレンタル移籍加入したフランクフルトで遂に輝く。2017-18シーズンのDFBポカール決勝(○3-1)ではバイエルン相手に2得点を挙げる大活躍で、30年ぶりとなる同大会優勝に貢献し、2年間のレンタル移籍を経て完全移籍に移行。フランクフルトでは3シーズンプレーし、公式戦通算100試合出場25ゴールを記録した。
2019年夏からはミランにレンタル移籍し、翌年より完全移籍へ移行。2021-22シーズンは11年ぶりのセリエA優勝も経験した。ミランでは公式戦通算123試合出場29ゴールを記録。加入直後は攻撃陣をけん引していたが、時間の経過とともに出場機会が減少し、昨年夏にベシクタシュへ完全移籍。2023-24シーズンは公式戦通算23試合に出場して1得点を挙げていたものの、そのほとんどが途中出場で、わずか1年でセリエAへ復帰することが決まった。
また、2013年8月にはクロアチア代表デビューを飾った。これまでにFIFAワールドカップは2大会連続で出場しており、ロシア大会では主力として母国の準優勝に貢献。EURO2020にも出場したことがあり、同大会を最後にクロアチア代表から引退。国際Aマッチ通算42試合出場3ゴールを記録した。
最新のセリエA昇格後3年目のシーズンを過ごすレッチェは、シーズンの初陣となったコッパ・イタリアのラウンド16マントヴァ戦こそ2-1で勝利したものの、セリエAでは2連敗と低調な滑り出しに。現在最下位に沈んでいるなかで、経験豊富な元クロアチア代表アタッカーには、浮上のキーマンとなる活躍が期待される。
By サッカーキング編集部
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