フラメンゴに所属するガブリエウ・バルボサ(写真は2023年のもの)[写真]=Getty Images
フラメンゴは4月30日、ドーピング規約の違反容疑で2年間の出場停止処分を受けた元ブラジル代表FWガブリエウ・バルボーザが、処分保留により試合への出場が可能になるとクラブ公式Xで発表した。
“ガビゴル”の愛称で知られるガブリエウ・バルボーザは、2023年4月8日にブラジル・ドーピング規制当局(ABCD)がフラメンゴのトレーニング施設で事前通知なしに行なったドーピング検査において、ABCDスタッフの指示に従わず、規則で定められたトレーニング前の検査を拒否したという。また、昼食を取ることで検査を遅らせ、同意した尿検査でも手順に従わなかった。
それを受け、ABCDは“ガビゴル”をブラジル反ドーピング規約第122条に違反した疑いで起訴。そして、今年の3月に行われたブラジル反ドーピング・スポーツ裁判所(TJD-AD)での裁判で、有罪5票、無罪4票により、同選手に対しドーピング検査当日の2023年4月8日からの2年間となる2025年4月8日までの公式戦出場停止処分が発表された。
しかし、“ガビゴル”はフラメンゴの協力のもと、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に同件を控訴。そしてこのたびCASが全会一致で処分保留を認めたことから、“ガビゴル”の出場停止処分が効力を失うことになり、フラメンゴは同選手を1日にホームのマラカナンスタジアムで開催されるコパ・ド・ブラジル(カップ戦)のアマゾナス戦の登録メンバーに加えた。
“ガビゴル”はクラブ公式のYouTubeチャンネルなどで「戻ることができてうれしい。1日の試合が楽しみだよ。もしもお願いができるなら、多くのサポーターに来てもらって、マラカナンが満員になって欲しいよ」と試合に復帰できる喜びを語った。
By サッカーキング編集部
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