FOLLOW US

35歳タディッチ、セルビア代表引退を発表…「僕はいつだってセルビアの忠実なファン」

2024.07.18

セルビア代表引退を発表したフェネルバフチェ所属のドゥシャン・タディッチ[写真]=Getty images

 18日、フェネルバフチェに所属するMFドゥシャン・タディッチセルビア代表から引退することを発表した。

 現在35歳のタディッチは2006年にプロデビューを果たすとフローニンゲンサウサンプトンなどを経て2018年7月にアヤックスに加入。在籍5シーズンで公式戦通算241試合の出場で105ゴール112アシストを記録したほか、エールディヴィジで3度、KNVBカップで2度の優勝なども経験した後、昨季よりトルコのフェネルバフチェに移籍。公式戦38試合出場16ゴールとベテランとなった現在でも大きな存在感を発揮している。

 セルビア代表には2008年から招集され、111試合に出場し23ゴールを記録。長年チームの中心として活躍してきた。先月ドイツで開催されたEURO2024では10番を着用しながら主将も務めたものの、ゴールを決めることはできず、チームも1勝も挙げられず最下位でグループステージ敗退となっていた。

 今回の発表に際して、EUROでの出場機会を巡りタディッチが不満を訴えたことで、軋轢が生じていると報じられていたセルビア代表のドラガン・ストイコヴィッチ監督はセルビアサッカー協会の公式サイトにてコメントを発表。「セルビアサッカー界のビッグネームであり、我々の代表チームのユニフォームに深い足跡を残した男だ」と、タディッチの代表におけるこれまで功績を称えた。

 タディッチも自身のInstagramにて、「僕はできる限り正確かつ率直であるよう努めている。セルビアチームの一員だった人たちを侮辱するつもりはなかった」と指揮官を貶す意図はなかったと説明しつつ、セルビア代表への愛と感謝について以下のようにコメントした。

「代表チームは私にとって常に愛であった。多くのことを一緒に経験し、そしてたくさんの痛みや苦しみもあった。クラブの成功もセルビアのユニフォームの成功ほどの喜びをもたらすことはない。代表チームの紋章を守り戦えたことは大きな喜びだった。僕は2つのワールドカップ、欧州選手権(EURO)、オリンピックでセルビア代表として出場することができた。代表チームには別れを告げるが、いつかまた代表チームに戻れると信じている。選手としてのキャリアが終わっても、私はサッカー界に残りたい。もし、母国を助けることができるのであれば、それ以上に素晴らしいことはないだろう。家族や友人たち、スタンドやスクリーンの前で、私はこれからもセルビアの忠実なファンであり続ける」

ドゥシャン・タディッチの関連記事

By サッカーキング編集部

サッカー総合情報サイト

世界のサッカー情報を配信する国内最高峰のサッカー総合メディア。日本代表をはじめ、Jリーグ、プレミアリーグ、海外日本人選手、高校サッカーなどの国内外の最新ニュース、コラム、選手インタビュー、試合結果速報、ゲーム、ショッピングといったサッカーにまつわるあらゆる情報を提供しています。「X」「Instagram」「YouTube」「TikTok」など、各種SNSサービスも充実したコンテンツを発信中。

SHARE

RANKINGドゥシャン・タディッチのニュースアクセスランキング

SOCCERKING VIDEO

  翻译: