LAギャラクシーのロイス(左)とLAFCのジルー(右) [写真]=Getty Images
MLS(メジャーリーグ・サッカー)ウェスタン・カンファレンス第31節が14日に行われ、ロサンゼルス・ギャラクシーとロサンゼルスFCが対戦した。
ロサンゼルスの交通量の多さをもじった“エル・トラフィコ”の愛称でも知られるロサンゼルス・ダービー。今季2度目の対戦は、勝ち点「48」の2位LAFCが勝ち点「52」で立つ首位LAギャラクシーに挑む天王山となった。LAギャラクシーのDF吉田麻也とDF山根視来はマルコ・ロイスらとともに先発フル出場を果たし、LAFCではウーゴ・ロリスやオリヴィエ・ジルーらがスターティングイレブンに名を連ねた。
試合の均衡が破れたのは開始4分、LAFCが先制に成功する。左サイドを突破したデニス・ブアンガがグラウンダーで折り返すと、ゴール前の吉田はクリアしきれず。こぼれ球に反応したマテウシュ・ボグシュが押し込んだ。
さらに15分、LAFCがリードを広げる。再びブアンガが左サイドを切り裂いてペナルティエリア左に侵入。折り返しと見せかけて自らシュートを放ち、相手GKの股の間を通して流し込んだ。
2点ビハインドで折り返したLAギャラクシーは後半から反撃開始。53分、ロイスのパスをペナルティエリア内で収めたデヤン・ヨヴェリッチが相手を背負いながらも前を向き、右足を振り抜いてゴール左上に突き刺す。さらに55分、エドウィン・セリージョが豪快なミドルシュートをゴール左上隅に叩き込み、LAギャラクシーが一気に試合を振り出しに戻した。
次の1点が生まれたのは67分、LAギャラクシーが逆転に成功する。ペナルティエリア右の深い位置からロイスが折り返し、ボックス中央のリキ・プッチが左足で合わせてゴール前へボールを送る。これに反応したゴール前のヨヴェリッチがコースを変えて流し込んだ。
一転して追いかける展開となったLAFCは、79分に退場者を出してしまう。ルイス・オブライエンが山根への危険なタックルで一発レッドカードとなり、残り時間を数的不利で戦うことになった。
そして86分、LAギャラクシーがダメ押しの4点目を奪う。ロイスのパスをペナルティエリア手前で受けたリキ・プッチが右足一閃。狙い澄ましたコントロールショットをゴール右下へ突き刺した。
試合はこのまま終了し、2点差をひっくり返したLAギャラクシーが2試合ぶり白星でLAFCとの勝ち点差を「7」に広げた。なお、LAギャラクシーは西地区と東地区の上位チームによって争われるMLSカップ・プレーオフへの出場権を西地区一番乗りで手に入れた。
次節は18日に行われ、LAギャラクシーはポートランド・ティンバーズと、LAFCはオースティンと対戦する。
【スコア】
ロサンゼルス・ギャラクシー 4-2 ロサンゼルスFC
【得点者】
0-1 4分 マテウシュ・ボグシュ(LAFC)
0-2 15分 デニス・ブアンガ(LAFC)
1-2 53分 デヤン・ヨヴェリッチ(LAギャラクシー)
2-2 55分 エドウィン・セリージョ(LAギャラクシー)
3-2 67分 デヤン・ヨヴェリッチ(LAギャラクシー)
4-2 86分 リキ・プッチ(LAギャラクシー)
By サッカーキング編集部
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