遊歩道でタオル振り回す男性「スズメバチに気をつけて」…その直後、男女30人が襲われる

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 北九州市に寄せられるスズメバチに関する相談件数が増加している。市保健衛生課によると、8月中の相談は285件で、前年同期の約1・6倍となっているほか、9月には市内でウォーキング中の9人が刺される被害も発生。今年は天候の関係で例年よりもスズメバチの巣が多い傾向にあるといい、市や専門家は注意を呼びかけている。(岡本昌子)

 「激痛に驚く間もなく、あちこちから悲鳴が聞こえた」

 スズメバチに襲われた50歳代の女性はこう振り返る。

北九州市若松区の遊歩道近くの林道で見つかったスズメバチの巣(北九州市提供)
北九州市若松区の遊歩道近くの林道で見つかったスズメバチの巣(北九州市提供)

 9月4日午前7時前、同市若松区小石の遊歩道で、この女性を含む通行中の男女約30人が突然襲われた。9人が頭や脚などを刺され、うち8人は市内の病院に救急搬送されたが、いずれも軽症だったという。

 男女は知人同士で、同市小倉北区のJR小倉駅から現場までナイトウォークを楽しんでいた。参加者によると、向かいから来たタオルを振り回す男性に「ハチに気をつけて」と言われた直後、スズメバチに襲われたという。黒い服や帽子を身につけていた人を中心に被害を受け、8か所刺された人もいた。

 女性は右の太ももや頭などを刺されており、「軽症だったが、しばらくは腫れて痛みがとれなかった」と話した。若松区役所によると、遊歩道近くの林道でスズメバチの巣が見つかり、同市農林課が業者に委託して駆除したという。

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