今回は、2021年4月30日金 チコちゃんに叱られる!「チコちゃんにトットちゃんがやってきたスペシャル!」の番組内容を紹介。
なんであなた(生き物)は眠るの?
確かに夜になると眠くなりますよね。
脳を休めるため?
なんであなた(生き物)は眠るの?
本日の1つめ目の話題。
今回は、72分拡大版の「チコちゃんにトットちゃんがやってきたスペシャル」
最初のゲスト紹介。
今回のゲストは、黒柳徹子さんと、ディーン・フジオカさん。
さて、最初の問題。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番、寝顔をず~っと見ていたいステキな大人ってだーれ?」
岡村さんのおすすめで、まずは、黒柳さんが回答者に。
黒柳さんは、睡眠パターンが独特。
夜22時から2時まで4時間寝ます。
それから、お湯を飲んだり、お菓子を食べたり、本を読んだりと勉強。
再度、朝5時から昼頃まで寝るという生活パターン。
チコちゃんの疑問は、「なんであなた(生き物)は眠るの?」
黒柳さんは、夜になると眠くなって、寝る前にお菓子を食べるというよくわからない解答。
チコちゃん「謹んで言わせていただきます。ボーっと生きてんじゃねーよ!」
ディーンさんにも聞いてみると、「死ぬリハーサル?」という回答。
また、「夢を見て脳がリラックスする」とも。
正解に至らず。
チコちゃんの答えは、「飢え死にしないため」
飢え死にしないため
解説してくれたのは、秋田大学の三島和夫教授。
生き物が眠るのはエネルギーを使い切って餓死しないため。
私たち人間はご飯を食べて、それをエネルギーにかえます。
その中から生きていくために必要なエネルギーを消費。
人間は特別何もしていなくても内臓を動かしたり呼吸をしたりしてエネルギーを使います。
これを基礎代謝と言います。
残ったエネルギーを使って私たちはその他の活動をしています。
そして、食事でとったエネルギーを使い切らずに余らせると、これを脂肪として体に蓄えて太ります。
逆に使い切ると蓄えていた脂肪をエネルギーに変換して使って行くので痩せていきます。
現代では食料が全く手に入らないという状況はまず起こりません。
そのため、一時的に太ったり痩せたりする程度。
しかし、いつ食事にありつけるか分からない厳しい自然界。
エネルギーの消費は生きるか死ぬかの問題。
次にいつご飯にありつけるか分からない状態で、全てのエネルギーを使い切ってしまうと生き物は飢え死に。
そこで生き物が考え出した知恵が睡眠をとるという行動。
ネズミとゾウの睡眠時間を比較
ネズミは、一日に約14時間眠ります。
しかし、ゾウは1日わずか2時間ほど。
トウキョウトガリネズミは1日12食。
12回食べては寝てを繰り返し、計約14時間も眠ります。
体の小さい動物はよく動き回るので食べたエサのエネルギーをすぐに使い果たしてしまいます。
その為にエサをとる時間以外はとにかくじっとして省エネに。
これが睡眠の始まりだと考えられています。
一方でゾウは動きがゆっくりしてます。
蓄えたエネルギーは体重当たりで換算するとそこまで消費しません。
そのため、2時間ほどの睡眠で十分ということに。
体が大きい生き物は食事量もかなりの量になります。
しかし、食事でとったエネルギーを使う度合いは小さい。
ちなみに動物園などの飼育下にあると睡眠時間が伸びるそう。
動物園にいるゾウは2時間以上寝ているそうです。
他にも野生のゾウは天敵を警戒しつつ立って眠るのに対して、動物園のゾウは安全が確保された場所なのでゴロンと寝転がってスヤスヤ眠ります。
今の所地球上に生きている生き物で「眠らない動物はいない」と考えられているそう。
それは顕微鏡レベルの微生物でも例外ではありません。
2020年には九州大学でクラゲやサンゴの仲間であるヒドラ
昼間は活発に動きますが、夜間には動きません。
そして、光刺激を与えるとまた活動を再開する事が発見。
ヒドラも寝るという事が判明。
他にもクラゲが寝ている事も報告されたり。
このように、エネルギーを使わない=飢え死にしないために、眠りを身につけました。
実際に動物園の象を見てみると。
寝転んで寝てました。
その他、様々な動物の睡眠状態は?
ゴマフアザラシ
水面に顔をあげて、立った状態で寝ていました。
コアラ
木の上でスヤスヤ。
コツメカワウソ
おなかをだしてねてました。
ラッコ
2頭のラッコが手をつないて寝てました。
自然界では、水草などにつかまって寝ることも多いそう。
パンダ
上野動物園のシャンシャン
切られた木の上で寝てました。
干しシャンというそうです。
日本動物科学研究所所長の今泉忠明先生にゾウの睡眠について質問
先生によると、動物園のゾウは「暇だから寝ている」とのこと。
結論
というわけで、
「なんであなた(生き物)は眠るの?」は、
「飢え死にしないため」
でした。
解説してくれたのは
秋田大学の三島和夫教授
経歴
1994 秋田大学大学院医学系研究科(医学博士)
1997-2005 秋田大学医学部精神科学講座
2002 バージニア大学全米科学財団時間生物学研究センター研究員(文部科学省長期在外派遣研究員)
2002-2003 スタンフォード大学医学部睡眠研究センター客員准教授(長寿科学振興財団派遣研究員)
2006-2018 国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所精神生理研究部(現:睡眠・覚醒障害研究部)部長
2018-現在 秋田大学大学院医学系研究科精神科学講座 教授
受賞歴
1989年 第26回エルヴィン・フォン・ベルツ賞
2002年 日本睡眠学会研究奨励賞
2017年 第54回エルヴィン・フォン・ベルツ賞
(HPより)
秋田大学(あきただいがく、英語: Akita University)は、秋田県秋田市手形学園町1-1に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は秋大(しゅうだい)[1]。
略歴
1949年に秋田師範学校(1878年設立)、秋田青年師範学校(1944年設立)、秋田鉱山専門学校(1910年設立)を包括して設置された。秋田大学では1949年の新制大学設置年を創立年としているため、本稿でもその見解に従った。
年表
1949年5月31日 秋田大学設立。(学芸学部、鉱山学部)
1965年4月1日 大学院鉱山学研究科(修士課程)を設置。
1967年6月1日 学芸学部を教育学部に改称。
1970年4月1日 医学部を設置。
1971年4月1日 医学部附属病院を設置。
1976年4月1日 大学院医学研究科を設置。
1989年4月1日 大学院教育学研究科(修士課程)を設置。
1989年10月1日 医療技術短期大学部を開設。
1994年4月1日 大学院鉱山学研究科(博士課程)を設置。
1998年4月1日 教育学部を教育文化学部、鉱山学部を工学資源学部に改組。
2002年4月1日 大学院鉱山学研究科を工学資源学研究科に改組。
2002年10月1日 医療技術短期大学部を医学部保健学科に改組。
2004年4月1日 国立大学法人法により、国立大学法人へ移行。
2014年4月1日 工学資源学部の資源系学科と教育文化学部の国際系課程を分離、融合して国際資源学部を設置。また、工学資源学部を改組、改称して理工学部を設置した。
(Wikipediaより)
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