今回は、2019年9月6日金曜日放送、「チコちゃんに叱られる!」のお話。
なんでコアラは木に抱きつくの?
確かに、コアラといえば、木に抱き着いているイメージですね。
なぜなんだろう?
なんでコアラは木に抱きつくの?
本日の3問目。
チコちゃん「ねぇねぇ岡村、この中で一番動物に詳しいステキな大人ってだ~れ?」
岡村さんが立候補で回答者に。
コアラの話題。
チコちゃん「なんでコアラは木に抱きつくの?」
岡村さん「コアラが主食にしているユーカリの葉に催眠成分が入っていて、ボーっとしている。」
正解に至らず、叱られちゃいました。
星野さんにも聞いてみます。
星野さん「屋久島に行った時のことなんですけどね。7月に行って暑いときに、木を触るとひんやりしてすずしかったですよね。」
星野さん「コアラって暑いトコにいるから、、」
そして、口元に正解マークとピヨピヨ音。
チコちゃん「えぇ!?つまんねーヤツだな。」
チコちゃん「ペン持って。」
チコちゃん「これからいう漢字を書いてください。ひじ」
吹石さん以外は、不正解。
星野さんの書いたものはこちら。
多摩動物公園でコアラを見に来た人たちに尋ねてみても正解なし。
そしてチコちゃんの答えは、「暑さ対策」
暑さ対策
コアラの主な生息地は夏の日中に気温49.1℃にもなるというオーストラリアの南東部。
コアラは水をほとんど飲みません。
水分の摂取は主食のユーカリの葉からのみ。
さらに汗をかいて体温を下げることができません。
全身から汗をかいて体温を下げられる動物は人間と馬ぐらい。
ほとんどの動物が汗をかいて体温を下げるという事が出来ない。
犬はハアハアと荒い呼吸によって体温を下げています。
猫は全身を舐めるなどで体温を下げています。
コアラが水も飲まず、汗もかかないでどうやって体温調整をしているのか?
これは、研究者たちの長年の謎。
発見されたのは、2014年とごく最近。
Tree-hugging koalas demonstrate a novel thermoregulatory mechanism for arboreal mammals.
37.3℃という気温の中でコアラが抱きついている木の幹は約30℃。
さらに気温が上がるとコアラは温度の低い木を選んで抱きついているという事がわかりました。
普段は主食にしているユーカリの木(表面温度約35℃)にいる事が多いコアラ。
気温が高くなるとユーカリではなくアカシアの木(表面温度約29℃)へ移動。
おかしなコアラの生態
その1「コアラの赤ちゃんはお母さんのウンチを食べる」
お母さんの袋から顔を出して赤ちゃんコアラがお母さんのお尻からでるうんちをたべています。
コアラのウンチにはユーカリの葉の繊維を分解する微生物が含まれています。
赤ちゃんはお母さんのウンチから微生物を体内に取り込んでユーカリを消化できる体になります。
その2「コアラは1日に22時間寝る」
コアラは寝ている間にたくさん食べたユーカリの葉を消化。
ユーカリの葉に毒が含まれていてその解毒・消化に大量のエネルギーが必要。
その為に2時間しか起きていられないコアラの生活サイクル。
結論
というわけで、
「なんでコアラは木に抱きつくの?」は、
「暑さ対策」
でした。
塚原アナから補足
コアラが木の上で生活する理由。
他の動物が食べないユーカリの葉を主食にした事で、手も足も木に登りやすいように進化した。
地面での生活が苦手になり冷たい気を選んで体を冷やしている。
解説してくれたのは
北海道大学の早川卓志先生。
学歴
2006年3月 東海高等学校 卒業
2006年4月 京都大学 理学部 理学科 入学
2010年3月 同(生物科学系)卒業
2010年4月 京都大学大学院 理学研究科 生物科学専攻 霊長類学・野生動物系 修士課程 入学
2012年3月 同 修了
2012年4月 同 博士後期課程 進学
2015年3月 同 修了、博士(理学)
職歴
2012年4月~2015年3月 日本学術振興会 特別研究員(DC1)
2015年4月~2019年3月 京都大学霊長類研究所 ワイルドライフサイエンス(名古屋鉄道)寄附研究部門 特定助教
2015年4月~2019年3月 公益財団法人日本モンキーセンター 学術部 キュレーター
2019年4月~現在 北海道大学 大学院地球環境科学研究院 環境生物科学部門 生態遺伝学分野 助教
2019年4月~現在 公益財団法人日本モンキーセンター アドバイザー
(大学HPより)
北海道大学(ほっかいどうだいがく、英語: Hokkaido University)は、北海道札幌市北区北8条西5丁目に本部を置く日本の国立大学である。1918年に設置された。大学の略称は北大(ほくだい)。ただし、国立大学法人北海道大学文書処理規程における文書記号は「海大」
大学全体
北海道大学は、日本初の学士授与機関[2]として1876年(明治9年)に設立された札幌農学校を前身とする総合大学である。
建学理念、学風および特色
フロンティア精神、実学の重視、全人教育、国際性の涵養などが建学理念であり、現在も基本理念として掲げられている。
札幌農学校初代教頭(事実上の校長)[3]であるウィリアム・スミス・クラーク(米国マサチューセッツ農科大学前学長)が、米国帰国にあたり札幌近くの島松(恵庭市)で馬上から叫んだという「Boys be ambitious.」(少年よ、大志を抱け)は、現在でも北海道大学のモットーとして受け継がれている[4]。クラークは、札幌農学校の開校式において、「lofty ambition」(高邁なる大志)との言葉を発しており、開校および帰国に際していずれも大志との語を使っていることから、その信念が一貫していたことが分かる[注釈 2]。
(Wikipediaより)
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