9月14日(金)
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東建コーポレーション(1766)が急伸しています。
同社が、12日の取引終了後に発表した2024年5〜7月期の連結決算は、純利益が前年同期比87%増の35億円で着地しました。
2025年4月期(今期)の業績予想は据え置いていますが、第1四半期の時点で純利益の見通し(97億円)に対する進捗率は36%となっており、順調な業績推移を好感した買いが集まったようです。
売上高は前年同期比8%増の890億円となり、そのうち建設事業の売上高は18%増の355億円になっています。
昨年は賃貸用の建物の建設受注が好調で、価格改定後の完成物件が増えたため、利益率が改善しています。
三木証券の北沢淳商品部投資情報課次長は「5〜7月期の単体受注高は9%増と堅調で、良好なスタートとなった印象」と語っています。
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川崎重工業(7012)が急伸しています。
ゴールドマン・サックス証券が同社の投資判断を「買い」でカバレッジを開始、目標株価は7,000円としています。
同証券は、利益成長の源泉である航空・防衛分野の貢献度合いは同業大手2社に見劣りしないものの、株価評価の出遅れは顕著であると指摘し、2社に対して年初来72%のアンダーパフォームであるとしています。
相対的な利益見通しの確からしさや割安に映る株価評価から、好まれやすい立ち位置であると判断している様子です。
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同社が、12日発表した、2025年1月期第2四半期累計の連結経常利益は前年同期比14.6%増の3.7億円に伸びています。
葬祭事業が大幅増だったほか、官民協働事業が高い伸びを示し業績を大きく押し上げています。
また、同時に従来未定としていた期末一括配当は20円(前期は4円)実施する方針を示しています。
併せて中期経営計画における株主還元方針を発表し、概ね配当性向20%の安定配当方針から転換して配当性向100%、または1株当たり20円の何れか低い方とすることを決定しています。
株価は、今期の大幅増配を好感視する買いが向かい75日線を超過するなど、新展開入りも期待できそうです。
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ジェイック(7073)がストップ高まで買われています。
同社は、13日、第2四半期累計連結決算を発表しました。
売上高が前年同期比13.6%増の20億7,000万円、営業利益は同3.0倍の6,600万円、純利益は同19.9倍の2,400万円と大幅増益となりました。
成長事業である新卒支援事業で登録学生数に加え雇用創出数でも過去最高を記録するなど主要KPI(重要業績評価指標)が順調に推移しました。
また、フリーター支援事業では登録数から雇用創出数まで全てのKPIが前年同期を上回ったほか、企業向け教育研修事業では研修受注金額が過去最高を大幅に更新し業績に貢献しています。
現状の同社株では2,200円近辺に主要移動平均線が密集していますが、本日そのレベルを一気にブレイクし、値幅制限一杯まで買い進まれており、上値余地は残されていそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は反落!
ローソク足は、高値と安値がともに前日のレンジ内に収まる陰線となり、膠着感の強い動きとなりました。
5日線(36,281.94円)上は維持しているも、当面の上値抵抗線となり得る25日線(37,325.67円)に到達するまでは700円以上の上昇が必要で、この動きからも膠着状態になっていることが伺え、SQを過ぎて新たな材料待ちというイメージです。
ちなみに、9月SQ値は36,906.92円となり、「幻のSQ」になっています。
9月SQ値は日経平均が上昇トレンドに回帰する場合意識されるポイントとして押さえておきたいところです。
ナイトセッションの日経平均先物は、36,170円 -120円でもどってきています。
5日線を割り込む動きではありますが、9月の配当落ち約220円を考慮すれば、膠着状態の範囲内の動きと思います。
むしろ、9月は連休が重なることから、権利付き最終日まで7営業日しかありません。
権利取りの買いが活発化し、上昇トレンドに回帰することを期待したいところです。
【本日のトピック】
さて、今週は日本時間の19日にFOMC、20日に日銀政策決定会合があります。
市場では、8月のCPIが予想に反して加速したため、いったんは、19日のFOMCは25bpの利下げになることがコンセンサスになっていました。
ところが、FRBがリークしていると言われるWSJのニック記者が「FRBは25bpか50bpで迷っている」という記事を発信したため50bpの利下げ確率も上昇してきています。
FEDWatchを見ると、9月の25bpの利下げと50bpの利下げの確率が五分五分になってきています。
ドル円は年初来の円高値を更新してきていますが、140円を割れてくると、23年7月の138円半ばがターゲットになってきます。
140円割れが現実になれば、日経平均も下振れる局面もあるかもしれません。
一方で、円高ドル安の流れはFOMCを過ぎれば沈静化すると見る向きもあります。
既に米国2年金利はこの先の複数回の利下げを織り込んで低下しており、FOMC後には、一旦金利が反発上昇すると見る向きもあります。
また、上記、IMM円買いポジションが、短期間にかなり膨れ上がっていることが見て取れます。
多少円高が進行しても不思議はありませんが、どんどん円高が進む環境ではないと思われます。
週末の日銀政策決定会合においても、ブルームバーグがリーク記事を載せているように、今月会合の利上げは見送られる公算が高いと思われます。
12日に田村審議委員がターミナルレートは1%程度は必要と発言し、植田総裁も今回の会合では、これまで通りの「物価・経済見通しなら利上げ継続」と発言することが関の山ですので、マーケットはある程度、緩やかな金利上昇を織り込んできていると思われます。
イベントが通過すれば、一旦は円安の流れになることも十分あり得ると考えます。
円高進行で、週初にマーケットが下押すのであれば、積極的に買いにいく方針でいいと思います。