この記事の続きになります。
礼文島2日目の記事。
この日は礼文岳登山や引き続きトレッキングをしたり。
礼文島、本当に楽しかった。
礼文岳に登った
今日も礼文島を最大限に楽しむため、早朝に起床。
窓の外を見たら今日もとてもいい天気で幸せ。
チェックアウトしてバス停へ。
前日に「明日6時半のバスに乗りたくて...」と言ったらお弁当を用意してくれた。
本当に素晴らしい宿だ。
バナナもくれたのでとりあえず行動前にエネルギーチャージ。
貸切状態のバスに揺られて目的地へ。
礼文岳登山
「礼文岳」の登山口に到着。
さあ登るぞ~。
最初は気が生い茂っている中を進んでいく。
本州とは違った感じの白っぽい木が多く、まだ空は見えていないがそれでもいい景色。
空気がとても美味しい。
所々に看板も設置されているので登山道もわかりやすい。
咲いている花も木漏れ日の光があたってとても綺麗。
登山開始から1時間弱ほどだろうか。
ついに視界がひらける。
いや、もうこの時点で素晴らしすぎる景色だ。
ちょっと休憩。
行動食にはいつもガルボのイチゴ味を持ってきている。
これが美味しいんだよな。
一度視界がひらくとここからは頂上までずっと稜線歩き。
ものすごく気持ちいい。
ところどころに現れる高山植物が色鮮やかで本当に綺麗だ。
登山開始から2時間弱で礼文岳の山頂に到着!
宿の方には「礼文岳はいつもガスってるから天気良かったら相当運いいよ~」と言われていたので、最高のタイミングに来れてとても嬉しかった。
山頂の碑の下にはお地蔵さんがいた。
360度視界がひらけており、本当にいい景色。
遠くの方にうっすら見えている島はもしかして樺太だろうか。
今度は利尻岳登山にも挑戦してみたい。
さてここでお待ちかねの朝食タイム。
宿で作ってもらったお弁当は、おにぎりだけでなく唐揚げと焼き鮭も入っていて本当に嬉しい。
山頂で食べる朝食最高~。
下山は1時間半ほどで、往復にかかる時間は休憩込みで3時間半ほど。
初心者でも手軽に登れる山なので、礼文島に来た際には是非登ってみてほしい。
武ちゃん寿司
バスを利用してフェリーターミナルまで戻る。
昼食は香深港フェリーターミナルの中にあるお食事処「武ちゃん寿司」さんへ。
店前にあるメニューに書いてあるものがどれもとても美味しそうで非常に悩む。
店内はこんな感じでとても広い。
とりあえずビール。
今回はサッポロ黒ラベルで。
悩んだ末に注文したのは、限定5食という言葉に惹かれた「ホッケのかば焼き丼」。
どデカいホッケの身が白米の上に3本。
白米の上にかかっていたのは海苔じゃなくてめかぶかな?コリコリした食感が良いアクセント。
そしてこちらがホッケの身。
肉厚でプリップリであり、かば焼きの甘辛いタレがまた最高。
もう一品食べられそうだったので、「バフンウニの軍艦」を追加注文。
ここでもシーズン最後のバフンウニをまた食べれてしまった。
まるで宝石のような濃いオレンジ色が綺麗すぎる。
米とバフンウニが1:1くらいの軍艦を一口で頂く。
もはや言葉は必要ない美味さだった。
礼文島トレッキングを楽しむ2
ここからは再び礼文島をトレッキング。
嚴島神社
まずはフェリーターミナルから歩いて10分ほどの場所にあった「嚴島神社」を紹介。
石段を登ったところには手水舎があり、ここからの景色がとても良い。
社殿はコンパクト。
大豪雨による土砂崩れで一度埋没し、その後再建されたらしい。
忠霊塔が立派でまたかっこいい。
青空と緑の山とのコンストラストも綺麗だった。
次の目的地は、表示板にあった「桃岩」。
トレッキングルートは「礼文島生物群集保護林」に指定されており、そのままの自然が守られている。
ずっと登りなので意外と疲れる。
それにしてもどこを見渡しても素晴らしい景色だ。
桃岩
嚴島神社から歩いて30分ほどで「桃岩展望台」に到着。
目の前に見えている巨大な岩が桃岩だ。
桃の形だから桃岩というらしいが、そんなに桃の形には見えない。
もしかしたら他の角度からだと見えるのかも。
巨大に石碑も建っている。
石碑には高松宮妃殿下の歌が彫られていた。
その後も絶景を眺めながらひたすら歩いていく。
キンバイの谷
桃岩展望台から30分ほど歩くと「キンバイの谷」に到着する。
6~7月には礼文島でしか見られない「レブンキンバイ」の黄色の花が咲き乱れるらしい。
今回はシーズンが終わっていたので見ることはできなかったが、この木道を渡っていくと・・・。
このような素晴らしい景色を見ることができる。
これだけでも十分すぎる。
お、紫色のきれいが花があるな。
なんという花だろうかと調べてみたら、「リシリブシ」というあの猛毒の「トリカブト」の仲間らしかった。
この花にも全体に毒があるらしく、綺麗な花には棘があるんだなあと思った。
元地灯台
キンバイの谷からさらに15分ほど歩くと「元地灯台」に到着。
灯台にしてはずんぐりとしていてかわいいフォルム。
これは日本最北の灯台かな?と思ったが、実は違った。
ここからはバス停に向かって降りていく。
相変わらず景色が抜群で利尻富士も綺麗に見えている。
礼文島にいる間に何回見たかわからないが、何度見ても飽きない景色だ。
知床稲荷神社
バス停に向かって歩くこと45分ほど。
バスの時間まで少しあったので、バス停のすぐ近くにあった「知床稲荷神社」に行ってみた。
真っ赤な鳥居と社殿が青空に映える。
社殿の外観はプレハブ小屋のようだったが、中は意外としっかりした神社。
社殿側から鳥居の方を向いての景色もとても素晴らしかった。
知床稲荷神社の近くにあるバス停でバスを待つ。
10分ほどするとバスが現れた。
また貸切状態のバスに乗りフェリーターミナルへ。
2日間の礼文島トレッキング、最高に楽しかった。
礼文町郷土資料館
最後はフェリー出港までの待ち時間に「礼文町郷土資料館」に行ってみた。
香深港フェリーターミナルから100mほどの場所にあり、時間つぶしにもってこい。
館内の展示エリアには、礼文島の四季などの写真が貼ってあってそれを見るだけでも楽しい。
礼文島周辺の動物の剥製もリアルだ。
これはトドで、ワシやアザラシの剥製もある。
こちらは礼文島で発掘された、日本最北の縄文人の人骨からゲノム解析して復元された頭部の模型。
意外と現代人っぽい。
アシカやオットセイ、トドの骨格なども展示されていた。
これは伝統的な礼文島の食卓らしい。
ホッケやタラ、ウニなどが贅沢に使用されており羨ましい。
昔のフェリーのチケットや観光パンフレットもあった。
昔は小樽からも利尻・礼文へのフェリーが出ていたのか~。
最後のコーナーでは、礼文島で見られる花の写真が解説とともに展示されていた。
その中には、もしかしてトレッキング中に見た花じゃないかな?と思われるものもあった。
これが今回見ることのできなかったレブンアツモリソウの写真。
すごく可愛いので、今度は生で見てみたい。
ちょうどいい時間になったので、フェリーターミナルに戻り受付をして乗船。
さよなら礼文島。
最高の2日間だった。
稚内へと帰るフェリーから見た礼文島と利尻富士、そこに夕日が合わさって最後まで素晴らしい風景の連続だった。
結局この日も23kmほど歩いており、礼文島2日間合計でなんと50kmも歩いていた。
マップに今回の歩行ルートを表すとこのような感じとなる。
本当に礼文島を隅々まで最大限に楽しめたのではないだろうか。
以上、礼文島2日間の旅でした。
何度も言っているが、本当に最高の景色・グルメが楽しめる場所だったので、絶対にまた訪れたい。
前編はこちら。
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