不思議体験の記事一覧

         
2024年05月28日



109名無しさん@おーぷん : 2016/01/15(金)14:12:55 ID: ID:X3u
先輩は一瞬本当に絶句していた。
口も半開きで言葉に詰まっている様子だった。ただそこで先輩はヒョコッと俺を見て「今の話は本当かい?」と訪ねてきた。
俺は本当も何も言えないままでいると、先輩は俺の方を見て「ごめん、背負わせて」と頭を下げてきた。




         
2024年05月28日



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85名無しさん@おーぷん : 2016/01/15(金)11:49:15 ID: ID:X3u

落ち着きも取り戻した頃、祖父は口を開いた。

祖父「大体、お前らが俺に何をしてくれたか覚えているようだ。

だから家に社員が来た時も覚えている。
俺は、その社員が家に来た様子で何をしたかも覚えている」

自然と背筋が伸びた。
かつて見た覇気溢れ威厳を持っていた祖父だった。

そんな祖父が最後の最後に。



         
2024年05月28日



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52名無しさん@おーぷん : 2016/01/15(金)09:06:32 ID: ID:X3u

何度も理解できるまで医者に尋ねたが、
要約すると「具合は悪いままだが、意識の方がハッキリとなった、ボケが治った?(医者も疑問)」と言うことだった。この何年間も大ボケだった祖父の、あの大ボケが治った?
にわかには信じがたい話だった。ただ何度も同じことを俺は尋ねていたと思う。

         
2024年05月28日



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1名無しさん@おーぷん : 2016/01/14(木)08:29:13 ID: ID:RUP

不思議体験と言うか、なんとなくこの話を大勢の人に話したいなぁと思ってスレ立てた

俺の祖父はというと、多くの特許を取得したと言う町工場の社長だった。
俺が覚えている一番古い記憶(何歳か不明)では、
すでに隠居を始め工場に顔を出すことも少なくなっていた。
享年98の大往生から逆算すると、当時祖父は70ぐらいだろう。
70にしてはガタイはよく覇気はあり声もデカイ。
見た目40とかそこらのオジサンと言っても十分に通用したと思う。

だからこそ、俺が高校生の頃に大ボケ始めた頃はショックだった。


         
2018年06月04日
753 :長編にちゃんまとめ 2015/03/31(火) 14:03:12 ID:wZK

私にはすごく仲のいいA子がいたんだけど、ある日唐突にタヒんでしまった。
交通事故に遭って、その時はぴんぴんしてたんだけど、夜中に急に容体が変わって誰にも看取られずひっそりと逝ってしまった。
事故に遭ったという報せを聞いて慌てて連絡した時には、「お見舞いの品は○○のプリンで!」とか軽口を叩くくらい元気だったのに。

A子は私の2つ上で、放置子だった私を何かと構ってくれて、面倒見てくれて、実の姉のように思っていた。
これからも二人で行きたい場所やらやりたいことやらたくさんあった。
訃報を聞いた時から、頭の中がずーっとぼんやりして、自分が泣いてるのか何をしているのかどこにいるのかわからなくなった。
時計がいつも通り時間を刻んでることや新聞がいつも通りに届くことが無性に許せなかった。
でも時間が経つにつれ、徐々に普段通りの生活を送れるようになった。
それでも、日常の些細な場面で「A子はいないのに私は何をしているんだろう」と考え込んだりした。

ある日、目を覚ますとA子がベッド脇の椅子に座っていた。
これは夢かと思っていると、A子は私に気づいて「やっと起きた」と泣いていた。
よく見れば、そこは自分の部屋ではなく病室で、私は病院のベッドで寝ていた。

結果から言うと、事故に遭ったのは私だった。
プリンを欲しがったのも私で、夜中に容体が変わったのも私。
ただ私はタヒんだわけではなく、昏睡状態になっていて、3日ほどで目を覚ました。
A子がタヒんだのは私の夢の中の話で、現実のA子はずっと私を心配してくれていた。

A子からすれば私は無事だったし、私からすればA子が生きていて良かった話なんだけど、
A子がタヒんだときの感情があまりにもリアルすぎて、たまにどっちが現実かわからなくなる。
あんなに苦しくて辛かったのが夢なら、A子が生きているこっちだって夢で、唐突に夢から覚めてまた違う現実があるんじゃないかと怖くなる。
カウンセリングにも通ってるけど、目が覚めた時の足元から現実が崩れ行く感触が忘れられない。
目が覚めた時もスレタイだけど、現在進行形でもスレタイ。

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