420(土) 1400~ サンプロアルウィン

                  

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J3リーグ 第10節 松本x讃岐(21

 

・讃岐の最近の5試合

 

鳥取 △11A) ※良い内容

 

奈良 ▲11H) ※最後の謎PKで追いつく

 

相模原 ●12A) ※惜敗

 

YS横浜 ●02H) ※負けるべくして負けた

 

北九州 △11A) ※この試合から残留争いモード

 

ここまでの成績 第19位 勝ち点 6 得失点 ‐4

 

・対戦相手(松本)の最近の5試合

 

岩手 〇10H

 

F大阪 △00A

 

岐阜 ●12H

 

金沢 ●16A

 

奈良 △2-2A

 

ここまでの成績 第13位 勝ち点 10 得失点 ‐5

 

雑感

 

 今日は惜しくも敗れてしまった。相手の出来がすこぶる悪かったので、勝ち点を持ち帰りたかったというのが本音であるが、不運であった。確かになかなか勝てないので悪い状況ではある。ただ悪くない試合を重ねての未勝利という事であり、これについては不思議で仕方がない。いつまでも不思議な未勝利が続く訳がないので、いつか不思議な連勝が待っているはずである。その時を楽しみにして、これからも讃岐の試合を追いかけていく。

 スタメンについては3枚の変更となった。まず江口に代えて川西が起用された。前節から江口中心のサッカーに戻したと思うのだが、いきなりのベンチ外となった。おそらく怪我なのであろうが、タイミングとしては最悪である。川西についてはチームの結果とは相反して、個人として充実のシーズンを過ごしている。ただ川西の起用イコール遅攻になってしまう。選手達の個性と遅攻がまだ十分にマッチしていない現状では、遅攻が有効とは言えない。今日も期待できないだろう。次に竹村に代えて吉田陣が起用された。竹村は前節の抜擢がサプライズであった。まだベンチには入っているので怪我ではないのだろう。前節のプレーは無難であったので、これから出場した時に悪目立ちしない事が重要である。吉田陣という選手は初見である。今季新潟から来た選手という事で、どのような選手であるのか楽しみである。最後に森に代えて吉田源が起用された。森は謎に優遇されていたので、ようやくのスタメン落ちである。途中出場からの競争で頑張ってほしい。吉田源は讃岐に欠かせぬエースである。どんどん仕掛けて違いを作ってほしい。朗報としてベンチに奥田が戻っている。讃岐では最も良い守備者である。軽傷であったようでほっと一安心と言える。

 試合内容としては、前半については意外に讃岐ペースが長かったように思う。松本がプレスをしてこなかったので、讃岐の遅攻が許されていた。ただ松本もセットプレーを中心にチャンスを作っており、やはり地力の差は感じた。松本としては後半勝負という腹積もりであったのだろう。讃岐の良かった点としては、相変わらず良いプレスをかけ続けられていた点である。良い位置で奪取できていたので、そこから相手ペナルティーエリアへと侵入できていた。問題はここからシュートまで至るケースが少ない事である。前線の選手の質が物足りない。もし冨永が健在であればと残念に思う。

 後半になって突如松本が強度高く守備を仕掛けてきた。おそらく当初から後半から本気を出すという計画だったのだろう。これに面食らった讃岐はタジタジとなり、後手後手の対応に終始していた。結局この時間を耐え切れずに失点してしまう。この失点自体は松本の質が噛み合っていたので仕方がないだろう。このままなす術なく負けてしまう事もあり得たと思うが、そうはならなかった。相変わらずパワーを持って攻撃を緩めない松本に対して、讃岐もプレスを剥がして前進するようになる。この部分は今季積み上げてきた部分であり、結果は出ていないが進化を感じた。讃岐に同点Gが入る訳だが、これはラッキーであった。スローインから前川がミドルを放った訳だが、普通は入らない代物であった。なぜかキーパーが動けなかったのだが、おそらくブラインドであったのだろう。このような事があるので、密集の中でも積極的にミドルを撃つ方が良いのだ。このまま引き分けに持ち込めれば良かったのだが、再度松本に勝ち越されてしまう。松本が攻撃に比重を置く事は自然な事であるが、讃岐はうまく守れていた。しかし不運な事にポケットからの折り返しがOGに繋がってしまう。OGを犯した宗近は至近距離であったので難しかっただろう。松本の抜け目のない攻撃が良かった。ただ悔しい点としては、折り返しの時点でおそらくラインを割っていた点である。J3にはVARもないし審判の質も低い。前節に引き続き誤審に悩まされる讃岐という構図である。こういう不運な誤審が続出する事で降格する事だってある。嫌な予感がしてくる。

 今日の讃岐のサッカー自体がどうだったかというと、あまり良くなかったと思う。松本が問題を抱えていたから互角になっただけであり、現状の讃岐の最大値を出すサッカーはできなかった。相手の背後を狙うプレーや縦に速いプレーが少なかった訳だが、果たして今日のメンバーでは不可能だったのだろうか。確かに松本が後ろに人数を残していたので、単純な縦ポンは通用しなかった可能性が高い。ただミドルゾーンには広大なスペースがあり、そこを讃岐は有効活用できていた。ここからの選択が遅く、そして慎重過ぎた点が今日の課題であった。以前はここでスピードを確保できていたので、また取り戻してほしい。ただ松本相手に酷い試合にならなくて良かったとは思う。

 対戦相手の松本に関しては不調を感じた。普段から簡単に失点してしまうのだろう。それが原因となり普通にサッカーをする事が出来ていない。現状のプレスに行かずに相手のミスを待つようなサッカーでは上位には行けない。攻撃については脅威を感じたので、ポテンシャルは十分である。ただ守り方を忘れているので、良い攻撃のきっかけを掴めずにいる。他のチームと同じように前線からプレスに行き、相手陣でサッカーをする時間を増やせば昇格争いに復帰できるだろう。結局守備は個の力ではなく組織で守らなければならないのだ。その組織を構築するのは指揮官である。

 

選手個人について

 

・前川 今日は得点を記録したのみならず随所で効いていた。ただカードを貰ったシーンでは明確な報復が確認された。普通はレッドであるのでこれからは気を付けてほしい。

 

・吉田陣 初見の印象としては、これまで日本サッカーで散々見てきた小兵のトップ下である。このタイプは現代サッカーでは時代遅れであるので難しいだろう。ただJリーグは特殊な世界であり、ペナルティーエリアの中に侵入する事さえできれば大活躍できるかも知れない。讃岐のサッカーでは守備が重要でありフィットしないだろう。

 

・大野 攻撃で違いを作れなくなっている。また守備での貢献も無い。調子を落としているようであり他の選手を起用してほしい。休ませなければ怪我をしてしまうのではないか。

 

監督について

 

 最近の松本を研究して今日は遅攻が有効と判断したのかも知れない。それはまずまずであったが、もし江口不在の場合は遅攻しかないという判断なのであればやめてほしい。選手依存ではなく戦術依存で選手を起用すべきである。

 

次節について

 

 次節はHに八戸を迎える。八戸は讃岐同様下位に沈んでおり、ここが初勝利となる可能性が高い。ルヴァン杯の鹿島戦を見たが、非常に暴力の目立つチームである。大怪我をする事が無いよう祈るばかりである。ただあれは2軍同士の試合であり1軍はまた別の話であるのかも知れない。戦術については非常に悩ましい。八戸は守備的であるので、おそらく縦ポンをするような裏のスペースが無い。それでも遅攻に拘るよりもマシであるのか、遅攻でも危ないカウンターを受けない程のポゼッションが確保できるのか、微妙なラインであると思う。Hである事と江口も不在という事であれば、今日のような戦術川西でも良いだろう。いずれにしてもここで勝てないと緊急事態だと思う。

 

コメント歓迎です。

 

以上

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