616(日) 1400~ Pikaraスタジアム

                  

天気:晴れ 気温:34℃ 風:弱風 動員:1,918

 

J3リーグ 第17節 讃岐x金沢(01

 

・讃岐の最近の5試合

 

琉球 △00A) ※固い試合

 

沼津 〇10H) ※現実的に初勝利

 

大宮 ●02H) ※点差以上の完敗

 

福島 〇10H) ※快勝

 

F大阪 ●01H) ※惜敗

 

ここまでの成績 第19位 勝ち点 14 得失点 ‐6

 

・対戦相手(金沢)の最近の5試合

 

岩手 〇02A

 

鳥取 ▲33H

 

長野 〇21A

 

八戸 △22A

 

大宮 ●0-1H

 

ここまでの成績 第7位 勝ち点 23 得失点 +2

 

雑感

 

 今日も負けてしまった。これで先週に続いて01の連敗となった。内容としては上回っているものの、決定力不足で負けてしまった。これも先週と同じである。決定力に関しては才能による部分が大きいので、讃岐にとっては改善が困難な話題である。ゆえに現状では監督や選手達に対する不平不満が無い状況であると言ってよい。いずれ風向きが変わるだろう。

 スタメンについては前節から3枚の変更となった。ミッドウィークに天皇杯があった訳だが、ターンオーバーしたようである。結果は惜しくも敗戦であったが、惜敗であり今後に繋がるだろう。どの程度この試合の影響が残るのか不明である。ただ今日の試合をターゲットに調整したはずであるので、今日はベストメンバーであるはずだ。まず長谷川に代えて吉田陣が起用された。長谷川はベンチ外となっており、おそらく怪我であろう。軽傷である事を祈るしかない。一方で吉田陣はこの所すこぶる印象が良い。ボランチでの起用には多少不安が残るが期待しかない。次に下川に代えて川西が起用された。現在下川は徐々に調子を上げている。途中出場からの活躍に期待である。川西をスタートから起用するという事で、今日は地上戦で勝負するという事なのであろう。その場合に赤星を同時起用する整合性には多少疑問を感じる。赤星の守備力を評価しているのであろうか。最後に岩岸に代えて冨永が起用された。岩岸は先週点が取れなかった訳であり、このスタメン落ちは理解できる。冨永は岩岸とは違った決定力を持つ選手である。得点に期待したい。また本日の天気は酷暑であった。6月のデーゲームにはこうしたリスクがある。仕方が無い事である。

 試合の内容としては先週同様固い内容となった。お互いの守備力が相手の攻撃を上回っていた。ただ今日は中盤を省略するようなサッカーではなく、お互いの縦パスをインターセプトし合う、非常に緊張感のあるサッカーであった。そしてこのサッカーで中盤を制したのは讃岐であった。讃岐のパスワークは良く練られておりシュートまで行けていた。また讃岐の守備も相手のショートカウンターに備えてセットされており、納得の固さを保持していた。ただ金沢の最終ラインもカウンターを受けないように予(あらかじ)めリトリートしており、讃岐が数的優位で攻撃する事はなかった。お互いに決定機が少ない試合であるのでスコアレスドローを予想した訳だが、金沢にワンチャンスを決められてしまった。これはクロスとヘッドがピンポイントで合致しており、個の高さを見せつけられた。讃岐にもこのような芸当ができれば良いのだが無理である。悔しいがこの部分は諦めるしかない。結局先週のコピーの様な敗戦となった。

 今日の讃岐の良かった点はビルドアップである。3バックで守備重視であるからどうしてもビルドアップに時間がかかってしまい、シュートまで至る事が難しい。しかし今日は相手の食いつきを上手く利用して、効果的なパスを縦に連続させる事が出来ていた。また中盤で相手を上回れた原因は囲い込みの速さである。相手ボールホルダーに対して、狙いを持って絞れていた。今日の前川と吉田陣という小兵ボランチには守備的な不安を持っていたが、機を制する事で十分守れていた。讃岐の監督は優秀である。一方で悪かった点は決定力不足である。決定力不足と言ってもシュートを外すという単純な話ではなく、決定機の質が低いという問題である。これはシュートのシーンで相手が戻れている事から、偶然やラッキーが無いとGにならないような状況を指す。もっと早く、もっとスムーズにボールを運ぶべきなのであるが、讃岐の現在の3バックではこれが限界であろう。3バックをやめて4バックに戻して前線の人数を増やすと改善される事もあるだろう。しかしこれでは大前提となる現在の堅守を捨てる事になる。なんとも悩ましい問題である。私見であるが、守備は非常に良く機能しているので3バックで良いと思う。失点せずにセットプレーなどから得点して勝ち点を拾っていくしかないだろう。守備を重視した上で攻撃も魅力的にする事。現在の讃岐は十分満たしていると思う。これを続けて行くしかない。

 もうすぐ夏の移籍ウィンドーがやってくる。昨季は川西や冨永が来てくれた。今年も期待して良いのだろうか。ただ昨季は明らかに層が薄かったので、補強が理に適っていた。一方で今季は比較的充実した選手層である。よほどの大物ストライカーでもなければ必要無いように思う。そしてそうした大物獲得は不可能であるので、補強は不要という結論になる。もし怪我や移籍が発生すれば別であるが。

 対戦相手の金沢については守備的に良いチームという印象を抱いた。讃岐と似たようなチームである。ただこのサッカーでは上位に行けない。伊藤監督のサッカーは成熟に時間のかかるサッカーとして定評がある。今季は捨ててじっくり良いチームを作る方針なのであろう。そういう意味では来季やその次のシーズンが楽しみなチームである。

 

選手個人について

 

・深港 良いプレーであった。難しい局面でパスを受ける事が多かったが、正確にボールを前進させていた。対人でも頼りになる。現在の堅守は彼の成長が大きく寄与している。

 

・川西 今日は不発であった。酷暑にやられてしまったのかも知れない。ただ先週と違いチームの選択したサッカーは川西にフィットした物であった。今日は言い訳できないだろう。

 

・前川 質の高いプレーを見せた。1つひとつの選択が正解である事が多かった。守備でも貢献した。

 

・吉田陣 前半は大人しかったが後半は活躍した。ボールを失わずに前進させていた。これをランニングしながらできるようになるともっと良いだろう。守備でも戦えていた。

 

・赤星 今日はダメだった。空中戦で完敗していた。また決定機を予見する能力が少ないので、いて欲しい場所にいない事が多かった。

 

監督について

 

 基本的には良い試合であったと思う。ただやはり赤星の起用には疑問である。今日のような攻撃を企画するのであれば、川西や大野1トップであるべきではないか。技術的に低い選手の入る余地など無いはずである。ただこのところの結果に落ち込まずにこの調子で続けて欲しい。決定力不足を理由に堅守を捨てるような誤った判断が無い事を望みたい。

 

次節について

 

 次節はA宮崎戦である。宮崎は残留争いの直接のライバルとなる。とは言え讃岐のやっているサッカーは下位レベルのサッカーではないはずである。よって普通にやれば大丈夫であるので、この所のハイパフォーマンスを維持してほしい。

 

コメント歓迎です。

 

以上

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