69(日) 1400~ Pikaraスタジアム

                  

天気:雨 気温:22℃ 風:中風 動員:1,211

 

J3リーグ 第16節 讃岐xF大阪(01

 

・讃岐の最近の5試合

 

八戸 ▲11H) ※よく追いついた

 

琉球 △00A) ※固い試合

 

沼津 〇10H) ※現実的に初勝利

 

大宮 ●02H) ※点差以上の完敗

 

福島 〇10H) ※快勝

 

ここまでの成績 第18位 勝ち点 14 得失点 ‐5

 

・対戦相手(F大阪)の最近の5試合

 

沼津 ▲22H

 

相模原 △00A

 

琉球 ●01H

 

富山 ●02A

 

奈良 ▲2-1H

 

ここまでの成績 第7位 勝ち点 22 得失点 +6

 

雑感

 

 今日は大変悔しい敗戦となった。試合内容は予想通り固い展開となったが、決定力の差で負けてしまった。このようなどちらに転んでもおかしくない試合を勝つか負けるかは重要である。なぜなら最後の順位に実力以上の差がついてしまう可能性があるからである。今日は基本的には満足な試合であっただけに、結果だけが付いて来なかった。

 スタメンについては前節から1枚の変更に留まった。前節は良い試合であったので、これは納得のいく采配である。その変更として、冨永に代えて岩岸が起用されている。冨永も岩岸もここまでまずまずの働きであるが、対戦相手によって向き不向きがある。今日はダイレクトなサッカーになるので、シュートに長所がある岩岸が選ばれたのかも知れない。またベンチに目を向けると大野が久しぶりに復帰している。彼は主力であるので心強い。

 試合内容としては予想通りの蹴り合いとなった。試合前から大雨が降っていたので、ピッチコンディションが心配であった。しかし実際には問題無くプレーできていた。ピカラスタジアムは水はけが良いようだ。したがって蹴り合いはピッチが悪いから発生した事情ではない。両チームが選んだのだ。そして蹴り合いになった場合に重要となるのがセカンドボールである。これをどの程度拾えるのかでその優劣が決まる。この試合ではやや大阪の方に分があるようであった。これはフィジカルの差というよりは、大阪の選手達の接点でのボールコントロールに理由がある。技術的には互角であったが、このようなサッカーにより慣れているのが相手方であった。ただ讃岐もゴール前では集中していたので、決定機は許さなかった。一方で讃岐の攻撃はというと、完全な赤星への縦ポンに偏重していた。最近はこれが不発である事が目立った訳だが、今日の赤星は好調であった。後方からのロングボールに競り勝つ事が多かった。またそのボールを味方にコントロールできてもいた。讃岐は赤星経由でシンプルにシュートまで行けていた。幾つかセットプレーも獲得しチャンスもあったが得点には至らなかった。前半は予定通り00で折り返した。

 後半になっても讃岐のシンプルな攻撃は有効であり、連続で決定機を迎える事もあった。後から振り返るとこれを決めておけば最終的な結果は違ったのだろう。そして逆に素晴らしい直接FKを決められてしまう。こうした出来事は防ぎようがないので切り替えるしかない。こんな場合に讃岐の切り替える術としては川西投入しかないだろう。ただここまでのあらすじから分かるように、今日の試合で川西に出来る事は少ない。川西の上空をボールが行き交う事が目立った。また大阪の選手達は最後まで足が止まらずに走れていた。結局讃岐は善戦しながらも負けてしまった。

 今日の戦術に関しては妥当であっただろう。ヘンにボールを保持しないようにして、相手のプレスを受けずにプレーできていた。そして肝心の赤星も十分な存在感であった。ただ讃岐の決定力不足からして、点が取れない事も十分ありうる訳である。また事故の様な失点で負ける事も受け入れる必要がある。唯一微妙な点として、岩岸と冨永の人選の部分がある。岩岸は積極的にシュートを撃っていたので持ち味は出せた。しかし得点できなかった。結果論にはなるが、決定力で上回る冨永であれば点を取ったかも知れない。今季の讃岐には選択肢が多くある。監督はよく練習を観察して起用を決めているはずである。ファンとしてはその眼力を信じるしかない。ディフェンスに関しては概ね満足のいく内容であった。弾き返す部分と繋ぐ部分の選択が正しかった。局面で余裕があるので選択を間違わない。この固い守備を前提に、対戦相手に合わせて攻撃を微調整していく。これまでと同じように今後も続けて欲しい。

 対戦相手の大阪に関しては攻撃が素晴らしかった。一見雑なサッカーのように見えるが、よく訓練されているのでスペースの使い方に無駄がない。縦に速くという曖昧な目標を、具体的に表現する事ができていた。ただ個の力では讃岐と大差ないので、どうしてもミスが出てしまう。これが更に良くなるための課題であろう。

 

選手個人について

 

・下川 今日もスタメンで好プレーを披露した。あとはAGという分かり易い数字を残す事である。

 

・赤星 空中戦で頑張っていた。讃岐が優勢であった理由が赤星の活躍にある。課題は相変わらずの決定力である。

 

監督について

 

 今日は勝つ事が難しい相手ではあっても、引き分けは計算できる相手でもあった。ゲーム内容としては想定内であったが、勝負の綾で負けてしまった。非常に痛い。監督の力が及ばない部分で勝敗が決まった印象である。

 

次節について

 

 次節もHでの開催である。相手は金沢である。金沢は序盤不調であったが最近持ち直しているようだ。どのようなタイプのチームであるのか知らないが、昨季J2に居た事は確かである。大宮のようにどうしようもない力の差を見せつけられる可能性もある。監督が正しい準備をしてくれるだろうから、あとは幸運を祈るばかりである。

 

コメント歓迎です。

 

以上

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